邦画ドラマ

『菅田将暉のオールナイトニッポン』に綾野剛さんがゲストで出演された回の書き起こし

2020/9/7に『菅田将暉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に綾野剛さんが出演され、ドラマ『MIU404』などのことも話されていたので書き起こしてみました。

 

MIU404のネタバレが含まれます。未見の方は、ご注意ください

 

 

挨拶

(敬称略で失礼します)(関西弁のところは特に、正確に聞き取れてる自信がありません、すみません)

菅田「さっそくゲストご紹介しましょう、綾野剛さんです」

綾野「はい、どうもこんばんは〜」

菅田「剛くんで〜す。今日は、わざわざお越し下さり」

綾野「とんでもないです、めっちゃ楽しみにしてました」

菅田「本当に(ラジオ)聞いてくれたみたいですもんね?」

綾野「うん、聞いてた。本日の菅田将暉です」

菅田「車乗ったらかけられるんでしょ、本日の菅田将暉です」

綾野「そう」

ん??なんのことかな???と思ったら、こちらの記事に答えがありました。いやぁインターネットって、ありがたい。

 

綾野剛さんのマネージャーさんが、撮影現場までの移動中に菅田将暉さんのラジオを綾野さんに聞かせてくれるのがルーティーンのようです。

菅田「そんな丁寧に聞かれるものでもない」

 

初対面や、初共演について

菅田「僕ら、そういえば初共演、初対面っていつでしたっけ?」

綾野「えーっとね、”そこのみ”の前に確か(松坂)桃李と将暉と、トップコート(菅田さんの所属事務所)の社長と、あとうちの社長もいて。なんか飯食ってるところに俺が行って、そのときか」

菅田「映画やる前っすよね」

綾野「全然前」

菅田「俺、19とか。未成年ですよね、たぶん。8年ぐらい前。やばいっすね、そう考えると。”そこのみ”も昔やけど、そんな古い感じもしないもんね」

綾野「函館に監禁されとったよな」

菅田「懐かしいなぁ」

綾野「懐かしいなぁ楽しかったよね、すごい」

菅田「毎晩毎晩」

綾野「いや、それこそ、なんだっけなぁ、”リッチマンプアウーマン”だったかなぁで、将暉見た時に」

菅田「俺、もう1シーンとかだけですね。小栗さんの」

 

綾野「そうそうそう。絶対彼だ!っていうのがあって監督に、この役ちょっと菅田将暉くんがいいんですけどって話したら、あ、凄いいい!ってなって、事務所に話したらすぐ返事かえってきて。全然やりますよ、みたいな」

菅田「まじっすか」

綾野「菅田将暉かっけぇなあ」

菅田「良かった。ドラマのゲストって、やるもんですね(笑)そーなんや、そっからなんですね」

すごいなぁ、綾野剛さん『MIU404』のときも第1話の撮影見学にロックバンド「King Gnu」の井口理さんを誘って、その後に井口さんゲスト出演されてましたもんねぇ。

 

キューピッドみたい。ん?なんか違うか、ま、いっか。

菅田「それで、剛くんに会ったのが初めてですね」

綾野「うん」

菅田「で、(菅田さん演じる)拓児と(綾野さん演じる)達夫」

綾野「うわぁ、懐かしいなぁ〜〜。ってか、こんな懐かしい話していい番組やっけ?」

菅田「別にいい。初対面なんでしたっけ、っていうあれ。そっからですね」

綾野「鮮明に覚えてるなぁ、そう考えると」

菅田「そっから共演で言うと」

綾野「ピースオブケイク?」

 

菅田「ああ! ピースオブケイクだ!」

綾野「しかも(松坂)桃李でてるから、よくよく考えたらなかなかよ。しかも(中村)倫也も、ともちんも出てくれてるから」

菅田「結構ずぶずぶトップコート(事務所)っすよね」

綾野「しかも俺、(トップコートの社長・渡辺)万由美さんも大好きだし」

菅田「うちのチーフとかマネージャーの名前、結構覚えてますよね」

綾野「うん、全員分かるし。ガチガチのズブズブよ」

菅田「この感じ珍しい、他にいないっていうか」

綾野「恐ろしいぐらいズブズブかも。(小栗)旬よりもズブズブでしょ」

菅田「確かに、たしかに。小栗さんはだって、桃李くんとかそんな共演はしてないでしょ」

綾野「してないんじゃないかなぁ。でも、いいねそのキャスティング。ちと見てみたいね、あの二人がどういう風に絡むんだろうね」

めっちゃ嬉しそうな綾野さん。

菅田「プライベートでは、ちょいちょい会ってるみたいな噂は聞きましたけどね」

綾野「そうかそうか。2人とも大きいしなぁ」

菅田「デカイっすからね。80後半組でしょ。でも今日、僕らのキャスティング考えようっていう日なんです」

綾野「俺は、品プリのアザラシで来てるから」

??

これか、これの声優陣の話か??

菅田「先々週かな?品プリのくだりありましたね。アザラシ物語ね。今日も挨拶のタイミングで、”よー、将暉”の次に、作家のふくださんで大興奮してたじゃないですか。マニアックなんですよ。普通、先輩の俳優がゲスト来たらもっとどっしりして、ちょっとよく分からんねんけど?って感じで来るのに、剛くんだいたいのこと把握してるから」

綾野「ええねん、ええねん。そういう何か、どしっととか、いらん」

菅田「俺らはありがたいです。でも、そっからピースオブケイクを経ての久々の共演が今回MIU404」

 

MIU404について

 

菅田「嬉しかったっすよ」

綾野「むっちゃ痺れた。なかなか(ドラマの中で)会えんくてな」

菅田「そうっすよ。俺もゲストとはいえ、準レギュ(ラー)みたいな立場で、段々こう伊吹とか志摩に絡んでいきますって言われて。結構待ちましたもんね」

綾野「待ったよ。俺だって現場で会ったとき、むちゃくちゃなんか嬉しかったもん。やっっっと会えたぁ!恋人に会ってるような気分で。もう、ねぇ」

菅田「そんな感じになっちゃいますよねぇ」

なるんだ!ふはは

菅田「だって、お芝居の感じがちょっと変わってきますもんね。もちろん、役は役でやってるんですけど、初めましてで築き上げないといけないものがないから。あの辺の安心感はねぇ」

綾野「そうだね、特に船の上での芝居とかはもう将暉の顔を見なくても、どんな表情をしてるのかって想像できる信頼関係があるから、なんだろうな、こんな圧倒的に楽だなっていう」

菅田「でもあのオッパイのくだりは、ちょっとカットされて」

綾野「ちょっとだけね。いきなり、オッパイやってくる」

??????

菅田「ドラマ内で、2人で喋るっていうシーンがあったんですよ。で、あの……今ずーっっと携帯鳴ってんなぁーーってなったじゃないですか、剛くんが俺の携帯かな?って今思った。俺でした」

綾野「俺、絶対これ将暉だなって」

菅田「いや、月曜はラジオやっとるやん。だれや?こわっ、こわっ。小文字でyって書いてある。誰やろ。誰?」

山田洋次監督か?とかわちゃわちゃ。

菅田「なんでしたっけ。そう、共演ね。終わりましたね。いかがでした?」

綾野「楽しかったねぇ。何よりそれが一番最初に来るのと、なんかいい作品に出会えたなぁ、いい役に出会えたなぁってのと」

菅田「見てて、こんな愛情たっぷりなお芝居久々にみたな、剛くんの」

綾野「そう?」

菅田「あんまやってなかった」

綾野「最近重いの多かったねぇ」

菅田「たぶんそうっすね、単純にそれかな。”武曲(むきょく)”とかのイメージが強かったから」

ちょっと脱線。だけど、超絶面白い

 

綾野「病んでるか、ぐずってるか、酒飲んでるか」

菅田「極めてる人とか、ストイックな。だから、すっごい人に愛情たっぷりな感じがたぶん見てる人は心地よかったかも。だから、俺はそこと別やなって感じでやってました」

綾野「全然、求めてなかったんだけどね。重いのとかね。どっちかって言うと普通にラブコメとかさ。フレンチ・キスとかしたいもん」

だ、だれか、綾野さんにフレンチ・キスする役を。うぷぷ。

菅田「やってないっすか?」

綾野「やってない!ピースオブケイクはラブコメに入るんかな?」

菅田「あー、ジャンルで言うと原作…。でも、ラブコメ…?」

(原作は、コミックなんですね)

綾野「ラブストーリーだって、将暉いっぱいやってるでしょ?」

菅田「まぁやってますね」

綾野「将暉やってて、俺ラブストーリーなんでこんのやろと思って。なんか、すぐ15R雰囲気でてまうんかな?」

もう、大爆笑。

菅田「まぁまぁ……そうっすね、いま思いついたのは瑛太さんとかやってた」

綾野「最高の離婚」

 

 

菅田「ラブストーリーですよね?」

綾野「そうなのかな」

菅田「大きい意味ではラブストーリーじゃないですか?人間関係、仕事、そうっすね。でも確かにラブコメとかは見たことない」

綾野「ガチガチに恋したいもん」

くっ、もう伊吹さんで再生されちゃう。隣で志摩さんが「はぁ?」って言ってるのまで想像できちゃう。

綾野「真っ直ぐな。空飛ぶ広報室もラブストーリーな感じだったけど、でもラブコメか?って言ったら。定義よく分かんないけど」

 

菅田「ラブコメかぁ〜」

綾野「将暉とやりたい」

菅田「俺と?!ここのラブストーリー?!?!それ、全然、いやだから、その、どういう他のキャスティングっていうか」

綾野「どうしようか」

菅田「取り合いとかじゃなく、俺ら2人が誰かを取り合いとかじゃなく、ここ(菅田さんと綾野さん演じる役)の恋愛」

綾野「いやいや、取り合いでもええよ」

菅田「そうなると、武蔵野とかユーロ行きになっちゃう。それはそれでいいけど」

(単館系の映画館ってことですね)

再び唐突にMIU404の話

綾野「でもなんか、やっぱ気持ちよかった。体調も良くなるし、伊吹みたいな人を生きてると」

菅田「なるほど。ポジティブになるのかな」

綾野「すっごいなる。俺、ほんと少年漫画しか読んで(伊吹という人物像を)作ってないから、あの役」

菅田「えー?漫画読みながら、なんとなく?」

綾野「そう、少年漫画のエキスだけをあの役に突っ込んだ」

菅田「へ〜っ、面白っ!例えば、どういう漫画でいうと」

綾野「ドラゴンボールから、真っ直ぐ」

菅田「なるほどね!」

綾野「少年ジャンプの」

菅田「たしかに、オッスおら伊吹感は。あのパーーンっていう」

綾野「あと、まぁいっかとか。すぐなんか語源化できない、自分の感情を。そう言う風な。とりあえず すぐ戦うとか」

菅田「主人公感。確かに、そういう意味でいうと。それはおもろいですね」

綾野「だから、ほんとずっっと少年漫画ばっか読んでて。途中から(脚本を担当された)野木さんに、そろそろ成年漫画読んでくださいって」

菅田「脚本家の野木さんにね。なるほどね」

綾野「あ、そっかそっか、って。8話ぐらいから成年漫画お願いします、みたいな」

菅田「おもしろ!そんな作り方もあるんですね。俺、初めて聞いた」

綾野「そうねぇ。そういう風に。警察のもちろん機捜(機動捜査隊の略)であることだとか、過去に警察でSAT(サット:日本の警察の警備部に編成されている特殊部隊)だとか機捜もやってるのよ実は俺。日本で一番悪い奴ら」

 

 

綾野「だからまぁ、大体のことは何となく把握してるけど。でも、そういうことじゃなくって。これ、なんやろう。いや、ジャンプだ。伊吹はジャンプだ、ってふと思って」

菅田「あんまり役作りの内容とか聞かないっすよね」

綾野「そうね、俺も話さないからね。ちょっと変な感じするね」

菅田「ちょっと普通に勉強になったなぁ。そっか俺、死ぬほど漫画読んでるのに、それやってないなぁ」

綾野「速攻でできるよ将暉は。だからさ、俺嬉しかったのが屋形船に乗ったシーンがあって。一回、将暉が橋の上に上がったじゃない。で、(星野)源ちゃんに追っかけられて岡田健史にも追っかけられて(屋形船に再び)戻ってきたとき、俺、腕組んでさ屋形船立ってた。漫画か!って」

菅田「確かに言ってた」

綾野「ああゆう要素は完全に漫画からとってる」

菅田「1枚絵の強さだよね」

綾野「なんでお前腕組んで、I LOVE JAPAN(のTシャツ)着てんのみたいな。どんないいセリフもI LOVE JAPANのせいで全くセリフ入ってこない」

菅田「あんときね!あれねぇ!あれ俺好きやったけどなぁ。劇中で、源さんと剛くん2人とも同じねI LOVE JAPANの同じTシャツ着てて」

菅田「で、色々事件が終わったあと、俺が病院で、まぁ(菅田さんが演じた)久住が病院でちょっとシリアスなトーンで喋るってなったとき、最初2人とも堂々とTシャツ1枚で。するとやっぱ、引きの絵を撮った時にI LOVE JAPANが2つおるから、全然なんか空気が重くならないってジャケット着させられてました」

綾野「前隠してね。顔だけ狙ってくださいゆうて」

菅田「そうそうそう。そのときボソッと剛くんが言った、やっぱ俺らまだまだやな、って言うたの。それよくないですか?分かります、これ?」

綾野「ありがとう。よく聞いとったね」

菅田「俺らの芝居は、まだこのI LOVE JAPANごときに、このTシャツの1枚に負けてんねんなぁって、すぐに察したあの剛くんの感じ良かった。あれは良かったなぁ」

綾野「ありがとう。いやぁ、完敗だったよ」

菅田「そんなことないねん。そりゃそうですよ、喋る前の1枚絵ではI LOVE JAPANの方が強いから。そんな、どんなお芝居しても無理やねん」

綾野「いやぁ、まだまだだなぁ」

菅田「現実の面白さでもあるんですけどね、あれがね。ドラマって、どうしたってスピーディーにね、展開していくなかで情報量って」

綾野「でも恥ずかしかったね、ちょっと。屋形船で、ちょっと2人で見合うじゃん。それこそ将暉が橋の上に乗る前に、2人で見合う芝居があったの。で、このドラマにおいてそういう、何て言ったらいいんだろうな、急に仮面ライダー2人気分みたいになって」

菅田「これは役者あるあるっすよねぇ。2人立って、すぐに動くわけでもなくちょっと見てる時間をね」

綾野「見合ってるっていう」

菅田「でもこれはドラマの放送上2人の顔にアップしてたり、伊吹の顔アップで3秒、俺の方アップ3秒とかがあるから6秒ぐらいは止まってなきゃいけないんだよね」

綾野「そう、止まってなきゃいけない」

菅田「でもちょっとやっぱこれ現実では照れるというか」

綾野「照れるし、なんでこんな将暉見とるんやろう俺って。なんでこんな見とるんやろう、将暉も俺のことめっちゃ見とるやん」

菅田「俺、そのとき絶えられんくなって、ちょっと手ぇ振りました」

綾野「手振ってたもんね。それ伝わってた」

菅田「それ俺、あー、負けたぁと思って。あぁ、俺負けた。あれは俺ちょっと反省」

綾野「でも俺も、手を振られたあとに結局時間でいったら20秒ぐらい見合って。俺もなんか急に”おぅ”、とか訳の分からないセリフを吐くっていう。今まで頑張ってきた少年ジャンプ感どこいった!みたいな」

菅田「分かるなぁ〜、そういうのはねぇ〜」

綾野「あれはね恥ずかしかったけど、なんか嬉しかったし、久々にやってやっぱ何て言ったらいいんだろう、こうまあ久住の最強説、みたいな。結局、久住を何も掴めずにこの作品は終わって。だから、勝利か勝利じゃないかで言ったら俺たちはたぶん圧倒的に負けた感が、敗北感みたいなのがあって。それやっぱ将暉が、う〜ん、なんだろうね、存在感っていうものだけじゃないところでちゃんと彼の存在がはっきりしてたから、やっぱねぇ楽しかったよね久々に」

菅田「楽しかったっすね〜」

綾野「全然まだやりたかったっていう」

菅田「いくらでもできましたね」

綾野「ね」

 

ギターの話

 

前の話の続きで唐突に菅田「じゃあ、次なに買ってくれます?」

綾野「お?あのさ、青いギターと赤いギターのおっちゃんみたいになっとるやん。俺これもうネタになっとるなと思って」

菅田「いや俺もう、びっくりしたんすから。だって、将暉よ、と、音楽すんのやろと、じゃあギター1本ぐらい持っとかなあかんやろ、って言って。俺に誕生日の日2時間くれって。呼ばれて行ったらギター屋さんで。どれでも好きもん買ってええぞ。じゃあこれ。うんOK買おう、って何なんそれ。かっこよすぎるし、俺ほんま夢かと思いました」

大笑いする綾野さん。

菅田「もちろん使ってるし、ジャケ写とライブと使ってますけど」

綾野「嬉しかったなぁ」

菅田「しかもそれ2年連続ですからね」

綾野「そうね」

菅田「他の人にしたりします?そういう」

綾野「ギターを買うことはないかなぁ」

菅田「ないっすよね」

綾野「そろそろ…俺の誕生日…何が飛んでくるんかなぁ?ギターやろうなぁとは思っとるんやけど」

菅田「マジっすか。あんだけ知り尽くしてる剛くんにギタープレゼントできます?この人、ほんまオタクっすから、ただの」

綾野「でも楽しいよね。何よりもだってもうメチャクチャ似合ってるし。あの結構特殊なギターをあんだけ違和感なく持てるっていうのは将暉菅田しかいないでしょ」

 

菅田「だって2人でギター見に行ったときに、服で言う試着じゃないですけど、試奏みたいなね、するじゃないですか。で、たぶん学校でバンド組んだんか分からんけど学生服着た4人ぐらいの男の子たちが同じ店に入って、うわっ!綾野剛や!うわ、菅田将暉や!の前に、めちゃめちゃ剛くんがギター弾いてるからリアクションが何ていうの、あの人ナニモンなん?。この店ちょっと入られへんかも」

綾野「めちゃめちゃ痛い」

菅田「いや、レベルが高すぎて。うわぁ、すげぇ人おるみたいな。引いてたもんな、すごすぎて」

綾野「あとメッチャ写真撮ったよな。俺、将暉に(ギター)持ってもらって。なんかもうパパみたいな気分で。何枚も写真撮って、こんな風に見えてるよって。鏡がないの。そもそもギターって別に鏡とか見て決めるもんじゃないから」

菅田「優しいんです。でも似合うっていうの大事ですからね」

綾野「大事大事」

菅田「それ、わざわざ保護者のように写真撮って俺に見せてくる剛くん」

綾野「7,8枚ぐらい撮ったよね。2回目のときも」

菅田「この人、なにしてんねや、っていう。ほんでですよ、それこそそうだ、僕のアー写(アーティスト写真)がこのたび」

綾野「ああ!いやいや」

 

アーティスト写真は綾野さんによる写真

菅田「菅田将暉のオフィシャルのアー写、アーティスト写真が最近変わったんすけど、それは剛くんが撮ってくれた写真になったんですよ」

なんと!!

さっそく、菅田将暉さんの公式ホームページ確認してみました。

本当だ、©綾野剛!!

綾野剛さんのインスタグラムに載っていた写真ですね。

 

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綾野剛 Go Ayano(@go_ayano_official)がシェアした投稿 –

 

綾野「俺、今世紀一番びっくりしたよ。俺ね、あほなんかな、この事務所って思ったぐらい。すごすぎでしょ」

菅田「単純にいい写真だったからっていうのもあるんじゃない。それに、もともとの俺のアー写が暗すぎて」

綾野「どんなんやったっけ(小声)」

菅田「だから、「糸」っていう映画の番宣で色んなバラエティ番組出させてもらったときにアー写って出るじゃないですか。そのたんびに出演者から暗ないかって言われて。これ、なんも見えへんやん!みたいな。たしかにコレは影強いしなぁ〜って言ってたところで、このMIU404の現場で剛くんが急にカメラ持ってきて、ちょっと将暉写真撮っていいかって撮りだして。やっぱ光欲しいから窓際…(聞き取れず)やっぱり窓際の光ってええんやなって」

綾野「そうそうそう。毎回俺たちも取材のときに窓際行かされて、また窓際か、どの媒体も全部窓際なってまうやん!」

菅田「この世の取材写真8割窓際ですから」

綾野「窓際。で、嫌やしって。窓際の顔とか、もうないっていう」

菅田「分かるわぁ、窓際の照れるの分かるわぁ」

綾野「そこの顔も、もうないし、出し尽くしたし。役作りより異常にムズいから」

菅田「ムズいっすね。窓際で動けることっていったら肘つくか、顔をガラスにくっつけるか」

綾野「あとは明後日の方向むくか。遠く」

菅田「って思ってたけど、やっぱり窓際でしたね」

綾野「窓際だったね」

菅田「で、窓際で撮った写真が良かったんで、そのままじゃ、アー写にしましょうという」

綾野「いやぁ、そこがねぇ、やっぱトップコートの凄さですよ。菅田将暉の凄さですよ。だってLOVEだっけ、あれもねぇ大賀が。そういうことだよねぇ」

 

 

綾野「こうやって売れていくんやなカメラマンと思ったもん俺」

菅田「え、マジっすか。大賀もそう思ってたんかな」

綾野「思ったと思うよ。だってさ、まさか自分がさ芝居以外で何か認めてもらえるなんて、思ってもなかったから」

菅田「マルC(©)綾野剛はじめて見ました」

綾野「でしょー」

菅田「ちゃんと俺のアー写でよう見て欲しい。©綾野剛って書いてあるから」

綾野「俺、めっちゃ笑ったもんあれ。恥っずいわぁと思って」

菅田「だから著作権は剛くんのところに、きっと。俺があの写真使われるたんびに、©綾野剛が。すごいもん、ありがとう。本当にありがたい話ですよ」

綾野「とんでもないです本当に。素晴らしかった、あの表情。ほんと、ええ表情するんですよ」

菅田「剛くんは素直に褒めるから照れるんですよ」

分かる気がします。本当に、手放しというか、すっと、ストレートに仰いますよね。

綾野「また照れた顔も可愛い」

ま、まって。鼻血出そう。

菅田「そうなの、そうなのよ。写真撮るときも本当に”いい顔してんな!”って本当に。たぶん、ちょっと伊吹入ってるのもある。真っ直ぐな目で見られると照れるなぁ〜と思って」

綾野「だから、カメラマンの人がさカッコいい〜とか言いながら撮る人おるやん。結構、あれされるとさ、みんなあれで乗れると思ってるんか分からんけど、全然乗れへんやん、いうても」

菅田「あれはちょっと(聞き取れず)」

綾野「ありがたいけど、ましてやどっちかっていうと別に王道なイケメン顔じゃない、と自分で自負があるから。どっちかっていうと、もろ個性派な顔だから」

菅田「そもそも、あなたの美的感覚のカッコいい、ちょっと心配なるなみたいな」

綾野「心配になる」

菅田「勝手にね、こっちのなかで」

綾野「そんなかで、でも将暉撮ってるときに、いやカッコええなお前、本当に、って。あ!これなるわ、って」

菅田「ちょっとおかしいっすよね、この人。なかなか、そんな真正面で。いやぁ照れるなぁ」

再び『MIU404』について

 

菅田「最近、何してます?」

綾野「撮影終わってから?でもまだなんか、何て言ったらいいんだろう、ちょっと浸ってる感じあるかも。俺いままでそういうことなかったのよ。それこそ」

菅田「今、打ち上げとかもね、なかなかないし」

綾野「ないし。だから、なんか初ロスかも」

菅田「あ〜!へーーー」

綾野「初めて、こういう感覚。だから変な話、俺の中には伊吹がいる、生きてるわけじゃない。でも伊吹の中には俺生きてねぇんだっていうか。それが分かっちゃうっていうか」

菅田「あぁ、切な」

綾野「気づいちゃったのよ、その最終回見た時に。あ、伊吹は俺のこと知らない、って」

もう、このくだりで、めっちゃ鳥肌たったのは私だけでしょうか。この感覚、これは演じてる人にしか体感できないんだろうなぁ、という。まぁ、役者さん全員が、そういう感覚になるわけではないと思うけれど。けれど、綾野さんの感覚、感性、すごいなぁ、って。

菅田「そうっすね、それはそうやな確かに」

綾野「だから、それがなんか役者冥利に尽きるんだけど。寂しかったねぇ。いやぁ、いいヤツだったなぁ〜って」

菅田「いいやつ演じるとそうなるんですね」

綾野「なるね!なるよね」

菅田「ちょっと分かるなぁ。俺、仮面ライダーやってたときに現場に行くと地球を守ってて、家に帰った自分は何にもできへんな、ってなったときにすごく…なんかこの自分の小ささみたいなの感じましたもんね」

綾野「なるよね」

菅田「役でいる自分の輝きと」

綾野「全然輝けへん、今」

菅田「なんかこのフラットな、いやいいんやけど、っていう。割とロスったりするんですね」

綾野「初めて、初めて。だから、あの。そうねぇ、でもまぁ明日ぐらいには、それこそ源ちゃん明日ラジオやるじゃない。明日ぐらいでなんか自分の中で落ち着きそうだね。気分的に」

 

菅田「明日だって、そうか野木さんとか」

綾野「塚原さん」

菅田「(監督の)塚原さんだ。塚原さんも素敵でしたね」

綾野「ね。いいよねぇ、男前だよねぇ」

菅田「ちゃんと僕らにも歩み寄って演出してくれて」

綾野「楽しかったなぁ」

菅田「久々のお芝居やったんで。だって3月以来ぶりぐらいやったから。なんかこう(そんなに期間あくこと)そんなことないし、この現場でよかったですよ。ふわふわ最初に入って行けて。こういう役です、ってある種説明がない役だったから、ふわふわを活かせたっていうか」

自粛期間の過ごし方

 

菅田「何してました、その自粛期間っていうか」

綾野「もうね、ひったすら家にいた。なんか意地みたいになってたね半分。その、要はコロナにかかりたいと思ってる人はもちろん誰一人いなくって。で、うーーーん、どうしてもすごく無差別じゃない。だからさ、何をしたら罹るのかっていう、それこそまったく見えない敵。だから、そういう恐怖だったからとにかく何もしない、みたいな」

菅田「家で何してました?ご飯とか作ります?」

綾野「ご飯作る」

菅田「そうなんだ。すげぇ凝ったの作りそう」

綾野「それがさ、まあまあ…」

菅田「チャーシューとか作るでしょ?」

綾野「(速攻で)作んないよ!それだって、ともや(中村倫也)でしょ。ともちんでしょ?ぶるさげてるんでしょ、チャーシューとか?」

菅田「家でぶるさげてるらしいですよ」

綾野「あの人、すごいよねぇ」

菅田「俺のなかで、俳優の先輩陣、料理作り出すとチャーシューを作り出す」

綾野「俺は本当にね、男メシって感じ。もう、ざっくりとしたもの。生姜焼きとか」

菅田「いいっすね!最高」

綾野「もうそんなのしか。とりあえず炙っとけ、みたいな。火で。火で焼いとけみたいな。煮るとかちょっと」

菅田「俺が上手ければいいみたいな」

綾野「そうそう、そういう感じ。食べにおいでよ」

菅田「いいんすか。一回、家に行きましたね、そういえば昔」

綾野「そうね」

菅田「プライベートでも意外と、最近会えてないですからねぇ」

綾野「そうだねぇ」

 

ここで、さっき菅田さんの携帯電話に電話してきたのは誰なのか?とかいう話が入りました。

菅田「1個聞きたかったのが」

綾野「なになに」

この、なになに、めっちゃ可愛かった。これを読んでくださってる方にもお聞かせしたい。

菅田「ギタープレゼントとかしてくれたじゃないですか。それってその、先輩とかにされました?そういうの」

綾野「ギターとかはないかな」

菅田「ギターじゃなくても、ちょっとした物とか。俺とかは剛くんとか小栗さんとかが現場で差し入れとかプレゼントとか、あの、っていうのはなんかしていかなな〜っていうので現場差し入れとかそこで学ぶわけですよ。そういうのはあんのかなって聞きたかった」

綾野「なんだろう。先輩で、たいがい先輩が付けてるものコレ欲しいって言ったら皆くれたよね」

菅田「マジ?!」

綾野「大森南朋とかも、南朋さんこれ欲しいっていって、付けてるもの。これ、これって。大森さん、仕方ないなぁって」

菅田「そのとき大森さんが付けてるもの?」

綾野「付けてるもの。それ、その指輪欲しいっすって。仕方ねぇなぁって、ふつーにくれる」

いや、それは、あの、やっぱり綾野さんの人徳というか人柄もありますよね??

綾野「だから俺もそれこそサングラスとか、とても大事に使うじゃない。でも、後輩に剛さんそのサングラスいいっすね、掛けさせてもらっていいっすか、いいなぁ、こんなの、って言われると。まぁじゃあ、やるよってなっちゃう」

菅田「その場で。甘いなぁ〜!!あまあまやなぁ〜!」

綾野「まぁ、好きなやつだから結局。いきなり知らん人にサングラスあげても怖いやろ」

 

番組は、このあと40分ぐらい続きますが、とりあえず書き起こしはここまでにしようと思います。

いやぁ、面白かった。めっちゃ笑ってしまった。あと、綾野さんの喋り方がソフトで好きだなぁ、ってしみじみ思いました。

 

菅田将暉さんのツイート

ま、まさかのパジャマ上下。

 

番組ブログ

 

綾野剛さんが読んだという少年漫画

こちらの記事に、綾野剛さんが読んだ少年漫画のタイトルがでていました。

 

          

 

 

 

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うさかめ
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