交通事故にあいました。
そう入力していても、なんだか不思議な気がするぐらい。どうにもまだ現実として受け止めきれない部分もありまして。私の場合は、じわじわとショックが来ている感じです。
いざ交通事故にあっても、どうしていいか途方に暮れることが多かったです。現在も通院中であり、どうなるか不安になることも多いです。
ないに越したことはありませんが、交通事故にあったらどんなことが必要なのか?を、うっすら知っておいてもいいかな、という方のために私がどんなことをしたのか、まとめておこうと思いました。
怪我の程度も、相手がどんな保険に入っているかも、色んなケースがあると思うので。あくまでも、こんなケースもあるんだな、交通事故にあうとこんなことが起こることもあるんだな、ぐらいに読んでいただければと思います。
ただ1つ。これだけはお伝えしたい。
例え交通事故直後は大丈夫そうに思えても、病院へ行った方がいいです!!と。
これだけは覚えておいていただければ、と。
それで、何もなければそれでよし。でも私のようなケースもあるので。真面目な人ほど、仕事溜まってるし…なんて躊躇してしまうと思いますが。ええ、私もちょっとだけ真面目な人間なので少しだけ(仕事あるしなぁ)って思いました。
でも、本当に病院に行っておいて良かったので。ぜひぜひ。
Contents
事故の内容
朝、通勤のためバスに乗っていたところ、急ブレーキがかかりました。手すりに掴まってはいたものの耐えきれず横転。その際に背中を別の手すりで強打しました。
すぐに起き上がった私に運転手さんは「救急車を呼びますか?」と、しきりに声をかけてくれましたが。本人、まずはショックで呆然としております。それに痛いものの、息ができないほどでもなく。このまま出社しようか、どうしようか、迷っておりました。
そこへ「俺、急いでるんだけど!」と男性がバスの扉を開けるよう要求。
運転手さんは、他の乗客への対応に追われ。
私は一人、「どうしようかなぁ、どうしようかなぁ」と呟くばかり。
そこへ「行っておいた方がいいわよ、病院」と1人のおばさまが通りすがりに言ってくれました。
ふむ。
確かに、あとから何か出ても怖いと思い自ら119。
幸い、さほど遠くない病院へと搬送が決まりました。折しも、コロナの勢いが強かったとき。救急隊員の方は「こんなこと言っても慰めにはなりませんが、まだ午前中で良かったですね」と。午後だと発熱の方も増え、なかなか搬送先が決まらないこともあるんだとか。
事故後の動き
病院へ搬送&診断書
整形外科を受診。レントゲンの結果、打撲でした。
ほっとしたのも、そういえば救急隊員の方が「バスの中の事故も交通事故になります。もしかしたら診断書が必要になるかも」なんておっしゃっていたような。いなかったような。
あれ?幻聴だったかな、でも、少なくとも会社提出用に必要かもしれないと思い。先生に診断書をお願いしてみました。
すると「保険会社に提出する用とか、警察に提出する用とかあるんだよねぇ」。
え??
用途によって違う?!?!?!
とりあえず、会社に確認させてくださいと診察室を出る私。
バス会社の担当者登場
診察室を出ると、病院の会計の方が待っていました。
「交通事故の場合は、健康保険を使えません。ですから、まずはご自身で負担いただきます」と何か書かれた紙を渡されました。
とっさに「カード使えますか?」と聞く私。
使えると聞いて、少し安心。
ただ健康保険を使える方法もあるようです。私はその方法を使わなかったので詳しくは分かりませんが、こちらを参照ください。
そして「バス会社の方がお会いしたいと言ってますよ」と言われました。
待合室にてバス会社の方と挨拶。謝罪のあとに、治療費はすべてお支払いしますのでとのこと。「一旦、私が立て替え払いをしなくてもいいのですか?」と申し上げましたが、「保険担当の者が結局は同じことになるので支払っていいと言っていた」と。
そこで診断書のことを思い出し、バス会社にも提出が必要な診断書はありますか?と。バス会社の保険担当の方に聞いていただいたところ、警察用の診断書を取ってもらい、そのコピーが欲しいとのことでした。
再び診察室へ行き、警察に提出する用に診断書を作成依頼。
薬も出たので、そこの支払いもバス会社の方が。
最後に診断書のコピーをコンビニで取り、それをお渡しして終了。
午後になり、今後どうしてよいか分からずバス会社の保険担当の方に連絡。謝罪のあとに、運転手が悪くないのであれば警察にそう言っていただけると助かります、もちろん強制ではありませんが、とのこと。そして、保険のことは保険会社から連絡させていただきますので、と。
警察からの連絡
とりあえず出社、上司に状況報告。社内書類を作成するから、あとで記載してメール返信くださいとのこと。
食欲ないと思いつつ、お昼ごはんを食べようとしたら警察から電話が。
簡単な聞き取り調査のあと、事故の供述調書を取りたいから警察署まで来て欲しいということでした。
打撲とはいえ、背中も足も痛むので電車に乗っての移動は厳しいこと。仕事もあるので、今日すぐには難しいことを伝えました。
すると、数日後に私の家の近くの交番でやりましょうと提案をいただきました。ありがたい。
その際は、印鑑(シャチハタ不可)、身分証明書、診断書の原紙が必要とのことでした。
結局、色々ありまして最終的には家に来ていただき玄関内で30分弱ほどやりとりをして完了しました。
内容としては、バスのどの位置に乗っていたか?、スピードはどれぐらいだったか?(分からなかったので、分かりませんと答えました)、運転手の処罰を望むか?(望む、望まない、だけではなく調書の紙をチラっとみたら”お任せします”という文字も見えました)などでした。
処罰に関しては望まなくても罰せられることもあれば、逆に処罰を望んでも罰せられないこともあるという話でした。
そして、もし主張を変えたいのであれば連絡をください、とも。
保険会社からの連絡
警察のあとは、バス会社が加入している保険会社からの連絡。
これから交通費などのレシートはすべて保管しておいてください、とのこと。
また必要書類を送付するので、そのなかでもまずは「同意書」を返信くださいとのことでした。同意書があると保険会社から病院へ連絡をして、保険金の支払いに関する範囲内の情報を直接病院や薬局とやり取りできるんだとか。
後日、書類が送られてきました。
1.同意書
2.振込口座指定書
3.休業損害証明書
上記3つ(記入例も入ってました)+返信用封筒3通が届きました。
3.に関しては前年分の源泉徴収票の写しも必要とのこと。
取り急ぎ、1と2を返送。
3.については会社の担当者へどうすればよいのか連絡中です。→会社で記載してくれるというので書類を送付しました。
ちなみに私は会社へ向かう途中だったので通勤災害に該当しますが、バス会社の加入している保険にてカバーしてもらうことになったので通勤災害にはしませんでした。
健康保険に、バス会社の加入してる保険会社に、労災保険に、なんか、もう、ワケワカランって泣きました。痛いのに、なんでこんなに、あちこち連絡しなきゃいけないのか、と。
でもまぁ、打ちどころが悪ければ自分で何もできない状態になっていたかもしれないし……そう思うと、これぐらいは自分で、と思ったりするものの。でも、痛い上にこれは辛い。
事故2日後
電話にて病院に相談
事故にあってから、どうにも呼吸が浅くなっていました。
もともと呼吸が浅いのと、コロナ対策でマスクつけているのと、背中ぶつけたからその影響かなぁなんて思っていました。
仕事のときに電話で喋っていても、ちょっと話が長くなると息が続かなくて。
夜、上向きに寝るとどうにも左胸が引き攣る感じでした。呼吸もしてもしても、すぐ息を吸ってる感じ。
何かおかしい。これは呼吸が荒すぎる。横になっているより、起き上がっている方が呼吸が楽だし……。
もしや……コロナ?
でも熱はなくて、ただただ息が苦しい。息をしても苦しい。
翌朝(事故2日後)、事故当日お世話になった病院へ電話をしダメ元で相談してみました。
交通事故で、整形外科にかかったこと。
息苦しさがあること。
コロナかどうか自分では判断つかないこと。
熱はないこと。
すると看護師さんが医師と相談し、折返し電話をくれることになりました。
結論としては「理由が分かれば安心するだろうから外科に来てください」とのこと。事故当日に診てもらったのは整形外科でしたが、外科。ふむ。
でも、ありがたくって涙が出ました。もしかしたら、もしかしたら、コロナかもしれないのに診療してくれるんだ、と。でもまぁ、これで熱があったらまた違っていたかもしれませんね。
外科を受診
タクシーで病院へ到着すると、看護師さんが体温計とパルスオキシメーターを持ってきてくれました。
(これが、今よくニュースとかで見るパルスオキシメーター!)と密かに興奮しつつ。数値を盗み見たら96でした。確か90以上あるのが通常と聞いた気がしたので、ちょっと安心。やはり気のせいだったのかも??なんて。
診察室へ入ると事故当日のレントゲンには写っていなかったけれど、肋骨が1本折れていること、それにより肺が傷つき”外傷性の気胸(ききょう)”になっているとの説明がありました。
”気胸”について詳しくは、こちらを参照ください。
私の”気胸”と肋骨の治療に関しては別に書こうと思っています。
そんなこんなで、これから肺から空気を抜く”胸腔ドレナージ”なる処置をして1週間入院していただいた方がいいでしょう、と。
人生初骨折に、初入院、しかも即時入院。
言われている意味は分かるけれど、理解するのに時間がかかってしまいました。
家族が付き添ってくれていたので、申し訳ないけれど近くのコンビニで思いつくものを買ってきてもらい。
その間に私は職場や、バス会社の加入する保険会社、交番で調書を作成する予定になっていたので警察、また入院保証書の連帯保証人に記載するために家族へ連絡(別世帯で、かつ、支払い能力のある方という条件があったのです。同居でも、働いている人であればオッケーとも言われましたが)。
私は一歩も病院を出ることなく、血液検査、尿検査、そして胸腔ドレナージからの入院。
退院後について
退院してから少し自宅療養し、職場復帰し始めました。
しかし、丸一日起きているのが辛い。書類をチェックするだけでも、肋骨付近が痛い。退院後もあまり歩いてなかったけれど、やはり職場内を歩くので足の指の骨が痛い。
通院もあるし、もうどうなるんだろう。
足の指の骨折もあり、バスでの移動は踏ん張りがきかず危険なため保険会社に連絡してタクシー通勤をしたいと申し出ました。「どうぞ、どうぞ」とは言われませんでしたが(立場的にそうですよね)領収書を保管しておいてください、と言われました。
とりあえず、ルーズリーフを準備して支払日、支払先、内容を書いて領収書を貼っていっています。
怪我の治療が一段落したところで、示談交渉になるはずだと親戚が教えてくれました。とりあえずは、しっかり養生して、治療を受けるように、とのこと。
はい。あまり先々考えても気が滅入るので、まずは治したいと思います。今後、また進展があったら追記していこうと思います。