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映画『羅小黒戦記』2が好きすぎて混乱しています

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2025年11月7日(金)

ついについに、前作から5年ぶりに『羅小黒戦記 2』が公開されました。

 

 

正直、新作観るのが怖くて。

あまりにも1が好きすぎたので、それ以上に好きになれるだろうかという訳の分からない不安で押しつぶされそうで。

『羅小黒戦記』情報を追うため5年前に作成したX(旧ツイッター)アカウントも消去し、自分が観るまでは何も情報を入れまい!期待しすぎちゃうから!!と予告すら見ないようにしておりました。

今思えば、消さないでX見なければ良かったのに…せっかくフォローしてたみなさんを、また1から探す羽目になってます……。

そして2回目を観た今、なんで舞台挨拶チケットに申し込んでみなかったのか! なんでムビチケだけじゃなくて、もうひとつの限定前売券(ポスター付)も購入しなかったのか!!

後悔の嵐です。

そして、Xで皆さんの素敵な感想を薄目で読みながら、私のうっすい感想を書いてもとは思いつつ。

でも、自分なりに文章を残しておこうと思いネタバレ全開で感想(妄想?)を書こうと思います。

あまりにもルーイエ(鹿野)が好き

予告などは見ないようにしていたものの、なんとなーく、あ、小黑の姉弟子が出てくるんだ!と。

でヴィジュアルとかにも出てきて、あー、この人なんだな、って。
なんか、ツンケンしてそうだし、いーや、って。

全然、よくないよ!!いーや、じゃないよ!!

むしろ、めっちゃ購入すべきだったよ、この限定前売り券!!!!!!!!!

過去の自分、判断ミス!

鹿野と无限

確かに鹿野はツンケンしてる、うん。小黑にも、「第一印象最悪ないい人!」って認定されてるぐらい。

しかも「鹿野、師匠に似てる」「やめて、あんな人と」みたいなやりとりが、その前にあったと思うんですけど。

あれさぁ、しみじみ、あとでボディーブローできいてきて。鹿野の過去がセリフなしで最後の方に流れるじゃないですか。

大好きだった前の師匠との別れ(しかも目の前で自分を庇って亡くなった?)、師匠だけでなく家族も、住んでいた故郷すらも失って。

无限に連れられて妖精の施設?に行くけれど、花火の光で戦争の時の記憶がフラッシュバックしたり、自分だけが生き残ってしまった悲しみと自責の念のようなものに駆られ、自暴自棄になってしまう鹿野。

何日も何日も屋根の上で過ごすうちに、稽古をしている妖精たちの姿は気になっていて。強くなりたいという想いが強くなって。

いきなり鹿野が自宅に現れて、さすがの无限もびっくりしたのでは??

あれもやはり、无限の痕跡を追ったんですかね?と思ったけれど、无限のもとを離れた後で術を習得したように描かれていたし、无限は妖精の中では有名人?だから誰かに聞いたのかも?

美味しく無いご飯にビックリし、无限が飼っていた鶏を失敬して料理。お菓子の差し入れも地面に叩きつけ、まったく気持ちのやりとりはできない鹿野と无限。

人間に対する恨み、でも強くなりたいから強い无限からは教わりたい、そして前の師匠のように无限とは心を通わせるつもりは一切ない、そんな頑なな鹿野を叱るでもなく、淡々と接する无限。内心は、どう接するかメチャクチャ悩んでいたかもしれないけれど。

なにしろ初対面で、鹿野の片手を掴んで逃亡は阻止しつつも、片手と両足は自由にさせて自分を攻撃させてるし、なんなら噛みつかれてるから……。

怪我をしている自分を助けてくれたし、直接的にその戦いに関与したのではないだろうけれど、やり場のない怒りを无限にぶつけるしかない鹿野と、それを承知して八つ当たりを受ける无限。

泣いた。

弟弟子である小黑と過ごすうちに、思いがけず无限と自分との関係性を見直すことになった鹿野。

アイスを買ってもらって喜ぶ小黑に、思わず小さい頃の自分を重ねてハッとして。

最初の師匠とは違う形の愛情で育てられていた自分、本当は无限とも屈託なく笑い合える関係を気づきたかったのかもしれない自分、でも人間への憎しみで素直になれなかった自分、でもでもやはり无限から鉄を贈られたときの涙が物語っていますよね。

あの時にもう、うっすら自覚はあったんだろうな、と。ようやく一人前として認められたという嬉しさ、でも甘えるような相手ではない、だって人間なんだし、これで自分はもう出ていくんだ、という決意。のなかにある、本当は素直にお礼をいいたかっただろう気持ち。

たとえ最強の執行人(无限がいつから最強なのかは知らないのですが)だからやられることはないとしても、自分の気持ちがえぐられるような辛い思いは2度としたくない、とどこかで恐れていたのではないかと。

だから、あえて距離をとって。

無言で无限の元を去って、どこか学校?で修行して、ちゃんと自分の弟子も育てて。

でも、どこかでいつも師匠を見てしまう。駆け寄って挨拶する、なんてことはないけれど。意識は常にしていた感じですよね。

空を飛ぶ无限を見ているシーン、あれは映画の1作目かと思ったんですけど、洋服が違うというツイートを見て。えー、そうなのか、しょんぼり。

小黑の能力は師匠と合うことに若干嫉妬した自分や、純粋に「ずっと師匠と住む!」とかアイスを買う買わないで无限を困らせる(いや、无限むしろ喜んでそうだな)可愛い小黑を見て自分も素直に師匠と会話がしてみたい、という気持ちを認めたのかな、と。

そして「それじゃ………師匠……時間があったら会いにきて」。

これが、これが2mmのデレ!!

2mmというのは、鹿野役の悠木碧さんが、インタビューで語っていらっしゃいました。

>最終的には、彼女の中にある柔らかさを見せるために、「かっこよくしすぎずに、2ミリだけ少女を残してください」という、とても繊細なオーダーをいただきました。

泣いた。

无限もビックリしただろうけど、嬉しかっただろうなぁああああ。

あの無表情のように見える表情のなかにも、しっかりと垣間見える无限の喜び。あれ、妄想?

っていうか、やっぱり無表情なんだけど愛情深いところ无限と鹿野って似てるよなぁ。

『羅小黒戦記 1』のラストで小黑に思いがけない言葉を言われて、そのときはハッキリ无限驚いてたけど。そして私は気づいたら映画館の暗闇で肩を震わせて泣いてたけれど。

無言で弟子になって、無言で去って行った鹿野。
弟子にして欲しいと言って、これからもずっと一緒!と思ってる小黑。

なんか、物語が思考に浸透し始めると、その対比が、なんか、なんかボディーブローのようにきいてくる、恐ろしい。

鹿野とは、一度もご飯を一緒に食べずに終わったけど。小黑は人間のご飯美味しい!!って目を輝かせて食べてくれるし。

小黑が師匠と鹿野は似てる!っていうけれど、どこかで无限の良さとか、優しさが自分の中にもちゃんと受け継がれてるのかも、って思ってたらいいな。

鹿野と弟子(隊長/泽宇)

隊長っていうぐらいだから、一緒にルオムー(若木)の探索をしている妖精たちは全員鹿野の弟子かと思ったら、違うんですね。

隊長だけが鹿野の弟子と。

映画の最後の方で鹿野の過去が流れますが、『西遊記』を読んでる鹿野に近寄ってきた歯の欠けたあの子が隊長の幼少時代だったとか。

鹿野の能力は御霊系:金と生霊系:追毫で、隊長(泽宇)も同じなんだとか。

工場跡地の戦いのあとで、小黑と師匠は能力の相性が良い、と鹿野が言ってましたけど。

師匠にとって能力の相性が良い弟子を持てると嬉しいという”師匠という立場”としての鹿野の気持ちと。あと、弟子の立場としては、ちょっぴり小黑に嫉妬してて欲しいな、なんて個人的には思うのでした。

无限が鹿野へ送ったお菓子

自分の料理は美味しくなくて食べてくれないけれど、せめてという気持ちなのかな。

无限が鹿野へお菓子を送るんだけど、地面に叩きつけられてしまうシーン。切ない。

どんなお菓子なのか、紹介してくださった方が!

いやぁ、まさかお菓子を復元で見られるとは思わなかったのでありがたい!
いろんな専門家がいらっしゃるから、より作品を深く知れる感じがして嬉しいな。

このセット食べてみたい!けれど、泣いてしまいそう。

4回みても気づけなかったこと

最後の鹿野の人生が流れるシーン。

過去の話が終わり、現代へ。

壁にもたれながら小黑が无限にアイスをねだるところを見て、思わず笑みを浮かべる鹿野。自分の幼いころと小黑が重なって、ハッとするシーン。

あれって、あれって、すべてが終わった後のシーンではなく、”一番最初に无限と小黑を見かけたシーン”だったって気づかなくて。

こちらの方のツイートで愕然としました。

そういえば、後ろを歩いていたはずなのに、なぜ急に離れて壁に持たれてるのかな?とか、違和感はあったのですが。

確かに洋服が違ったかもぉおお。最後の鹿野は薄い色の上着で、初対面の時は濃い紫の上着だったもんなぁ。

つまり。

鹿野は、最初からアイスを見て真剣に无限に訴えている小黑を(可愛いなぁ)って気持ちで見てたわけですね!!!

そして、思いがけぬことに、その可愛い小黑が自分の小さいころと重なってハッとして。

この心情、深く聞きたい。本人も思いがけずそう思ってしまった、そんな訳ないじゃん、无限と会ったときはもっと大きかったし、あんな甘えたこともないのに、っていう驚き。

自分も甘えたかったのか?って、素直に子供でいられる小黑が羨ましいの、私??って混乱したんですかね。

だから、そんなことを思わせてくれちゃった小黑にちょっと複雑な気持ちを抱いちゃったから、第一印象ちょっと悪かったんですかね。

そして、いちばんの謎。

絶対、无限は鹿野が見ていることに気づいてると思うんですが?!

だって、ナタの家に居ながらにして苍南会馆にある伝送門の前に執行人たちが集まってることを察してましたもんね。

どこにナタの家があるかは不明ですが、その距離よりは絶対的に近いし!しかも、小黑と无限が鹿野の前を通ったっぽいのに!!

わざわざ、近づいてくるのを待っていたのかな无限。うわーーーーー、誰か教えてーーーー。

でも、やっぱり无限と小黑の関係性も良すぎた

弟子というより

弟子というよりも、家族。

お父さんと子供。无限が人間だったときに家族がいたという噂もあるようですが、もしそれが本当だったら、ちょっと涙が止まらない。

自身も人間でありながら、仙人となり執行人として生きる決意をした无限。まだ1度しか読んでないけれど、无限の過去もでてくる『藍渓鎮(らんけいちん)』を読みこまねば。

鹿野も小黑も自分の大切な”家族”と思ってる无限。泣ける。

妖精は、ほぼ自分の子供を残せないようなので、家族という概念はないのだとは思うのですが。でも、同じ場で稽古したり、暮らしたりしていく大切な仲間という思いはあるのかなぁ。

ただ、はっきり師匠から”家族”と言われた小黑は、こういうのが家族なんだなって思ってるはず。

だって。

普通の弟子だったら、水汲みとか食事の支度もやるだろうし、一緒のベッドで寝るとかありえなさそう。他の師匠についてる弟子同士で話をしたら、みんなに驚かれるんじゃないかな小黑。

ちなみに、妖精はほぼ子供を残さないというのは『藍渓鎮』の5巻で出てきました。

どれだけ厳しく修行したのか

冒頭の流石会館襲撃シーンの後、小黑の修行シーンが出てきました。

もう、ここが流れただけで1万回は繰り返しみたいと思ったほど。一回目は、このシーンだけで泣いてました。

で、大きな石を指先だけで動かしたり、師匠の鉄板を避けたり、森の中で師匠からの攻撃をかわしたり……。身の丈の何倍もあるタイヤを蹴飛ばしたり。

でも、それだけでなく科学館みたいなところへ行ったり、ちゅるちゅるの麺が入った火鍋のようなものを食べたり、3Dの映画をみたり。座学もしたり(すぐ小黑寝ちゃうけど)。

お父さんじゃん!

鹿野のこともあったし、いつ、どんな状況になるか分からないけれど、一人で生きていける術を身につけさせてあげたい、という无限の教育方針を勝手に感じました。

ナタ家で、あと1〜2年で修行が終わる的なことを言っていて。ナタも「厳しく育てたんだな」って褒めてたし。

鹿野には「僕、ずっと師匠と居る」って言っていた小黑も、いずれは独立するのかな、うっ(妄想で泣く)。

いや、でもやっぱり甘すぎる(好)

どうやら小黑はアイスがお気に入りのようですね。

猫舌だから?いや、火鍋は食べてたし。猫の妖精ってだけで、猫舌ではないのか。

総館のエレベーター内で1個食べてたのに、苍南会館でも1個(これを鹿野が見てた訳ですね)。

そして、すべてが終わり転送システムまでの通り道にあるお店で1個。

しかも「マズかったら、帰る時にもう1個買ってもいい?」「だめだ」「マズかったら師匠にあげる。だからもう1個買って!」「いいよ」

いいんだ!!!

いいよ、もちろんだよ、もちろんいいんだけど、師匠の返事も早いんだ。「いいよ」が早くて優しいんだよぉおおおお。

マズいアイスは自分(无限)が食べれば、小黑は食べてないことになるって。甘やかしがすぎる。美味しくない、って9割食べても、きっと2個め買ってくれそう。最高。

あと映画が終わってから、下のイラスト見ると。

少し離れた場所でカップアイス食べてる无限のは、あまり美味しくないアイスで。

鹿野はダブル食べてるけど「これで1つだから」とか「トリプルもできるよ」とか悪知恵教えてそう。

 

公式さんの絵が手厚すぎる

中国での映画公開前に、カウトダウンのイラストがでていたそうなんですが。

これ、この花火

一見、わー、あと3日だ、楽しみ!って感じの花火だけど。
鹿野の、あのシーンをみたあとから見ると、ただただ泣けるんですけど。

 

 

個人的に、ここが知りたい!

まずは、无限が小黑に「鹿野も(小黑と同じように)大切な家族だから、きっと小黑も好きになるよ」って。

唐突にいうシーンでてくるじゃないですか。

映画館の座席からずり落ちるかと思いましたけど。

どこで!いつ!そんな話を?!と。姉弟子がいることは聞いていたけれど、実際に会うまではその話を忘れていたのかな、小黑。

なにしろ、自分が无限の弟子になって2年経過したのに1度も会ったことがなかったなんて。

そして、小黑を見た鹿野が「私が最後の弟子じゃなかったの?」って聞きますけど。それって、いつ无限の口から聞いたの?!という。

勝手に?弟子に入りきて、勝手に?巣立って行った鹿野。

修行以外で口をきいてる感じもしなかったけど、うわー、いつだろうと妄想が止まらないのは私だけでしょうか。

しかも第一声が、私が最後じゃ、ってちょっと拗ねてる?!みたいな。

でもきっと今は仲良くやってるんでしょうねぇ。二十四節気のこのイラストみたいに、みんなでどこか旅行に入って欲しい!

小黑という存在を介して鹿野と无限の距離が近づけて、本当に良かったなぁ。

 

 

吹替もいいけれど、字幕も良かった

吹替版を2回みたので、字幕版も見てきました。

話の流れは分かっているので、耳では拾えていなかったセリフとか(!)、会館の名前が漢字で出るので、あーそういう漢字なのか!と確認できたり。

同じ映画館で見たけれど、小黑の”もぐもぐ音”が吹替より大きく聞こえて笑ってしまいました。最初はストーリーを追うのに忙しくて、そこまで私の耳が余裕なかったのかな??

DVDになるときは、通常版の字幕の他に、より原文に近い文字数多めの字幕も用意されないかなぁ。

 

 

主題歌『Little Bouquet』

次は字幕版で観る予定なので、それまでは主題歌を繰り返し聴きながら『羅小黒戦記』の世界に浸ろうと思います。

 

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うさかめ
私が実際に見たり、行ったり、食べたりして良かった!おすすめしたい!というものを紹介していくブログです。

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