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中国ドラマ『コウラン伝』第3話の流れと感想

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中国ドラマ『コウラン伝 始皇帝の母』第3話。

ドラマのネタバレと感想を書こうと思います。

 

登場人物

役名 役どころ
李家の人々(趙の国に住んでいる)
李皓鑭(りこうらん) 主人公。名家の娘。
李岫玉(りしゅうぎょく) 皓鑭の血の繋がらない妹。李赫と高敏の娘。
李赫(りかく) 皓鑭と岫玉の父親。重臣。
高敏(こうびん) 李赫の正室。岫玉の実母。
呂不韋の周囲
呂不韋(りょふい) 衛の国出身の商人。
司徒缺(しとけつ) 呂不韋の側近。
司 月(しとげつ) 呂不韋の側近。司徒 缺の妹。
呂鑫(りょきん) 呂不韋の父親。
瑶姫(ようき) 舞の名手。センターの座を皓鑭に取られて恨んでいる。
趙の国王関係
趙丹(ちょうたん) 趙の国王。
厲(れい) 趙丹の正室。
雅(が) 趙丹と厲の一人娘。嬴異人のことが大好き。
蛟(こう) 趙丹の息子。実母は側室だったが亡くなっている。皓鑭の継妹である岫玉の夫。
雲(うん)少妃 趙丹の側室。羽(う)王子の母親。
趙勝(ちょうしょう) 王を補佐する最高位の官職(丞相)。
公孫乾(こうそんけん) 武将。人質である嬴異人に付き添っている。
秦の国の人々
嬴稷(えいしょく) 秦の国王。安国君(あんこくくん)の父親。
安国君(あんこくくん) 秦の太子。異人(いじん)と子傒(しけい)の父親。
嬴異人(えいいじん) 安国君と側室・夏姫(かき)の息子。現在は、趙で人質として暮らしている。
嬴子傒(えいしけい) 安国君の息子。王位を継承するのではないかと周囲から思われている。一度、雅王女との縁談が持ち上がるも白紙になった。

 

第3話で分かったこと

呂不韋の家

皓鑭が呂不韋の家にいると、大旦那様から呼び出される。大旦那様というのは呂不韋の父親・呂鑫(りょきん)。

司徒月と2人で半時ほど書斎で待っていたが、大旦那様は現れなかった。普段、あまり関わりがないのになぜ呼び出されたのかと不思議に思う皓鑭。

すると大旦那様の声がして、屋敷内を探すよう使用人たちに号令をかけています。呂不韋が入手した珠(たま)”人魚の涙”が消えたというのです。

珠は皓鑭の部屋から見つかりました。皓鑭と一緒にいた司徒月は、そんなはずはないと庇いますが大旦那からは「なんと恩知らずな奴だ。こんなおなご(皓鑭)をかばうとは…自分の主が誰か分かっているのか?」と叱られてしまいます。

呂不韋は司徒缺に犬を連れてこさせ、珠が入っている木箱についている山椒の香りが犯人からするに違いないといいます。

犬は皓鑭には反応せず、瑶姫に激しく吠え立てました。

大旦那様の書斎へ行った時についた、と言い訳する瑶姫。しかし、大旦那様を書斎で半時も待っていた私に犬は反応しなかった、という皓鑭。そして呂不韋は瑶姫を屋敷から追い出すよう命じるのでした。

しかし、皓鑭を追い出して仕方ない大旦那。メギツネ(皓鑭)にたぶらかされ、挙げ句に呂不韋は牢屋へ入ることになったのだと皓鑭へ怒りをぶつけます。

皓鑭は自分とは無関係のことだと大旦那に反論しますが、呂不韋は無礼な口をきくなとたしなめます。大旦那様に謝るよう言われますが、自分に罪を着せようとしたのになぜ謝らなければいけないのか。世話になっていたら無実の罪を着せられても耐えろというのならばお断りだ、と。

一向に謝る気のない皓鑭に、すべてを失うとどうなるか教えてやると呂不韋は街へ皓鑭を連れ出しました。

橋のたもと

橋のたもとで、4人の女性たちが踊っています。
代金を集めている男性に、呂不韋が路上で踊っていくら稼げるのかと値段を聞くと「刀銭(とうせん)10枚です」。

呂不韋は踊り子を代えればもっと儲かる、と皓鑭を差し出します。

謝らないのならば、食事代に利子も加えて500金(きん)を返せという呂不韋。皓鑭は、踊るけれども頭は下げないと踊り出します。

そこへ皓鑭の実父・李赫が馬車で通りかかりました。道端で踊る娘に驚き、実家へ連れ戻そうとする父親。

自分の力で生きていくという皓鑭に、今日で親子の縁を切ると宣言するのでした。皓鑭は膝をつき生を与えてくれたこと、今まで育ててくれた恩を忘れない。自由にしてくださった御慈悲に感謝するばかりだ、と平伏するのでした。

呂不韋は父親の李赫を辱めるためではなく、父親から縁を切らせることで皓鑭が堂々と家を捨てられること。ようやく自由になり、やりたいことができる、と。

「お前は傲慢だ。自尊心が強い。頭を下げることなく何かを成し遂げることはできん。これは侮辱ではない。教えている」と偉そうに言う呂不韋を平手打ちする皓鑭。

驚いて、周囲をキョロキョロしちゃう呂不韋。李赫は体面を重んじる、と言ってたけど呂不韋もですね。ふふふ。

そして、今後は自分を尊重し行動する前に意見を聞いて欲しい、と。対等の関係である。

「私も教えてあげてるの」

頭いいなぁ、即座に言い返せる皓鑭。「こんな口をきく おなごは初めてだ」と驚きつつ嬉しそうな呂不韋に「今日から慣れることね」。

「痛い?」と聞かれ、大丈夫だよ的な笑いを浮かべる呂不韋。思いっきり呂不韋の足を蹴飛ばし、スタスタと帰っていく皓鑭でした。

途中、呂不韋が追いつくのを待つ皓鑭。

自分を後宮へ入れる予定かもしれないが、丞相(後宮へ入れる女性を探している)は李赫を知っている。面倒を避けるため自分を後宮へ入れることはしないだろう、という皓鑭。

すると呂不韋は、秦が破竹の勢いに対し趙は形勢不利。趙王にもう用はない、牢屋に入ったことがむしろ幸運だった、というのでした。

呂不韋の家

皓鑭がまだ自分の家に居ることに激おこの大旦那様。

呂不韋は秦王の孫・嬴異人を担ぎ上げ王にするという計画を父親に話します。けれども大旦那は、笑って異人は落ちぶれた人質ではないか、と。

呂不韋は嬴異人は価値ある”奇貨(きか)”であり、値が上がってから売れば大きな利益を得られるのだと説得します。そして皓鑭は自分が出世するのに必要な「はしご」になるかもしれないのだ、と。

司馬遷が編纂した『史記』のなかにある呂不韋列伝には「此奇貨可居(これ奇貨なり。居くべし)」と書かれているそうです。

嬴異人の家

門の前では嬴異人の世話をしている将軍・公孫乾が司徒缺を門前払いしようとしています。

王様の命令で限られた人しか通せないのだ、と。司徒缺が玉などを見せると、チラっと心揺れるものの、自分を買収する気か?と。

呂不韋がそんなつもりはなかったのだ、と謝り帰ろうとすると公孫乾は「若君は中だ」と言うのでした。

嬴異人は琴を弾いていました。

こんな粗末な所に住んでいるとは驚いた、と。そしてもっと大きな門のあるところに嬴異人を住まわせたい、という呂不韋。

嬴異人は、自分は身体も弱く何の力もない人質だから平穏に暮らしたいだけなのだ。呂不韋の野心は満たせないから、お引取りを、と。

なるほど、呂不韋の下心がスケスケなんですね若様には。

自分の店は大通りにあるからもし何かあれば、と言いかけるもそれ以上は言わず黙って帰る呂不韋。

 

後日。

嬴異人の体調が悪そうです。使用人は、異人が寝たのを確かめると勝手に異人の琴を市で売り出します。

皓鑭は市場でその琴を気に入りますが、少し弾いただけでその場を離れました。なぜなら値段が100金だったから。

呂不韋の家

皓鑭が欲しかった琴を呂不韋が黙って買っていたようです。

喜ぶ皓鑭が「なぜ買ってくれたの?」と聞くと、「出会いは大切だからな。私が買ったのは幸せだ」と答える呂不韋。

「お金では買えない幸せもある」そういうと琴を演奏する皓鑭。

ふと、呂不韋はどこかで見たことのある琴だと言い出しました。琴の端には”繞梁(じょうりょう)”という文字が彫ってあります。

皓鑭は、楚の王が愛した琴ではないかと言い出しました。王様は琴に夢中になりすぎて政治がおろそかになったため、家臣に諌められた王様は琴を壊すと決めたそうです。けれども、それを命じられた人が壊すのをためらって別の琴を壊したんだとか。そして本物は宮殿から持ち出され…。

その話を聞いているうちに、呂不韋は嬴異人の琴だと思い出しました。

「皓鑭、お前は私の福の神だ!」

嬴異人の家

琴が無くなったことに気づいた嬴異人。

異人の薬を買うため、そして名医を招くために琴を売ったのだという使用人。たったの10金にしかならなかった、と。呂不韋に値切られたのかな??使用人は100金でどうだと皓鑭に言ってたのに。

しかし、名医なんて来てないみたいですね。使用人を叱り倒れてしまう異人。

皓鑭と司徒月が看病にきました。異人の琴も持ってきたようです。琴の音に起きてくる異人。いやいや、病人の横で弾いちゃう?とちょっとツッコミ入れてみたり。

看病してくれたことに感謝しつつも、琴は売りに出したものだから持って帰って欲しいという異人。その頑なな態度に怒る司徒月。

でも結局は自分が間違っていたことを認める異人なのでした。

そこへ、あの、雅王女と侍女の夏雪(かせつ)登場。

病と聞き様子を見に来たようなのですが、家から琴の音がするのを聞き誰か女性が弾いているのだと当てる雅王女。

異人は素朴な音を出すけれど、皓鑭の琴の音は美しく、心に響くいい音色で、まとわりつくような音なんですって。

「いつの間に、美しい知り合いが増えたのかしら?」って、それは自分も込みってことでしょうかね??

公孫乾は、女性は呂不韋の舞姫で、異人の看病をした皓鑭だと教えるのです。

 

王宮

舞姫たちが舞うのを見ながら、自分も軽く踊っちゃってる趙王。

でも踊りには満足していないようです。自分の側室である雲少妃(うんしょうひ)の足元にも及ばないとプンスカ。

そこへ現れた雅王女は、丞相の宴で見事な舞を披露した舞姫がいたらしいと言い出しました。ま、まさか、自分の父親に皓鑭を差し出そうという魂胆??

丞相は呂不韋の舞姫だから宮中に呼ばなかった、と言い訳をしますが。雅王女は呂不韋が栄えたのは趙の国の支えがあってこそ、つまりは父上のものだという無茶を言い出しました。

結局は皓鑭を宮中へ呼ぶことになりました。

嬴異人の家

使用人が将軍に追っかけられています。履物に釘が入っていたんだそうです。自分じゃないと逃げ回る使用人。

使用人は嬴異人の前に座ると、今後は忠誠を尽くし仕事も怠けない、そしてこれは琴を売ったお金だと懐からお金をだしてくる始末。

優しく許す嬴異人。人がいいにもほどがある!と怒鳴る将軍。

岩場

機知に富んだ美しい皓鑭を看病に行かせたことで、こんなにも早く嬴異人から信頼されたと嬉しそうな呂不韋。

けれども皓鑭は、呂不韋が欲しいのは自分の言うことを聞く素直で従順な君主だろうが、嬴異人は違うと言うのです。決して人の言いなりにはならない、と。

そこへ司徒缺がやってきて、王様が皓鑭の舞を見たいと言っていると報告します。確かに丞相の家での舞の噂が耳に入ってもおかしくはないが、あまりにも早すぎると不思議に思う呂不韋。

嬴異人の家

懲りずに雅王女が来ています。

異人の琴が無くなったと聞き、王女自ら琴を作ってきたんだそうです。気持ちはありがたいが、琴は戻ってきたという異人。

そこで止めておけばいいのに、琴を差し上げた人が宮中に上るというので返しに来た、と。

と思ったら、異人は気づいていたようです。誰が皓鑭を宮中にあげようとしているのかを。そして王女は自分の物のように異人を扱ったこと、語らう友だちもできなかったという異人。

「あなたに琴を返した人は、きっと命を落とす」

そう言うと、自分が作ってきた琴をバーーーンとひっくり返すのでした。

何も言わず、また竹簡を読み始める異人。

 

王宮

皓鑭の継妹・岫玉と、雅王女が挨拶をしています。そして、皓鑭が宮中に上がるこちになったと言う雅王女。

岫玉は実母の高敏に、またも皓鑭を亡き者にする相談をします。自分たちへの復讐が怖いのでしょう。

王様がいいなりになるものは何か?と謎の言葉をいう高敏。

見事な舞を披露する皓鑭withダンサーズ。

王様の近くでは2人の側室たちも踊りを見ています。1人は舞の名手と王様に言われていた雲少妃、もう1人が梅少妃(ばいしょうひ)。

すっかり皓鑭の踊りに魅了され、ご満悦な王様。

そこへ天文学や占星術を担当する太卜(たいぼく)がやってきました。

星を観測していたら、子どもたちの歌が聞こえてきたのだ、と。それは周(しゅう)の歴史書にも載っている”亡国の歌”だったとか。そして、これは天からの警告であり後宮に原因があるのだ、と。

そして、先ほどここで踊った舞姫が原因だ、と。

太卜は、5月5日 子の刻生まれか?と皓鑭に問います。その日と時間は邪気が高まるときであり、まさに災いの元だとこじつけるのです。

しかし、5月5日生まれの人は大勢いる。有名な孟嘗君だと反論する皓鑭。まぁ、孟嘗君は男性だけど。

すると、男は”陽の気”が悪を静める。女も庶民ならば問題がないが、宮中に上がれば陰の気が増すのだ、と御託を並べる太卜。

家臣からも、太卜の占いはよく当たるから用心するに越したことはないという声がでる始末。

見かねた異人が、皓鑭はただの舞姫であり宮中から追い出せばいいのではないか?と。庶民ならば災いを招かぬと太卜も言ったことだと言うと、皓鑭の元彼・蛟王子が反論。

禍根を遺してはいけない、と。コイツ、皓鑭が自分のものにならないからって殺そうとしてるよ。あー、やだやだ。

羽(う)王子が「皓鑭はすばらしい舞姫だから、殺すには忍びない」とフォローしますが、太卜は「生かしておけば、いずれ国を乱し災いをもたらす。明日は満月で陰の気が満ちるから、いけにえにしよう」と。

国と民の安寧のため、太卜の言葉に従うといいだす王様。高敏の読みは当たっていたようですね。王様、弱いなぁ。

嬉しくて、ちょっと口元を押さえちゃう岫玉。

異人が皓鑭を見ると、静かに首を振りました。これ以上、異人が意義を唱えても無駄だということでしょうか。

呂不韋の家

異人が呂不韋を訪ねてきますが、呂不韋は不在でした。

自分が巻き込まれないように逃げたのかと怒る異人。呂不韋の冷酷さに失望したと伝えてくれ、と言って去るのでした。

祭祀場

白い着物を来て、跪く皓鑭。

異人が皓鑭に水を渡すよう将軍に頼んでいます。若君は手を尽くしたが、これも定めだと受け入れるよう言って水筒を渡す将軍。

次に現れたのは呂不韋。

助けて欲しいか?と皓鑭に聞きながらも、自分の身を守るので精一杯だという呂不韋。自分が着ていた上着を皓鑭の前に脱ぎ捨て、この古い衣と我々は似ている。ここで捨てたら二度と会わぬ、と。しかも天に行ったら忘れずに自分の出世を頼めよ、とまで言うのでした。

帰り際に振り返り、「上着が私の代わりに最期まで寄り添ってくれる」と言ってフッと笑うのでした。

だいぶ疲れてきている皓鑭のところへ、岫玉が来ました。めっちゃ嬉しそうです。

「私が一枚うわてだったってことね。今回の件もそう。ぐうの音も出ないでしょ」って、自分の犯行だって認めちゃってるし。そして呂不韋が脱ぎ捨てた上着を皓鑭の肩にかけ、「姉上、風が強いわ。お体を大切になさってね」と去るのでした。

呂不韋の上着を脱ごうとした、そのとき。

皓鑭は何かに気づいたようです。

王様の部屋

丞相と一緒に呂不韋が王様に会っています。

不吉な舞姫を献上したことに自責の念を抱き、罪を償いたい、という理由だそうです。

すると呂不韋は吉兆が現れたというので、徹夜で山へ探しに行ったのだと。数日前に、白い鹿を見かけた女性を証人に連れてきたようですが、蛟王子が追い出してしまったようです。

白い鹿は、めでたいことが起こる兆し。国は安泰、大きく栄え吉兆をもたらすんだそうで。

蛟王子は呂不韋には魂胆があるから信じないように、と父親に進言。

呂不韋は本物の白い鹿を運び込ませました。喜んじゃう王様。ちょろいな。

見事な働きだから、少府監(しょうふかん)に任じようと。王室の財物を管理する官職なんですって。そして宮中への出入りも許されました。そして刀も授かるのです。

儀式開始

夜になりました。

上着を着ているのを見つめる呂不韋。笑っちゃってる岫玉。

皓鑭、のなかへと入っていきます。火がつけられ、しばらくして爆発してしまいます。

燃え盛る炎。

そのなかから姿を表す皓鑭。驚く王様と王妃。

呂不韋が皓鑭のもとへ駆け寄ります。そして「ご覧ください!奇跡です!神の御業ですぞ!」と叫びました。

王様の前へ行くと、神のお告げを聞いたという皓鑭。自分は汚れていて神に仕えるのにふさわしくない。神は最も敬虔な使いを必要としている、といって太卜を指差します。

さすが皓鑭。やられたら、やり返す。あれ、瓔珞…?違う、違う。

そして天から身体を強くし寿命を延ばす薬を賜ったと丸薬を差し出すのでした。喜ぶ王様。ちょろいな。

太卜は、焼かれても死なない皓鑭こそが魔物だと叫びます。

 

第3話の感想

またしても失敗

散々、皓鑭の殺害に失敗してきた高敏&岫玉親子。

あと一歩のところで皓鑭が生き残ってしまい、さぞ悔しいし驚いたでしょうね。しかも、岫玉が皓鑭に上着を着せなければ皓鑭は上着の仕掛けに気づかなかったのでは?

呂不韋に、あんな言い方されたらムカついて普通は着ないですよね。だから岫玉ナイスアシスト!

”対等”の意味

第1話から、一貫して皓鑭が呂不韋に対して言ってるのは”呂不韋と自分は対等である”ことですよね。呂不韋は、ちっともそれを受け入れようとしていませんが。だから、平手打ちされたり蹴っ飛ばされたりしちゃうわけで。

皓鑭は、同じ人間なのに男と女というだけで低くみられたり軽んじられるということに我慢がならないのだろうなぁ。いや、ならないけれど。私もならないけれど。

今よりも、もっと女性の言動が制限されていたであろう時代。名家の女性ということで、旦那をたてる良き妻になりなさい的な教育を皓鑭が受けててもおかしくなさそうだけれども。

皓鑭は、なぜ対等を求め、はっきりと物怖じなく相手に言えるようになったのか、がちょっとこのドラマでは説明が足りない気がしてしまうのです。

ただただ、皓鑭が強気な女性に見えてしまう部分があって。ちょっと個人的にはもったいないというか、物足りない気も。主人公の生い立ちをすべて見せて欲しいわけではなく、なぜ彼女がそこまでして対等であろうとするのか?という核となる部分がちょっと弱い気がして。

自分の母親が正室だったのに、地位向上を願う李赫と高敏の思惑が一致して側室にさせられてしまったり、陰で母親が高敏にいじめられていたりを見ていたから、という説明はあるものの。それは”対等”ということに繋がるんだろうか。対等というより、人として相手を大切に思いやる、捨て駒にしない、ということなら分かるんですけど。うむ、でもそれが”対等”ということか。いや、対等というか……ぶつぶつ。

でも、男である呂不韋であっても商人というだけで低く見られてしまう時代。女性が好きなように生きられるのは、もっともっと大変なんだろうなぁ。

まぁ、高敏は実家の権力をブンブン振り回して好き勝手に生きてる気もしますが。ただ、夫の愛情だけは手に入れられなかったけれど。

陰で頑張ってる

それにしても呂不韋も大変でしたね。

1日で瓔珞を炎から身を守るための仕掛けを考え、鹿を探さねばならなかったのですから。

自分の商売と権力を増大させるための”はしご”と皓鑭のことを表現しつつも、”機知に富んだ美しいおなごを拒める者はいない”的なことを言ってたから、呂不韋だって瓔珞にめっちゃ惚れてる訳で。

さてはて第4話の予告を見る限りも、なかなかに大変そうです皓鑭。どうやって生き抜くのか。ハラハラドキドキが続きそうです。

 

戦国時代の地図
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