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連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』EPISODE 002

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いよいよ始まりました、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』。

連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』とは?

主人公の安子は尋常小学校の3年生。

実家は朝丘町商店街にある御菓子司”たちばな”で、祖父と父たちの作る和菓子を愛する女の子。さてはて、2回目はどんなことに?

 

 

EPISODE 002あらすじ

 

祖父たちの作るお菓子が大好きな安子は、自分でも本物の和菓子を作ってみたいと思うも祖母からは女の子はそんなことをしなくていいのだ、と言われてしまう。

安子の幼なじみで水田屋とうふの娘・きぬ。自分は婿をもらって店を継ぐことがほぼ決まっているが、安子は好きな人と結婚できて羨ましいという。

一方、跡継ぎとして和菓子職人の修行を始めている兄・算太。どうにも集中できず、仕事を抜け出しては活動映画を見ている始末。

ある時、チャップリンがパンにダンスをさせるシーンに感銘を受けた算太。自分もダンスを勉強しダンサーになると告げる。

ダンサーは女性の職業であると祖父たちに言われ、妹は自分が婿を取れば良いのだと言いだし、算太は自分の夢を諦めかける。(安子にしてみれば、自分は和菓子が大好きだし、このまま家に居られるのであれば婿をとっても構わないという気持ちに無理や偽りはなかった)

しかしお菓子を作っているときよりもダンスをしている方が楽しそうだと安子に言われた算太。安子にだけ踊ってみせる。

嬉しそうな安子と算太の様子を見ていた父と祖父は、算太のダンサー修行を許可するのだった。

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EPISODE 002

たちばな

今朝も小豆の仕込みが始まっています。

祖父「小豆の声を聴けえ。時計に頼るな。目を離すな。何ゅうしてほしいか小豆が教えてくれる」

後ろでは算太が大あくびしてます。そういえば、算太だけ仕事着がみんなと違って西洋っぽいですよね。コックさんみたいな。

祖父「食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべえ。おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。おいしゅうなれ」

完全に立ちながら寝てる算太。

祖父「その気持が小豆に乗り移る。うんとおいしゅうなってくれる。甘えあんこが出来上がる。ほっ!」

そういうと、横からサッと小豆の鍋を火から下ろす黒鉄(くろがね)。

「安子の朝はいつも小豆の香りとともに始まりました」

居間で橘家の人々と職人さんたちがラジオから流れるエンタツ・アチャコの漫才を聞いて笑っています。

そこへ、安子が全員分の大福を持って登場。

祖母「何じゃ、えろうあんこがはみ出しとるなあ」

祖父「それはな算太が作ったやつじゃ」

算太「口に入れたら一緒じゃろうが」

それまで大笑いしてラジオを聞いていた父「あほう。そねえな根性で、ええ菓子が作れるか!」

算太「ん〜ん〜、軍隊じゃねえじゃからそねん足並みそろえんでも」

父「何じゃと?」

算太「人間だって、ちょっとはみ出すぐれえが味があろうが」

口達者な算太。

思わず菊井が「名言だけに始末が悪(わり)いな」と丹原へ言うと、「聞こえとるど」と答える父。ビクっとなる菊井。

映画館

”桃から生まれた剣之介”という活動写真を見てきたようです算太。

桃山剣之介による第一回主演作品とのこと。他には児玉素之介、岡田傳次郎、後藤千草、森盛男、阿部柳之助 助演、と看板に書いてあります。

 

あぁ、懐かしいなぁ。昔は手書きの看板だったなんて今の人は信じられないかもなぁ。

映画の立ち回りのマネをしながら歩くご機嫌な算太。すると父親に肩を掴まれました。どうやら、またしても修行をさぼっていたようです。まぁ、仕事着だったからそうかなぁとは思っていたけれど。

たちばなに戻ってきた算太、祖父から何の映画を見てきたのかと尋ねられます。

桃山剣之介は新人で「な〜んか優男でのう。ありゃあ阪妻(ばんつま/阪東妻三郎)やアラカン(嵐寛寿郎)にゃあなれんわ」というのが算太の評。

祖父は休みの日に見に行くように、と言いますが「休みいうて月に半日あるかねえかじゃ」と言ってしまい父に口答えするなと叱られる算太。

祖父は、もっとちゃんと算太を教育するようにと父を叱ります。思わず「親父が孫を甘やかしすぎるんじゃあ」と反撃。

祖父「そんなこたあ ありゃあせん」

父「しとりゃせんこたあ しとりゃせん」

祖父「ありゃあせんこたあ ありゃあせんて」

父「ありゃあせんこたあ ありゃあせん」

黒鉄(くろがね)「大将!金太さん!……坊っちゃんが逃げました」

居間

縫い物をしている祖母「算太の逃げ足の速(はえ)えことにゃ感心するわ」

マラソン選手だったら金メダルかもしれないが、と苦笑する母。お菓子づくりに身が入らない息子を心配しています。

そして安子と三人でおはぎを食べ始めました。美味しそうだなぁ。食べたくなるなぁ。

安子は泥団子ではなく、本物の和菓子を作る人になりたい!と無邪気な笑顔。

すると安子は女の子だからしなくていいのだ、と祖母に笑われてしまうのでした。

たちばな

ショーケースに並ぶ美味しそうな和菓子。

安子が店番をしていると、近所で幼なじみで同じクラスの水田きぬちゃんがやってきました。あんころ餅5つ買いに来たとのこと。

ふと安子は、きぬが大きくなったら豆腐を作る人になるのか?と聞いてみました。

きぬは「豆腐屋のおかみになるんじゃねえかなぁ。うちは おなごばあで私ゃあ一番下じゃろ。お父ちゃんもお母ちゃんもお姉ちゃんらも一番下の私に婿をもろうて店(みし)ょを継がす魂胆らしいわ」

”おなごばあ”というのは、女の子ばっかりで、みたいな意味合いなのかな。

それにしても、8歳にして婿をもらうことが(本人の了解なしに勝手に)決められちゃうなんて。きぬは、兄がいる安子が羨ましいようです。好きな人のところへお嫁にいけるから、と。

「好きな人?」と安子が言ったところで、店に騒がしく入ってきたのは同級生の勇。

勇「みんな入れ入れ、わしのおごりじゃ!」

隣の学校と野球の試合をして勝った戦勝記念とのこと。しかも自分が逆転のツーランホームランを打ったんだとか。

本当に代金を支払ってくれるのか心配する安子に、勇の父親は雉真繊維という大きい会社の社長だからと答えるきぬ。

安子「な〜んじゃ。自分が払うみてえにかっこええこと言うて」

手厳しいな。

きぬ「ええとこ見せたかったんじゃろ」

安子「誰に?」

きぬ「はあ…分からなんだらええ」

クエスチョンマークの安子、可愛い。

安子の部屋

安子が机に向かって宿題をしています。プリントの一番上には乗法7って書いてありますね。

すると、いつの間にか背後に兄が立っていたので驚く安子。

兄は何も言わずに座ると、持ってきたおはぎ2つに1本ずつお箸を刺して動かし始めました。

「おはぎが踊りょうる!」と大喜びの安子。

すると、また父がやってきて怠けてないでと叱ります。

算太は父に向かい「父ちゃん。わし…ダンサーになる」と衝撃の告白。

「ダン?!」と驚く父。

居間

腕組みして座る祖父、父。そして祖母と母もいます。安子もいますね。

祖父は左腕を上に、父は右腕を上にして腕を組んでいます。いや、それは本編とはまったく関係ない話でした。ちなみに私も右腕が上です。どうでもいい情報ですね。

算太は仕事を抜け出し、チャップリンの映画をみたんだそうです。

「チャップリンがパンにダンスを踊らしょうったんじゃ」

『黄金狂時代』という作品の中で、そういうシーンがあるようです。

算太「本当にパンが踊りょうった。わしゃあ感動したんじゃ。西洋のダンスを勉強してダンサーになる」

祖父「算太、ダンサーいうのは おなごの仕事じゃあ」

衝撃を受ける算太「え…そうなん?」

さっきまでの勢いはいずこ?ってぐらい、弱々しく聞き返します。

祖父は両手を机のへりに置くと「大阪や神戸にゃあダンスホールちゅうのんがあるんじゃ。べっぴんさんが、ぎょ〜〜〜うさん雇われとる」

ちらりと祖父を見る父。

祖父「そけえ、男が行って切符を買(こ)うて気に入ったおなごと踊るんじゃ」

おっと。おじいちゃん、もしや常連でした?!?!

父「売れっ子のおながあ氏名が絶えんからのお」

お父さんも!!

祖父「ああ」

父「順番待つだけで ひと苦労じゃ」

祖父「ハハハハッ」

黙って聞いていた祖母「あんたら、えろう詳しいな」

ですね。

祖父「とにかく 男にゃあダンサーという職業はねえ!」

父「分かったら血迷うとらんとまじめに修行せえ」

算太「嫌じゃ。わしゃあダンサーになる」

父「じゃあから!男(おとか)あダンサーにゃあなれんのんじゃ!」

譲らない算太。

見かねた安子は、自分がお婿さんをもらうから!と口を挟みました。

びっくりした顔で安子の方を見る家族一同。

たちばなのお菓子が大好きだし、この家で甘いお菓子に囲まれて暮らせるなら私は嬉しい!と。

しかし母は、ありがたいけれどそれはダメだと。

母「算太、お兄ちゃんが妹にこねん気う遣わしたらおえんよ」

「安子、すまなんだな。小せえ おめえにまで心配かけて」

今回は算太が泥団子を安子に作ってあげます。

「はい。おわびのしるしです」と妹に捧げる算太。

「おいしいですか?」と聞かれた安子は最大級の笑顔で「まじいです!

「だってお兄ちゃん、おだんご作りょうる時いっこも楽しそうじゃねえもん。作る人の気持ちがお菓子に乗り移るっておじいちゃんいっつも言いようる。おはぎのダンスはあねん楽しそうじゃったのに」

そんな2人を、そっと後ろから見ている父。

すると算太は、妹のためにダンスをし始めました。楽しそうに見ている安子。

そこへ祖父も来ました。

楽しそうに踊る算太、楽しそうに声をあげて見ている安子。

結局、ものにならなかったらすぐに帰ってくる約束で大阪でダンサー修業をすることになった算太。

居間

ラジオから軽快な曲が流れてきています。

祖父はポン!とお腹を叩くと和服でダンスを踊りはじめました。

が、ボキゴキィみたいな変な音がして……

腰を痛めた祖父、引退決定。

工場(こうば)

父親から教わった、小豆を炊く時の呪文?を唱える父。

鍋を火から下ろすのは、黒鉄ではなく丹原になってますね。でも、うまくタイミングが合わず慌てて火から下ろしてました。

そこへ14歳になった安子が登場。

ちょこっと感想

ああ、もう2回めにして子役さんたちが見納め!もう少し見たかったなぁ。

可愛かったし、演技も上手だし、なにしろ岡山弁も大変だったのでは。お疲れさまでした。

それにしても、まさか算太がダンサーの道を選ぶとは!

でも父も祖父もダンスが好きなようだし。血は争えないというか、ある意味、サラブレッド???

そして、ちょいちょい出てきましたね。女性だからできない職業、逆に男性ではできない職業といった壁の存在。

安子は本心からお菓子を作る人になりたいのに、やんわりとその可能性が否定されてしまうというのが……これからのドラマの1つのテーマでもあるのかな、なんて勝手に思っています。

 

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うさかめ
私が実際に見たり、行ったり、食べたりして良かった!おすすめしたい!というものを紹介していくブログです。

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