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中国ドラマ『陳情令』第6話「志の継承」ネタバレとか用語とか感想とか

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アニメ『魔道祖師』の前塵編と羨雲編が終了したらドラマ『陳情令』を見ようと決めていました。

アニメについては、アニメ『魔道祖師』前塵編 第1話「禁断の召喚」を見始めたら、一時停止ばかりしてた話から全話ネタバレを書いています。

 

よし。全50話、頑張って見てみよう。

 

公式ホームページ、公式ツイッター

 

 

第6話の登場人物

魏無羨(ウェイ・ウーシエン) 雲夢江氏(うんむジャンし)に引き取られ育てられる。江澄の兄弟子。
江澄(ジャン・チョン) 雲夢江氏。宗主の息子。
江厭離(ジャン・イエンリー) 雲夢江氏。江澄の実姉。魏無羨からは師姉と呼ばれている。
藍忘機(ラン・ワンジー) ”藍氏双璧”の一人。宗主・藍曦臣(ラン・シーチェン)の弟。
藍曦臣(ラン・シーチェン) ”藍氏双璧”の一人。宗主。
藍啓仁(ラン・チーレン) 藍忘機と藍曦臣の叔父。座学の先生。
聶懐桑(ニエ・ホワイサン) 清河聶氏。金の小鳥を3日かけて捕まえた。魏無羨に感化されつつある??
温情(ウェン・チン) 医者。仙督であるに命じられ、雲深不知処へ赴く。目的は陰鉄(いんてつ)を探すこと。
温寧(ウェン・ニン) 温情の弟。体が弱いらしい。
温若寒(ウェン・ルオハン) 温氏の宗主であり、各仙門を統括する仙督の地位についている。

 

第6話までで分かったこと

 

  藍啓仁(ラン・チーレン)と魏無羨の母親・蔵色散人は学友だった。
  4歳で両親をなくした魏無羨(ウェイ・ウーシエン)を雲夢江氏(うんむジャンし)が引き取って育てる。
  姑蘇藍氏で行われる座学に参加するため魏無羨、江澄たちは姑蘇へ。そこで魏無羨と藍忘機が出会う。
  各世家の弟子が誘拐される事件が頻発。どうやら術をかけて傀儡にしようとしている?
  姑蘇藍氏で行われる座学に岐山温氏が参加。温氏の本当の目的は陰鉄を探すこと。
  碧霊湖にでる”水の怪”を藍氏双璧、魏無羨、江澄たちでやっつける。
  どの時期かは不明だが、魏無羨と藍忘機が大梵山の舞天女を封じたことがある。
  魏無羨(ウェイ・ウーシエン)が大勢を敵に回したせいで雲夢江氏は滅亡寸前になる。
16年前 魏無羨(ウェイ・ウーシエン)=夷陵老祖(いりょうろうそ)死去。殺したのは雲夢江氏(うんむジャンし)。遺体は見つかっていない。
現在

莫玄羽(モー・シュエンユー)は13歳から数年間、蘭陵金氏(らんりょうジンし)で過ごしたが結局我が子と認知されず莫家に戻ってきている。

莫家に戻ってくると顔を塗りたくったり、仮面を着けたりしはじめた。

 

莫玄羽は自分の恨みを果たすため、魏無羨を召喚し自身は命を落とす。左腕に4本の傷を残すことで、4人の命を奪うよう魏無羨にお願いする。

安らかに死んでいたはずの魏無羨、いきなり莫玄羽として生きることになる=復讐を依頼されちゃうし、目覚めた途端に蹴られるし、いきなり色々と大変。

  莫家のお祓いをするため、姑蘇藍氏の仙師たち8名が到着。
  邪祟を呼び込む旗を盗んだ莫子淵(モー・ユーズエン)が邪祟に取り憑かれて暴れる。次に取り憑かれたのは父親、下僕の阿童、そして母親までもが取り憑かれる。
  魏無羨は自分だとばれないように莫玄羽を装いながら、密かに藍氏の仙師たちをアシストしつつ邪祟を倒すのを手伝う。
  金凌が、自分の師姉・江厭離の息子であることを知る魏無羨。しかし江厭離は魏無羨に恩を仇で返され死んでしまったらしい?金凌の父親も魏無羨のせいで死んでしまった??

 

第6話「志の継承」の流れ

碧霊湖

聶懐桑が、いそいそと魏無羨のところへ訪ねてきました。

魏無羨に「遅いぞ」と言われる聶懐桑は「落花生を取りに」というと小さな包みを持っています。

で、江澄と三人で酒盛りですか。

やはり前回の最後で天子笑を2本買ったのは魏無羨だったようですね。

聶懐桑も天子笑を気に入ったようです。「清らかに香り、まろやかさが口に広がる。冷淡でなく上品で、奇抜でなく濃厚だ」

うむ、食レポの仕事もできそうですね。

「芳醇な酒は美女のごとし」という聶懐桑の言葉から、話は理想の女性へと変わりました。江澄の理想の伴侶は天性の美女だ、と言って江澄に怒られる魏無羨。

「良妻賢母で倹約に努め、家柄も文句なし。口数も少なく物静か。有能すぎず金遣いも荒くない」と言いながら、江澄に追っかけられる魏無羨。ぐるぐると机の周りを回っていると、藍忘機が登場。

「何をしている」「いいところに来てくれた。せっかくだから一緒に酒でも飲んで語り合おう」「雲深不知処は酒を禁ずる」「藍湛、堅いこと言うなって。今日は水行淵(すいこうえん)を鎮めたことだし、お祝いくらい」と言いながら、藍忘機の左袖をチョイっと引っ張ると睨まれたので手を離す魏無羨。

「戒律堂で罰を受けよ」という藍忘機。すると聶懐桑と江澄は酔っ払って眠ってしまうふり。

あんなに酔っていては行けないから、自分と酒を飲もうという魏無羨。藍忘機は「来ぬなら人を呼ぶまでだ」と部屋を出ようとします。

吐きそうなふり?をして慌てて部屋から出ていく江澄と聶懐桑。魏無羨は懐からだした御札を藍忘機の右肩にペタリ。すると、藍忘機の動きがピタリと止まってしまいました。

ってか、魏無羨は何種類の御札を懐に忍ばせているんでしょうかね?!

「藍湛、来いよ。座って、この酒を飲め」というと、藍忘機は大人しく座って酒を飲んでるーーー!

うまいだろ?と言われても、表情が変わらない藍忘機に「藍湛、相当面(つら)の皮が厚いんだな。少しも顔が赤くならない」と言い終わらないうちに、なんと藍忘機が前のめりになるや机にゴツンと頭をぶつけてしまいます。

ツン、と指でつついてみると完全に寝ちゃってます。すんごい下戸のようですね。

「あああ〜。藍湛、部屋に戻って寝ろよ、な?ここで寝るな」と焦る魏無羨。仕方なくベッドに藍忘機を寝かせました。

「普段は上から目線の藍の二若君が俺の手に落ちるとは」とか言って酒を飲み続ける魏無羨。「藍の二弟、”魏(うぇい)兄ちゃん”と呼べ」「魏兄ちゃん」「うひっ!(喜びすぎ)」

魏無羨が藍忘機の抹額に手を伸ばすと、「何事だ」と正気に戻る藍忘機。「急に正気に戻るとは。抹額が曲がってる」「曲がった?」一生懸命直そうとする藍忘機。

「手伝う」という魏無羨の手をピチっと叩くと「触るな」。「ダメだ。まだ曲がってる」と再び手伝おうとする魏無羨の手を再び叩く藍忘機。「何をする」「抹額をまっすぐにするだけだろ」「触れていいのは父母と妻子のみ」

思わず酒を吹き出してしまう魏無羨。「妻だって?」「なぜ笑う?」「掟が多くて偉ぶってる姑蘇藍氏に、どこの女が嫁ぎたがる?生涯独り身だな」「……それもよい」

藍忘機の顔を少し覗き込み「お前たち藍氏はみんな堅物なのか?お前の父親も堅物だったら、母親はさぞ退屈だろうな」「母はいない」「そんなバカな。石から生まれたとでも?」

無言の藍忘機。

「俺が4歳のとき両親は死んだ。本来なら物心もついてる頃だが、思い浮かぶのは野良犬に追いかけられる光景ばかり。両親の面影なんて忘れてしまった」という魏無羨。

「唯一覚えている光景はロバに乗る俺を支える母親と前を歩く父。母親の冗談話に父親は笑っていた。藍湛、飲もう。俺から一献」と酒を差し出す魏無羨。

「いや2人で乾杯だ。同じく天涯孤独の身。今朝の酒は今朝酔うべし。さあ乾杯しよう」

 

松風水月

聶氏のところへ行って清談会について話し合ってきた叔父上が帰ってきたようです。お茶を入れてねぎらう兄上。

聶氏のところでも誘拐された弟子がいて、姑蘇藍氏の弟子と同じように首には赤い痕が浮かんでいたそうです。聶宗主も調査中とか。

兄上は、温氏には動きはないが碧霊湖で水の怪が水行淵を引き起こしたと報告。魏無羨が摂霊と関係あるのではないかと言っていた、とも。

魏無羨は魏長沢(ウェイ・チャンゾー)と蔵色散人(ぞうしきさんじん)の息子であること。「どうりで悪知恵が働くわけだ。母親と同じだな」という叔父上。

黙ってお茶を飲む兄上。

そこへ魏無羨が座学の弟子と酒を飲んでいたと報告が入ります。そして藍忘機もそこにいた、と聞いて顔色が変わる兄上。

「不届き者め!」と机を叩く叔父上。

 

魏無羨の部屋

誰かが部屋の扉を叩く音で目が冷めた魏無羨。

慌てて出ようとするも、机の上には藍忘機の刀。振り向けばベッドから転げ落ちる藍忘機の姿。思わず吹き出してしまう魏無羨。

松風水月

叔父上と兄上の前に跪き、「私の過ちです。どうか重い罰をお与えに」という藍忘機。

「俺たちは家規に背いたが藍湛は…」と庇う魏無羨。

「黙れ魏無羨!謹慎(礼則編を1000回写したばかり)したそばから騒ぎとは。雲深不知処をどこまでかき乱す気だ」と激怒する叔父上。

「いくら母親が蔵色…」と言いかけて言葉を飲む叔父上に「母を知っていると?先生!」

「黙れ」という先生。

「忘機、魏の若君と違い家規は知っているはず」「私の過ちです」「沢蕪君、沢蕪君。藍湛は俺から無理やり飲まされたんだ」「罰は受ける所存です」「なぜ罰を受けたがる」

「首謀者 魏嬰は罰として戒尺(かいしゃく)300回、藍湛も同罪だ。他の者は見せしめとして50回とする」という叔父上。

「300回?あんなに長い戒尺で?雲夢(自分の故郷)に帰れるのか?」と弱気な魏無羨に「打て!」という叔父上の号令。

あいたたたたー!みたいに声が出ちゃう聶懐桑たちと違い、黙って耐えている藍忘機。その姿を見て、魏無羨も口を閉じます。

廊下

なぜ昨夜に限って阿羨(アーシエン/魏無羨のこと)とお酒を飲んだのか?と弟に聞く姉上。

江澄は、自分が50回ぶたれたことは実家には言わないで欲しいと姉にいいます。

どこもかしこも痛いという魏無羨に、「いい教訓だわ。我慢しなさい。あとで当帰(とうき)の汁物を作るわ」という姉上。

「師姉、この傷は肉を食べたほうが治る」と甘える魏無羨、「当帰と羊肉を煮たらてきめんだ」と合わせる江澄。「2人してお調子者ね」と姉に笑われました。

すると前から兄上が歩いてきます。恐る恐る「また何か家規を破ったかな?」と聞く魏無羨に「昨晩はやりすぎたな。叔父も逆上して(!!)重い罰を与えたのだ。戒尺による背中の傷は癒えるのに半月はかかる。ある場所で療養すれば早く治り座学にも影響しまい」と教えてくれます。

去ろうとする兄上に自分の母親のことを切り出すと、叔父上はかつて魏無羨の母親と学友だったことを教えてくれました。叔父上は品行方正だったそうですが、蔵色散人は「君と全く同じとしか言えぬ」という兄上。

ふふっと笑う江澄。

「だから叔父が厳格でも恨まないでくれ。叔父とて…叔父も髭をたくわえるのは苦労しただろう」と。え?え???え???何をされちゃったの?!?!?!?!

頭を掻く魏無羨。

温情の部屋

温情が御札を空中で燃やしています。どうやら仙督である温若寒に報告をしていたようです。

碧霊湖 水行淵 白瞳(はくとう)現る

「そういうことだったか」とガッテンしたような温若寒(ウェン・ルオハン)。温情へ返信したようです。

「陰鉄は水中に?」という温情。

裏山

竹林の中を歩いている魏無羨。藍忘機が温泉につかっているのが見え、走り出しました。(って、少ししたら分かるんですけど温泉じゃありませんでした。だって湯気かと思ったんだもん。しょぼん)

「藍湛!」と呼ぶ声がして慌てて衣を着る藍忘機。

「藍湛、こんないい場所を独り占めか?薄情だな」という魏無羨に「なぜここを?」と聞く藍忘機。「沢蕪君が教えてくれた」と笑顔で言う魏無羨。

靴を放り投げ「冷たいぞ。すごく冷たい。ひんやりする。寒いだろ」と水の中に入っていく魏無羨。温泉じゃなかった!!!

「さするな」「分かってるけど水が冷たすぎる動かないと血が固まって手足がカチコチに」といって、藍忘機の方へ近づいていく魏無羨。近寄られた分、逃げる藍忘機。

「何だよ藍湛、そんな態度があるか!まあいい。確かに普段は頭が固くて暗いし面白みもない。俺も最初はむかついたが、手合わせでは2度も引き分けだった。俺は自分が認めた奴とは友だちになりたい」「断る」「そんなつれないことを。俺と友達になれば得をする」

そういって、ごそごそする魏無羨に「何の真似だ」「治療だから衣を脱ぐ。へへ」と笑う魏無羨。

藍忘機が冷泉を出ようとしたので「おい、行かないでくれよ。脱がなきゃいいだろ。藍湛、雲夢に来たことは?雲夢は楽しくて食べ物もうまい。蓮花塢(れんかう)に来てくれたら俺が蓮の実を摘んでやる。そして菱(ひし)の実もな」「行かぬ」

待って。待って、藍湛、単語、短すぎる。

「じゃあいいさ。すごい秘密を教えてやる」

いいさ、という中国語が「ホバホバ」って私の耳には聞こえて可愛いな、と。

藍忘機に近づくと「雲夢は美女が多いんだ」と言った直後、「藍湛、何か変な感じがしないか?」と真顔になる魏無羨。

振り向いた魏無羨が、突然水の中に消えてしまいます。藍忘機も慌てて刀を取りますが、水の中へ引き込まれてしまいました。

どうやら泉の下にある洞窟へ引き込まれたようです。水は冷たいのに凍っていない、という魏無羨。少しずつ洞窟を進んでいくと、何か祭壇のようなものが見えてきました。

近づいていくと、祭壇というかテーブルと椅子のようですね。テーブルの上に何か白い細長いものが乗っているようです。

すると、突然その白い細長いものから衝撃波のようなものが出て吹き飛ばされる魏無羨。でも元気そう。

立ち上がって藍忘機に「それは?」と聞くと「弦殺(げんさつ)術だ」と答えます。藍氏の秘伝の術か?と聞く魏無羨に、第二弾の衝撃波。

「なぜ俺だけ狙ってくる?」という魏無羨。藍忘機は白い細長いもの=琴に藍氏の禁紋(きんもん)封印がしてあることに気づきました。自分が藍氏であることが分かるから自分を攻撃してこないのか、と。

すると第三波が放たれ、藍忘機は自分の刀を魏無羨の前へ飛ばし弦殺術から魏無羨を守りました。気づけば洞窟内には白いうさぎさんがわんさか。

「ウサギが藍氏の抹額を?」という藍忘機。今日一番の長台詞?そうでもないか。

魏無羨は、藍氏の弟子は小さい頃から抹額を着けているから抹額が主を見分け、法力もあると。ウサギまで抹額を着けてるとはな、と内心思っています。

「法力に抹額か…!!藍湛、抹額を貸してくれ!早く」

魏無羨の近くまで飛んでいく藍忘機。抹額で自分と魏無羨の腕をくくります。すると弦殺術をかけられずに済みました。

2人で琴へ近づきながら「よそ者を寄せつけないとは、どんなお宝だ?」と琴に触ろうとする魏無羨。「触るな」と刀の柄の部分で遮る藍忘機。

「貴重な琴で法力も宿している。よそ者を攻撃するのは亡くなった藍氏祖先の遺物だろう」

何度も触ろうとする魏無羨を阻止し、「私に任せよ」と琴を弾き始める藍忘機。

どうやら”問霊(もんれい)”という姑蘇藍氏に存在した秘伝の技だったようです。琴を弾くことで先人と交流できるんだとか。

よく知ってるな、といいたげな顔をしたのも束の間、テーブルの上に腰掛けている魏無羨を目で叱る藍忘機。すべて無言。

テーブルから魏無羨がどくと、藍忘機が弾いてないのに琴が鳴り出しました。

「あの方だ」「誰だい?」

「岐山温氏、姑蘇藍氏、雲夢江氏、蘭陵金氏、清河聶氏」という声が聞こえてきて、剣を抜く2人。

「仙(せん)山を殺し陰鉄を葬れ」という声が洞窟内に響き渡ります。

「この声は何だ」「分からぬ。備えよ」「五大世家が、どこかの門派を滅ぼそうと?陰鉄って何なんだ?」「初耳だ」

声が小さくなっていったので、剣をしまう2人。

すると「陰鉄は不吉よ。言及せずともよい」という声が聞こえ、振り向けば琴の前に座る女性の姿。彼女は姑蘇藍氏の藍翼(ラン・イー)。

松風水月

「叔父上、不測の事態だとは限りません。捜索させています」という兄上に、忘機は慎重だから魏無羨のように無茶はしないけれど冷泉で行方不明になったということは…と何かを心配しています。

皆で藍忘機と魏無羨を捜しています。

気分が悪くなってしまって、一人休むことになった姉上。滝の近くの石に足をかけた瞬間、滑って体勢を崩してしまいます。

そこを後ろから抱きとめたのが金子軒でした。一応、許嫁。

見つめ合う2人。

「江殿、気をつけて」という金子軒に黙ってうなずく姉上。そして捜索へ戻っていく金子軒と、蘭陵金氏の弟子たち。

 

洞窟

藍忘機が藍翼に挨拶をしています。魏無羨は驚き、この人が姑蘇藍氏で唯一の女家主で弦殺術を編み出したのかと驚いています。

藍翼とか呼び捨てにしたものですから、バシっと藍忘機に叩かれ慌てて挨拶する魏無羨。

藍翼は白いウサギを抱っこします。ウサギは、この寒潭(かんたん)洞で寂しくないようにと藍翼が飼っているんだそうです。

「私の霊力が弱まる一方だから、よく逃げ出すの」「藍翼殿、他界されて何年も経つのになぜ…」と聞く藍忘機に「陰鉄と関係あるはず」という魏無羨。

「そのことは私の生涯で最大の過ちだった。ゆえに代償として残りの霊力を使い陰鉄を抑えているの」

そう言って、自分の手のひらの上に石の破片のようなものを出してみせました。

「禁紋封印は徐々に効力が薄れつつある。私の霊識(れいしき)も弱まる中、あなたたちが来た。これは天意なの?数百年前、陰鉄はまだ欠片(かけら)ではなかった」

伏魔殿(回想)

かつての夷陵(いりょう)の乱葬崗(らんそうこう)は一面の仙山で、当時最強の国師・薛重亥(シュエ・チョンハイ)の拠点だったそうです。

なぜ当時名を轟かせていた薛重亥が陰鉄に怨念を吸わせ人々を犠牲にしたのかは今となっては分からない。

薛重亥は古の妖獣・屠戮玄武(とりくげんぶ)を操り仙門の宗派を虐殺。またたく間に世は暗黒に包まれ暴走は止まらなくなった。それで五大世家が協力して薛重亥を殺そうとしたんだそうです。さっき聞こえた声は、その時の声なのかな。

薛重亥を殺し屠戮玄武を鎮め大勢が命を落としたため、夷陵仙山は屍ばかりの乱葬崗になってしまった。

陰鉄は人間の霊識を吸いすぎて怨念は消えなかったんだそうです。「それは摂霊?」と聞く魏無羨に「そうよ。陰鉄は本来、天地の気を吸う至宝だけど薛重亥により人間の霊識や修師の霊元まで吸収した。結果、陰鉄は怨念に満ち浄化できなくなったの」

伏魔殿で薛重亥に陰鉄を渡すよう迫る温卯(ウエン・マオ)。あれですね、第4話で魏無羨が座学で叔父上から「修真界で初めて門派より血縁を重んじた者は?」と聞かれて答えた人ですよね。

薛重亥は「温卯、お前たちの末路も私と同じだ。ふははははは」と高笑い。

その後、陰鉄を鎮めいくつかの欠片として霊脈の豊かな地に隠して後世に陰鉄を伝えないよう五大世家で決めたんだそうです。

「藍翼殿、お言葉ですが陰鉄が本当に天地の気を吸収できてそれを利用できるのなら…」と言い出す魏無羨を、「魏嬰」と止める藍忘機。

しかし藍翼は「驚いたわね。今の言葉は私が考えたことと全く同じ。女子(おなご)として家主を継ぎ非難にさらされたわ。大鉈を振るうべしと古いしきたりを廃し新しい道を模索してきたの。ただ藍氏のため一生を捧げても数々の妨害に遭ったわ。その後、友の抱山散人と語らっていた時に彼女が陰鉄のことに触れたの」

魏無羨の母親の師匠の名前が出てきたので思わず「抱山散人と親しかったのですか?」と聞く魏無羨。

「抱山は私の生涯で唯一の知己よ。でも私は……彼女を裏切った。陰鉄のことを知って夜も眠れなかったわ。数百年間所蔵される書を読み、ついにそれらしき記載を見つけたの。藍氏の祖先が持ち帰った陰鉄の欠片が眠る場所を。寒潭洞は霊脈も豊富で四方の寒気が集まり永遠に凍らぬ寒潭を作っている。冷泉の源泉だけでなく陰鉄を封印するには格好の地よ」

「浄化できぬ陰鉄をなぜ見つけようと?」と聞く藍忘機に「当時は魏の若君と同じく若かった私は誰の言葉にも耳を傾けなかった」と答える藍翼。「浄化できねば操られます」という藍忘機に藍翼は溜息をつくと「抱山もそう言って私に忠告したわ。ただ私は心に恥じぬよう生きてきた自負があり藍氏の門派を広げたいと己の意志を貫くことしか頭になかった。彼女の制止も聞かず禁地へ来たの。まさか……私が間違っていた」

竹林(回想)

歩いてきた藍翼の前に刀を抜いて待ち受けていた抱山散人。

どうなるか分かっているのか?と聞く抱山散人に、私欲ではなく藍氏のためなのになぜ止めるのか?と。陰鉄の怨念は凶暴で、先人でも浄化できなかった。封印を解けば制御できなくなる、という抱山。

家主として弦殺術を編み出した自分なら手なずけてみせる、という藍翼。

抱山を振り切って陰鉄の封印を解いたものの浄化できず、大きな災いを招いてしまったんだそうです。

禁紋を解かれた陰鉄は二度と封印できず、何度試しても成功しないどころか逆に深手を負ってしまった藍翼。

陰鉄を霊識で封印する代わりに藍翼は寒潭洞に留まることに。

 

 

第6話の感想

アニメとの設定の違い

・なんていうか、もうこの辺から、ドラマとアニメの構成がほぼ違ってくるというか。魏無羨に巻き込まれて藍忘機も罰を受けるとか、冷泉といった部分は同じですが。話の持って行き方が違うので。酔った藍忘機もアニメでは見られないし。

そういう意味では、時間も話数も短いアニメはストーリーを組み立てるの大変だろうなぁ、とも思いました。

アニメでは魏無羨は犬が嫌い、という設定が出てきたのは第2クールの羨雲編ですものねぇ。

盛りだくさんでしたね、第6話

お酒を飲んで、ちょっと本心が見えちゃう藍忘機。悪ふざけがすぎるけれど、結構賢い魏無羨のことを、ちょーーーっと認めつつある?藍忘機。魏無羨のことを弦殺術から守ってあげて、家族と妻子にしか触らせない大切な抹額で自分と魏無羨を結ぶ藍忘機。

さて、どうなっていくのか魏無羨と藍忘機の関係性。

そして陰鉄が何か?が分かりましたね。魏無羨のお母さん・抱山散人の話も出てきたし。そして薛重亥が温卯に「お前たちの末路も私と同じ」と言った通り、温氏が陰鉄を集めようとしてるし。

温若寒も、ちゃんと陰鉄が水中にあると見抜いてましたね。うーん、温情がそれを取りに来るのかなぁ。弟を守るためには、まずは温若寒の命令に従わざるを得ないだろうしなぁ。うーん。

メイキングに笑ってしまいました

藍先生に叱られる魏無羨のシーンです。うぷぷ。

藍忘機役の王一博さん、役柄と素のギャップが素敵ですね。

 

濡れた衣装で遊ぶ王一博さん……可愛くて惚れました。

 

 

相関図、用語など

相関図

顔写真付きの相関図が公式ホームページにあります。ありがたい!!

用語

陰虎符(いんこふ) 夷陵老祖(いりょうろうそ)の魏無羨が発明。邪悪なものらしい。皆、こぞって欲しがる。でも”不夜天の戦い”で破壊されたらしい。
禁言術(きんげんじゅつ) この術をかけられると、喋ることができなくなる。害はなく抵抗しなければ自然と解けるらしい。
仙門(せんもん) 妖魔などを退治する仙師(せんし)たちが属する。仙師たちは、それぞれ属する仙門があるらしい。
舍身呪(しゃしんしゅう)

血で陣を描き、自分の命と引き換えに邪神などを再び世に復活させる術っぽい。

舍身呪によって蘇った者は、自分を蘇らせた人物の願い(復讐)を叶えること。1つの傷につき1人の命。傷の本数分だけ復讐することが出来なければ、その傷は永遠に癒えない。

アニメ『魔道祖師』では”献舍(けんしゃ)の術”と呼ばれていました。

召陰旗(しょういんき) 魏無羨が発明した。召陰旗のエサは人の気(き)だとアニメでは説明されていました。この旗を持っていると、邪祟の標的になってしまう。
奪舎(だっしゃ) 他人の体に自分の魂を移すこと。つまり無理やり体を乗っ取ることですね。舎身呪とは違う、と。
風邪盤(ふうじゃばん) 食魂獣(しょっこんじゅう)や食魂殺などがいる方角を教えてくれるっぽい。
問霊(もんれい) 姑蘇藍氏に存在した秘伝の技。琴を弾くことで先人と交流できるんだとか。

 

五大世家(ごだいせいか)

仙門のなかでも優れている5つの仙門。

最初の2文字・雲夢、姑蘇、蘭陵、清河、岐山はすべて地名。

  ホームグラウンド 家  紋
雲夢江氏(うんむジャンし) 雲夢・蓮花塢(れんかう) 蓮の花
姑蘇藍氏(こそランし) 姑蘇・雲深不知処(うんしんふちしょ) 白色の洋服&額に細い紐を巻いている 雲紋
蘭陵金氏(らんりょうジンし) 蘭陵・金麟台(きんりんだい) 牡丹・金星雪浪
清河聶氏(せいがニエし) 清河・不浄世 獣頭
岐山温氏(きざんウェンし) 岐山・不夜天 太陽

 

『陳情令』全50話ネタバレ記事を書こうと挑戦中です

半年ぐらいかかりそうです。その前に、記事を書かずにドラマだけ全話見てしまいそう……。

中国ドラマ『陳情令』第1話「目覚め」ネタバレとか用語とか感想とか
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