韓国ドラマ『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』。
第12話、グググっと緊張感が増しましです。
Contents
登場人物
ハン・ソジン一家 | |
ハン・ソジン | 専業主婦。姑であるユン女史から3代続けて医師にする、というプレッシャーを受けている。 |
カン・ジュンサン | ソジンの夫。ジュナム大学病院の整形外科医。 |
カン・イェソ | ソジンの長女。ソウル大学医学部へ入学するために猛勉強中。シンア高校在学中。 |
カン・イェビン | ソジンの次女 |
ユン女史 | カン・ジュンサンの母。息子と、その嫁への当たりがキツイ。 |
チン・ジニ一家 | |
チン・ジニ | 専業主婦。芸能人になることを夢見ていた。息子が勉強嫌いで困っている。 |
ウ・ヤンウ | ジュナム大学病院の整形外科医。カン・ジュンサンの後輩。 |
ウ・スハン | ジニの息子。 |
ノ・スンへ一家 | |
ノ・スンへ | 専業主婦。 |
チャ・ミニョク | ロースクールの教授。息子たちにスパルタ式教育を施す。 |
チャ・ソジュン/チャ・ギジュン | スンへとミニョクの息子たち。双子。ソジュンが兄、ギジュンが弟。 |
チャ・セリ | ハーバード大で経済学を専攻。 |
イ・スイム一家 | |
イ・スイム | 童話作家。 |
ファン・チヨン | スイムの夫。ジュナム大学病院の神経外科医。病で妻(ウジュの母)を亡くす。 |
ファン・ウジュ | イェソと同じ高校に首席合格。成績だけでなく性格も良い。 |
入試コーディネーター | |
キム・ジュヨン | 入試コーディネーター。合格請負人。毎年、自分が認めた子供2人しかサポートをしない。合格するためなら手段は選ばない。 |
チョ・テジュン | キム先生に忠実な部下。 |
同級生 | |
キム・ヘナ | 母子家庭に育つ。頭がよく、イェソのライバル。 |
イ・ミョンジュ一家 | |
イ・ミョンジュ | 息子ヨンジェがソウル大学へ入学し、鼻高々だったが……。 |
パク・スチャン | ミョンジュの夫。ジュナム大学病院の元神経外科長だった。 |
パク・ヨンジェ | ミョンジュの息子 |
第12話ネタバレあらすじ
レストラン
ミョンジュ一家に何が起きたのか気になっているスイム。
イェビンからミョンジュ一家について聞き出しています。
ガウルという家政婦さんがいたけれど、急に居なくなってしまったこと。そしてヨンジェが「唯一話の通じる相手」と言っていた受験コーディネーターのキム先生には連絡をしているかもしれない、と。
スンへの自宅
スンへから、キム先生が生徒の復讐心を利用して合格に導いたことをきいたチャ教授。
スンへは、このままチャ教授が過干渉ぎみに教えると子どもたちの関係が壊れてしまうことを心配し、やり方を変えようと提案します。
「親の欲は子どもを苦しめ仲たがいの原因になる」
しかし、自分を恨んでいてもソウル医大に入れば、いつか必ず感謝する日が来るとか言っちゃうチャ教授。
スンへが、ウジュは自分のやり方で勉強して優秀な成績を残している、と言えば優秀な遺伝子を持って生まれたからだ、と。長女のセリは自分の遺伝子を受け継いだから放っておけたのだ、とスンへを馬鹿にしだします。
「頼むから心を鬼にしてくれ。毅然とした親の元に成功者の子が育つんだ」
泣きそうな顔のスンへ。
いやぁ、スンへって私はすごく頭いいと思うんですけどねぇ、勘も鋭いし。こんなに話の通じない相手じゃ本当に困りますねぇ。頭を抱えるスンへ。わかる。その気持。
しかし、さすがのチャ教授もスンへに言われた「子どもたちの関係が壊れてしまう」ことは気になった様子。
ジニの自宅
夫・ヤンウにキム先生のことを話すジニ。今後のソジンの様子を見て、まずいと思ったらソジンとは距離を置こうと思っているようです。
ヤンウは自分の上司はソジンの夫・ジュンサンだから慎重に行動するように、と忠告します。
そんな夫に対し、ビビらないで&ジュンサンに手術を執刀させないで、と言いつけるジニでした。
ジュナム大学病院
ヤンウは自分の部下たちに、1つだけ難しい質問をさせてくれ、と話しかけます。
実力がAクラスの医者と、A+クラスの医者がいる。Aの医者は患者を見捨てかねないが、A+は手術の腕もよく患者をリラックスさせる。
手術を受けるとしたら、どっちを選ぶ?
もう答えでてますよね。
正直村の部下「ファン教授です」
「バカ者!あいつの話じゃない!」そして、自分がファン教授に頼みたいと言ったか?科長(ジュンサン)が自分たちを見下していても義理がある、とか怒り出すヤンウ。
それをバッチリ聞いてしまうジュンサン。
ファンの腕前はリハビリ室でも評判がいいとか、やってもらえ、と言われてしまうヤンウ。完全にへそを曲げてしまい部屋を出ていってしまったジュンサンを必死で追いかけるヤンウ。
廊下
ヤンウはファンにそそのかされたのだ、とジュンサンに言い訳していたので。それを信じたジュンサン。
ファンが自分の部下に接近して、執刀させろと出しゃばったに違いない!と。まさか自分の腕が信用されていないとは思っていないようです。
プリプリ怒りながらエレベーターに乗ると、院長とファンが楽しげに会話をしているところでした。そこへ腰痛をかばいながら滑り込むヤンウ。
院長はジュンサンとファンがいて心強い。そしてなぜかファンの息子が生徒会長に立候補する話まで掴んでいるようです。
「地位に就けば人は成長できる。カン教授が(脊髄センターの)センター長を辞退した時は、かなり悔やまれたよ」
は?みたいな顔で、後ろから院長を睨むジュンサン。
ジュンサンが銃で患者を脅した動画が世間に拡散され、それをネタにセンター長の座をジュンサンに諦めさせた院長。表向きは、ジュンサンからセンター長を辞退したように見せかけるという、第10話のことですね。やり手だなぁ。
そして院長がファンとジュンサンの子どもたちが同じ高校であることを話はじめると、ヤンウが話に割り込んできてジュンサンの娘の優秀さをアピール!しようとしたのですが。
くしゃみでヨロケてしまいます。
わかる。腰痛のときのくしゃみって、本当に怖いんですよね。できるなら、くしゃみしたくないぐらい。お風呂の蓋とが持ち上げるのも怖いし。
「大丈夫ですか?手術前は注意しないと」とヤンウに声をかけエレベーターを下りていくファン。
自分の娘の優秀さも院長にアピールせず、ファンからは手術前は気をつけるよう言われたヤンウに八つ当たりするジュンサン。
SKYキャッスル敷地内
ジョギングをしながら、ソジンとの会話を思い出しているスイム。
ミョンジュ一家を破滅に追い込んだのは、ミョンジュと夫のせいなのか。キム先生のせいなのか。ふと足を止めると視線の先には陶器の小さな母子像が。
元から石造りの聖母子像が設置されている場所に、その陶器の母子像を置いたのはスンへでした。
スンへはミョンジュから母子像をもらいましたが、チャ教授から捨てるよう言われて仕方なくここに置いたそうです。
そうでした、第2話で2ヶ月のクルーズ旅行へ行ったはずのミョンジュが突然SKYキャッスルへ戻ってきて、スンへたちにこの母子像をくれたのでした。
「自殺を決心した人が母子の置物を買った時の心情を思うと胸が痛いわ」とスイムに語っていたスンへ。
スイムは、その陶器の母子像を自宅へと持ち帰ります。
そしてパソコンへ向かい「誰が彼女を殺したのか」と入力を始めるスイム。
シンア高校の職員室
評定を上げたい気持ちはわかるが、勉強、母親の看病、そのうえ生徒会長をしたいだなんて欲が深い、と嫌味を言う男性教師のオ先生。
キム・ヘナは、生徒会長になって特別クラスを廃止したいのだと言います。
精読クラスは仮の名前で、優秀なお金持ちの子を集めてスペックを上げていることは、生徒の誰もが知っている、と。
校内の大会の情報を与えて賞を取らせたり、学校は入試工場に成り下がった、とハッキリ口にするヘナ。
偶然、職員室へ来たウジュはヘナのその姿を目撃しました。
ヘナに本当のことを言われたオ先生は、ヘナの担任であるキム先生にもつっかかりますが軽くいなされてしまいました。
その頃、女子トイレではイェソがウジュを副会長に誘う練習をしていました。
自分に活を入れトイレを出ると、ちょうどそこへ歩いてきたウジュ。イェソはウジュを呼び止めると、一緒に生徒会をやらないかと誘います。
困ったような笑顔を浮かべるウジュ。
「ごめん、別の子を誘うんだ。いい結果を祈るよ」
玉砕。
そしてヘナに声をかけるウジュを見ながら、下唇を噛むイェソ。
ソジンの自宅
ジュンサンが病院から帰宅すると、イェソには生徒会長になってもらってファンの息子を打ち負かすよう言い出しました。
この間まで、というか、前話まで「勉強だけしてればいい」と反対してたので驚くソジン。夫に理由を聞きます。
センター長の座を奪い、部下の手術を執刀するとファンがしゃしゃりでたのだ、と。
ヤンウの手術のことは初耳だったため、驚くソジン。
ジニの自宅前
ソジン、すぐにジニのところへ押しかけたようです。
ジニから自分に話をしなかったことを怒っていますが、ジニはソジンの夫だってセカンドオピニオンもなしにいきなり手術はしないだろう、と。「患者も医療をショッピングする時代よ。認めるところは認めて」と、しれっと言います。
軽く舌打ちをしたソジン。
ジュンサンの母は理事長の奥様と奉仕活動をしているし、父親は理事長の主治医であること。そして、「列に加わるにはかなりの時間を要するけど外されるのは一瞬よ。ふっと吹けば飛ぶホコリと同じ。認めるところは認めて」。
ひーーー。
そして、くるりと踵をかえすと帰っていくソジン。
その後姿に「ソジンさん、おやすみなさい。ぐっすり眠ってください」と深々と頭を下げるジニ。
ニヤリと笑いながら帰っていくソジンに対し、ちっきしょーーー!みたいなポーズしてるジニ。
このラウンドはソジンの勝ちでした。
ジニは寝ている夫のところへ行き、やっぱりジュンサンに手術を任せるべきだと話します。
「カン教授の手術を受けてソン教授みたいになっても、それが運命だと受け入れるの」
ソン教授って???でも、話の状況だと以前、ジュンサンの手術を受けて回復しなかった教授がいるってことですよね??
シンア高校の校門前
ヘナを呼び止めて、特別クラスをなくすなら一票入れる、と約束をしてるのはチャ教授の次男。
「評定のためだけに立候補するやつよりマシだ」と、イェソがいるのを知っていてわざと言う次男。長男もヘナに協力すると申し出ます。
そこへ割り込むように歩いていって、迎えに来た車に乗り込むイェソ。
チャ教授の息子たちも、母親が車で迎えに来ました。
それを無言で見送ったヘナが歩きだすと、1台の車がヘナのところへ近づきます。
イェソが信号待ちの車内から、隣のレーンに止まった車に視線をやると後部座席にヘナが乗っているのを偶然目撃。イェソの乗った車を運転していたキム先生の忠実なる部下は、「キム・ヘナ?」とイェソが言ったのを聞き逃しませんでした。
誰かの家
ヘナが無料で受けているチーム授業の値段がいくらか知っているのか?その上、月100万ウォンを渡しているのに、2倍にしろとはずうずうしいと女性から言われています。
「じゃあ…3倍ください。人生を懸けて課題を代行してます。英語の課題をやる時、ドフンは寝てました」それがバレたら自分も退学だ、というヘナ。
ドフン?
ああ!2話で、ソジンに読書会に参加させて欲しいと頼んでいた人!ソジンは理由をつけて断ってましたっけ。
で、5話・6話でイェソ&ソジンは嫌われているから勉強会のグループに入れてもらえなかったことがありましたが。あの時のドフンのお母さんなんですね。
ほー、ヘナは実は危険なアルバイトをしていた、と。
300万ウォンを出し渋るドフンの母を横目に帰ろうとするヘナ。
渋々、机の上に200万ウォンを放り投げる母親。
それをみて帰っていくヘナ。慌てた母親はヘナを追いかけ、ヘナのポケットに200万ウォンを突っ込みます。
ポケットからお金を取り出し、200万ウォンを確認したヘナ。ポトっとお札を地面に落とすのでした。なかなかに駆け引き上手。
これは本気で怒らせたらまずい、と思った母親は300万ウォンを支払うことで妥協し、その代わりに息子の課題を完璧に仕上げて欲しい頼むのでした。
うわー。ジュナム大学病院だけじゃなくて、ここでも狐と狸が化かし合いしてるぅ。
ソジンの自宅
キム先生が招かれたようです。
正直に言って、イェソが生徒会長に選ばれることはないだろうというキム先生。
先生がついているから、というソジンに対し「入試の戦略を立てるのは私です。諦めたほうが時間を無駄にしません」とピシャリ。
部活の設立だけでも十分に評価されるから、というのが理由だそうで。はて、なにか設立しましたっけね。
「ヘナに勝ちたいんです。私も主人もイェソを生徒会長にしたい。だからお話ししてるんです……頼みではなく」
「……分かりました」「信じてます」
ここでも狐と狸がーーーー。
キム先生を見送りに、外へ出てきたソジン。
キム先生が車へ乗り込もうとした時、泥まみれの自動車がソジンの敷地に入ってきます。
車から下りてきたのは、パク・スチャン。息子は自分たち夫婦への復讐のためにソウル医大に合格し、妻はその後自殺。自分も大学病院を辞めてしまった人。
スチャンは、ソジンにキム先生の連絡先を教えて欲しいと丁寧にお願いします。
!!!
目の前にいるのに!!!
そうか、チャ教授が妻と話をしていた時、自分は教育に興味がなかったスチャンとは違うとか言ってましたね。スチャンは、まったくキム先生の顔も知らなかったのか。
キム先生はスチャンの方へと近づくと「ご挨拶が遅れました。キム・ジュヨンです」と。
一瞬驚いた顔をしたスチャンですが「来てもらおう」というと自分の車へ乗るように指示。でも助手席のドアを開けてあげたり、どこか紳士的な振る舞い。
キム先生は「ご心配なく」というとソジンに何かを手渡し、スチャンの車の助手席へ。しかし、さすがに後部座席に猟銃が置いてあるのを見て一瞬ためらいました。
結局は車に乗り込むキム先生。
車が出発すると、ソジンは先生から渡されたものを見つめます。先生の車の鍵でした。
急いで先生の車に乗り込むソジン。あとを追います。
それにしても、よくSKYキャッスルの敷地に入れましたねスチャン。一応、門番いますよね?
まぁ、昔の住人だし、不祥事で辞めた訳ではないので。誰かに呼ばれたのだ、といえば入れるのかな?
道路
乱暴な運転で走行するスチャン。
なんとか追いかけるソジン。おー、キム先生の車はジャガーなんですね。
スチャンの車は湖近くで止まりました。猟銃を手にして、キム先生に下りるよう無言で促すスチャン。
ソジンも離れたところに車を止めて見ていますが、携帯電話がなく連絡できません。
湖の上の浮橋を歩くキム先生とスチャン。
橋の行き止まりで振り返るキム先生に、1日に12回は先生を殺したくなったこと、殺したいと思うことで精神を保ってきたというスチャン。
猟銃に銃を装填しながら「妻が銃口をのどに当てた時どんな心情だったか考えてみたか?」というスチャンに「胸は痛みますが私の責任でしょうか?奥様があのような選択をされた夜、何をしてたんです?親子カウンセリングを勧めても問題は息子にあると断りましたね?そんな親の下でヨンジェは3年も耐えてきた。私を恨む前に今からでもヨンジェに父親らしい姿を見せるべきでは?」と。
親の言う通り従順に生きてきた息子に親を恨めといい、起きて当然の悲劇を招いた。貴様はそれでも人間か?と怒鳴るスチャン。
「誤解です」と冷静にいうキム先生に銃口をつきつけるスチャン。
それを見ていたソジン、慌てて車から下りて2人のもとへ駆け寄ろうとします。
「数十億ウォンも受け取りながら妻を殺し、息子の人生を破滅させた!」引き金に指をかけ、鳴り響く銃声。
しかしキム先生は無事でした。
「殺してやりたいが、今からでも親として生きたい。警告する。こんな不幸は私の息子だけで、わが家だけで終わらせろ。また同じ不幸が起きたら、ひっそりとあの世へ送ってやる」
そう言って去るスチャン。
さすがのキム先生も一瞬覚悟していたようです。小さく息をしました。
スチャンはソジンの姿を見ると「ソジンさん、妻のようになりたいですか?」と問いかけます。目をそらすソジン。
「とはいえ妻も忠告に耳を貸さなかったはず。後悔するのは死んでからです」
車に乗り込み去っていくスチャン。
キム先生はソジンに大丈夫か?と話しかけました。
そして「お父様を見てるとヨンジェの苦しみが伝わり胸が痛みます」と。
宝石店
優雅でラグジュアリーで、もらったとたん気分がよくなる物を探しに来たジニ。
ストレス発散??
ネックレスを出してきた店員にオーケーをだしました。
ジュナム大学病院内のカフェ
カン教授の好物であるタラの身入りのり巻きをヤンウに手渡すジニ。
のり巻きは自作、ではなく、有名店に頼んで特別注文したんだとか。しかし、教授たちには自分が作ったことにしておくように、と夫に念押し。
そして息子・スハンのためにヤンウは犠牲(!手術が失敗すると決めつけてる!)となるように言うのでした。
しかし、へそを曲げたカン教授。のり巻きでは許してくれません。9通メールを送っても許してくれません。
ヤンウは、10通メールを送ってカン教授に許してもらったことがあるという部下から、文章の秘訣を教わります。
「科長、大罪人が最後にひと言申し上げます。理想の医者である科長を差し置いて別の医者に体を任せません」
それを見たカン教授「理想だと?」
果たして、カン教授の機嫌は治るのでしょうか?そしてヤンウの腰は無事に治るのでしょうか???
自分の出世と息子の将来が懸った手術。どうなりますやら。