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韓国ドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』第1話ネタバレしつつ感想です

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

韓国ドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』が楽しかったので、あらためて1話から見直しつつ、せっかくなのでネタバレしつつ感想というか妄想というか、叫びみたいなものを書いていこうと思います。

まだドラマを見ていない、という方は、ぜひ予備知識ゼロで見ていただきたい!!

トッケビとは?

トッケビについて、それからドラマ全体のネタバレなしのあらすじ(と言う名のほぼ内容を書いてないあらすじ)などは、こちらに書きましたのでよろしければ。

韓国ドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』が面白かったので、ぜひオススメしたいと思った話

第1話 ストーリーとネタバレ感想

 

完全にネタバレしつつ感想を書いていきます。未見の方は、ご注意ください

また、今回でしたら第1話のみのネタバレを書いていきます。第2話以降の話は書いていませんので安心して?お読みください。

 

高麗時代

「人間の血と汗が染みた物に想いが宿ると”トッケビ”になるという」というセリフとともに、古い剣が映し出されます。この剣は数々の戦で使われ、そして持ち主の胸を貫いたと。

1羽の白い蝶が現れ剣に止まります。

彼の胸から剣を抜けるのは”トッケビの花嫁”だけであり、剣が抜ければ彼は無に帰し安らかになるであろう、と。

 

ちなみに高麗時代をWikipediaで調べると

918年に王建(太祖)が建国し、936年に朝鮮半島の後三国を統一し、李氏朝鮮が建てられた1392年まで続いた国家である。

〜中略〜

高麗の名称は朝鮮半島を表す「Korea(英語)」や「Corée(フランス語)」などの語源ともなった。

 

歩道橋

この話を語っていたのは露天商のおばあさんで「何とも意地の悪いお告げだ。トッケビは、この世をさまよいながら(花嫁を探している)」と話すのですが、話を聞いていた女性が笑い出します。女性の首には赤い温かそうなマフラーが巻かれています。

その花嫁は自分(おばあさん)のことだと言うのか?と。おばあさんは話を信じない彼女を軽く睨みます。女性は男性に捨てられ、未婚の母親とのこと。

女性は「死ぬために花嫁を探すなんて切なすぎる」と話をしながら、おばあさんが売っているアクセサリーを物色し、緑色の指輪を手にします。

「神様は意地悪で嫉妬深くて身勝手なんだよ」とハッキリいうおばあさん。話も終わり、女性が帰ろうとすると突然おばあさんが女性の手を掴みます。

「生死をさまよう瞬間が来たら一心に祈りなさい。どこかの情け深い神に届くかも知れない」と。

1968年 パリ

一人の男性が歩道を歩いてくると、1軒の家の前で立ち止まります。右手には小さな茶色い包み。

すると家の中から帽子をかぶった少年が駆け出してきます。その彼の行く手を遮る男性。少年の顔には殴られたような傷が。

少年に向かって、家出をすると今より悲惨な生活を送ることになる。それよりも養父にちゃんと自分を育てるよう言うこと、母親にも素直に辛いと言うこと、とアドバイスする男性。

アドバイスしつつ、なぜか階段の端においてあった植木鉢を階段の真ん中にずらします。

養父に言っても殴られたらどうするのか?と少年が聞くと、養父は骨折して殴れないと謎のことをいう男性。

その瞬間、家の中から怒りながら男性が飛び出してきて……見事に植木鉢に足を取られすっころびます。

男性は持っていた茶色い包みをお弁当だといって手渡し、家出を止めて学校へ行くよう少年を促します。「数学の17門目の答えは4番だ」と謎の言葉を言うのです。

「おじさんは何者?」と聞く少年に何も答えず去っていきました。

もう、このトッケビの登場シーンいいですよねぇ。謎めいていて、カッコいい。スーツ姿も決まりすぎててカッコいい。カッコいいスーツ姿は、こちらで見られます。

 

高麗時代

戦場で戦うキム・シン上将軍。数々の戦いを制し国民からも愛される彼が王宮へと凱旋。

王から称えられると思いきや、城門の前には武装をした兵士たち。そして兵士たちのリーダーから「謀反人」という言葉を言われるキム・シン。

上将軍を慕う部下が憤ると、城門の上にはずらりと弓を構えた兵士たち。

ついにキム・シンが剣を抜き、王様との面会を求め歩きだすと容赦なく矢の雨が降ってくるのです。共に戦ってきた部下たちが地面に倒れるのを驚きながら見るキム・シン。

突然城門が開き、一人王宮へと足を踏み入れると、階段の上に1人の女性が立っているのが見えます。その女性を見て目を見開くキム・シン。

その女性の遥か後ろ、王宮の建物と覚しきところには王様と臣下、そして1人の女性の姿が。

いかにも性格の悪そうな臣下は、王様に向かってキム・シンがいかに王室を脅かす存在であるかを吹き込んでいます。

戦での戦い方を知っているキム・シンでしたが、妬みこそが最も恐ろしい刃であることを知らなかった、と。王様はキム・シンの強さ、国民から愛されている彼に嫉妬していたのです。

女性の手前で立ち止まるキム・シン。女性はキム・シンに悲しげに微笑むます。

王様は「逆賊と死ぬなら、他の者は許す。それ以上自分に近づけば、一族皆殺しにする」と警告。

「行くのです。私は構いません」と女性が言うと「王妃様」と答えるキム・シン。この女性は王妃様なんですね!王様の隣に立っていないのは何故なんだろう?

王妃様は自分の最期であることは覚悟しつつ、歩みを止めずに進むようキム・シンに言うのです。

その言葉を聞き王様の方へ歩き出したキム・シンを見て、一族皆殺しにするよう命令をする王様。

そして王妃様は矢を胸に受け亡くなってしまうのです。王妃様が倒れたことは、きっとキム・シンにも分かっていたと思います。振り返ってはいませんが。

そして階段の上では自分の親戚たちが無残にも斬り殺されていくのです。

卑劣な家臣の命令で、キム・シンも後ろから斬りかかられ足を斬られてしまいます。

そこへ門外から駆けつけてきたキム・シンの家臣。「王様、なんと非情なことを。天の怒りが下がりますぞ」。すると余裕たっぷりに「天は私の味方だ」とのたまう王様。

自分の剣を家臣に託し、自分の最期を託すキム・シン。「私もすぐ参ります」と言うとキム・シンの胸に剣を突き刺すのです。

号泣する家臣もまた、兵士に斬られてしまいます。

そしてキム・シンの亡骸は野ざらしにするよう、臣下が言って王様とともに立ち去ります。

振り返り王妃様を見るキム・シン。王妃様の手には緑色の指輪がはめられています。こ、この指輪って歩道橋の上で女性が見ていたのと同じ指輪?!

自分が無事であるよう神に祈る人々の声を、薄れいく意識のなかで聞きながら

「祈らなくてよい。神には届かぬ」

そうして1日で最も穏やかな午の刻に絶命したキム・シン。

それから何年の月日が経過したのでしょう。古びた剣の周りには白い小さな花。ソバ畑のようです。ようです、というか、私調べるまでソバの花だと知りませんでした。お恥ずかしい。食べるのは大好きなんですが。

1998年 ソウル

黒のロングコート、黒い帽子を手にした全身まっ黒尽くめな男性が歩いてきます。

歩道を歩き始めると、そこへすごい勢いで1台の車が突っ込んできます。衝撃で車が宙に浮き、後ろのトランクが開いてしまうぐらい。

運転手が降りてきて、黒ずくめの男性に文句を言おうとすると。車の前が大破しているにもかかわらず、かすり傷1つしていない男性に驚くのです。

黒尽くめの男性は「お前はイノシシを引いた」と言うと帽子をかぶり、その姿は煙のように消えてしまいます。心配して人が集まってくると、運転手はイノシシを引いたと主張しますが、トランクのなかから女性が亡くなっているのが見つかるのです。

トランクの女性を見て驚き悲鳴を上げる1人の女性。死んでいる女性が自分だと気づいたのです。状況を飲み込めない女性。

「ファン・ミヨン(黄美英) 25歳。丁巳月の乙巳日生まれ。乙卯月の己卯日。8時32分に死亡。死因は窒息死。あなたですね?」

白い紙に赤字で、彼女の名前、死亡日と死亡原因が書かれた紙を持っているのは、先程の黒尽くめの男性。

次のシーンで、ファン・ミヨンさんは喫茶店のような場所で黒尽くめ男性からお茶を入れてもらっています。喫茶店にしては、テーブルは1つしかありませんが。シャンデリアも素敵ですし、陽の光も入ってとても落ち着いた場所です。

彼が入れたお茶は現世の記憶を消すのだそうです。飲まなかった場合、あの世で後悔することになると説明する男性。

「後悔するのは現世だけに」

彼女はお茶を飲む選択をしたのでしょうか。

彼は食器を洗うと棚へと戻します。その棚の数が膨大すぎることからも、決してここが現世の喫茶店ではないことが分かります。いや、まぁ、黒尽くめの男性の言動を見ると、この世ではない感じなのは分かっていたのですが。思いの外、茶房が綺麗な場所だったもので。

 

坂を登ってくる、これまた1人の黒尽くめの男性。手には大きめのボストンバッグ。

片付けを終えた男性が茶房を出ようと、ふと窓の外を見ると男性と目が合うのです。

外にいる男性に向かい「トッケビ?」と。

すると外にいる男性も、こちらを見て「死神?…悪趣味な帽子だ」と。ただし、外にいる男性が見ているのは、単なる石造りの壁。通常の人には、そこに茶房があるのはまったく見えないのです。どうやら、トッケビには透視能力?があるようで。

それにしても、のっけからこの2人のやりとり。トッケビと死神が知り合いとは。

トッケビの自宅

長年留守にしていたのでしょうか、家具には白い布がかかっていました。

懐かしそうに部屋を見渡している男性に「旦那様!」とおじいさんが話しかけてきます。「20年ぶりですね。お元気でしたか?」と。つまり、旦那様は20年留守していて、その間、このおじいさんが管理していたようです。

自分は年を取ったが、旦那様は相変わらず男前だ、と言うとおじいさんの横にいた小さな男の子が「そうかな」と。彼はおじいさんの孫で、名前はドクファ。

「お前のおじだ。後に兄弟や息子となる。頼むぞ」と謎なことをいう旦那様。

トッケビは不滅の命なので、年を取らないけれど。お仕えする人たちは、どんどん年を取ってしまうので。最初は、ドクファのおじとして。成長してきたらドクファの兄弟として、最終的にドクファの息子として世間に説明するのかな、と。不滅の命も、なかなかに生きにくいようです。

ドクファくんは一人っ子で甘やかされて育ったようです。そして、彼の面影を見て旦那様は高麗時代に自分に仕えた人物を思い出しました。

高麗時代

キム・シンの関係者ということで捕らえられたものの王宮では殺されず、そば畑でキム・シンの命乞いを神にしていたおじいさんは、どうやらキム・シンの身の回りの世話をしていた人だったようです。

当時は黒かった髭も、すっかり白くなり。一体、キム・シンが亡くなって何十年が過ぎたのでしょうか…。

自分は病でもう先が短く、これから先は自分の孫がお仕えします、と剣に語りかけるおじいさん。

孫は、剣が旦那様なのかと疑問に思うのです。

すると突然雷が鳴り、「民の思いがお前に命を与えたようだ。だが、その剣は幾千の血で染まっている。たとえ敵でも、それもまた尊い神の創造物。独り不滅の命を生き愛する者たちの死を見届けよ。どの死も忘れることはない。私が与える褒美であり、お前が受ける罰だ。トッケビの花嫁だけがその剣を抜くことができる。剣を抜けば無に帰し安らかになろう」天の声とともに、突如そば畑の中に姿を現したキム・シン、否、すでにトッケビ。

びっくりするおじいさんと孫。ですよねぇ。驚きますよねぇ。

「行く所がある」と告げるトッケビ。

それにしても、神が与える褒美が罰って。それ褒美なんだろうか。罰なのでは。ぶつぶつ。

王宮

いかにも性格の悪い臣下が、にやにやと誰かに話しかけながら階段を降りてきます。王様にキム・シンと、その一族を殺すようけしかけてた、あいつです。

そして、あっけなくキム・シンに殺されます。トッケビに剣はいらないようです。

そして、黄色い布で包まれた遺体を見て「来るのが遅かったか」と呟くトッケビ。

再び そば畑

トッケビに仕えていたおじいちゃんが亡くなってしまったようで、お孫さんが泣いています。

「そなたが私に下された最初の罰だな」

この子を守り、支えてもらいながらも、いつかは死ぬのを見なくてはいけない。だから、最初の罰、ということでしょうか。

海上に浮かぶ船

トッケビとお孫さんが船に乗っています。

周囲の人たちがご飯を食べているのをみて、羨ましそうに見る少年。トッケビが差し出した握り飯を一回は受け取ろうとしますが、彼は旦那様のことを思い辞退するのです。半分にしよう、というのも断ります。

「私はお前に苦労をさせる気はない。お前の主人を信じてくれ」

うっ。

美しき旦那様への愛と、従者への思いやり。

説得されて、美味しそうにご飯を食べ始める子。そこへトッケビは蛍を放つのです。トッケビ、何でもできる!

そんな、ほのぼのとしたシーンだったのに。ならず者たちが現れ、その子を生みへ落とす代わりに荷物をよこせ、と。

結局は、子供は海へ落とされ船に乗っていた全員と戦うことになるトッケビ。

ようやく、ならず者たちは彼がトッケビと気づきますが。気づいたときは、もう遅い。海は荒れ、雷鳴轟き、次から次へと勝手にロープが船員たちに巻き付き、マストは折れ、船から投げ出されていきます。

最後の最後は剣を振りかぶり、船を破壊。海の藻屑となるのでした。

えっと。カッコいいシーンではあったのですが。あの子、だいじょうぶ、なんですよ、ね、トッケビさん。じゃないと、彼の子孫がトッケビにつかえ仕えられませんものね。きっと、海から無事に引き上げられたんだと思います。

 

ソウル市内 ビルの屋上

ビルの屋上にある看板の上で、トッケビさんがビール飲んでます。(あれですね、iloomという文字のどれかの上に座っていたってことですよね)

「本当に戻ってよかった」

ひき逃げ事故が起こるのをビルの上から見ていたトッケビ。女性が雪の上に倒れ込みます。

「お願い、助けて。神様がいるなら、どうか私を助けて。誰か、お願いだから誰か助けて」

その願いを聞いていたトッケビさんは、急に緑青っぽい光に姿を変え地上に降り立ちます。女性は、先ほど歩道橋の上で露天商のおばあさんと話していた赤いマフラーの人でした。

助けてほしいという彼女に「残念だが生死に関わるのは掟破りだ」というトッケビ。でも女性が身ごもっていることに気づいたトッケビ。すごい、見ただけで分かる。「この子だけでも…」懇願する母親。

トッケビに聴こえてくる赤ちゃんの鼓動。息を引き取る女性。

トッケビは一度ゆっくりと目をつむると「君は運がいい。私は情にもろいのだ。今夜は誰の死も見たくない」そういうと倒れている女性の側にしゃがんで右手を差し出し、オーロラのような光を放つのです。

あー、よかった。救ってくれた。いくら掟があるからって、顔色一つ変えず死にゆく人を見ているトッケビさんに、最初ちょっとびっくり。トッケビさんにとっては、人が死ぬのはもう悲しいほど見てきたんだろうなぁ。

 

事故現場に現れた死神。
大量の血痕だけが残る現場に立ち尽くします。

その手には2枚のカード。

池蓮煕 (チ・ヨニ)二十七歳 戊寅年 乙卯月 乙巳日 二十一時五分 事故死

無名 零歳 戊寅年 乙卯月 乙巳日 二十一時五分 事故死

(あれれ!一番最初に死神さんが迎えに行ったお姉さんの紙には八三十二分て書いてあった。あれれ?)

死神さんは、迎えに来る時間を間違えたのかと腕時計を見ますが、すでにその時間は過ぎていました。

「雪と血と……花か」

真冬に散る花びら。

病院では、無事に子供が生まれたようです。嬉しそうなお母さん。
そして窓の外には沢山の人々。彼らは人間ではなく幽霊のようですね。口々に「トッケビの花嫁が生まれた」と言っています。トッケビさんが掟を破って救った子が、まさかのトッケビの花嫁。

トッケビが掟を破って救った女性の子供が、唯一トッケビの剣を抜けるだなんて。掟を破ったトッケビに対する神様の仕業かしら。ぶつぶつ。トッケビが、ここでお母さんと子供を救わなかったら、トッケビの花嫁はもっと生まれるのが遅かったのかしら。ぶつぶつ。意地悪だなぁ、ぶつぶつ。

8年後

小さな女の子の手のひらには1枚の花のはなびらが舞い降り。首元のアザが不思議な光を放ちます。

お母さんが少女ウンタクに今度の誕生日は、どんなお餅がいいのか尋ねます。

すると、お餅よりケーキがよくて、ロウソクを立てて願い事をしたい、と答えるウンタク。お母さんは、ウンタクがお餅が好きだと思って毎年お餅を用意していたようですが、今年からはケーキにすることに。

そしてウンタクは子犬を見つけ、走り出します。が、母親の目には宙を撫でるウンタクの姿しか見えません。複雑な眼差しで娘を見ているお母さん。

ウンタク親子の家

ウンタクの家は、海のすぐ近くにあるようです。

家に走り込んでくると、母親の前にケーキが置かれているのを見たウンタク。誕生日パーティーをするから、ロウソクに火を付けるようウンタクに言うお母さん。ウンタクは9歳になるようです。

嬉しそうに話しながらロウソクに火をつけ終わったものの、ウンタクは母親を見つめ……「ママじゃない」と。

自分が見ているのは母親の幽霊だと分かってしまったウンタク。今までは娘が幽霊を見ることに確信が持てなかった母親も、自分が幽霊になった姿を娘が見ていることで、本当に幽霊が見えることを分かってしまったという。哀しい。

そして自分は第一病院に搬送されて、これから連絡が来るだろうこと。寒いからマフラーを巻いてくること。近所に住むおばあさんと一緒に病院に来るように、と言うのです。

これからは幽霊がきても無視するのよ、とアドバイスする母親に、幽霊が見えてごめんね、でもおかげでママの姿も見られた、と答えるウンタク。

そうだよね、最後のお別れができないところだったんだもんね。うう。

「大好きよ、ウンタク」それが母親の最後の言葉となりました。

ここで、1998年の卓上カレンダーが画面に映ります。9/13に赤丸と星がつけてあることから、ウンタクの誕生日でもあり、自分が事故にあったのに運よく生還できた日だったからこそ思い出深いから、このカレンダーを捨てずに取ってあったのかなぁ。ぐすん。

お母さんの言う通り、第一病院から電話がかかってきたので今から行くことを告げるウンタク。ちゃんと赤いマフラーも巻いていきます。えらいね、ウンタク。お母さんの言いつけ守ってるね。

机の上には、ロウソクがついたままのケーキ。

「願い事なんてしないわ。絶対にしない。願っても誰もかなえてくれないもの」

歩道橋

露天商のおばあさんとお母さんが話をしています。自分のいなくなった後に、時々でいいから娘の面倒を見て欲しいと。

おばあさんが、一心に祈れ、と言ってくれたおかげで少し長生きできた(そして娘にも会えた)ことにお礼を言います。

いつまでも年を取らないおばあさん、死んでいる自分の姿が見えるおばあさん。やはり、この人は只者ではなかったんだな、とお母さんも思ったに違いありません。

 

ウンタクの家の外

ウンタクが病院へ向かおうとすると、あの死神が現れます。逆光に浮かび上がる黒いシルエット(と、干してあるイカ)。

死神はお母さんを迎えに病院へ行ったのにいなかったので、家に来たのでした。

そしてウンタクに自分の姿が見えることを知ります。もしや、この子はあのとき生まれずに死ぬ運命だった子ではないか、と。大変!ウンタクも連れて行かれてしまう!!と思ったその時。

あの、おばあさんが現れるのです。手には大きな白菜を1つ持って。

業務妨害だと冷静に言う死神に対し、この子のお迎えはもう終わったはずだ、と。

「少し遅れただけです。早く渡してください」

ほ、ほう、9年は少し、なんですかね。

すると、おばあさんの反撃。この子の分の名簿はないはずだ、と。死ぬ予定だった当時は名前がなかったが、今はチ・ウンタクという名前がある、と。この子の名前の入った名簿があるなら引き渡す、と粘るおばあさん。

はぁ〜〜と深い溜息をつき、がっくりと首をたれると「また会おう、お嬢ちゃん」と言って死神は消えるのでした。

おばあさんはウンタクだけでも生き残るように、と言い、引っ越すように促します。死神から身を隠すのだ、と。葬儀場に男1人と女2人が来るから、彼らと行きなさい、と。

「苦労することになるが、他に道はない」

なぜ自分を助けてくれるのかとウンタクに問われ、「かわいいから。お前を授けた時、幸せだった」そういってウンタクの涙をぬぐうおばあさん。

そして誕生日プレゼントに白菜をもらうのです

 

歩道橋

おばあさんが歩いていると、前から制服らしきものを来た1人の男の子とすれちがいます。

10年後の歩道橋

長い黒髪で上下真っ赤なパンツスーツを来た女性が、1人の若い男性とすれ違います。

すると男性が「ねえ君、僕と飲まないか?」と誘うのです。急な誘いにも関わらず、間髪入れず「いいわ」と答える赤いスーツの女性。

 

トッケビの家

留守番電話に、若い男性がメッセージを入れています。クレジットカードが止まっていて困っている、おじさん助けて!と。おじさんも携帯電話ぐらい持ってくれよ!とも懇願しています。

おじさんは優雅に室内テラスで読書中。電話は完全スルー。

高校

高校内にある学食で、少女がひとりでご飯を食べています。

それを離れたところから見ている女子グループ。少女は霊が見える、と話していることから、あの少女がウンタクなのですね。

ウンタクは雨のなか傘もささず、パーカーのフードをかぶって坂道を降りてきます。

そこで、1人の女性の幽霊が行く手を阻みます。「さみしいから私と逝って!」。怖い。ウンタクが幽霊を無視していたのは、お母さんとの約束”幽霊と目を合わせない”をちゃんと守っているからなのですね。

すると幽霊の女性は誰かが来るのを見て「本当だったのね」といい、謝りながら慌てて消えていくのです。

すると、坂の下から黒い傘を指したトッケビの姿が。トッケビが彼女を目に捉えてる直前から流れるビューティフライッ!今後、何度も胸をしめつける、この曲。そのたびに、ビューティフライッ!と叫ぶ私。

失礼しました。

本当の曲はCrushの『Beautiful』。

 

トッケビのことを一瞬見るも、すぐに視線を前に向けるウンタク。でもトッケビの方は彼女こそが自分の花嫁だと気づいたようです。いや、花嫁だとは確信していないのかな。何か感じた程度なのかも知れませんね。

ウンタクと完全にすれ違ってから、トッケビは足を止めて彼女の方を振り返ります。

トッケビの家

ダイニングキッチンの暗闇にいるトッケビ。

明かりもつけずにどうしたのか、と従者のおじいさん。そして、ニースに家を用意した、と告げるのです。

「そんな時期か」

そう、トッケビは長く同じ場所にとどまれば年を取っていないことがバレてしまうので引っ越さなければいけないようです。ドクファくんも25歳になったようです。

家の修繕もあるので、今月中に旅立って欲しいと告げるおじいさん。静かに頷くトッケビ。

「お戻りになる頃には、私はこの世にいないでしょう」

こうやって、何百人ものひとを送り出してきたんだなトッケビ。泣いているようにも見えます。一番最初に仕えてくれた人には、復讐することに気を取られてねぎらいの言葉もかけられなかったことを後悔していたトッケビ。このおじいさんには「今までずっとありがとう」とお礼を言っています。うっ。

と、突然の電子音。

どうやら鍵を電子ロックにした模様。

「じいちゃん!おじさん!僕があれだけ必死に助けを求めたのに」と不満ブーブー言いながら入ってきたのは、なんと!赤いスーツの女性をナンパした若い男性!君がドクファくんだったのか!!

財閥の跡取りなのにカードを止められたことに不満ブーブー!おじいちゃんは自分じゃなくて、自分の秘書が止めたんだとうそぶきます。

目ざとくトッケビの前にパスポートがあることを見つけたドクファ。花嫁探しにいつ行くのか?と聞くのでした。

 

ウンタクの家

朝6時半、けたたましい時計のベルの音で目を覚ますと朝食の準備を始めるウンタク。

「男1人と女2人さん、朝ご飯よ」と声をかけます。わかめスープがあることから、自分の誕生日を自分で祝うのか、と。3人と同じ食卓にはつかず、台所で立ちながら食事をかきこむウンタク。

ウンタクが叔母(お母さんの妹)の家に引き取られ10年経過したようです。

ウンタクが学校へ行こうとすると、雨。傘を持ってないウンタク。

そこへ追い打ちをかけるようにおばさんが、放課後に預金通帳を持って銀行に来るよういうのです。ウンタクの母親がかけていた保険金を受け取った通帳のことのようです。

通帳は持ってないと何度言えば…と言った途端、ご飯茶碗がウンタクの後頭部を直撃します。でも、おばさんの娘と息子は何一つ動じずご飯を食べ続けています。つまり、日常茶飯事。

頭にご飯粒をつけたまま、パーカーのフードをかぶり出掛けていくウンタク。

 

防砂堤

防砂堤の一番端、海に近い地面に直接腰を下ろすウンタクの姿。膝の上にはバースデーケーキ。

ソバ畑のベンチで座るトッケビ。そのときの服装は、こちら

風が強くて寒いのか、母の形見の赤いマフラーを首に巻き付けるウンタク。

そしてベンチに座るトッケビ。この二人が背中合わせ的に交互に映るのいいですよねぇ。好きだなぁ。

トッケビの家(回想)

トッケビは、従者のおじいさんに「いまだ剣が見える女性に会えない」と明かします。

「正直幸いです。旦那様がつらそうな時は花嫁の出現を願いますが、こうして一緒にいたいとも思います。人間は身勝手なものですね」落ち込むおじいさん。

「私も幸いだ。そなたが隣りにいて、たっぷり酒もある。今夜は生きていたいと思う」

泣ける。哀しい眼差しのトッケビさん。

再び防砂堤

いよいよ誕生日ケーキのロウソクに火を付けるウンタク。真ん中に長いロウソクが1本。周囲に短めの9本。そうか、19歳になったんだね。

「長い事はしないと9歳の時に誓ったけど今日だけは大目に見て」

「叔母一家をなんとかして下さい」

なんて哀しいお願い。誕生日に、そんな(泣)

「そして私にバイトと彼氏を」

あ、うん。結構ちゃっかりというか、うん、逞しく育ったね!

「どうか私を幸せにして。10ウォン分だけでも」

(えっと、あくまで今日時点ですが10ウォンって1円にもならない……)

この願いがトッケビに聴こえます。

「バカみたい。神様がいるわけないのに」と言いつつ、ロウソクを吹き消すウンタク。

ソバ畑にいるトッケビの手から、なぜか白い煙が立ち上ります。

今にも雨が振りそうな天候に悪態をつくウンタク。そこに「君か?」と。

いつの間にか、トッケビがウンタクの後ろに立っていたのです。手にはソバの花の花束。

トッケビは、どうやって自分をソバ畑から呼び出したのか質問しますがウンタクはトッケビのことを幽霊だと思っているようです。この間、坂道でも会った、と。

ほほう、覚えていたのか!

そして、トッケビはウンタクに向かって「あるべきものが見えない」というのです。未来の姿が見えない、と。

急にそんなことを言われたので、生前は占い師か詐欺師だったのか?現世にとどまらず早く天国へ、と返答するウンタク。落ち着きまくってるから、今まで何人もの幽霊をそうやって説得?してきたのかなぁ。

そしてトッケビが持っている花束を欲しいと、今日は誕生日だから、と。

「私には憂鬱な日よ」そう言われて、トッケビは花束を渡すのでした。

9歳の誕生日では白菜を、19歳でソバの花。「プレゼントは、いつも草ね」。草、って。こらこら。

そしてソバの花言葉は「恋人」だとトッケビは教えるのです。ビューティフライッ!

叔母、バイト、彼氏、どの願いを叶えたいのか、と聞くトッケビ。

すると「500万ウォン都合して!」それか宝くじの当選番号を、と言われ呆れ返るトッケビ。

「叔母一家に別れの挨拶をしろ。鶏肉店のバイトを頑張れ」そういうと消えてしまうのでした。

優しい。3つのうちどれだ?と聞いたのかと思ったら。叔母一家とバイトの件を叶えてくれるの?!

なのに。ウンタクは「ちょっと彼氏の件は?」

トッケビの家

防砂堤から家戻ると、なぜか家の中に死神が。

どうやら、おじさんが20年間留守にする間、家を人に貸してお金をもらおうと企んだドクファの仕業なようです。ちゃっかり契約金ももらい、新車まで購入しちゃってるドクファ。ある意味、仕事が早い。

もう、ここから先のやりとりが。トッケビと死神のやりとりが最高に好きで、何度も何度も見てしまいます。

公園

鶏肉関係のバイトを探そうと、何件も回るものの一向に雇ってもらえないウンタク。

公園でふてくされながらベンチに座っていると、通りがかりの人の捨てたタバコからゴミ箱が火事になってしまいます。

持っていた水や、ふーふーと息をふきかけて一生懸命火を消そうとすると…

いつの間にか、またトッケビが。ウンタクは、彼のことまだ幽霊か守護神ぐらいにしか思ってないようですが。

どうやって自分を呼ぶのか気になって仕方ないトッケビ。「私を読んだ人間は君が初めてだ」と。でも、まったく呼んだ覚えのないウンタクとは会話になりません。

ついには、自分のことをティンカーベルとか言い出したウンタクに付き合いきれず消えてしまうのです。この時の煙、いつもの青緑っていうより、黒っぽいですよね。あはは。

 

教会

ウンタクはキリスト教徒なのかな??神父さんの言葉を聞いているうちに、何かを思いついたようです。

ロウソクに火を灯すと吹き消すのです。

すると現れたトッケビに、呼び出し方が分かった!と。

自分が呼び出された場所を確認し、苦々しい顔をするトッケビ。「場所を考えて呼べ」。ぷぷぷ。

「優しい神様だから大丈夫よ」というウンタクに「神はいなんだろ」と返すトッケビ。聴こえてたのか、防砂堤でウンタクが「神様なんていない」って言ってたのを。

「だから探しに来た」

なるほど、神様探しで教会に来てたのか。

歩いて教会を出ようとするトッケビに思わず「今回は歩いて帰るの?」とツッコムウンタク。「ここで力を使うのはマズい」。そうなんだ、そういうものなんだ。

まだ願いが1つも叶ってない文句を言うウンタクに、バイト先はすぐ決まること、彼氏のことは「自分でも努力しろ」小さく舌打ちして去るトッケビ。

図書館

携帯電話にロウソクを吹き消せるアプリがあるらしく、画面上のロウソクに息を吹きかけると黒ネクタイ、白いシャツ、上下黒スーツ姿のトッケビが現れます。

帰ろうとするトッケビの腕を瞬間に掴むウンタク。トッケビの掴まれた腕からは青緑色の炎があがっています。

「もう無理、熱い!」と手を離すウンタク。あ、あついのか!

「青いから冷たいかと」というウンタクに「火は青いほうが高温だ。少しは勉強しろ」というトッケビ。

3つの願いを叶えてくれるよりも手っ取り早く500万ウォン欲しいというウンタクに、忙しいと答えるトッケビ。明日法事があるのだと言います。

500万ウォンって、だいたい50万ぐらいでしょうか。

そして、実はトッケビのことを最初は死神と思ったこと。でも自分を連れて行かないので幽霊なのか、と。でも幽霊にはないはずの影があった、と。

そして出した答えが、トッケビなんじゃないか、と。

自分の正体がバレて、ちょっとびっくりしたようなトッケビ。といっても、ほとんど表情に出てないけど。そして固まってるトッケビ。

ウンタクは、自分が”トッケビの花嫁”であること。首元にあるアザが花嫁の証拠である、幽霊たちもそう言っている、と。

そしてトッケビの記憶フラッシュバック。あの雪の日に助けた女性の子供だと分かるのです。

ではトッケビの花嫁である証拠を示せ、というトッケビ。何かが見えなければ、トッケビの花嫁ではないし、トッケビには無価値な存在だ、と。

「君は掟破りで生まれた副産物だ。おまけで得た人生に感謝して暮らせ」

そ、そこまで言わなくたって。ひどい。

そして、彼は図書館の扉を通り帰ろうとするのです。いつものように、煙になってスルっと消えるのではなく、扉を通って

ですが、扉の先は……

彼女もついてきたことに驚愕するトッケビ。表情が可愛すぎ。

「なぜ扉を通れたんだ」まだ事態を把握していないトッケビ。

ここはどこか?とウンタクに聞かれ、素直にカナダだと答えます。

カナダ

「ここが本当にカナダなら、私決めたわ!」何を決めたって、トッケビの花嫁になることを決めたらしいです。早いねウンタク。

「愛してる」と屈託のない(いや、下心のある?!)笑顔で微笑むウンタク。

そんなウンタクに呆れつつも見とれてしまうトッケビ。

で、いい感じで流れるチャンヨル『Stay with me』

 

あぁ、いいなぁ。やっぱりサウンドトラック購入したいなぁ。

 

第一話の感想にならない感想

はぁ。いいなぁ。さすがに1時間半弱あるから、情報量が多いですよね。そして、丁寧に描かれている、けれども、謎もあり。

高麗時代の王妃様とキム・シンの関係は?

死神とは、いつからの知り合いなのか?

幽霊にさえ太鼓判?を押されているトッケビの花嫁ウンタクには、トッケビの胸に刺さる剣は見えていないのか?やっぱり、彼女は花嫁ではなくティンカーベルなのか?!

とか、まぁ、色々気になりますし。

トッケビと死神の共同生活も面白そうだし。

何より、「吹き消す動作をするとトッケビを呼び出せる」という設定が絶妙だな!と思いました。日常的な動作ではあるけれど、頻度としては多くはない、という。

それから「トッケビは剣を抜かれると存在が消えてしまう」ということをウンタクは知らない、というのがなんとも。

最後まで見てから、また1話を見直すと「ああ!」「あああー!!」「(泣)」となりますので、最後までじっくり見て、また見直してみてくださいませ。

ソバ畑
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