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中国ドラマ『コウラン伝』第1話のあらすじとネタバレ感想

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いよいよ始まりました『コウラン伝 始皇帝の母』。

展開が早く感じられ、あれ、今のはどういうことなんだろう…と思ってるうちに終わってしまいました。まず名前と、どこの国の、どんな人なのかを覚えていこうと思います。

けれど、長いです、この記事。

もっと手っ取り早く内容を知りたい!という方のために、突貫工事でサクサクっ!と分かる中国ドラマ『コウラン伝』という記事を書いてみました。

中国ドラマ『コウラン伝 始皇帝の母』とは

 

 

登場人物

 

役名 役どころ
李家の人々(趙の国に住んでいる)  
李 皓鑭(り こうらん) 主人公。名家の娘。
李 岫玉(り しゅうぎょく) 皓鑭の血の繋がらない妹。
李 赫(り かく) 皓鑭と岫玉の父親。重臣。
高 敏(こう びん) 李赫の正室。岫玉の実母。
王婉 児(おうえんじ) 皓鑭の実母。李赫の正室だったが、高敏のせいでというか、李赫の出世欲のせいで側室にされてしまった。
李家に関わる人達  
燕雲(えんうん) 李皓鑭の侍女。
皓鑭に関わる趙の国の人たち  
虞平(ぐへい) 李皓鑭の父親が認めた結婚相手。
虞浩(ぐこう) 虞平の息子
呂不韋の周囲  
呂不韋(りょふい) 衛の国出身の商人。
司徒 缺(しとけつ) 呂不韋の側近
司徒 月(しとげつ) 呂不韋の側近。司徒 缺の妹。
趙の国王関係  
趙丹(ちょうたん) 趙の国王。
厲(れい) 趙丹の正室。
雅(が) 趙丹と厲の一人娘。
蛟(こう) 趙丹の息子。実母は側室だったが亡くなっている。
趙勝(ちょうしょう) 王を補佐する丞相。
秦の国の人々  
嬴 稷(えいしょく) 秦の国王。安国君(あんこくくん)の父親。
安国君(あんこくくん) 秦の太子。異人(いじん)と子傒(しけい)の父親。
嬴 異人(えいいじん) 安国君と側室・夏姫(かき)の息子。現在は、趙で人質として暮らしている。
嬴 子傒 安国君の息子。王位を継承するのではないかと周囲から思われている。
華陽夫人(かようふじん) 安国君の正室だが、子どもはいない。自分と対立している嬴 子傒を警戒している。

 

第1話あらすじ

趙の都・邯鄲(かんたん)

街を疾走する1台の馬車に2人の女性が乗っています。

「お嬢様、蛟王子との話は手短に」と語りかける燕雲(えんうん)。

「ええ」と答えたのが李皓鑭。どうやら内緒で家を出てきた様子ですね。

李家

馬車に乗る何時間か前のこと。

皓鑭の部屋に妹の岫玉(しゅうぎょく)が飛び込んできました「姉上、先ほど聞きました。姉上を虞平様に嫁がせると」

びっくりして「何ですって?」と言う皓鑭に、「虞平様は二人の夫人に先立たれ後妻を迎えるそうなんです。父上が幾度断っても聞いてくださらず、仕方なくお受けしたと…」

「父上に会ってくる」と立ち上がった皓鑭を止める岫玉。虞平様に目をかけていただいている父上には、この縁談は断れないのではないか、というのでした。

そして、蛟王子に手紙を書いて相談すればいい。趙の国の王子だから、なんとか解決策を見つけてくれるはずだ、と。

妹にそう言われ、相談したいことがあるから今晩の子の刻に湖のほとりで会いたいという手紙を書く瓔珞じゃなくて皓鑭。岫玉に手紙を託すのでした。

このあたりで、チラっと画面に映った刺繍の入った籠。皓鑭が鴛鴦の刺繍をしていたのかな、と。

湖のほとり

皓鑭が湖のほとりへ到着すると、すでに蛟王子が待っていました。

皓鑭が「王子」と声をかけると、振り向いたのは…なんと女性。しかも皓鑭の母親である高敏(こうびん)でした。

「こんな夜更けに逢引なんて人に知られたら我が家の恥ね」という高敏。

王子じゃなかったことに一瞬怯んだものの、即座に「母上、虞平殿は妻を虐げるとか。婦人も不慮の死を遂げた。虞平様に嫁げば家名に傷が付きます。それに私は蛟王子に嫁ぐ約束を」

婚姻には仲人が必要だから、今夜駆け落ちする気だったのではないか。それこそ家名に傷がつくと返す高敏。

蛟王子は父親である王様の許しを得て自分を花嫁に迎えると言ってくれたから、駆け落ちする気などまったくないという皓鑭でしたが、証拠の品を持っていると手紙を見せる高敏。

自分が蛟王子に出した手紙を、なぜか高敏が持っていたのです。「先方から戻ってきたの」と言ってますが。怪しい。

すると、侍女の燕雲が高敏の手下に捕まり刺されてしまいます。皓鑭も紐で縛られ、足には重りをつけられます。

皓鑭が大声を出したので、湖に舟を浮かべていた漁師が目を覚ましました。

「母親にそっくり。本当に愚かね。さっさと投げ捨てなさい」と高敏が言うと、皓鑭は湖へ投げられてしまいました。

そう、高敏は継母だったのです。そして、妹の岫玉は高敏の子供であり、皓鑭とは血の繋がらない姉妹だったんですね。

皓鑭が水に投げ入れられたのを見て、漁師が助けに来てくれました。

 

李家

皓鑭を助けた漁師と、皓鑭が李家の前までやってきました。

今日は結婚式があるから、客に紛れて家に潜り込むことはできるだろう。けれども、せっかく助かった命なのに、家へ戻るのか?と聞く漁師。

自分の家だし、誰が自分の出した手紙を高敏に漏らしたのか知りたいのだ、というと荷物を運ぶふりをして自宅へ入る皓鑭。

庭にいた執事に側室が逃げたという知らせが入ります。その側室こそ、自分の母親だと気づく皓鑭。

皓鑭の実母が逃げ出したという話は高敏にも伝わったようです。門の前で客の出迎えをしていた高敏は、用事があるからここを離れると旦那である李赫(りかく)に声をかけました。

中庭

皓鑭の母は捕まってしまったようです。

「皓鑭様が駆け落ちしたせいで、旦那様がお怒りです。おめでたい日ですからおとなしくしてください」と使用人に声をかけられています。

なるほど、継母の計算通り皓鑭は駆け落ちしたことになってるんですね。

執事は客に気付かれる前に皓鑭の母親を監禁しようとしますが、使用人たちを押しのけ逃げ出そうとする母親・王婉 児(おうえんじ)。

そこへ登場する高敏。

高敏の前に跪き、皓鑭は駆け落ちなどする子ではない、どこへ行ったのか教えて欲しいと懇願する王婉児。

(この辺の流れがカットされているようです。かなり母親が長く懇願しているシーン。そして、花嫁衣装に身を包み嬉しそうな岫玉と母親のシーンが。母親は自分がお膳立てしたことを無駄にせず、落ち着いていなさいとアドバイスしてました)

高敏は、どうしても会いたいのなら会わせてあげてもいい、というと使用人たちが王婉児を羽交い締めにし、井戸へ突き落とそうとします。

会わせる、ってそういうことか。2人とも死んでしまえってことか。

井戸の側で揉み合う母親を見つけた皓鑭。使用人たちを突き飛ばし、母親と抱き合います。けれども、また使用人たちに捕まり引き離されてしまう皓鑭と母親。

李家の前

皓鑭の妹・岫玉の結婚相手が馬に乗り到着したようです。

字幕には趙王の息子・蛟王子。

ん?

ん?

それって、皓鑭が助けを求める手紙を出した相手では??

皓鑭が居なくなってから、どれぐらい経過したのか分からないけれど、え、ちょっと、心変わり早すぎ??

中庭

結局、皓鑭の母親は井戸へと突き落とされてしまいました。

嘆く皓鑭に「しぶといこと。まだ生きてたの」と声をかけた高敏。

すべて父親に話すという皓鑭に「何も分かってないわね。父上は黙認してるの。話しても無駄よ」

えっ。李赫ってば最悪。自分の側室殺しを容認したってこと??

「駆け落ちだなんて汚らわしい娘ね。父上は会いたくないそうよ。虞平様にも断られた。はぁ…しょうがないわね。次の住処を探してあげる」

使用人たちに取り押さえられながらも、しっかり高敏に蹴りを入れる皓鑭。

縛り上げられ声がでないようにされてしまった皓鑭は、廊下で妹の結婚相手が蛟王子であることを知るのでした。まさか姉に見られているとも知らず、にっこり蛟王子へ笑いかける岫玉。

夜の街

軽々と屋根の上を走っていく黒ずくめの人物。

「長官を刺した犯人を捜せ!かくまった者も同罪とみなす!」という声が聞こえています。

黒ずくめの人物は妓楼の一室へと忍び込み、寝台の上にいた男に刀を突きつけるのでした。

ほどなくして、その部屋へなだれ込んでくる兵隊たち。

「出ろ」と兵士に言われ「無粋な奴だな」と寝台から顔をのぞかせたのは呂不韋。

不審者を見なかったかと言われ、「ご覧の通り(グッと妓女を抱き寄せ)お楽しみの最中だ。2人きりでな」

くっ。呂不韋、強引な感じ。それにしても、『瓔珞』で長らく髪の毛がない聶遠(ニエ・ユエン)さんを見ていたので、髪の毛があると、こうも感じが違うんだなぁ、とか考えているうちに物語が進んでいくのでありました。

威張ってる兵士に「見ない顔だ、怪しいぞ」と言われるも、女将が「こちらは衛の国の大商人・呂不韋様です。怪しい方ではありません」と弁護。

それでも連行されそうになるのを伎女が「気をつけたほうがいいわ。何しろ、あなたの上役だって私に虜なんですからね。耳元でささやけば、あなたなんてすぐにお役御免よ」と言ったので、兵士は「上役には、このこと言うなよ」と女将に言って、すごすご帰っていきました。

再び部屋に呂不韋と2人きりになった妓女が「お救いしたのよ。褒美は何かしら?」と言うと、「受け取れ」といって財布丸ごと彼女に渡し、上着を羽織ると出ていくのでした。

寝台の足元には、猿轡をされた男性が転がされていました。可哀想に。この後、どうなったんだろう。口止め料もらえたのかな。

市場

立派な馬車が市場を進んでいきます。

衛の国の大商人・呂不韋の馬車だ。毎日来て、商品をごっそり買っていく、と噂をする人々。

ドラが1つ鳴り市が始まりました。”人魚の涙”という琥珀色の綺麗な球体。匠が施した彫刻にも注目して、と。何人かが落札しようとしますが、売り手の満足する額ではなかったようです。

そこで呂不韋に仕える司徒缺(しとけつ)が「衛の商人・呂不韋。付け値は1,000金(きん)。馬20頭。錦200反だ」というと、もうそれで決まってしまいました。ほー、お金だけじゃなくて、馬とか反物でも払えるんですね。

呂不韋は”人魚の涙”を手にしますが、これは要らない。箱だけでもらう、と。

それを聞いていた男性が、自分のもとに呂不韋を呼び出します。御簾越しに呂不韋と対面する丞相(じょうしょう)。丞相というのは、王を補佐する最高位の官職だそうです。

丞相は、なぜ珍しい珠ではなく箱だけ欲しいのか?と呂不韋に質問します。

「美しいだけの珠に伝説が加わると貴重な宝物となります。私が見る限り、これは至って平凡な珠にございます」と答える呂不韋。

そして箱の材料は木蓮ではなく香り高い黄花梨(おうかりん)であり、黄花梨の木は伐採の難しい崖の上に生えているから大変貴重で高値がつくのだ、と。

「それから、わが心にかなう物はいくら出しても必ず手に入れます」という呂不韋。

そこへ、先ほどの売り主がやってきて、やはり珠も一緒に売ったのだから持って帰って欲しい、と。けれども呂不韋の答えは変わらず、要らないと。

司徒缺は「これは明るく光ります。持ち帰り、明かり代わりにしては?」と提案し、その場にいた人たちを笑わせるのです。

呂不韋は、では皆さんがこの珠に惹かれているようなので毎日 巳の刻に我が家で展示するから見にいらしてください、と皆を喜ばせるのでした。

丞相は表にでてくると、珠ではなく小箱を買ったこと&珠を展示することで呂不韋の名前は天下に広まるだろう、と呂不韋を褒める丞相。そして、ゆっくり話がしたいから後日屋敷へ来るように言うと市場を去りました。

やりましたね!みたいな顔で呂不韋を見つめる司徒缺。

皓鑭との出会い

ドラが3つ鳴り、今度は女性たちが競りにかけられるようです。縄で縛られた女性たちが10人ほど並べられました。そのなかには皓鑭がいます。

呂不韋が来ると、売り手が女性たちに一歩前へ出るよう指示をします。けれども、その場を動かない皓鑭。皓鑭の左頬には大きな傷が。どうしたんでしょう。

呂不韋は皓鑭を200金(きん)で買いました。

しかし、売り手は「斉(せい)の国に売られるはずが誤って馬車から落ちて顔に傷がついたのです。いくらたっても買い手がつかず、今日ここに回ってきたんですよ」だから、別の女性の方がいいんじゃないか、ってことですね。

けれども、呂不韋は考えを変えませんでした。

馬車

買われた皓鑭が馬車に乗せられています。

そこへ司徒缺がやってきて「100金を上乗せし口止めしました」と呂不韋に報告します。

呂不韋は皓鑭に向かい「私は一世一代の大芝居を打った。小箱を買って珠を返したが本当の狙いはただひとつ……天下に我が名を売ること」というのでした。

そして、今日は天下に豪商として名を馳せただけでなく美しく聡明なおなごが手に入った、とご満悦な呂不韋。

司徒缺は「旦那様、こんな醜い者になぜ200金も?」

こらこら、小全子、じゃなかった、司徒缺ストレートすぎる。

すると呂不韋は皓鑭を自分の方へ引き寄せると、皓鑭の左頬をこすりはじめました。傷は偽りで、醜いふりをして買われまいとしていたようです。

「悪いな。目が肥えているのでね」

くっ。憎たらしいけど、傲慢だけど、セリフが決まってるな呂不韋。

呂不韋の家

司徒缺に皓鑭の素性を調べるよう命じる呂不韋。

司徒缺は、あまり目立つことをすると長官が襲われた件で疑われるのではないか?と。すると呂不韋は「あの老いぼれは宝物のために盗みや殺人を犯す。それを真似ただけだ。でなければ、手に入れられるはずがない」

確かに、珠を盗まれたのに犯人を捜せとは言ってないという司徒缺。なるほど、長官なる人物から珠を盗む⇒市場に持ち込む⇒自分で買い取る、と。

表向きは正々堂々と購入したのだから何も怖がることはない、ということになるようです。

 

司徒缺は、皓鑭の素性を調べた紙を渡しながら「あのおなごを買った目的は何です?」と聞きました。すると「他人のような気がせん」と答える呂不韋。呂不韋には、どんな過去があるんでしょうね。

そこへ司徒缺の妹・司徒月が来て、皓鑭が重い病にかかったと報告します。重い病というのは心の病で、食事を全くとらない皓鑭。

呂不韋は皓鑭のところへ来ると、美味しそうな料理が並んでいるのに一切手を付けない皓鑭の姿がありました。侍女も困り果てています。

侍女を下がらせると、呂不韋は皓鑭に話しかけ始めました。

「心の病とか。死にたいか。簡単に死なれては困る。確かにお前は若く美しいが暗い顔をして座っているだけではないか。犬ですら家を守るというのに、お前は何だ?何も食わず同情されたいか」

何も言わない皓鑭の口に、無理やり食べ物を押し込む呂不韋。

「李皓鑭、一体何が気に食わない!」

自分の名前を呼ばれ「なぜ私の名を?」

「口が利けたのか。お前の素性を調べずにはいられなかった」そして、自分に何もかも打ち明けるよういうのです。

すべて話したら救ってくれるのか?という皓鑭に、自分は商人で見返りがなければ動かない、という呂不韋。

「願いを叶えてくれるなら、どんな条件でも飲むわ」という皓鑭。

「よし」「本当?」「男に二言はない」

その言葉を聞いて生きる決心をした皓鑭は、黙って必死にご飯を食べ始めるのでした。

お店

番頭が店頭で馬車を出迎えています。

乗っていたのは蛟王子と岫玉。お店は呂不韋のものなのでしょうか(字幕版を見たところ、店主に商品が売れる方法を伝授していました。知り合いのお店のようです)、呂不韋と皓鑭が上の階から2人を見つめています。

番頭は、奥の部屋に高貴な方のための部屋があるから、と岫玉を誘い出しました。

一人になった蛟王子のところへ会いに行く皓鑭。自分は岫玉と高敏に陥れられ、母親を殺されたこと、そして力を貸して欲しいと頼むのでした。

しかし誰も皓鑭を助けられない、と突き放す蛟王子。それを、こっそり見ている呂不韋。

そこへ岫玉が王子を探しに来たものですから、急に皓鑭を罵り始める王子。

「駆け落ちしただけでなく母と妹を貶めるなんて」とか「妹を悪く言うばかりだ」だのなんだの。

岫玉も「姉上、一体何があったのです?あんな過ちを犯すなんて」

皓鑭は「そういうことだったの。王子はすべてを承知で岫玉を娶った」というと、「岫玉を娶って何が悪いのだ」と開き直るのです。

皓鑭と王子は幼馴染で、王子は皓鑭だけを妻にすると約束していたみたいなのですが。どうやら、食客から「皓鑭の母親は身分が低く何の役にも立たない。けれども岫玉の母親は名家の出だから王子の助けになる」というアドバイスがあったようです。

ちなみに食客とは

中国の戦国時代に広まった風習で、君主たちが才能のある人物を客として遇して養う代わりに、主人を助けるというもの。門客(もんかく)とも言う

Wikipediaより

そして岫玉の手を取ると、「私は岫玉を思っていた。品の悪いそなたではない」とか完全に開き直りました。

岫玉も白々しく、落ちぶれた姉をしばらく屋敷においてもらえないか。家に帰れるよう父を説得するとか言いますが。心にもないことを、請われても行かない、と突っぱねる皓鑭。

「私の過ちは信じてはいけない人を信じてしまったことよ」

川辺

皓鑭が川の中へ歩いていくと、呂不韋が止めに入りました。

「やめろ。約束を忘れたのか。願いが叶ったら私は用なしか?そんな勝手な真似は許さん!来い!」

皓鑭の願いを叶えたのだから、自分の願いを叶えろってことですね。

山頂

呂不韋は皓鑭を連れて山頂へ来ました。

死のうとした皓鑭に「お前はとんでもない愚か者だ。この負け犬め。初めてみた時、力強い目をしていた。だからお前を買ったのだ。磨けば光る珠だと思ってな。だが、どうやら私は見誤っていたようだ。何が美しい玉だ!石ころだ」

え、え、え、傷心の人にそこまで言う。

いつも努力し全力を尽くしたのに、家族、許嫁を失い、実の父親に家を追い出されたと吐き出す皓鑭。

「努力が足りなかった。言い訳をするな。生きていきたければ鎧をまとい闘え」と。そして、川で死んだとしても誰も悲しまない、役立たずは生きていても迷惑だからな、と追い打ちをかけます。

さすがに司徒缺が「旦那様、それは少々言い過ぎでは?」と言って呂不韋に睨まれるレベル。

自分ならあんな奴らのためには死なない。この天下は自分のもので、天下のあらゆるものが自分のために存在し、所詮あいつらは添え物だ。虫けらのくせに弄ぼうとする。いつの日か、この足で全員踏み潰してやる!と語る呂不韋。

けれども自分は母親に生き返ってもらいたい、家に帰りたいだけだと嘆く皓鑭。

なら、ここから飛び降りればいいといって去っていく呂不韋と司徒缺。途中、怪しげな2人組とすれ違いますが、皓鑭は死にたがっているんだからという呂不韋。

李家

岫玉が母親に相談しにやってきました。

皓鑭が蛟王子に会いに来たこと。なぜ、あの女を生かしておくの?という岫玉。怖い。

皓鑭が死んだら夫は皓鑭を可愛がった頃を思い出して私に当たるかも。でも生きていてもこの家にとって大きな恥だ、という母親。やだやだ、もう。

「ねえ母上、不安な目は摘んでおきたいわ」「一体どうしたいの?」うふっ♪と笑う岫玉。

(字幕版だと、ここで1話完了となっていました)

山頂

大きな岩の上に座り込み、呆然としている皓鑭。そこへ、怪しげな男性二人組が近寄ってきて岩の上から投げ落とそうとします。

そこへ呂不韋と司徒缺が戻ってきて、男たちを追い払いました。

助けてやったと恩着せがましい呂不韋に、山を降りる道は一本だけで刺客だと分かっていたはずだ。どうせ近くにいたのだろう、感謝させるために。あなたには計算と利益しかないから恐ろしくなった、と皓鑭に言われてしまいます。

ハッ!と笑って「見抜かれていたか。どうすればいい?謝ろうか?」

いや、絶対謝る気ないよね。誤ったとしても口先だけだよね。

皓鑭はお金は必ず返す、でも魂まで売る気はない、と言って山を降りていきました。

借金してましたっけ?自分を商人から買い取ったときのお金のことかな。

 

長くなってきたので、一旦ここで〆ます。

 

 

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うさかめ
私が実際に見たり、行ったり、食べたりして良かった!おすすめしたい!というものを紹介していくブログです。

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