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中国ドラマ『コウラン伝 始皇帝の母』とは

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

中国で2019年に放送されたというドラマ『コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)』。

中国ドラマで、歴史を勉強できるのでは?!と思った話にも書きましたが、恥ずかしながら私は中国の歴史がまったく頭に入っていないので。ドラマで、その空白を埋めていけるならば、と淡い期待を抱き、このドラマも見ることに。

そして、『瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜』に出ていた俳優さんたちも出演されるという噂。さて、どんな感じのドラマになるのでしょうか?

 

中国ドラマ『瓔珞(えいらく)』とは?

 

 

あらすじ

秦の始皇帝の母親である李コウラン(李皓鑭)が主人公。

李コウランというのは、このドラマ上での名前なんだそうです。史実では母親の本名は不明で、彼女の出身国である趙(ちょう)の女性を意味する”趙姫(ちょうき)”という表記がされるんだとか。

李皓鑭は継母の計略により家を追い出され、そこを助けたのが商人・呂不韋。呂不韋は商人だけで終わるつもりはなく、天下を治めたいという野望の持ち主。

呂不韋は、趙の国で人質として暮らす秦の国王の孫・嬴異人(えいいじん)をいずれ王位につけるべく動き出す。

嬴異人は、李皓鑭に惹かれ…。

 

全34話。ふむ。中国だと、1回約40分で62話放送されたようなのですが。ふむ。

40分✕62話=2480分

60分✕34話=2040分

えーっと、単純計算でいえば各7分ぐらいの分量がカットされている感じでしょうか。うむ。

第1話を見た感じでは、どうも本家の第1話と第2話をくっつけたような??というのは、こちらに書かれている中国語のあらすじを、グーグル翻訳にお願いしたところ、どうもそんな感じだったので。

編集作業も大変そうだなぁ。

ちなみに2022年5月現在、Amazonプライムビデオで字幕版1話のみ無料で見られます。

どこで見られる?

2020年9月27日(日)からNHK BSプレミアムで放送されていました。

Amazonプライムビデオでレンタル、もしくはDVD/ブルーレイ購入することになります。

 

 

登場人物

役名一覧

役名 役どころ
李家の人々(趙の国に住んでいる)  
李 皓鑭(り こうらん) 主人公。名家の娘。
李 岫玉(り しゅうぎょく) 皓鑭の血の繋がらない妹。
李 赫(り かく) 皓鑭と岫玉の父親。重臣。
高 敏(こう びん) 李赫の正室。岫玉の実母。
皓鑭の母親が正室だったが、李赫が自分の出世のために高敏を正室に迎えた。
呂不韋の周囲  
呂不韋(りょふい) 衛の国出身の商人。
司徒 缺(しとけつ) 呂不韋の側近
司徒 月(しとげつ) 呂不韋の側近。司徒 缺の妹。
趙の国王関係  
趙丹(ちょうたん) 趙の国王。
厲(れい)王妃 趙丹の正室。
雅(が)王女 趙丹と厲の一人娘。
蛟(こう)王子 趙丹の息子。実母は側室だったが亡くなっている。
羽(う)王子 趙丹の側室・雲少妃(うんしょうひ)の子供
雲少妃(うんしょうひ) 趙丹の側室。羽王子の母親。舞の名手。
梅少妃(ばいしょうひ) 趙丹の側室。
韓少妃(かんしょうひ) 趙丹の側室。韓の国の王女で、美人で有名。
趙勝(ちょうしょう) 王を補佐する丞相。
公孫乾(こうそんけん) 将軍。秦の国の人質・嬴異人を護衛している。
殷春小(いんしゅんしょう) 王宮の医師。医師の一家に生まれ、3歳から父親に医術を学んだ。
高昊陽(こうこうよう) 皓鑭の継母・高敏の甥っ子。殷小春が好き。
秦の国の人々  
嬴 稷(えいしょく) 秦の国王。安国君(あんこくくん)の父親。
安国君(あんこくくん) 秦の太子。異人(いじん)と子傒(しけい)の父親。
嬴 異人(えいいじん) 安国君と側室・夏姫(かき)の息子。現在は、趙で人質として暮らしている。
嬴 子傒 安国君の息子。王位を継承するのではないかと周囲から思われている。
華陽夫人(かようふじん) 安国君の正室だが、子どもはいない。自分と対立している嬴 子傒を警戒している。

 

本当は架空の人物

厲(れい)王妃 王妃が架空の人物とは!驚きました。
雅王女 おやまぁ、この強烈な方も!
韓少妃 趙王の側室
范雅 秦の丞相・范雎(はんしょ)の娘のようです。まだ出てくる気配がありませんね。
姬冰 燕国の王女のようです。

 

『瓔珞』と同じ俳優さん

『瓔珞(えいらく)〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃』は、清時代が舞台のドラマです。
中国ドラマ『瓔珞(えいらく)』とは?

2020年11月6日(金)16時〜 BS12で『瓔珞』の再放送が決定したそうです!!

ぜひ、この機会をお見逃しなく!!

 

『コウラン伝』は紀元前のお話なので、なんというか前世的な?(違う違う)。しかし、こんなにも同じ俳優さんが出ているとは思いませんでした。

 

『瓔珞』での役どころ 俳優さん 『コウラン伝』での役
主人公・魏瓔珞 呉謹言(ウー・ジンイエン) 主人公・李皓鑭
乾隆帝 聶遠(ニエ・ユエン) 呂不韋(商人)
乾隆の弟・弘昼(こうちゅう) 洪尭(ホン・ヤオ) 蛟王子(趙王の息子)
李玉
(乾隆帝のお付きの人)
劉恩尚(リウ・エンシャン) 趙勝(丞相)
高貴妃 譚卓(タン・ジュオ) 華陽夫人
裕太妃(弘昼の母親) 白珊 厲雪黛(蜀侯夫人)
舒貴人(じょきじん) 李春嫒(リー・チュンアイ) 李 岫玉(皓鑭の継妹)
愉妃 练练 蕭紅葉(しょうこうよう)
王妃の侍女
魏清泰(瓔珞の父親) 沈保平(シェン・バオピン) 李 赫(皓鑭の父親)
袁春望 王茂蕾(ワン・マオレイ) 安国君
張女官 何佳怡(ホー・ジアイー) 夏姫(異人の母親)
方女官 殷旭(イン・シュー) 雲(趙丹の側室)
小全子 鄭竜(ジョン・ロン) 司徒 缺(しとけつ)
呂不韋に仕えている
吉祥 張訳兮(ジャン・イーシー) 司徒 月(しとげつ)
呂不韋に仕えている
明玉 姜梓新(ジアン・ズーシン) 殷 小春(いんしゅうしん)
王宮の医師
珍児 方安娜 羋絲蘿
錦秀 高雨児 瑤姫
(踊り子)


まだ公式ホームページの登場人物欄に出てきていない人もいるので、どんな人物なのか分からない人もチラホラ…。

父親役は、どちらも洪尭(ホン・ヤオ)さん。あぁ、小全子と吉祥が兄妹なのねぇ。そして、『瓔珞』で皇帝とお付きの人という関係性が、商人と偉いお役人という逆転の構図になっていたり。

それにしても、今この画面に出ている3人とも『瓔珞』組!!とか思ってしまったり、この人どこかで見覚えが…『瓔珞』に出てた人か!となってしまって、ストーリーそっちのけになってしまったので、もう1回ドラマを見直そうと思います。

 

 

エピソード一覧

 

  あらすじ
第1話 春秋戦国時代。趙(ちょう)の国の都・邯鄲(かんたん)。名家の娘である李皓鑭(りこうらん)は、血の繋がらない母&妹の罠にかかり屋敷を追われる。
商人の呂不韋(りょふい)は、売られている女性たちの中にいた皓鑭を買い上げる。
一方、秦(しん)の国王の孫である嬴異人(えいいじん)は人質として趙で暮らしていた。ストーリー&ネタバレ感想は、こちらに書きました。⇐こちらは長いのでサクサクっ!と分かる中国ドラマ『コウラン伝』第1話もあります。
第2話

李皓鑭は琴の名手であり、舞も上手なことを知った呂不韋(りょふい)。後宮に上げる女性を探している丞相の前で踊れる機会を得る。もし皓鑭が後宮に入れば自分も出世できるとの考えだった。

趙の雅王女は、自分の国に秦(しん)の人質として来ている嬴異人(えいいじん)に想いを寄せている。しかし国境には秦の兵が集結し、趙へ攻め入ろうとしていた。異人にもその影響が……。

サクサクっ!と分かる中国ドラマ『コウラン伝』第2話

第3話

李皓鑭のせいで息子が危ない目にあったと知る呂不韋の父。なんとか皓鑭を追い出そうと罠にかける。呂不韋は皓鑭の無実を証明するも父親に怒りを買ってしまう。

呂不韋は自分の野望実現のため牢で知り合った異人に取り入ろうとするが、なかなかにガードが固く入り込めず…。

舞が好きな王様の前で踊るよう指名された皓鑭。皓鑭の舞を気に入った王様だったが、思わぬ横やりが入る。

中国ドラマ『コウラン伝』第3話の流れと感想

第4話

占いの結果、生贄となるはずだった皓鑭。しかし燃え盛る祭壇から無傷で生還し驚く人々。厲(れい)王妃は皓鑭を自分の女官にすると決める。

中国ドラマ『コウラン伝』第4話の流れと感想

第5話

厲王妃の侍女たちが原因不明の病に倒れたため、犯人を捕まえた皓鑭。しかし逆に王妃毒殺の疑いをかけられてしまう。

王妃の妹・蜀侯(しょくこう)夫人が息子を連れ20年ぶりに嫁ぎ先の秦から趙へ戻ってくる。秦と趙の戦いが始まろうとしているこの時期に戻ってきたことを不審に思う呂不韋。

中国ドラマ『コウラン伝』第5話の流れと感想

第6話

秦の国に通じていた、という疑いをかけられ八つ裂きの刑に決まった皓鑭。生き延びるために呂不韋と策を練る。

秦との戦いが長期化し対応に苦慮する王様。他国と同盟を結ぶ作戦と、戦地に援軍を送る作戦を同時に行うことを決める。
蛟王子は援軍を送るために必要な軍資金と兵糧の調達を呂不韋へ押し付ける。

王は戦を前に宮殿を離れて祭祀を執り行うことに。その場に雅王女に求婚したいと、魏の国の使者&楚の国の太子が現れ…。

中国ドラマ『コウラン伝』第6話の流れと感想

第7話

趙の国王が祭祀を行うため馬服山(ばふくさん)へ行くと、魏の使者と楚の太子が相次いでやって来る。どちらも雅王女へ求婚と同盟を結ぶためにきたというが、実際は隙があれば趙の国を攻めようとしていた。両国の使者を上手く追い払うように任される皓鑭。

そのころ呂不韋は、騒動に紛れて異人を異人の祖国である秦へ逃がそうと計画していた。

中国ドラマ『コウラン伝』第7話の流れと感想

第8話

皓鑭が国王の暗殺未遂犯として捕まってしまう。皓鑭に襲われてないことを証言できるのは王だけだが、意識不明のため刺客が別にいることを証明できない。

殷医師は王が意識を取り戻すまで数日かかると王妃に進言。しかし殷医師の処方のせいで王の病状が悪化していると王医師が言い出す。

皓鑭が投獄されているにも関わらず、呂不韋は再び異人を秦へと逃亡させようとする。

中国ドラマ『コウラン伝』第8話の流れと感想

第9話 このままでは王様の側室になってしまう皓鑭。呂不韋と逃げることを決める。
皓鑭は実家に帰ることを口実とし王宮を出ることができた。実家では継母・高敏が皓鑭と話をする。王宮には韓の国から瓊華王女が側室になるためやってきた。随一の美女と名高い瓊華(韓少妃)にメロメロになる王様。しかし彼女の本性は…

中国ドラマ『コウラン伝』第9話の流れと感想

第10話

趙王の側室である韓少妃(かんしょうひ)は、10日後の宴を皓鑭が取り仕切るよう命じる。しかし戦争のため資金がなく、宴の資金を出してもらえない。皓鑭は異人にヒントをもらい、なんとか資金を調達することができた。

呂不韋は皓鑭を手助けしようとするが、自分に説明もなく裏切った呂不韋を許していない皓鑭はそれを拒否する。そんなとき、呂不韋の父親が逮捕されたという知らせが入り…

中国ドラマ『コウラン伝』第10話の流れと感想

 

 

時代背景

春秋戦国時代、七つの大国が争っていた乱世の時代だそうです。

七つの大国とは「秦(しん)」、「趙(ちょう)」、「斉(せい)」、「楚(そ)」、「燕(えん)」、「韓(かん)」、「魏(ぎ)」。

 

歴史上の流れを書くとドラマのネタバレ(?!)になるので、まだ先のことは知りたくない!という方は読み飛ばしてください。

ざっくり書いております。非常に、ざっくり書いてあります。途中、異人が名前を”子楚”に変えたりしたそうですが、そうなると、ややややこしくなるので省いたりしています。

 

  呂不韋は趙に人質できていた嬴 異人(えいいじん)を秦王にすることで、自分も出世しようと企む。
そのために嬴 異人(えいいじん)の父親の正室である華陽夫人に、異人を養子にするよう説得。のちのち太子にさせようという魂胆があった。
BC259 呂不韋が寵愛する趙姫のことを気に入った異人。自分に譲って欲しいと呂不韋に頼む。このとき、趙姫は呂不韋の子を妊娠していたがそれを隠し、異人の子としたという説もあり。
そのとき生まれたのが政(のちの始皇帝)とか。
BC258 秦が趙を攻める。呂不韋は異人を秦へ逃がす。しかし趙姫と息子・政は趙に残されてしまった。
BC251 異人の祖父である昭襄王(嬴稷えいしょく)が死去。
孝文王(安国君)が国王となり、異人は太子となる。
趙姫と息子・政も秦へ。
BC250 正式に孝文王が即位するも、ほどなく死去。異人が荘襄王として即位。
BC247 荘襄王が死去。息子である政が13歳で王位を継いだ。
  呂不韋は自分が太后(趙姫)と関係を持っていることがバレるのを恐れ、自分の身代わりとして嫪毐(ろうあい)という男性を後宮に入れる。嫪毐(ろうあい)が太后に気に入られ、息子が2人生まれる。
BC239 嫪毐(ろうあい)が長信侯に封じられる
BC238 嫪毐(ろうあい)が反乱を起こそうとして、政に討たれる。太后(趙姫)との間に生まれた息子2名も殺される。
BC235 嫪毐のクーデターに呂不韋が関与していたことが分かる。いずれ政から死を賜ると覚悟した呂不韋は毒をあおって自殺。

 

ドラマでは、どこまでを描くのかなぁ。あ、まだ全部見てないので、というか1話しか見てないので。これから先が楽しみです。

そして、趙姫(皓鑭)はどんな女性として描かれるのかなぁ??Wikipediaを見る限りでは、男の人なしでは生きられないような、なんか、そんな感じに書かれてましたけれど…。

ネタバレにはなりますが、趙姫の人生について取り上げられたこちらの番組も興味深かったです。

戦国時代の地図
中国王朝 よみがえる伝説「悪女たちの真実 始皇帝の母 趙姫」2017年3月に放送されたという”中国王朝 よみがえる伝説「悪女たちの真実 始皇帝の母 趙姫」”が興味深かったのでメモ。 【10日...

 

 

 

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