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連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』EPISODE 014

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EPISODE 014 ネタバレあらすじ

腰痛と肺の病気が悪化し、安子の祖父が亡くなってしまう。最後まで安子の幸せを祈っていた祖父。

安子は出征が決まった稔のために神社で参拝を続ける日々。そこに稔の弟・勇が現れ、兄とはこのままでいいのか?と尋ねるも、自分には関わりのない人だからと誤魔化す。

勇は見かねて、兄と安子の結婚を許すよう父親・千吉に談判する。結婚は当人同士の気持ちではなく家同士のものだ、という父親。家のための結婚なら自分がする、という勇だったが父親は耳を貸さない。しかし胸中では、自社製品の軍服を着て息子が出征することにかなり落ち込んでいた。

せめて安子に会って欲しいと勇に言われたこともあり、たちばなを訪れる千吉。

安子が出てきたので、おはぎが食べたくなってという千吉。もう材料がなく長い間おはぎは作れていないが、少し待っていて欲しいという安子。

次に現れたときは、手にお汁粉を持っていた。

安子は千吉が誰かも知らなかったが、ただ落ち込んでいることを感じ取り甘いもので元気になって欲しいという気持ちだった。

安子の父・金太は、千吉の正体を知っていた。安子がいなくなると、それは初七日の父親のために作ったものだ、と。また、お汁粉はこの店の原点なのだとも打ち明ける。

そして父親は雉真繊維の足袋が大好きで、出棺のときにもその足袋を履かせてあげられたという。

足袋は雉真繊維の原点だ、という千吉。

帰り際、金太は自分の息子も去年出征したこと。でも勘当した手前、家に入れてやらなかった、と言葉をつまらせる。そして、千吉は悔いなく稔を見送って欲しい、と告げる。

 

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EPISODE 014の流れ

神社

安子が参拝を終え振り向くと勇が立っていました。

たちばなへ行ったものの店が閉まっていたので、近所のきぬちゃんに居場所を聞いたんだそうです。この時間なら神社にいるだろう、と。

大学野球は停止になり、20歳以上の学生の徴兵猶予も停止。

「おめでとうございます。お兄様のご武運をお祈り申し上げます」固い口調で言うと深いお辞儀をする安子。

「うそぉつくな。毎日こけえ来て、兄さんの無事を祈りよんじゃろ。兄さんだって今でもおめえのことを思ようる。このままでええんか」

もう自分には関わりのない人だ、そう言うと去っていく安子。切なげに見つめる勇。

勇役を村上虹郎さんにキャスティングした方たち、素晴らしい。本当に素晴らしい。

橘家

安子の祖父・杵太郎は腰痛の悪化と、肺を患ってしまったようです。

看病をする安子。

「あんこの夢を見とった」「あんこの?」「おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。おいしゅうなれ…甘(あめ)え香りがすると思うたら…ハハ…安子がおった」「おじいちゃん、ふふふ」

仲良しさんだなぁ。

「安子……幸せになれ。幸せになれ」そういって優しく安子の髪の毛を撫でる祖父。

うっ。

行李から足袋を出す祖母の姿。程なく、祖父は亡くなったそうです。枕元で泣き伏す祖母。

雉真繊維の社長・雉真千吉が歩いています。

稔が出征する12月までに縁談をまとめようと、頻繁に大東亜銀行の頭取と面会しているんだとか。

道でお葬式の列とすれちがい、帽子をとり頭を下げる千吉。

雉真繊維

学徒出陣のニュースを聞いている千吉。そこへ勇がやってきました。

「父さん。兄さんの祝言は取りやめにしてください。兄さんとあんこの、たちばなの娘の結婚を認めてやってください」

!!勇ちゃん!!

安子は自分の幼馴染なこと、兄と安子は今も相思相愛なことを言います。

しかし、結婚は家同士のものであり、当人の気持ちばかりでは決められないという父親。

「そりゃあ…わしがするから。家のための結婚は、わしがするから。しゃあからお願(ねげ)えじゃあ、父さん。せめて、あんこに会(お)うたげてよ。会やあ分かるから!」

「菓子屋の娘じゃ、どねんしょうもねえ。今進みょおる縁談は雉真のため、ひいてはお国のためになるんじゃ」

おっと、大きくなりましたね話が。

「はあ…じゃけど…父さんはどねん思ようるん。父さんの工場で作る軍服を着て兄さんが戦争に行くことをどねえ感じとるん」

「おんなじことじゃ。稔が雉真の学生服着て大学へ行くんも、雉真の軍服着て戦地に赴くんも…わしにとっては誇らしいせがれの…晴れ姿じゃ」

そう言うとトランクを持って出ていく父。明らかに泣いていました。

駅前で軍服を着た若い男性たちとすれ違い、じっと見つめる千吉。

橘家

台所で作業をしている安子、母、祖母。

すると店頭に誰かやってきました。

「いらっしゃいませ。お買い物ですか?」

「ええ…はい。何かおはぎが食べとうなって」

千吉さん?!

わざわざ来てもらったのに、もうずっとおはぎは作れていないのだと謝る安子。

「そうですよね、失敬しました」と帰ろうとする千吉に、少々待っててもらえないかという安子。

入れ替わるように、安子の父親・金太が店に顔を出しました。千吉に「雉真、さん?」と声をかけます。どうやら、安子の父は千吉の顔を知っていたようですね。

以前、息子さんと…と話をしだしたところで、安子が何かを持ってきました。

「祖母の作ったお汁粉です。よろしかったら召し上がってください」

驚く千吉。

「お父さんの知り合い?」「うん?まあ…」「あっ、そうじゃったんですか。父がお世話になろうります」と笑顔で挨拶する安子。

「早(はよ)うお元気になってくださいね。ふふ。失礼します」と言って下がっていく安子。

「実は…今日は先代の…私の父の初七日なんです」

それは知らなかった、失礼しました、と言って帰ろうとする千吉。

「そのお汁粉は…父の好物でした。せめてもの供養に正月用に取って置いた僅かな小豆と砂糖でこれをこさえることにしたんです」

「そねえな大事なものを、お嬢さんはなぜ見ず知らずの私に?」

「何か気落ちしてらっしゃると感じたんでしょう。甘えお汁粉を飲んで少しでも元気になってほしいと思うたんじゃ思います。あっ、どうぞ召し上がってください」

お汁粉を食べる千吉。その美味しさに「うまい。ぬくもりますな」と笑顔。

「よろしいですか?」そういうと千吉の側に座る金太。

「この…母の作るお汁粉が父の菓子作りの…この店の原点なんです。父の旅立ちの時、真新しい気に入りの足袋うはかせてやることができました。雉真繊維の足袋が足になじんで歩きやしんじゃいうて常々言ようりました」

ああ!そういえば、安子の母が、祖父の気に入りの足袋が少ししか入手できなかったって謝ってましたね11話で。

 

「うちは足袋作りが原点でした」という千吉。

突然お邪魔したのに美味しいお汁粉をいただいて、とお礼を言う千吉。金太は、ご長男さん(稔)はこの度の学徒出陣で?と聞きます。

「ああ」

「うちのせがれは昨年出征しました。どうしようもねえ悪たれで勘当した息子です。わしゃあ意地ゅう張って最後までうちに入れてやらず見送りにも…」そういうと、涙がこみ上げてくる金太。言葉がつまります。

「どうぞ、悔いのないように息子さんを送り出されてください」真正面から千吉の顔を見て力強くいう金太。

軽く一礼して別れる2人。

店の奥から安子が走り出してきて、「お気をつけて!」と声をかけます。

 

稔は出征前に頭取の娘と祝言を挙げるために帰省してきます。

 

ちょこっと感想

金太さんっ。やっぱり息子とのことを後悔していたんですね。意地を張ったばっかりに、永遠の別れになるかもしれないのに、どうしても許してあげられなかった。

だから千吉に「悔いのないように」と言ったのは、別に自分の娘と稔との結婚のことは脇において、本当に千吉には自分のような思いで稔を送り出して欲しくない、という一心だったように思えます。

ああ、稔が婚約してしまう…。

そして、勇ちゃん。自分の好きな安子と兄のためならば、自分の結婚と引き換えにしてでもいいという。うっ。勇の心、安子知らず。うっ。

 

 

 

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うさかめ
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