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ドラマ『ドクターホワイト』第1話

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いよいよ始まりましたドラマ『ドクターホワイト』。診断医療ミステリーだそうで。

浜辺美波さん演じる記憶を無くした女性・白夜(びゃくや)。しかし医学に関する知識は忘れておらず、かつ診断が的確。そんな彼女の正体は一体??

第1話をネタバレしつつ感想を書きたいと思います。

ドラマ『ドクターホワイト』登場人物や俳優さんたちについての情報

 

普段はあまり日本のドラマを見ないのですが。浜辺美波さんが出演されるドラマを見る確率は結構高いかも!

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登場人物

雪村 白夜 公園をランニングしていた狩岡将貴に助けられる。自分に関する記憶も感情も生活に関するあらゆることも忘れている。が、医療に関する知識だけは覚えており、かつ、高度。
狩岡 将貴 医療ジャーナリスト。
狩岡 晴汝 狩岡将貴の妹。病気を抱えている。
高森総合病院
高森 麻里亜 将貴の幼馴染。内科医。
高森 巌 高森麻里亜の父であり、病院の院長。
真壁 仁 外科部長。野心家。
仙道 直樹 脳神経外科医。
牧田 真一 外科医。
西島 耕助 精神科医。狩岡晴汝のカウンセリングも担当している。
佐久間 新平 研修医。
夏樹 拓実 皮膚科医。2話から登場。
高森 勇気 高森麻里亜の兄。優秀な外科医だったが、現在絶賛失踪中。
友人関係
奥村 淳平 狩岡将貴、高森麻里亜と幼馴染。捜査二課の刑事。白夜に関する身元調査を将貴から頼まれる。

 

第1話の流れ

公園

日課のランニングをこなす狩岡将貴。

大切な人を守れるような、包み込めるような強い人間になりたいと願い続けているが、実際は無力で平凡な人間だと思いつつ走っていると。

突然、白衣を着た女性がふらふらと歩いているのが目に入る。

すると女性が地面に倒れ込んだため、慌てて駆け寄る将貴。声をかけるも反応がない。

病院

腹痛を訴える男性患者が救急車で高森総合病院へと搬送されてきた。男性は61歳の山野辺信吾。

研修医の佐久間しかいないため、内科医の高森麻里亜が急遽呼びされる。麻里亜は採血と採尿をするよう看護師へ電話で指示を出すと、急いで車に乗り病院へと向かおうとする。

そこへ将貴から電話がかかってきたため、公園へ寄って謎の女性と将貴を車に乗せ病院へ向かう麻里亜。

まずは急患に対処するという麻里亜。研修医の佐久間にも指示をだす。

将貴の携帯電話が鳴り、慌てて携帯電話が使用できる場所へと移動する。

月刊メディカルサーチ編集部

電話を掛けてきたのは月刊メディカルサーチの編集長・三田村。西東京医大の不正入試の件で追加取材をするよう将貴に指示してきた。

将貴が電話をしていると、謎の女性はストレッチャーから起き上がりふらふらと歩き出すのが見えたため慌てて電話を切る将貴。

病院内

謎の女性は、処置を受ける急患男性を見ながら先ほど麻里亜が佐久間へと出した指示と同じこと、そして低血糖発作の可能性があることを呟くとストレッチャーへと戻っていった。

そこへ麻里亜が病院スタッフに向けて謎の女性と同じ低血糖発作の話をし始めたものだから驚く将貴。

ストレッチャーの上で再び横になっている謎の女性に「君、医者?名前は?」と聞く将貴。女性は目を開けると将貴の首根っこを掴み自分の顔の近くに持ってくると、「ヘリコバクターピロリ」とだけ呟いて再び目を閉じてしまう。

無力な自分が彼女を救う日が来るとは、将貴はこのとき思ってもいなかったそうで。

その頃、研修医の佐久間は外科医である牧田に急患の男性について話をするも、ちゃんと検査数値などを伝えられず牧田を怒らせてしまう。

そんな牧田に外科部長である真壁は「所詮内科は切れない連中の集まり。いわば受付窓口」と平然と内科をバカにした発言。

謎の女性

謎の女性を検査した結果、意識もはっきりしており健康状態も良好、身体的異常はどこにも見られなかった。暴行の形跡もないと聞き、安心する将貴。

しかし麻里亜は、謎の女性の行動は「まるで何も知らない赤ん坊みたい」だという。人の顔や服など、すべてを不思議そうな顔で見ているんだとか。

記憶喪失で知識と感情を失っているのではないか、と。何か事件に巻き込まれたショックでそうなった可能性も否定できないという麻里亜。

しかも言葉もまったく話さない、失語症も併発しているという麻里亜。

将貴「ん?」

謎の女性のところへ行く将貴と麻里亜。喋れるよね?という将貴の問いかけに「はい」と答えたため、思わず驚いて立ち上がっちゃう麻里亜。

「何で私にはしゃべらないの?」「怖いんじゃないの?」「怖くない、怖くない。私、私けっこう親切にしてない?ねえ、親切、わかる?優しさ、分かる?」そういって謎の女性の両肩に手を置いて揺さぶる麻里亜。

「いや、そういうとこじゃないの?」とツッコむ将貴。

将貴は改めて自分の名前を名乗ると名刺を女性に差し出すも、不思議そうな顔で見ているし、2つ折りにしようとする始末。

何が分かるんだろう、と少し考えた将貴。

「胆石はわかる?」と聞くと「胆石とは肝臓や胆のう、胆管に出来る結石で…」とすらすら答え始める女性。驚く麻里亜。

将貴は、急患の男性の状態について何か呟いていたこと、そのあとに麻里亜も同じことを言ったから驚いたことを説明する。そしてピロリ菌についても喋っていたことも。

「じゃあ君の名前は?」「白夜です」

しかし名字は分からないようだった。

ピロリ菌と聞いて、何か思い当たることがあった麻里亜は将貴だけを呼び出す。

先日(2022/1/10)、将貴が受けた検査結果を見ながら説明する麻里亜。将貴はピロリ菌保菌者であること、今の症状は萎縮性胃炎だが放置すれば胃がん発生リスクがあること。しかし、すぐに除菌治療を始めれば問題がないという。

しかし、この検査結果を見ていない女性が、なぜそれが分かったのか?

院内の廊下

着ていた白衣に袖を通し、またふらふらと部屋を出ていく白夜。

医療の知識以外忘れてしまうことはあるんだろうか?という麻里亜に「ありえますよ」と登場したのは精神科医の西島先生。

一部の記憶だけを残した健忘症の例は多数ある。必要なら、人の心を自在に操るセラピストでもある自分がカウンセリングをしようか?と。

「奥さんと仲直りできました?」と即座に聞く麻里亜。

「はっ…あれは操れない。あれは鬼だ」とか言い出す西島。そして西島は将貴の妹の調子を聞く。どうやら西島に診てもらっているようですね。

そこへ「嵌頓(かんとん)なんかしてねぇじゃねぇかよ!」という牧田の大声が。

腸や子宮などの内臓諸器官が、組織のすき間から脱出し、そのまま増大して腫れ上がり、もとにもどらなくなった状態

だそうです。

外科ではなく内科だと言いたいようです。牧田は急性胃炎だろうと思っているようです。たらい回しにされ不安がる山野辺。

それを見ていた白夜は、すすすっと山野辺に近づくと彼の首を手で押さえはじめる。

「腹痛の原因は急性胃炎ではありません。それ……誤診です」

 

なぜ誤診だと言うのか?

白夜は心筋梗塞の疑いがあると考えているようです。

「けい動脈の拍動から二段脈が見てとれます」

心電図を取ってみると、白夜の考えが当たり後壁の心筋梗塞だと診断できました。最初は一過性の心房細動出ていたのだと説明し、外科で対応して欲しいという麻里亜。

「もちろん医院長のお嬢さんの頼みとあればお受けいたしますよ。プリンセス高森」という真壁。

研修医の佐久間は心筋梗塞だったと将貴と白夜に報告し、助かりましたとお礼をいう。

「このお返しは必ず」「お返し…とは何ですか?」「えっ…何か困ったことあったら言ってください。頼み事とか何でも聞きますんで」と調子のいい佐久間。

そして白夜を自分と同じ研修医だと勘違いして一緒に頑張りましょうとか右手まで差し出しちゃってます。不審な顔をして歩き出す白夜。

「ほぉ〜ライバルってことか。バチバチでいきましょう!」とポジティブな佐久間くん。いいねぇ。明るいねぇ。コミカルな演技が、すごく自然でいいですよねぇ。

自販機前

外傷がないため通報の義務はないが、病院に置いておくこともできないという麻里亜。

白夜は物珍しそうに缶飲料の入った自販機のボタンを端から端まで押しています。

将貴は財布を取り出すと「好きなボタン押していいよ。何飲む?」と自販機にお金を投入。優しい。

どうやら白夜が押したのはコーヒーの缶だったようです。

白夜の足の裏にはほとんど傷がないことから、公園まで誰かが運んだと考えられること。白衣もサイズが大きいため誰かが着せたのかもしれない、と推理を始める麻里亜。

「警察に預けたらどうなるんだろう。いや、でもやっぱりそれが…」と言い出す将貴を遮るように「警察には行きません。私は狩岡将貴の家に行きます」「いや、そう言われても」「そう決めています」

「いや…そう決めていますと言われましても」と言いつつ白夜に近づき、缶コーヒーを開けてあげる将貴。めっちゃ優しすぎるんだけど。さりげなさすぎて惚れるんですけど。

幼馴染の淳平が刑事なんだから相談してみたらどうか?とりあえず今日は自宅に連れ帰ったら?という麻里亜。

くんくんと缶コーヒーの匂いをかぎ、グビっと一口。あまりの苦さに首をふり、将貴に缶コーヒーを差し出しました。どうやらコーヒーは苦手なようですね。

将貴の自宅

ざっと話は聞いていたっぽい将貴の妹・晴汝。

「はぁ〜、えっ、かわいい!」とひと目で白夜を気に入ったようです。

3人分の夕飯を作ってくれる晴汝。おっきなハンバーグ!美味しそう!!晴汝は白夜に自分の洋服も貸してあげたようです。

そして寒いだろうから”こたつ”に入っててと言われ、”こたつ”に頭から潜り込む白夜。そして反対側から頭をだしました。めっちゃ可愛いな。

「えっ、違う、違う、違う。違うの。えっ、本当にわからないの?!」「わかりません」「えぇ〜、はははっ、面白い。一緒にいて飽きなさそう。ふふっ」

そして、こたつの使い方を白夜に教えると夕飯を出そうと食堂へ戻ってきました。味噌汁用のお椀を持った瞬間に床へ落としてしまう晴汝。手を滑らせたと兄にいいますが、何か気になるようで自分の両手を見つめる晴汝。

 

夕飯を食べ始める3人。感想を聞かれた白夜が「味覚がとても強く刺激されています」とか言ってます。「えぇ〜、なにそれ独特!」と笑う晴汝。

なんか、こう、白夜って宇宙から視察に来た人みたいになってて面白いですよね。

するとボソッと将貴が「最近、味濃くないか?」と。晴汝は野菜しか食べないから、料理が雑になってるとか言い出す始末。

話しているうちに、白夜は感情がないけれど好奇心があるという将貴。

晴汝は何か納得したようで、「ああ、それだ!白夜さん、もっとこう楽しげに笑ったほうがいいよ」とアドバイス。

ほっぺを上に、にっと上げる感じと言われてやってみるも「威嚇だろ、これじゃ」と将貴に言われる始末。確かにぎこちなさすぎる白夜。

笑えばお願い事を聞いてもらえる、と言われ一生懸命「に〜」っと笑顔の練習をする白夜。すっかり白夜の可愛さにやられている晴汝。

そこへ編集長の三田村から将貴に電話がかかってきます。明日、霧島教授の”がんゲノム医療”について話を聞きに行くから論文を読むよう言われ一方的に電話を切られました。

狩岡家の庭

庭に生えている”おおばこ”の説明をする白夜。薬草にも詳しいことに感心する晴汝。

白夜は庭にある井戸に興味を持ったようです。昔は、この井戸から水を飲んでいたと懐かしそうに語る晴汝。

皿洗いが終わった将貴は、そんな2人を見ながら白夜が着ていた白衣を床から拾い上げました。ポケットになにか入っていることに気づき、取り出す将貴。

喫茶店

幼馴染でもあり、捜査二課に勤務している奥村を呼び出したようです。

白夜の白衣に入っていたのはGPS発信機だったようです。つまり白夜の居場所を誰かモニターしている?

とりあえず自分が探るから、それまで白夜を預かったらどうか。そして、この依頼を解決したら晴汝とデートをさせて欲しいと言う奥村。

「まあデートぐらい」「だめだ、ない!」「じゃあ食事だけ」「ない!」「えぇ〜遊園地」「お前全然譲歩しねぇな!」

確かに。強い。気持ち強いね奥村くん。

「頼むよ、お兄ちゃ〜ん」「お兄ちゃんって言うなよ」

ここからは真面目な話になり、晴汝の様子を気にしている奥村。

「全然平気だよ。病気のことも忘れるくらいで」と答える将貴。さて、晴汝が抱えているのはどんな病気なのでしょう……。

高森総合病院の会議室

院長を始め医師、経営者?たちが集まっている会議室。

胃がん手術中に重大な医療ミスがあったり、膵臓がん手術中に血管を傷つけ大量出血したり。

立て続けに2件の医療ミスが起きた高森総合病院。患者数も大幅減、収益も減っていると指摘を受ける高森院長。

真壁は「院長がどう責任を取られるおつもりか我々外科一同気をもんでおりまして」と。暗に辞めろと言ってます??

責任ならば外科部長の真壁先生にもあるのでは?といったのは院長の娘である麻里亜。

もちろん院長が自分を切るのであれば「私は喜んでとかげの尻尾になりましょう」。つまり、自分を切っても何の問題解決にもなりませんよ、という感じでしょうかね。嫌らしいですなぁ真壁外科部長。

院長室

なんだろう、院長が水槽のようなものをいじってますね。盆栽じゃなくて、なんだろう。

苔テラリウムみたいな??

もし兄の勇気がいれば、2件の医療ミスも起こらなかったはずだ。本当に居場所を知らないのか?と娘に聞かれるも「医療はチームプレーだ。スター選手に頼ってばかりもいられない」と答える院長。

「言っておくけど、私に兄の代わりは無理ですから」

「ははっ、そりゃそうだ。はははっ」

複雑な表情を浮かべる麻里亜。

回想

病院を出ていく兄。追いかけてきた妹に「すぐにまた戻ってくる。お前のことず〜っと見守ってるからな」

一体、なにがあったんでしょうね??

おでかけ

白夜と晴汝は洋服を試着したり、プリクラを撮ったり楽しそう。主に晴汝が。

 

そして移動販売のクレープを食べることになりました。

おじさんに「クレープのイチゴを多めに入れてね♪」と笑顔でお願いする晴汝。おじさんは「かなわねぇな」と言っておまけしてくれたようです。

「ねっ、笑顔大事」と、にっこり白夜に笑う晴汝。

白夜が物珍しそうにクレープを食べはじめ、どうやらイチゴを気に入ったようです。

 

髪も切りに行きたいが、また今度にしようと白夜と約束する晴汝。白夜の顔についたクリームを拭おうと、移動販売のクレープ屋に紙ナプキンを取りに行った晴汝。

急に足がしびれて立てなくなってしまいました。

驚いて駆け寄るクレープ屋のおじさん。

目も霞む、という晴汝に近寄り「末梢神経障害。視覚異常。病院へ搬送すべきです」という白夜。診断してるときの白夜は表情も一切なく、ちょっと怖い。冷静に診断を下すロボットのようになってしまうというか。

急いで119番へ連絡してくれるおじさん。

応接室

霧島伸宏教授のところへ”がんゲノム医療”について取材に来た編集長と将貴。

さっそく取材を開始しようとすると、霧島教授が将貴に「昨日出たベイラー大学の反論、見ただろう?どう思った?」と聞いてきました。「あれは…僕から言わせれば木を見て森を見ずです」

「君ぃ……わかってるねぇ。いや、ははははっ」とご満悦の霧島教授。横で、ホッと一息ついてる編集長。変な答えだったら、取材できないところでしたものね。

そこへ麻里亜から将貴へ電話が。ちなみに将貴は「麻里亜」で携帯電話番号を登録しているようです。

晴汝が倒れたと聞き、急いで応接室からコートと荷物を持って無言で出ていく将貴。

 

回想

晴汝の病気は脳動脈瘤だそうです。主治医の仙道によれば、命の危険を伴う病状だが位置が悪すぎて手術が難しいのだとか。成功率は20%未満なんだとか。

高森総合病院

緊急搬送される晴汝。麻里亜が声をかけると「麻里亜さん」という返事をする晴汝。

「下肢の脱力感、意識レベルJCS1、呼吸・脈拍に異常なし」という白夜。

JCSというのはJapan Coma Scale(ジャパン・コーマ・スケール)の略のようで。JCS-1は「だいたい意識清明だが,今ひとつハッキリしない」という判定のようです。

 

神経症状が出ているなら脳動脈瘤の悪化だろうという仙道先生。西岡先生は、精神的ストレスからくる症状もあると。

そこへ将貴も到着。

糖尿病性神経障害でも同じような立ちくらみが見られるという麻里亜に対し、晴汝は極端な菜食主義だから糖尿病はないだろうと答える将貴。しかし1型糖尿病なら菜食主義などは関係なく発症するんだとか。

尿たんぱくが陽性ならALアミロイドーシスの可能性もある、と口をはさむ白夜。部外者は黙っているよう言われてしまいます。

西岡先生曰く、この数ヶ月、晴汝はうつの症状が進行していたこと。目のかすみ、食欲不振、食べ物の味が分からないという申告もあったと。

「手足が震えるといった症状は?例えば物を落とすとか」と仙道先生に言われ「ありました」と昨晩のことを思い出す将貴。

どうか妹を助けて欲しいという将貴に、「脳動脈瘤の破裂による症状だとしたら助かる可能性は極めて低いと考えられます。病状を知りながら放置していたということは、手術が困難な部位ということです。その場合、平常時の手術でも困難なものを緊急の対応…」とアンドロイド的にすらすら言い出す白夜。

「もうやめろ!」と叫ぶ将貴。

将貴は白夜の手を取ると会議室から白夜を連れ出します。

「いいか?晴汝は…あいつは絶対に助かる。二度とあんなこと言うな」「あんなこと?」「俺はあいつを守るって……一生守るって誓ったんだよ。こんな…。助かるに決まってんだろう」

医療の専門知識を持ってない将貴に予測は不可能だ、と続ける白夜に掴みかかろうとするも、すんでのところで止める将貴。

彼女に言ってもしかたないと。

「あなたには助けられない。何もできません」と、戸惑いつつも、まだ懲りずに続ける白夜。

力なく「わかってんだよ」と、うなだれる将貴。

MRA

脳の血管の状況を見るために、ストレッチャーで院内を移動する晴汝。

血液検査と尿検査の結果は、糖尿病でもネフローゼ症候群でもないと。ストレッチャーの上で先生たちの会話を聞きながら、急に震えだす晴汝。

「お兄ちゃん助けて。私、パパとママみたいに焼かれたくない」

鎮静剤を打とうとするも、暴れて打てません。「大丈夫だから!大丈夫、大丈夫。俺がついてるから」と抱きしめる将貴。

それを遠くから見ている白夜。

鎮静剤の点滴と酸素投与をしながらはMRAはできないため、CTで確定しようということに。

病室

酸素投与されている晴汝。

こういう日が来ることを覚悟していた、頭に爆弾があると知ってからもう3年経つし、もう十分だと兄に言う晴汝。

今までありがとう、という妹の手を泣きながら握る将貴。

将貴が廊下へ出ると、白夜が1人ベンチに座っていました。

「君が正しい。俺は…何もできない」と放心状態な将貴。両親を事故で亡くして、親代わりになって、絶対守ると決めたのに…ちゃんと見てやれなかった。たった1人の妹さえ守れない、と呟くと泣き出す将貴。

そんな将貴のことを黙ってみていた白夜。

晴汝はパニック状態で、せん妄が激しく適量の鎮静剤でも収まらなかった。けれど、兄に抱きしめられて平静を取り戻せた。

「あなたは役に立っています。あなたは晴汝さんにとって即効性のある鎮静剤です」

白夜らしい慰め方。

仙道先生は、真壁先生に手術の許可を取ろうとするも医療ミスが続いていること、手術をやらなければ失点にはならない、と許可を出しませんでした。

手術

CT画像の結果から、やはり動脈瘤の手術をすることになりました。

真壁からの許可はでていませんが、自分が主治医なこと、この日のためにシミュレーションを続け、外科スタッフとも情報を共有しているという仙道先生。

開頭手術はリスクを伴うから、もう少し確定してからという麻里亜。しかし、仙道先生はもうやるしかない、と。

白夜は納得できてない部分があるようですが、妹を助けてくれる主治医を信じるという将貴。

 

佐久間先生を後ろから掴まえ「困ったことがあったので、お返しをください」という白夜。

「言いましたよね。頼み事を何でも聞くと。今、お返しをください。にぃ〜、にぃ〜!!」

一生懸命威嚇、じゃなかった、笑顔を繰り出す白夜。

佐久間に追加検査を依頼します。

 

 

手術室前

あと少しで手術開始。

そこへ乗り込んでくる白夜。え、入れるんだ。手術室って、そんな簡単に入れるんだ?!

「待ってください!確定診断に基づき、誤診を正します」

会議室

脳動脈瘤は今回の症状とは関係ないこと、別の可能性を疑うべきだ、という白夜。

その様子を、ドアの外から聞いている院長。

晴汝は徹底した菜食主義で、(昨晩の)ハンバーグも大豆で作ったものだった。その食生活だとビタミンB12が欠乏し、今回はビタミンB12欠乏症による症状だという白夜。

しかも萎縮性胃炎を併発しているため、ビタミンB12を吸収できなくなっていた。兄の将貴もピロリ菌による萎縮性胃炎を患っている、と。

狩岡家の自宅にある井戸が感染源であり晴汝も保菌者だろうと。先ほど暴れた時に、かすかにアンモニア臭がしたという白夜。

かなり離れたところに立っていたけど、鼻がいいんだね!将貴と話したときも、ヘリコバクター・ピロリって言ってたから同じアンモニア臭がしたのか。

そして脳動脈瘤を抱えているというストレスにより病状が進行し、今回のような様々な症状が出たのだと説明する白夜。

そこへ佐久間先生が血液検査の再検査を持ってきました。やはりビタミンB12の値が低かったとのこと。

脳動脈瘤は関係なかったと分かり安堵する先生方と将貴。

その結果を満足そうに聞いて、そっと立ち去る院長。

 

病室

目を覚ました晴汝。

手術が中止になったことを聞き、やはり手術は無理だったのかとガッカリする晴汝。

麻里亜は、病名がビタミンB12欠乏症と萎縮性胃炎だったと報告。脳動脈瘤は以前と変化ないと。

「じゃあ、いいの?私……まだ生きてていいの?」「当たり前だろ。まっ、これからはもう少しお前に負担がかからないようにするか。はははっ。これからもよろしくな」「しょうがないなぁ」

笑い合う兄妹。

それを離れてみている白夜。

自販機

院長が何かを買おうとしています。

白夜が近づいてくるのを見て「冬はこれが一番だ。飲んでみるか?お汁粉」と缶を渡しました。

黙ってうなずき、缶を受け取る白夜。

患者の持病にとらわれて病名を決めつけるのは誤診につながること。しかし、白夜には思い込みや先入観がないように見える、という院長。

人間のことも、自分のことも、よく分からないと答える白夜。

「どうだい?」「糖分おいしいです」嬉しそうな院長。

そして2人で黙って、お汁粉を飲みました。

狩岡家

プリクラの写真を見ている白夜。

将貴は、妹を助けてくれたお礼がしたいと申し出ます。

妹のことを助けようとしてくれて意外だった、という将貴。確かに、脳動脈瘤の発作だったら助からない、と淡々と言ってましたし。

でも、助けようとしなかったわけではなくて。ただ白夜は事実を述べただてだったんだろう、とは思うのですが。

白夜は、一緒に髪を切りに行く約束をしたからだ、と。

お礼というならば、と将貴の手を取る白夜。将貴の脈をとりたかったようです。

とりあえず、白夜は「雪村白夜」と名乗ることにしようという将貴。雪村は将貴の母親の旧姓で、親戚ということにするようですね。

「君はもともと変わり者なんだろうね。記憶がどうこうっていうより何か変だもんな。君の招待突き止めるよ。これでもジャーナリストだし。それが俺から君へのお返し」

白夜は疲れてしまったようで、将貴の肩に持たれ眠ってしまいました。

院長室

総合診断協議チーム(CDT)という診断専門の特別チームを作ると言い出した院長。

そして白夜もチームに加えたい、と言うのです。驚く麻里亜。

晴汝の病室

自分が入院している間、兄の面倒を見て欲しいという晴汝。

自分が白夜の面倒を見るんだ、いや何しても焦がすからだめだ、なんて始まる兄妹喧嘩。それを笑顔で見ている白夜。

え!白夜も自然に笑える!!と驚く兄妹。

 

喫茶店

奥村は、白夜が持っていたGPSは新規の契約者が分かったこと。このGPSは将貴へのメッセージだったかもしれないと言い出しました。

将貴が毎朝あのコースを走るとSNSに投稿していたのを見て、白夜を将貴に預けたのではないか、と。

契約者は高森勇気。麻里亜の実兄で失踪中。

「お前は偶然巻き込まれたんじゃない。託されたんだ」

 

外科室

昨日の顛末を仙道先生から聞く真壁先生。

狩岡兄妹の親戚である雪村白夜という人物に助けられた、と。

真壁は医師資格確認検索という画面で雪村白夜を検索するも検索結果0件。

「ドクターホワイト」とつぶやきました。

原作

1作め『ドクター・ホワイト 千里眼のカルテ

2作目『ドクター・ホワイト 神の診断

主題歌

Ado『心という名の不可解』

 

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うさかめ
私が実際に見たり、行ったり、食べたりして良かった!おすすめしたい!というものを紹介していくブログです。

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