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ドラマ『BORDER』第4話「爆破」のネタバレ感想

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

小栗旬さん主演のドラマ『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 』。めっちゃ面白いですね。

Amazonプライム会員なら無料で見られます!興味のある方は、ぜひ!(ただし、2021年7月現在の話です。今後見られなくなる可能性もありますので、ご了承ください)

 

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スピンオフドラマ『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』後篇のネタバレ感想

 

そういえば、

2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主役をつとめる小栗旬さん。そして、そのライバルとして青木崇高さんの出演が決定したそうで!

愉しみですねぇ。

 

登場人物

役 名 俳優名 役 柄
石川 安吾 小栗 旬 警視庁捜査一課の刑事。ある事件の調査中に銃で撃たれ、脳内に弾丸が残っている。そのことがきっかけで、死者の姿が見え会話ができるようになる。
市倉 卓司 遠藤 憲一 石川と立花の上司。
立花 雄馬 青木 崇高 石川のことをライバル視している同僚。
比嘉 ミカ 波瑠 警視庁刑事部 特別検視官。検視官のダサいジャンパーを着るぐらいなら辞める、と公言。検死だけでなく、現場の状況も見て推理もする異色な検視官。
赤井 古田 新太 市倉専属の情報屋。表向きはバーの経営者?サイモンとガーファンクルを石川に紹介する。
サイモン 浜野 謙太 ガーファンクルと一緒にハッカーをしている。
ガーファンクル 野間口 徹 サイモンと一緒にハッカーをしている。
広山重夫 柳憂怜 ホームレス。大学のグラウンドで死亡しているのが発見される。

 

小説とマンガ版もあるそうです

小説版も面白かったです!

ドラマ『BORDER』の小説版を読んでみました

 

第4話「爆破」のネタバレあらすじ

高校生カップルが、夜のグラウンでホームレスの男性が刺殺されているのを発見。

その死体には取扱注意というシールが貼られていた。現場で殺された男性と話していた石川は、犯人は保健所職員を名乗る若い男性で感染症の調査に協力したら謝礼が出ると言われてついて行ったことを聞き出す。そしてホームレスの男性に恨みがあるわけではなく、囮になってもらうために男性を殺すと話していたらしい。

囮という言葉、シール、石川は死体に何か仕掛けられているのではないかと気づき慌てて死体を動かさないよう叫ぶも、検死中のミカは動かしてしまっていた。

石川の声を聞きミカに死体を動かさないよう言いに来た市倉と立花。結局は全員が爆発に巻き込まれてしまう。

一番爆弾の近くにいたミカは意識不明となり、石川たちも一週間安静にするよう命令される。

 

後日、同じようにシールを貼られたホームレス男性の死体が発見される。上司の市倉に黙って現場へ急行する石川と立花。しかし今度は爆弾が仕掛けられていなかった。殺された男性から、殺人犯は右手に火傷の跡があったという情報を仕入れる石川。

現場付近を調べていると、ポールには取扱注意というシールで貼られた携帯電話が鳴っていた。石川が電話に出ると犯人からで、自分は金のためではなく警察の無能さを知らしめるために事件を起こしたと言われる。

犯人は特別サービスとして紺の車に爆弾を仕掛けたと石川に言ったため、付近を探すとまさに刑事が2人紺の車に乗って現場から出発するところだった。慌てて自動車を止めると、燃料タンクに爆弾が仕掛けられていることを確認する石川。

爆弾処理班の手により爆弾は処理され、無事に刑事たちを助けることが出来た。犯人はサービスしすぎたようだと口惜しげに言い、次回からは爆弾を分かりやすくセットしないと言うのだった。

市倉は安静にしてるはずの石川たちがなぜ現場にいたのか聞くも黙る2人。爆弾を見つけたことと帳消しにしてやるが、せめて3日は休むよう厳命する。

しかし石川は休まずに情報屋・赤井の元へ。日頃、ホームレスたちの情報網を重視している赤井。ホームレスたちに、保健所職員を名乗る男性が近づいてきたら特徴と場所を教えてくれるよう頼んで欲しいと依頼する。

次に石川が向かったのはハッカーのサイモン&ガーファンクルのところ。爆弾好きの集まる掲示板で炎上しているところを探し出し、犯人しか知り得ない情報を持っている人物を発見。

アパートに踏み込むと、男性は2年前くらいにアルバイト先にいた人物が爆弾に詳しく、警察をおちょくるためにシールを貼るとか言っていたと証言。そして警察に深い恨みを持っていたようだった、と。

犯人らしき男性が2年前くらいまで住んでいたアパートへ行くも、残念ながら別の人物が住んでいた。

そこへ3人目の犠牲者が出たと立花から知らせが入る。

赤井から連絡網が回ったため、保健所職員の男性に声を掛けられたホームレスの男性は逃げようとしたが捕まって殺されてしまったのだ。

死体が置かれたのは体育大学の陸上競技場。

しかしフィールドには爆弾が見つからなかったため、検死をするため機材が持ち込まれる。実は、その機材の中に犯人は爆弾を仕掛けていた。

爆弾の捜索を続ける石川にミカが電話をして、自分が怪我をした夜に怪しげな若い巡査を見かけたと話をする。

それを聞いた石川は、警察官に扮している可能性があること、右手に火傷の跡があることを立花に告げる。片っ端から警察官を探していく2人。

観客席からフィールドを見つめている巡査を見つける石川。その近くには殺されたホームレスの男性。

石川はスイッチが押されるギリギリのところで爆発を阻止し、犯人を確保できた。

 

 

第4話「爆破」の流れ

グラウンド

男性が彼女を夜のグラウンドへと誘い出したようです。

寒いという彼女に、芝生に寝っ転がって星を見たら寒さを忘れるよという男性。

「言っとくけど、やらしいことはダメだからね」と言う彼女に、スカート短いね、と思う私。そりゃ寒いだろうなぁ。

「分かってるよ」と言って、男性はグラウンドに寝っ転がる準備。すると、「ねぇ、あれ何?」という彼女。

2人で近づいてみると、そこには胸に包丁が刺されたまま男性が死んでいました。

 

「私は広山重夫。囮になるために殺された」

現場到着

石川たちが現場へ到着。

「嫌な感じだな、あのシール」という市倉。「死体発見者のイタズラですかね?」と答える石川。

死体には”取扱注意”と書かれたシールが貼られていました。

「第一発見者の高校生のカップルは最初から貼ってあったと言っています」と答える刑事。

「シールにしても、ここに運び込む労力にしても手間がかかってる。ややこしい事件になるだろうな」という市倉。

「どうしてこんな場所に置いたんですかね?」という立花に「見通しのいい場所だからな。こんなふざけたシール貼る奴だから俺たちの動きをどっかで見て楽しんでるのかもしれない」という市倉。

「こんなのどう見ても犯罪死体なんですから検死なんてする必要ないでしょう。早く片付けて捜査に入りましょう」という立花に、「段取りってもんがあるだろが」という市倉。

「生意気に遅刻なんてしやがって」という立花に「事故渋滞で遅れてるだけだろう」とフォローする石川。「いいや、あいつのことだからワザとゆっっくり走ってるに違いねぇ」とか言い出した立花。「何のために?」と市倉に聞かれ「決まってるじゃないすか。俺への嫌がらせですよ」

は?みたいな顔して立花の顔を見つめ続ける市倉。

ようやくミカが現場へ到着。車を降りてアタッシュケースを持ちグラウンドへと向かおうとしたとき、若い男性とすれ違いざまにアタッシュケースが男性とぶつかり手から落ちてしまいます。何も言わず振り向きもせず去っていく男性。

そこへ「大丈夫ですか?」と警察官がアタッシュケースを拾ってミカに渡してくれました。

ミカの姿が見えたので「あ、ご到着だ」という市倉。ミカは口を開きかけた立花に「うるさい」とだけ言って検死をするため死体へ近づきます。

顔を見合わせて笑っちゃう市倉と石川。いいですよね、立花vsミカ。大好き。

すると何かを感じる石川。グラウンドの端に誰かが座っているのが見えました。

市倉たちに「一回りしてきます」といつもの自分のルーティンと見せかけ、その人物へ近づく石川。

事情を聞く

男性に名前や職業を聞く石川。広山重夫、ホームレス。年齢は、だいぶ前に数えるのをやめてしまった、ということが分かりました。

自分を殺したのはずいぶんと若い奴で、親切そうな顔をした都の職員を名乗る人物だった、と。感染症の調査をしていて、簡単な血液検査を受ければ謝礼を払うと言われついていったところ刺されてしまったのだ、と。

殺される理由は分からないが、自分を刺すときに「あんたに個人的恨みはない。悪いけど囮になってもらうとかなんとか」。

「……囮で間違いないですか?」「ああ、間違いない。死ぬ間際に確かに聞いた」

「あの(取扱注意の)シール」そういうと、検死をしている場所へと走り出す石川。

折しも、ミカが死体を動かして調べようとしていたときでした。

「死体を動かすな!死体を動かさないでください!」と叫ぶ石川に反応する市倉と立花。

「死体を動かすな!」というも、時すでに遅し。ミカも死体に爆弾が繋がっていることに気づき「伏せて!」と。

大爆発。

グラウンドに倒れ込む石川たち。なんとか起き上がった石川は、ミカの側へ行き脈をとります。「救急車だ!早くっ!」

救急車で搬送されていくミカ。それを見守る石川たち。救急車が発車すると、急に立花が吐き気をもよおし、救急隊員が面倒を見てくれます。

犯人の目的はテロなのか?という立花に、政治的な目的ならもっと象徴的な場所や人物を狙うはずだという石川。

「じゃあ何だ、お遊びか」「我々警察官を狙ったのかもしれません。死体が出れば必ず警察が動きますから。そこに爆弾を仕掛ければ我々は100%の確率で標的になりえます。死体は…ゆうなれば囮です」「警察に恨みを持つやつの仕業ってことかよ。そういえばお前、なんで死体に仕掛けがあること気づいたんだよ?」「……勘です。あのシールを見て嫌な予感がしたものですから」

「さっさと動いて、さっさと犯人とっ捕まえましょう」と立花が戻ってきました。しかし市倉は、自分たちは病院へ行って検査を受ける必要があること。特に石川は脳内の弾丸のこともあるから念入りに検査を受けろ、と命令します。

「でも…」「言うこと聞けないなら現場から外すぞ。その代わり、なんともなきゃ倒れるまで犯人追いかけさせてやるよ」

くーーー、今日も市倉さんカッコいいなぁ。

病院

石川の脳内にある弾丸に異常は見当たらないようです。

その後、頭痛や倦怠感などあれば…という医師に何ともないと答える石川。医師は、何も症状が出ていないのは奇跡だから今のうちに弾丸を取る手術をしてしまいましょうと勧めますが、決心がつかないからと断る石川。

ミカの入院している病院

ミカはまだ意識が戻っておらずICUに入っているようです。

立花が説明を聞いたところによれば、爆発の風圧で脳が強いショックを受けたのが原因だとか。そして、あと少し爆発の威力が強ければ肺が潰れて死んでいたところだった、と。

「悪運が強いやつだ」と憎まれ口を叩く立花。

爆弾は破片の回収が終わり、分析が開始されるところ。犯人からのコンタクトもなし。今は爆弾の作り方も材料も簡単に手に入る時代だから、犯人の動機が見えてこないと、しんどい戦いになるかもしれないという立花。

「あいつ爆発の時よ、自分が逃げるより先に俺たちに伏せろって叫んだろ。もっと自分勝手な女だと思ってたけどな」「お前が””自分勝手に”そう思ってただけだろぉ」「…そうかもな」

ミカがストレッチャーに乗せられて出てきました。容態は安定しており、今からMRIの検査へ行くという看護師。

警察

石川と立花が廊下を歩いていると、後ろから来た市倉に「おい。お前たち家に帰れ。1週間だけ安静にしてろ。医者と話し合った結果だ、つべこべ言うな」

「家に帰ってもすることありません」という立花に「ちっ」と舌打ちして「幼稚園児かよ」という市倉。めっちゃ笑う私。

「じゃあ、ここに居てもいいから絶対大人しくしてんだぞ」「……」「返事は?」渋々、はいと答える2人。

夜道

ホームレスの男性が歩いていると、保健所の男性が協力をお願いします、と声を掛けました。

警察

「お前さ、休みの時って何してる?」という立花に「寝てる」と即答する石川。

「お前は?」「寝てる」立花も即答。

すると慌ただしく誰かが廊下を走っていきました。2人もつられて走り出します。刑事を1人掴まえて聞いてみると、管内で取扱注意のシールが貼られた死体が見つかったとのこと。

競技場

前回と同じように胸にナイフを刺されたまま死んでいる男性。

石川と立花も観客席から様子を見ています。刑事仲間がやってきて「バレたら叱られますよ」と言いますが「お散歩してたら、たまたま事件に出くわしたんだよ」という立花。お散歩、ふふふ。

しかし、今回は死体に爆発物は仕掛けられていなかったとのこと。

石川はグラウンに降り「出てこい。姿を現せ」と呟くと、殺された男性の姿が。

「感染症の検査って言われましたか?」「謝礼って言葉につられちまったよ。欲をかくとろくなことがねえって昔学んだはずなんだけどなぁ」とぼやく男性。

「あなたを殺したのは、どんな男でした?」「優しそうな奴だったよ。本当に人ってのは見かけによんねぇよなぁ」「外見的な特徴はなにかありませんでしたか?」「特徴ねぇ……そういやぁ手の甲に火傷の跡みたいなのがあったなぁ。ケロイドっていうのか?確か右手だったなぁ」

「ありがとうございました」と去ろうとする石川に「ひとつ頼みがあるんだ。別れた女房が新潟に住んでるはずなんだ。もしよかったら、俺が死んだことだけでも伝えてくんねえかな」「分かりました。あなたのお名前は?」

競技場の外

「犯人の野郎、なんで爆弾仕掛けなかったんだよ。訳わかんねぇな」という立花に「爆弾に気を取られるな。これは連続殺人事件だ」という石川。

そこへ、どこからか携帯電話の鳴る音が聞こえてきました。周囲を見回す石川。

ポールに”取扱注意”のシールで貼られた携帯電話が。石川が出てみると「あんたたち捜査一課の刑事だろ?」という声。

「だとしたらどうだっていうんだ」「どうもしないよ。捜査一課の刑事って、やっぱカッコいいだなぁって思っただけ。ほら、見た目からして違うもんなぁ」

石川は身振りで、近くに犯人がいないか探すよう立花に指示。

「ところで、爆発がないとやっぱり盛り上がらないよね?」「やめろ。これ以上、罪を重ねるな」「出たね、決め台詞。そう言われて思いとどまるやつって本当にいるのかな?」「目的は何だ?金か?」「見損なうな。俺はお前たちの無能さを世間に知らしめようと思ってるだけだよ。まぁ爆弾を作る金が無くなったら融資をお願いするかもしれないけど」

「ところで爆弾の件だけど」「どこに仕掛けた?」「せっかく作ったから、このまま爆発させたいんだけど警察とはこれから長い付き合いになるはずだから、今回は特別サービスでヒントあげるよ。爆発を止められるかは、あんたたちの能力次第だね」「いいから早く言え」「……紺の車。早くしないと爆発するぞ」そういって唐突に電話は切れました。

石川は車に爆弾が仕掛けられているから爆弾処理班を呼んできて欲しいと立花にお願いし、自分は紺の車を探しに……と思ったら、ちょうど刑事2人が紺色の車を発車させようとするのが見えました。

慌てて駆け寄り窓ガラスを叩く石川。そのままじっとしていろ、と刑事たちに命じると車の周囲を調べます。すると車の下に爆弾が仕掛けられているのを発見。

「落ち着いて聞いてくれ。この車には爆弾が仕掛けられている。このまま動かないで爆弾処理班を待ってくれ」という石川。

燃料タンクに爆弾が仕掛けられていることを爆弾処理班に告げる石川。そして鑑識の写真班に、ここにいる野次馬の写真も撮るようお願いしよう、犯人は近くで見て楽しんでいるはずだ、と。

無事に車の下から爆弾が除去されました。ようやく車から降りることができた刑事2人。「助かったよ、ありがとう」と石川たちにお礼を言うのでした。

安堵したのも束の間、また犯人から着信。

「携帯をいじっている奴がいたら写真を撮っておいてくれ」と立花に言ってから電話に出る石川。

「もしもし」「サービスしすぎたみたいだな」「必ず捕まえてやるからな」「あんたとご対面するの楽しみにしているよ。ちなみに、次からは爆弾に紐をつけるようなわかりやすいはしないからな。お前らは地雷原を歩くようにビビりながら現場で捜査するはめになるんだよ。あんたも生き残れるといいな」

電話が切れ、立花に駆け寄り怪しい人物がいたか確かめる石川。

「ビビっとくるような奴はいないな……ビビっときた」「どこにいる?」「すぐに分かる」

立花の視線の先には……市倉。

警察

市倉は「爆弾の件はお手柄だったな。上も褒めてるよ……ところで、どうして現場にいたんだ?」

黙ってる2人。

「散歩の途中だったらしいな」

黙ってる2人。

「まぁ今回は差し引きゼロで許してやるよ。その代わり、いますぐ家に帰れ。おまえたちの気持ちはわかる。1週間と言わないから3日だけ心と身体を休め。分かったな」

「はい」と2人で揃って返事。

携帯電話は”飛ばし”の携帯電話で指紋もなし。携帯電話から犯人に辿り着くのは、ほぼ無理だろうという市倉。

犯人が電話を掛けていたのは、現場近くの基地局経由だったことが通話記録から判明。現場周辺にいたのは間違いないようです。犯人が持っていた携帯電話も、恐らく”飛ばし”だから辿り着くのは困難そう。

爆弾は全部市販で買えるもので出来ているので、爆弾としての純度は低いことを市倉は教えてくれました。

そして「今度こそ、いい子にしてるんだぞ」と部屋を出ていく市倉。

「どうする?」という立花に「おとなしく家に帰るよ」という石川。

ゴルフ練習場

「スイングする人間の真後ろに立つのは、ゴルフの世界ではご法度ですよ」という赤井。

「悪いなぁ、ゴルフなんて優雅なものやったことがないから知らなかったよ」という石川。全然、帰宅する気ないんですね。

「お父さんはお好きじゃないですか。子供の頃に習ったりしなかったんですか?」

「……いつ調べた?」「こっちも危険な商売なんでね。色々と保険をかけておかないと。安心してください、情報は悪用したりしません。こんな時間に珍しいじゃないですか」「爆弾のせいで自宅待機だよ」「聞きました。間一髪だったそうですね。石川さんお気に入りの(!)検視官の女の子の容態はどうなんですか?」「命に別条はない」

「そうですか、それは良かった。で今日はなんです?爆弾関係には明るくないんですが」「ホームレスの人たちをよくつかっているだろう」

ここで思い出したんですけど、シャーロック・ホームズもストリートチルドレンの情報網を利用していたな、って、いや、まったくドラマとは無関係なんですけど。

「はい。うちの重要な戦力です。あの連中は独自の情報網を持っているので重宝しています」「彼らに逆に情報を流してくれ」「どんな?」「保健所の職員を自称する奴には絶対についていくなって。感染症の検査で謝礼金をチラつかせる奴」「その情報はまだ知りませんね。警察内部にもない情報ではないですか?」「俺が独自に掴んだ情報だ。事情があって上にも報告できない」まぁ、死者から聞いたとは言えないですよねぇ。

「もしそいつを見つけたら、声をかけられた場所と、そいつの特徴をすぐにこちらに届けて欲しい。でも危険なやつだから、絶対に深追いするなと伝えてくれ」「分かりました」

代金を支払おうとする石川の動きを止め、「結構です、うちのチームを守るための情報ですから。こちらが払いたいぐらいですよ」「ありがとう」「あなたの口から、初めてその言葉を聞きました。どうですか、この機会に私と友情を結びませんか?」

石川はフッと笑うと「調子に乗るな」と答えます。「そうですか、それは残念だ」「頼んだぞ」

石川が去ると、さっそく赤井は「緊急連絡網を回してくれ」と誰かに電話をします。

公園

ハッカーのサイモンとガーファンクルが2人並んで日向ぼっこしています。

「何してる?」と声をかけた石川に「光合成」と答えるガーファンクル。サイモンは「日焼けしてイケメンデビュー」と答え、2人でイェーイとタッチしてました。ぷぷ。

表情を崩さず2人を見つめる石川。好き。

事務所へ戻ると、2人して化粧水をコットンに浸してパタパタ。

「で、今日はなんですか?」と聞くガーファンクルに「爆弾事件のことは知ってるだろう。爆弾好きな連中が集まるサイトを巡回して関連情報がないか調べて欲しい」

「了解」といって机の上にあった物を、ザーザーっと床に落とすサイモン。それを拾い直す石川。好き。

「爆弾づくりに熱中するようなやつはコミュニケーションが苦手で孤独をかこってるくせに、自分勝手なエゴイストでもあるから自分の作った爆弾を誰かに褒めて欲しいと思ってるんですよ。そんなときの最適なツールがこれ」とパソコンを触るガーファンクル。

「だからネットを見張っていれば、いつか尻尾を出すはずですよ」「やけに爆弾犯の心理に詳しいんだな」「若気の至りで爆弾を作ったことがあるんですよ」ゴミを捨てようとしていたのに、思わず振り向く石川。

「そのせいで少年院送りになってサイ君に会えたんですけどね」「なんで爆弾を作ろうと思った?」「別に深い意味はないですよ。ものすごーく大きな爆発を見てみたかったから。地球がすこーし欠けちゃうぐらいの」

「でも今はもう孤独じゃないから爆弾は作らないよね」というサイモン。またしても2人で無言のハイタッチ。黙ってそれを見ている石川。

「ところで盛大に燃え上がっているサイト見つけたよ」というサイモン。ライアンとジェームズという2人が激しくやりあってるんですって。

きっかけはジェームズが、2人の警官を殺せなかったんだからあの爆弾はたいしたことがない、と書き込みをしたこと。ライアンは、わざと威力を小さくしたんだ、と反論。そのあとは延々と不毛な戦いを繰り広げている、らしい。

「このケンカに割り込めるか?」という石川に、ガーファンクルは「もうログイン済です」。仕事早い!

ライアンが仕掛けたのかと聞いてもらう石川。ライアンは、それは秘密だが自分とごく親しい人間がやったことは間違いない、と返事してきました。

死体の身体の中に爆弾が仕込まれていたという噂については?と聞いてみると、「それはデマだ。死体に何か貼り付けてあったらしいけどね」と犯人と警察しか知らない情報を書き込んできました。

ライアンの居場所を知るため、自分の作った爆弾の設計図を見て欲しいと添付ファイルをクリックするよう誘導するガーファンクル。もしクリックすればウィルスがライアンのパソコンを乗っ取るはずだ、と。

ライアンは、まんまと食いつきました。15分もすれば居場所が分かるというガーファンクル。

ライアンは「近いうちにもっとすごいことが起きるはずだ。楽しみに待っててくれ」と書き込みを残しました。

コーポ若草

男性がパソコンをしていると、家の扉をノックする音。宅配便だと言うのでドアを開けると石川。

あっという間に抑え込まれる男性。掲示板に書き込みをしたのは認めたものの、自分には爆弾を作る知識もお金もない、と。男性の右手を確認すると、火傷の跡はありませんでした。

なぜ死体にシールが貼られていたのかを知っているのか?と聞かれ、バイト仲間から聞いたのだと答える男性。

死体をつかって警察をおびき寄せたあとに爆弾を爆発させると言っていたんだそうです。警察をおちょくるために、取扱注意のシールを貼ってやる、とも。

「ちょっと待って…ということは、あいつ本当にやったんだな。すげぇ」と言ってしまった男性。ググっと胸元を石川に掴まれ「人殺しの何がすごいんだ。警察を狙う動機は?」「知らないよ。でも相当警察を憎んでた。俺の人生が狂ったのは警察のせいだって言ってた」

犯人らしき人物は2年ぐらい前にバイトを辞めてしまい、それからは付き合いがないこと。もともとそんなに仲が良かったわけでもない、と答える男性。

怪しい人物の名前は八巻功一(やまきこういち)。2年ぐらい前の住所なら分かるという男性。

歩道橋

ホームレスの男性が歩いていると、前から保健所職員を名乗る若い男性が声を掛けてきました。

「何をすればいいんだ?」「感染症の調査をしているんですが、あ、簡単な血液検査をするだけで済みます。ほんのちょっと、チクっとするだけです。謝礼も出ますので、いかがでしょうか?」「え、遠慮しとくよ。痛いのは嫌いだから」と来た道を引き返そうとするホームレスの男性。

しかしホームレスの男性は足が悪く、早くは逃げられませんでした。自称・保健所職員に後ろからカバンで殴られ転んでしまいます。「大人しくついてくりゃ、余計に痛い思いしなくて済んだのになぁ」その右手には火傷の跡。

アパート(トラオム南阿佐ヶ谷)

犯人らしき人物が住んでいたアパートへ行く石川。

ベルを鳴らすも誰もでてきません。ちょうど帰宅してきた女性が「なんですか?」と不審そうに声を掛けます。

手帳をみせ「八巻さんですか?」と聞くと「違いますけど」「同居人の方ですか?」「1人暮らしですけど」

女性がここへ引っ越してきたのは3ヶ月前だそうです。

アパートを出ると携帯が鳴りました。電話は立花からでした。

「またシールの貼られた死体が見つかったぞ」という立花、あれ?警察にいるね??帰らなかった???

場所はカワシマ女子体育大学の陸上競技場だそうです。

「どうする?」と聞く立花に「行かないわけないだろ」と答える石川。立花は笑いながら「まぁ、そうだよな。現場で合流しよう」

大学の陸上競技場

石川が到着すると、すでに立花がいました。

爆弾処理班が捜索しているようですが、まだ見つかっていないようです。

犯人は必ず近くにいるだろうから、野次馬のチェックをしようという石川。ふと競技場の近くにマンション?があるのを見て「建物を封鎖した方がいいな」というと立花は「そうだな、指示してくる」と走っていきました。

すると「しゃあっ!!」と大きな声がして、ビクっと振り返る石川。

「ったく、お前らまた勝手に動いてっ!!」市倉登場。あちゃー、みたいな顔してる石川。

「現場にいる限りは全力で捜査しろ」と言って歩いていく市倉。こういう上司、本当にカッコいいなぁ。部下の暴走に困りつつも、何かあれば自分が責任とるから、しっかりやれよ、って感じで。理想だ、理想の上司だ。

 

その頃、犯人は警察車両の後部に置いてある鑑識課とシールが貼られたジュラルミンのケースを開け爆弾を仕掛けていました。

結局、フィールドには爆弾がなかったためもう少ししたら鑑識が始まるという市倉。

爆弾が仕掛けられたケースをフィールドへ持っていこうとする鑑識の人。

車両を調べていた石川に電話がかかってきました。

ミカは意識を取り戻し喋れるようになっていました。「史上最悪の二日酔いって感じ」だそうです。

ミカは、自分が爆弾で吹き飛ばされた夜に現場で怪しい人物と出くわしたと話し出しました。若い巡査だったが姿勢がおかしかった、と。巡査は普通拳銃を右の腰につっているので、その重さで右の肩が下がり気味になるのに、その人物は違ったのだ、と。

冒頭2分過ぎぐらいまで巻き戻してみてみました。確かに、そう言われてみれば左右差ない、かも?

自分の思い違いかもしれない、というミカに「助かった。ゆっくり休んでくれ」というと電話を切り駆け出す石川。

立花を見つけると、犯人は警察官に扮装している可能性があること、右手の甲に火傷の跡がある人物を探すよう言いました。

片っ端から警察官の右手を調べていく2人。

その間にもジュラルミンのケースはフィールドへと運ばれてしまいました。

 

犯人が見つからず焦る石川、ドクンと例の死者が現れたときの感覚に陥ります。

競技場を見下ろす客席のところに、1人の警察官と、殺されたホームレスの男性が並んで立っているのが見えました。

ポケットから携帯電話を取り出し遠隔で爆弾を爆発させようとする犯人。

あと少しでスイッチが入る!ところで石川によって取り押さえられました。

「楽しみにしていたご対面だぞ。会えて嬉しいだろう?」「離せ!」

フィールドからは「爆弾だ!」という声が聞こえました。慌てて逃げ出していく鑑識の人たち。その姿を見ながら、間に合ったことに安堵し小さく呼吸をする石川。

振り向けば、そこには殺されたホームレスの男性が笑っています。石川も笑い返します。ここ、いいですよねぇ。すごい好き。

私、このドラマ見るまで小栗旬さんの演技見たことなかったんですけど(ファンの方、ごめんなさい)この声の感じ、陰のある感じの演技、すごく石川っぽくていいなぁ!って。

取調室

取り調べを受ける八巻。

それをマジックミラー越しに見ている石川と立花。そういえば、なぜ犯人の手に火傷の跡があることを知っていたのか?と聞かれ「……比嘉先生に聞いたんだよ」と答え立花から視線をそらす石川。

「ほぉ〜……?」

その立花の反応を、こっそりと、じーーーっと確かめてる石川の表情。こいつ、信じたかな?って感じで好きでした。

市倉が入ってきたので、犯人の動機は警察官の採用試験に落ちたからだった、と答える石川。

「なんだそりゃ」という市倉に「警察官になるのが子供の頃からの夢だったそうですよ。自分は誰よりも優秀な警察官になれたはずなのに、それを見抜けなかった警察に思い知らせてやろうとしたって言ってます。一点の曇りもない、逆恨みです」と答える立花。

「俺の子供の頃はプロ野球選手になりたかったけどなぁ。こんなしんどい仕事のどこがいいのかねぇ」

「素直じゃないんだから」と小声で言う立花に「あぁ?」と聞きかえす市倉。「なんでもないです」とごまかす立花。ふっと笑ってる石川。

「お前ら、これで安心したろ。今度こそ休みを取れ。いいな」

今度こそ、心の底から2人で「はい」と答えました。

 

病院の屋上

「いい天気だな」という立花に「そうねー」と答えるミカ。

おや?2人でベンチに座って話をしています。といっても、隣り合って座っているわけではなく距離がありますが。

「話すことねぇな」「…ないね」「倦怠期に入った夫婦みたいだな」「(思わず笑いながら)そうだね。でもあんたとは絶対結婚しないけどね」

「…そろそろ帰るか」「まだいいじゃない」

え?と驚く立花。私も驚きました。ミカさん、え?

すると「今日で休みも終わりなんでしょ?もう少し寝かせてあげてよ」

ここでカメラが動いて、別のベンチで気持ちよさそうに寝ている石川の寝顔が映りました。

くーーー、なんて心憎い演出!!

簡単な感想

犯人の動機は、本当に立花が言う通り一点の曇りもない逆恨みで、どーしようもなかったけれど。

立花がミカへの偏見を止めようと思っただろうし、ホームレスの人たちを全員は助けられなかったけれど被害を止められた石川は嬉しかっただろうし、赤井は石川と本当に友情結びたがってるのでは?なんて思っちゃったし、市倉は最高の上司だし、なんだか関係性がググっと近づいた良い回だったなぁ、と個人的には思いました。

 

 

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うさかめ
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