邦画ドラマ

ドラマ『BORDER』第8話「決断」のネタバレ感想

小栗旬さん主演のドラマ『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 』。

今回のタイトルは「決断」。いよいよ第1話で石川に発砲した犯人が判明するようです。

 

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登場人物

役 名 俳優名 役 柄
石川 安吾 小栗 旬 警視庁捜査一課の刑事。ある事件の調査中に銃で撃たれ、脳内に弾丸が残っている。そのことがきっかけで、死者の姿が見え会話ができるようになる。
市倉 卓司 遠藤 憲一 石川と立花の上司。
立花 雄馬 青木 崇高 石川のことをライバル視している同僚。
比嘉 ミカ 波瑠 警視庁刑事部 特別検視官。検視官のダサいジャンパーを着るぐらいなら辞める、と公言。検死だけでなく、現場の状況も見て推理もする異色な検視官。
鴨川 重春 北見 敏之 警視庁刑事部捜査第一課 検視官から管理官になった。
赤井 古田 新太 市倉専属の情報屋。表向きはバーの経営者?サイモンとガーファンクルを石川に紹介する。
サイモン 浜野 謙太 ガーファンクルと一緒にハッカーをしている。
ガーファンクル 野間口 徹 サイモンと一緒にハッカーをしている。
スズキ 滝藤 賢一 裏社会の便利屋。
荒木 秀夫 飯田 基祐 元警視庁組織犯罪対策部第五課 警部補

 

小説とマンガ版もあるそうです

小説版も面白かったです!

ドラマ『BORDER』の小説版を読んでみました

 

第8話「決断」のネタバレあらすじ

警視庁組織犯罪対策部に所属していた荒木秀夫が何者かに殺害される。

検死を行ったミカは線状痕が残らないよう至近距離から撃たれていることや額の付着物から、荒木と石川を撃ったのは同一犯なのではないか、という。しかし市倉は迂闊なことを口にするなとたしなめる。

石川は一番最初に殺された植田警部補と、今回殺された荒木が警視庁組織犯罪対策部第五課であることを知った。

荒木の別れた奥さんによれば、荒木は10年ほど前から生活が荒み始めたという。最近は謝金を重ね、ここ半年は養育費などの支払いも滞っていたと証言。

情報屋の赤井から10年前に組織犯罪対策部第五課で組織にガサ入れした際、暴力団の幹部が死亡かつ大金(1億〜2億らしい)が亡くなったことを聞く。そして、当時5名所属し、現在生きている3人のうち1人は板橋西署に勤務する酒井だと教わる。

石川は酒井の元へ赴き自分を撃った犯人を問いただすも、情報を聞き出す前に邪魔が入ってしまう。そして石川が立ち去った直後に射殺された酒井。

 

石川はサイモン&ガーファンクルに頼んで、10年前に起きた麻薬密売組織一斉取り締まりについての情報を入手する。そして当時五課にいたのは鴨川と市倉だったことに驚く。

この2人のどちらかが自分を撃った犯人だと思った石川は、自分が手術を受け脳内の弾を取り出して証拠にすると嘘の情報を流す。

果たして石川の読みどおり、石川を始末しようと追いかけてきたのは……鴨川と市倉だった。

果たして、どちらが犯人なのか?

すると、酒井が現れ石川と自分を撃ったのは鴨川だと告げる。

鴨川は植田を殺害後、酒井と待ち合わせをした場所に石川が来たから撃ったのだ、と。

組織から金を盗み分配。しかし植田は自分を追い詰めようとしたし、荒木は手元の金がなくなり自分を強請ろうとしてきたから殺害したこと。酒井は石川が接触したこともあるが事件が露呈するのではないかとビクつき始めており、遅かれ早かれ殺したかもしれない、と身の保身のために殺害を重ねたことが判明。

当時の市倉は正義感が強く盗みに加わらないだろうと判断した鴨川は、わざと市倉をお金の在り処から遠ざけたため、市倉はお金の件を知らなかった。

実は鴨川たちがお金を横領していたことに気づいていた市倉だったが、証拠がなく動きようがなかった。

鴨川は自分たちがお金を奪った証拠も、誰かを殺した証拠もないのだから、と悠々と出ていこうとしますが、立花が隠れてビデオカメラを回していたため証拠ができる。

「俺は絶対に正義の階段を踏み外さないぞ」という石川に、皮肉な笑みを浮かべる鴨川。

 

 

第8話「決断」の流れ

夜道

バー儚から右足を引きずって出てくる男性。

足音が聞こえ振り向くと、拳銃が目の前に。

「待ってくれ、撃たないでくれ」と言いますが、相手は何も言わず発砲。薬莢(でいいのかな?)をハンカチで拾い上げる犯人。

私は荒木秀夫、口封じのために殺された。

車内

自分が撃たれたときの夢を見て、ハッと目が覚める石川。

どうやら立花とどこかへ向かっている途中のようです。

「撃たれたときの夢か?」と声を掛ける立花。「なんで分かった?」「俺の目が節穴だとでも思ってるのか」「思ってた……」

ぷぷ。

「頭のなかに弾が入っているうちは、その夢から逃れられないんじゃないのか?たぶんお前が思っているより人生は長いぞ。弾を取り出すなら早いほうがいいんじゃないのか?」

以前の立花なら、石川を捜査一課から追い出すための口実で言ってた気もしますが。今は本心のように聞こえます。

じーーーっと立花を見つめる石川に「なんだよ?」「お前…いいやつだな」「ふん!今ごろ気づいたのかよ」「ああ。たった今」ふっと笑う石川。

現場

石川たちが現場へ到着すると、先に市倉と鴨川管理官が来ていました。

警視庁組織犯罪対策部第五課に所属する元刑事が殺されたようです。五課は銃器と薬物の取締を担当しているとか。

殺された荒木は公務中に膝を負傷して現場から離れたんだそうです。

「嫌な死に方だな…しっかり頼んだぞ」と言うと市倉の肩をポンと叩いて現場を去る鴨川。

ミカの検死が終了したようです。

頭部に銃弾を受けて死亡、弾の出入り口は1箇所ずつなので使われた弾丸は1発、皮膚に煤と火薬が付着しており銃口を50センチ以内に近づけて撃たれているそうです。

弾は近くの壁に埋まっていて回収できたけれど、線状痕は弾が潰れてしまっていて取るのは難しそうだ、という鑑識の人。

「犯人はそれを狙ったんだと思う。至近距離から撃てば弾は勢いを残したまま貫通したあと、近くの障害物にぶつかって原形を留めなくなる」というミカ。

立花「線状痕を気にしてるとするなら前科のある銃ってことですかね?」

市倉「かもな」

ミカは立ち上がると、ちらりと石川を見てから「あの事件に似てませんか?」

市倉「どの事件だ?」

ミカ「元警察官と現役警察官の違いはありますが至近距離から眉間に銃撃を受けて殺されてるし、額の付着物の形もそっくりです」

立花「ああ、コイツが撃たれたときの?」

じーーーーっと立花を見る石川。デリカシーねぇなぁ、みたいな感じですかね?

ミカ「あの事件も弾が潰れて線状痕が取れなかったんですよね?」

市倉「憶測だけで迂闊なこと口にするな」

でました。前回に続き市倉さんの「迂闊なこと口にするな」。

黙るミカ。

市倉は「戻るぞ」と言って現場を去っていきます。

石川はミカに近づくと「今の話、あとで詳しく聞かせてくれ」と言うと市倉たちのあとに続きます。

すると、キーーーーンといういつもの音。

そう、死者となった被害者・荒木が立っていました。

本当は荒木と話したかったんでしょうが、ミカがまだこっちを見ていることに気づき何も言わずに去る石川。

 

捜査会議

立っている人も大勢いるぐらい、すごい数の刑事が参加しています。

立花「荒木警部補は5年前の公務災害で現場を退いたあと、組織犯罪対策部内の庶務係に転属となりました。が、勤務実績はなく自宅待機扱いで登庁することはなかったようです。以上です」

鴨川「ということは、殺しの動機を最近の職務に求めるのは無理があるな。カンドリ班(鑑取り班)は荒木が現役時代に関わった事件を洗い直してくれ。犯行に拳銃が使われているから、まずは暴力団関係に絞って進めてくれ。いいか、警官に手を出したら絶対に逃げ切れないということを犯人に教えてやれ!」

 

検死

カミーユ・サン=サーンスの作曲した交響詩「死の舞踏」を流しながら荒木の検死を進めるミカ。

午前0時の時計の音とともに骸骨が現れて不気味に踊り始め、次第に激しさを増してゆくが、夜明けを告げる雄鶏の声が響きわたるや墓に逃げ帰り、辺りが再び静寂に包まれるまでを描写的に描いている。

Wikipediaより

またも、キーーーーンという音がして荒木が現れました。

ミカの後方に現れたため、そちらを見ているとミカも石川の視線に気づきました。視線をそらす石川。

 

検死が終わりミカから話を聞く石川。

写真を見ながら「確かに似てるな。でもこれだけで同一犯と見なすには無理がある。班長(市倉)の言っていた通り、憶測にすぎない」

「警察関係者が銃撃で死亡する事件なんて滅多に起きない上に、銃撃の方法まで似てるとなるとただの憶測じゃ済まされないと思うけど?」

「この植田元巡査部長(第1話でててきた被害者)は一身上の都合で退職するまで、池袋東署勤務の刑事だった。その前は、どこに所属していたと思う?荒木と同じ警視庁組織犯罪対策部の五課だ。ここまで一致すれば、もう憶測と呼ばなくていいかもしれない」

って!最初の警察官殺しの被害者、ようやく8話にして名前登場!って、まぁ、それはどうでもいいことなんですが。

なぜ植田の前歴を知ってるのかと聞かれ、自分が撃たれた原因かもしれない事件を調べるのは当然だろ、と答える石川。植田元巡査部長が関わった暴力団がらみの事件を中心に捜査をしているが、まだ1人の被疑者も浮かんでいない状況だそうです。

警察を自主退職したが家族にも理由は言っていなかったこと。ただ殺される少し前に、警察官としての誇りを汚してしまったから辞めた、とだけ打ち明けたそうです。

「相変わらず、俺の頭の中に残った弾だけが唯一の証拠だ。でも今回の殺しをきっかけに、新しい手がかりが見えてくるかもしれない。まずは殺された2人の接点を探ってみるよ」

ミカはじーーーーっと石川を見つめ「どこか体の調子が悪いんじゃないの?」と。石川は笑って「至って健康だけど。どこかおかしくみえるか?」「痛かったら子供のときみたいに泣いて良いんだよ。ただひたすら我慢して痛みに慣れてしまうと、本当に大切なところが痛み始めても気づけなくなるから」

石川はミカを真正面から見据え「泣いたって消えない痛みもあるよ。こっちが望んでいなくても、他人の痛みが次々に襲いかかってくることもある。そんなときはどうすればいい?」

「もっと詳しく話して」

「……いいんだ忘れてくれ」そういって部屋を出ようとする石川に「気をつけて。痛みに支配されないで」と声を掛けました。

「分かった。気をつけるよ」

 

事情聴取

荒木元警部補の妻から事情を聞いている石川。

荒木はあちこちの親戚から借金をしていたようで、お金は酒と賭け事につかい、ここ半年は生活費や養育費の振り込みが滞っていた、と。

根は真面目なのに10年ほど前から突然お金の使い方が荒くなり、生活も荒んでいった。きっかけを聞いてみるも、怒るばっかりで理由を聞けなかったとも。

10年前で間違いないか?という石川に、今年16になる娘が小学校に上がった年だったから間違いない、と。

立花は荒木が何らかの違法行為に手を染めていた可能性があり、鴨川管理官のいう通り暴力団がらみの怨恨の殺しではないか?と市倉に報告。

市倉は「先走るな。お前たちも荒木の立ち寄り先を回ってトラブルがないか調べてこい」と。しかし何か言いたげな石川。

「何だ?」「荒木警部補が10年前に関わった事件を調べたいんですが」「そりゃ他の連中がやってる。言われた通り、立ち寄り先を回ってこい」

 

「機嫌悪いな、班長」という立花。例のキーーーーンが聞こえたので「トイレに寄るから先に行っててくれ」と立花を先に行かせ、荒木と話そうとします。

が、「俺も行く」と予想外の返答。またしても荒木と話すことは出来ませんでした。

トイレを済ませ1階へ降りたところで立花が同僚に話しかけられます。その間に玄関をでて「出てこい荒木。出てきて俺に犯人を教えろ」とつぶやく石川。

あたりを見回しますが出てきません。「悪い悪い」と立花に追いつかれてしまいました。

 

バー

「警官殺しの件ですか?」と石川に話しかけるバーテンダー。

「私も耳は良いほうなんですよ」「その耳はどんな噂を聞いている?」「殺された方は、その筋の連中にあまり評判は良くなかった。ですが殺されるほどではなかったようです。権力を盾に小銭をたかっていた程度のことですから」「じゃあ、どの筋の連中が殺したいほど憎んでた?」「それはまだ耳に入ってきていません」

そこへ赤井登場。

「いつものくれ」「はい」

「ご無沙汰です。政治家のバカ息子(第7話)の一件依頼ですね。今日は何でしょう?」

「警察の内部事情には詳しいか?」「それなりには」「記憶力は良いほうだろう?」「ま、それなりには」

「10年前の組織犯罪対策部のことを知りたい」「石川さんがまだ大学生の頃の話ですね。何課の話が聞きたいんですか?」「五課だ」「……」「情報があるのかないのか、どっちなんだ」「噂レベルの話でよければ」「それでもいい」

「店閉めろ」とバーテンダーに命じる赤井。

「10年前、五課がある麻薬密売組織の一斉取り締まりを行いましたが、その際ある班がガサ入れした組織の事務所で人が死にました。死んだのは組織の幹部で、逃亡を図る際の転落死だったそうです。現場検証の結果、班に落ち度は見つからず誰も処分は受けませんでした」

「それが故意の殺人だったってわけか」

「それは分かりません。今となっては藪の中です」

「じゃあ何が問題なんだ」

「取り締まりのあと、裏の世界である噂が流れました。事務所から大金が消え失せたという噂です」

「額は」

「それも諸説ありますが、1億〜2億の間の額だそうです」

「組織はその金の行方を追わなかったのか?」

「どちらにしても押収されて消える金です。追ったところでリスクやコストがかかるだけですから、放っておくのがベストでしょう」

「班の連中がその金を奪うために幹部を殺した可能性があるな」

「さあ、それはどうでしょう。私は警察がそこまで腐っているとは思いませんがね。幹部が死んで現場が混乱した。たまたま大金を見つけた連中に魔が差した。そして混乱に乗じてそれを持ち去った。そういったところでしょうか」

「その班にいたのが荒木か」

「そうです。そしてあなたが頭を撃たれた時 殺された元刑事さんもいました」

「その班は何人だった?」

「確か5名だったと」

「他の3人が誰か分かるか?」

「一人だけ知っています」

「教えろ」

「酒井という刑事です。今は板橋西署の捜査一係にいます」

畳んだ一万円札を追いて店を出る石川。いくら置いたのかな。ちょっと見えないな。

 

バーテンダーは「本当は3人全員知ってるんじゃないですか?」と聞くと「時間をかけて知ったほうがいいこともある」とかっこよく答える赤井。

板橋西署

酒井が警察署を出ると誰かが後をつけているのに気づき待ち伏せします。

追ってきた人物を見て「お前…」という酒井。石川は酒井を壁際に押し付けながら、なぜ自分のことを知ってるのか、俺を撃ったのはお前か?と問い詰めます。

「しらばっくれるな、お前たちが金のことで仲間割れをしていることも知っているんだぞ。警察官としての誇りがまだ残ってるなら、罪を認めて償え。お前も口封じで殺されるかもしれないんだぞ。俺を撃ったのは誰だ。お前以外の2人のどっちかなのか」

しかし通りがかりのカップルに見られ、「必ず追い詰めてやるからな」と捨て台詞を残し去っていく石川。

酒井は石川とは反対方向へ歩き出します。

酒井を追う怪しい影。

ほどなく銃声が一発。

検死

慌てて現場に駆けつけてくる石川。

「荒木の事件と手口がまったく一緒だ。明らかに警察官を狙った連続殺人だな。無差別テロの可能性もある。暴力団関係だけじゃなく過激派も含めてもっと捜査範囲を広げて調べる必要があるな。うちが主導権を握って必ず解決するぞ」という鴨川。

ぜーぜーと息を切らす石川に「大丈夫?顔色が悪いけど」と声を掛けるミカ。

「ああ。大丈夫だ」そういうと、先ほど自分と酒井がもみ合っているのを見ていたカップルが事情聴取に応じているのが目に入ります。

「一方的に押さえつけていたのは、どっちの人でした?」「スーツの人でした」

またミカの方へ戻ってくる石川に「どうしたの?」と声を掛けるミカ。

そこへキーーーーン。

酒井の死者が現れました。

しかし鴨川が戻るぞ、と声を掛けたため話を聞けませんでした。それどころか、そのカップルの前を歩かざるを得なくなる石川。

カップルの女性の方が石川をみて「あ!」と声をあげました。

ひ!!!

「背は、この刑事さんぐらいでした」「そうかな、もう少し低かった気がするけど?」

うわー、こわーーー。ナイス脚本ーーーー。

サイモン&ガーファンクルの仕事場

ガーファンクル「10年前の一斉取り締まりに関わったチームを調べるんですか?」

サイモン「警察の内部情報がそんなに簡単に拾えるとでも思ってるの?」

石川「……やっぱりだめか」

サイモン「え?そんなに簡単に諦めちゃうの?」

ガーファンクル「僕たちをただのパソコンマニアだとでも思ってるんですか?」

にんまりする2人。

ガーファンクル「警察の内部情報をデジタル化してる連中がいるじゃないですか」

石川「サツ回りの新聞記者か」

ガーファンクル「その通り」

そして2人ですごい勢いでキーボードを叩き始めました。

ガーファンクル「普段からストックしておいてるんですよ新聞記者のデータは」

サイモン「新聞に書かれないことが書いてあるから読んでると楽しいんだよね」

ガーファンクル「これを読んでいると社会のあり方がまったく違って見えてきますよ。報道の自由と知る権利、バンザーイ(棒読み)」

バンザイするサイモン。

サイモン「あ、見つかったよ。これでしょ」

「龍昇会系麻薬密売組織一斉取り締まり」というタイトルで”消えた1億円の行方”と続きます。

平成16年5月22日 ガサ開始6時30分

事務所内で約20キロの麻薬を押収し、室内にいた2名を現行犯逮捕。

事務所2階に潜んでいた組員3名のうち2名を逮捕。1名は上層階へ逃亡。屋上から逃亡を図ろうとした末、飛び降りる。その後、駆けつけた救急隊員が死亡を確認、といったことが書かれています。

最後に

現場検証の結果、組員の死亡に関して警察側は捜査方法に問題は無かったと判断し、転落死は事故として処理。

そして、五課に所属する人の名前も掲載されていました。

それをみて呆然とする石川。

一軒家

市倉、と表札がでている一軒家。

大きなゴミ袋を持って市倉がでてきました。

深々と一礼する石川。

「どうしたんだ、いきなり」「登庁前に相談したいことがあったんで押しかけちゃいました」「そっか」「いい家ですね」「嫁の実家が、たまたま裕福だったんだよ。その代わり家では、(ゴミ袋をかかげて)雑用係させられてる」

市倉と並んであるきながら「警察官になられて、もう何年ですか?」と尋ねる石川。

「もう25年だよ。夫婦で言えば銀婚式だ。よく離婚もせずにやってこられたもんだよ」

「これまでで一番つらかったことはなんですか?」

「……昔も今も変わってないよ。事件を解決できないことが一番つらいな。お前だってそうだろ」

「はい。ところで、派出所勤務を終えたあと、どこに配属されたんですか?」

「そんなこと聞いてどうすんだ?」

「単純に知りたかっただけです」

「相談ってなんだ」

「頭の中の弾のことです。医者に手術を強く勧められています」

「そうか、で、どうすんだ?」

「近々、手術を受けようと思ってます」

「危険な手術なんだろ」

「はい。成功する確率は五分五分です」

「怖くないのか」

「怖いです。でも、俺を撃った犯人の手がかりは頭の中の弾しかありません。絶対に犯人を捕まえたいんです。それに、今起きている事件につながる証拠になるかもしれませんし」

「そうだな。うまくいくと良いな、手術」

一切、石川の方を見ないで話す市倉。その表情から何かを読み取ろうとする石川。

解剖室前

酒井の死体は、明日の夕方には家族に引き取られるようです。石川は引き渡しを遅らせて欲しいとミカに頼みました。

理由は話せないが、捜査のために必要だという石川。

「どのぐらい引き延ばせばいい?」「一週間」「そんなの無理よ」「じゃあ5日でいい」「分かった、なんとか引き伸ばしてみる」「ありがとう」「理由はいつか話してくれるのよね?」「ああ……必ず」

スーパー

「相変わらず凝ってるなぁ」

「趣味と実益を兼ねてますんで、いつでも真剣です。で、本日のご入用はなんですか?」というスズキ。

今日のコンセプトはなんだろう。高級スーパーでお買い物するセレブ??

「場所を用意してくれ」「どのような」「何が起きても絶対に他人に迷惑がかからない所が良い」「迷惑って、どのレベルですか?」「命に関わるレベルだ」「了解しました」

了解するんかい!まあ、仕事ですものね。

 

警察

ノートパソコンに何かを入力している立花。

私のイメージだと、立花って一本指でポチポチ入力してるイメージだったんですけど(失礼)まあま早いタイピング。

じーーーっと見つめてくる石川に対し「何だよ」という立花。「俺を信用できるか?」

 

別室では鴨川と市倉が話をしています。

石川は部屋へ入ると鴨川管理官にお話があります、と。

「またゆっくり話そう」と市倉の肩をポンと叩く鴨川。部屋を出ていく市倉。

「班長からお聞きになりましたでしょうか?」

「手術の話か。ずいぶん突然だな」

「すみません。ずっと言い出せずにいました」

「何も重大事件を抱えているこんな時に手術を決める必要はないだろう。ま、体のことだから仕方ないか」

パワハラめ!

「で。手術はいつなんだ?」

「4日後です」

捜一拳銃金庫

誰かが金庫から拳銃を取り出しました。

 

夜道

警戒しつつ歩いている石川。

人気の少ない道を歩き、倉庫のようなところへ入っていきました。

それを見届けてあとを追う一人の男性。その後から、もうひとり。

 

2人目に入ってきたのは鴨川、3人めは市倉でした。

ゆっくりと2人に近づいていく石川は「どうして私をつけてきたんですか?」と質問。

「私を殺すためですか?」

「石川、話を聞け」という市倉。「行方不明ということにして、頭の中の弾ごと死体をどこかに捨てるつもりだったんじゃないですか?」

鴨川「バカバカしい。俺はこいつからお前の行動がおかしいって聞いたから心配して様子を見張ってただけだ」

石川「班長は、なぜここに現れたんですか?」

市倉「……」

石川「私を撃ったのは、あなたたちのどちらですか?」

鴨川「くだらん。俺がどうしてお前を撃たなきゃらなんのだ」

石川「密売組織の幹部が死に金が消えた事務所にガサ入れを行ったメンバーは、あなたと班長。それに死んだ植田、荒木、そして酒井。殺した動機はなんですか?金が原因の仲間割れですか?」

鴨川「確かに10年前の一時期、俺たちは同じチームを組んでた。ガサ入れの時に不可抗力で人が死んだのも間違いない。しかし金のことは身に覚えがないな。一体、なにを言ってるんだ。市倉、こいつに何か言ってやれ」

市倉「俺たちのチームが金を盗んだ証拠があるのか」

石川「ないです。残念ながら。だから頭の中の弾を取り出して証拠にすると言って、餌を垂らしてあなたたちを釣り上げたんです」

すると酒井が市倉と鴨川の間に現れました。

「このタイミングで現れるのかよ……俺を撃ったのは誰だ?」

「俺とお前を撃ったのは……」

目を瞑り怒りを抑える石川。

そして走り出すと鴨川に掴みかかり、拳銃を向けます。

ここの演出、ものすごいですよね。

答えは私たちには聞かせず、かつ、市倉が画面に映るから、一瞬、え??班長が犯人???え、でも、第1話で石川と同じ現場に捜査に来てて、ふらっと消えて石川を撃って戻るとか、無理じゃない?あ、でも、家が立派だったのは、横領した金で、え?!って、焦りました。

 

「石川!」と叫ぶ市倉。そして普段のトーンで「やめろ」と。

「この銃で、この銃で俺を撃ったのか!」

ここで石川を撃つ鴨川の姿が映りました。石川が現場付近で声を掛けた男性は酒井だったようです。

「答えろっ!」と銃を近づける石川に「撃ったからって、どうだっていうんだ?」

はっ?

「警察官のくせに、なんの警戒もしないで散歩するみたいに現場の近くを歩き回っている間抜けを撃って、何が悪い?お前は運が悪かったんだよ。お前が撃たれたのは、たまたま俺と酒井が待ち合わせをした場所だったんだよ」

「植田を殺して奪った金を酒井に受け渡すためか」

「馬鹿かお前。金なんかとっくに使っちまってたよアイツは。そのくせ、警察官の誇りだとか罪悪感だとか急に並べ立てて。俺を追い詰めようとしやがった」

「荒木を殺したのはなぜだ?」

「借金まみれのアイツは俺を脅迫し始めたんだ」

「酒井を殺したのは俺が接触したからか?」

「そうだ。もっともアイツはすべてが露呈するんじゃないかとビクつき始めてたからな。遅かれ早かれ殺すことになってたかもな」

「自分の保身のために、仲間をそんなに簡単に殺したのか」

「仲間だったら、俺を裏切ろうとはしないはずだろ」

黙って鴨川を見ている市倉。

「こいつだって、真相に薄々勘付きながらも保身のために見て見ぬ振りをしてたんだ」

「違うぞ。あんたたちが金を盗んだ証拠がなくて動きようがなかったんだ」

「金を盗んだ場にいなかったんですか」

「俺は転落死した幹部の現場に居残った」

「わざと残らせたんだよ。あの頃のコイツは今のお前みたいに融通の効かない正義の味方だったからな。盗みには加わらないと思ったんだ。それがどうだ。今は俺に疑いを持ちながらも問い詰めることもしない、ただの腰抜けだ。殺されるのが怖かったのか?石川。お前も長く警察にいれば分かる。俺たち警察官が、どれだけ魂をすり減らして職務を全うしたところでそれに値する見返りはないんだってことをな。安月給で働かされて老後は雀の涙の年金生活だ。俺たちが盗んだ金も本当は押収後に国の金庫に収まってロクでもない政治家たちにわけのわからん使われ方をする運命だったんだ。だったら国のために最前線で尽くしてる俺たちに与えられて当然だろ?」

いやー、長いセリフだなぁ。まだ続きます。

「石川、お前も遅かれ早かれ正義の階段を踏み外すんだ。そのときに酷い転げ落ち方をしないようにな下で受け止めてやる人間が必要だ。俺がその役目を果たしてやるよ」

そして銃を構える石川の手を簡単に振り払い「これからのお前のキャリアは俺が上手く取り計らってやる。市倉お前もだ」

そう言って立ち上がる鴨川。「何にせよ、俺たちが金を盗んだ証拠も俺が植田たちを殺した証拠もない」

「忘れるな。俺の頭の中の弾が残ってるぞ」

「弾をすり替えられないとでも思ってるのか?それに俺のさじ加減で捜査方針なんていくらでも変えられるんだ。現状を見てみろ、今回の連続殺人も暴力団か過激派の仕業になりつつあるだろ。おまえたちは黙って俺についてくりゃいいんだ。分かったな」

そして石川に「それを返せ」と拳銃を返すようにいう鴨川。

堪忍袋の緒が切れた市倉が鴨川に殴りかかります。

「班長!」と止める石川。5発は殴りましたね。

「こんな奴、殴るだけ無駄ですよ。それにあんまり殴りすぎると、色々とよくないと思いますので」と石川に言われ「?」ってなる市倉。

 

「おい!」と石川が叫ぶと、立花がビデオカメラを片手に登場。

「ちっくしょう!俺も一発ぶん殴ってやる!」という立花を「もう十分だ、十分だ!」と体で止める石川。

「これで……証拠ができましたよ」という石川。

 

パトカーに乗せられた鴨川に「俺は絶対に正義の階段を踏み外さないぞ」という石川。

そんな石川に皮肉な笑顔を見せる鴨川。

 

「さっきあいつ、このタイミングで現れるとかなんとか訳の分からないこと口走りませんでした?」

「ああ確かに言ってたな」

「これまでも何度かおかしな言動を見てるんですよ。やっぱり頭の中の弾がアイツに悪い影響を与えてるんじゃないですかね?」

無言の市倉。

石川が戻ってきました。

「お前が本当に撃つんじゃないかってかなりビビったぞ」という立花。

「引き金を引く寸前だった。どうして堪えられたのか、自分でも分からないよ」

「お前、俺がやったと思ってたのか?」という市倉に「正直、確信はありませんでした。でも、ゴミを出してる班長を見て信じることにしました」

ふっと笑って「この野郎」

笑っちゃう立花。

「すべては鴨川管理官から自供を引き出すためでした。すみませんでした」と一礼。

「まあ今回は大目に見てやるよ。だが二度と俺を担ごうとすんなよ」「はい」

「ああ、これからの後始末のこと考えると憂鬱になってくるよ。お前、頭の中の弾のことどうすんだ?」

「証拠としては必要なくなったわけだしな」という立花。

「真剣に考えてみろよ」という市倉に「はい」と答える石川。

 

石川を見つめる酒井と目が合いました。

 

病院

「決断をくだされましたか?」と医師に聞かれる石川。

 

 

簡単な感想

果たして、石川はどんな決断を下したのでしょうか?手術するのか、しないのか。

最後に酒井と見つめ合うのも、なんだか意味深でしたね。

それにしても鴨川のムカつくまでの自己中心的な言い訳、すごかったですね。ミカに対しても第6話で散々マウント取ろうとしてきたし、嫌な奴だったなぁ。

そうそう、石川を撃った銃を捜一拳銃金庫から取り出したのは石川自身ってことですよね。なぜ、あの銃が自分を撃ったものだと分かったのかな??

最初は石川にライバル意識むき出しだった立花が、一緒に組むにつれて本気で石川を気遣う関係に、そして今回は「俺を信用できるか?」と聞かれて信用したわけで。胸アツです。バディもの、好き。

いよいよ次回で本編は最終回!

 

第7話「敗北」《  》第9話「越境」

 

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うさかめ
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