邦画ドラマ

ドラマ『BORDER』第7話「敗北」のネタバレ感想

小栗旬さん主演のドラマ『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 』。

今回のタイトルは「敗北」。果たして石川たちは何に敗北してしまうのでしょうか?

 

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登場人物

役 名 俳優名 役 柄
石川 安吾 小栗 旬 警視庁捜査一課の刑事。ある事件の調査中に銃で撃たれ、脳内に弾丸が残っている。そのことがきっかけで、死者の姿が見え会話ができるようになる。
市倉 卓司 遠藤 憲一 石川と立花の上司。
立花 雄馬 青木 崇高 石川のことをライバル視している同僚。
比嘉 ミカ 波瑠 警視庁刑事部 特別検視官。検視官のダサいジャンパーを着るぐらいなら辞める、と公言。検死だけでなく、現場の状況も見て推理もする異色な検視官。
赤井 古田 新太 市倉専属の情報屋。表向きはバーの経営者?サイモンとガーファンクルを石川に紹介する。
サイモン 浜野 謙太 ガーファンクルと一緒にハッカーをしている。
ガーファンクル 野間口 徹 サイモンと一緒にハッカーをしている。
スズキ 滝藤賢一 裏社会の便利屋。
横森 勉 嘉慶大学の学生。アルバイト帰りの夜道でひき逃げにあって死亡。
久島 横森がひき逃げされる現場を目撃。会社社長。

 

小説とマンガ版もあるそうです

小説版も面白かったです!

ドラマ『BORDER』の小説版を読んでみました

 

第7話「敗北」のネタバレあらすじ

アルバイト帰りの大学生が深夜ひき逃げ事件にあう。犯人はアルバイト先のフレンチレストランに来る男性で、大物政治家・宇田川の息子だという被害者・横森。

目撃情報もあり、車の塗料やタイヤの跡もある。簡単に犯人が捕まりそうに見えたが、なぜか捜査は一時停止に。そして、目撃者たち自分の思い違いだったと証言を翻し始める。

どうやら大物政治家の圧力がかかりはじめた様子。

石川は助手席に乗っていた女性から攻略しようとするも宇田川が邪魔をする。しかも自分の車はひき逃げ前に盗まれ、盗難届も出してある、と。

情報屋・赤井から車を処理する業者を紹介してもらおうとしたが、すでに手遅れだろうと言われてしまう。そして一流の掃除屋が動いている噂があると。

石川が滝川に近づいたことで滝川が自供するのを恐れた政治家サイドは、自殺に見せかけて滝川を殺してしまう。

ひき逃げ事件当日の現場付近の防犯カメラ映像はどれもこれも消し去られていたが、サイモン&ガーファンクルが宇田川が赤い高級車に乗り込む映像を見つけてくれた。それを元に宇田川を揺さぶろうとする石川の前に現れた謎の男(掃除屋)。

乱闘となり男を逮捕することは出来たが、実は宇田川をカナダへと逃がすための時間稼ぎだったことが分かる。

手段を選ばず、宇田川に関する酷い情報を拡散して世論を味方につけ逮捕しようと考える石川。しかしサイモン&ガーファンクルは自分たちにリンチさせようということか?と拡散を拒否。

もはや打つ手なしの石川の前に現れた横森。石川の懸命の努力に感謝し、もし事件が解決したら母親に自分の伝言を伝えて欲しい、そういって姿を消すのだった。

 

 

第7話「敗北」の流れ

夜道

犬を散歩させている男性。

前から携帯電話で誰かと喋りながら若い男性が歩いてきます。

「なんだよ、こんな夜遅くに。仕方ないだろうバイトなんだから。大丈夫だよ、ちゃんと栄養摂ってるから。うん。母さんこと体に気をつけてよ。もう若くないんだから」と笑うと電話を切りました。

僕は横森勉(よこもりつとむ)、2分後に死ぬ。

男性が信号のない横断歩道を渡っていると、赤いスポーツカーがすごい勢いで突進してきて男性にぶつかります。

急ブレーキを踏んだ車内では、「くっそー」という目付きの悪い男性。助手席にいた女性は「どうするの?」と。結局、車を発進させるひき逃げ犯。

散歩中の男性が慌てて被害者男性に駆け寄り、声を掛けます。

「大丈夫です。どこも痛くありませんから」と弱々しくいう横森。

救急車を呼ぼうとする男性に、何かを囁きます。

検死

ミカが検死をしていると、市倉たちが登場。

死因は頭蓋内損傷か頚椎損傷のどちらかで、いずれにせよ頭部外傷が原因で亡くなったのは間違いないと報告するミカ。

バンパー損傷による骨折もみとめられるので、ひき逃げで間違いないだろうとも。

遺留品から一流大学の学生だという市倉。ここから住んでいる場所まで車で20〜30分かかるのに、夜遅くにここで何をしていたのだろう?と不思議がっています。

立花は携帯を確認し「最後の電話の相手、母親ってなってます。誰が連絡しますか?」

「朝になったら、俺が連絡するよ」という市倉。さすが市倉さん。

そこにワン!と犬の鳴き声。驚いて振り返る市倉たち。何もない空間に吠え続ける犬。しかし石川には被害者の姿が見えました。

犬をなでるふりをしながら横森から事情を聞く石川。

アルバイトを終えて家に帰る途中だった。駅とは反対方向に歩いていたのは、残業で終電を逃してしまったため歩いて自宅へ帰ろうとしていたのだ、と。

アルバイト先は歩いて20分程のフレンチレストラン。自分を轢いたのは赤い車で、高級外国車だった。ナンバーは見えなかったが、運転していた奴の顔は知っている顔だった、と。

アルバイト先によく来る人物なので間違いない、有名な政治家の息子。いつも人を見下すような目をしている嫌な感じの奴だった、と。

「お願いします。早くあいつを捕まえてください!!」

すると犬がワン!と吠え、振り向くとミカが立っていました。「何してるの?」「遺留品がないか調べていたんだ」「誰かと話してるように見えたけど?」「独り言だよ。最近良く注意されるんだ」とはぐらかします。

 

第一発見者の久島(くしま)は赤い高級外国車で、ナンバーは0821だと証言。とっさのことなのに覚えていたのは息子の誕生日と同じだったからだそうで。そして運転していたのは若い男性で、だいたいの顔つきは覚えていること。助手席には若い女性が座っていたことも。

「彼は死ぬ間際、私にこう言いました。お母さんに僕は大丈夫だって伝えてください。夏休みには必ず帰るからって伝えてください。これは私からのお願いです。必ず犯人を捕まえてください」

「はい」という市倉たち。

 

タイヤの跡に車の塗料、それにナンバーまで揃ってるから犯人逮捕は時間の問題ですねという立花に、「そうだといいけどな」という市倉。

石川は遺留品の中から携帯電話を取り上げ見ています。「どうした?」と声を掛ける市倉に「もしかしたらバイトの帰りだったんじゃないかと思ったんで」「それで?」「この近くのフランス料理店のデータが住所録に入っています。まだ店員が残ってるかもしれないので、裏を取りに行ってもいいですか?」「分かった、行って来い。あ!おい。この学生証持ってけ」

「俺も言ってきます」と後を追う立花。歩いていく石川の後ろ姿を見つめる市倉。

謎の男性

楽譜をめくりながらヘッドホンで音楽を聞いている男性。

立派なスピーカーがあるのにヘッドホンで聞く、んですね。いや、いいんですけど。

そこへ着信。

「はい。はい。大丈夫です。いつものように迅速に処理しますよ。ではこれからの流れを指示しますから先方に伝えてください」

 

フレンチレストラン

「この方をご存知ですか?」と横森の学生証を店長に見せる石川。

「横森くんですね、はい、うちで働いてもらっていますが」

「最後に会ったのはいつですか?」「ほんの数時間前ですが。彼がどうかしたんですか?」

「ひき逃げにあって、亡くなりました」という石川の言葉に「え?」と驚く店長。

「念のためお尋ねします。彼の勤務中に何か問題はありませんでしたか?」という立花に「絶対にないです。横森くんは勤務態度も真面目で客の評判もいい青年でした」「そうですか。何か思い出されたことがありましたらこちらにご連絡ください」と名刺を渡す立花。

「常連客で、赤い高級外国車に乗ってる方はいらっしゃいませんか?ナンバー0821です」

黙り込む店長に「あなたやお店には迷惑がかからないようにしますので、安心してください」という石川。「亡くなった横森くんのためです」

「その車がひき逃げに関係している証拠はあるんですか?」「まだ分かりません。それをはっきりさせるために調べたいんです」「……分かりました。赤い高級外国車に乗っている常連客は1人しかいません。宇田川です」「どのような素性の方がご存知ですか?」「宇田川外務大臣の息子さんです」

店外

「宇田川外務大臣っていったら警察官僚出身で前の国家公安委員長だろう」という立花。

「そうだな」「その息子がひき逃げに関わってるってのか?」「まだ分からない。捜査が進めばはっきりするだろう」「ってかお前。なんで赤い車の常連客がいるって知ってたんだよ?」「……勘だよ。何となくそんな気がしたんだ」

立花に対しては、はぐらかし方が雑?!

地下駐車場

何台も並んだ車のうち、1台をペンライトで照らす男性。

フロントガラスには横森をはねたときに出来た傷。男性は、品川302 お08−21の赤い高級外国車に乗り込むと発進させました。

警察署

鴨川管理官と何かを話していた市倉。

石川と立花が部屋へ入ってくると、鴨川は市倉の肩をポンと叩いて出ていきました。

車のナンバーを照会した結果を聞く石川に「この件は一旦俺が預かる」といいだす市倉。「お前たちは捜査方針が決まるまで待機しろ」「…持ち主が宇田川外務大臣の息子だったからですか?」「なんでそれを知ってるんだ」「ナンバーと車種の線であたりをつけました」「そうか」「奴を任意で引っ張りましょう」「いいから黙って待機してろ」「事件を揉み消すつもりですか?」

さすがに「おい!」と石川の肩を掴む立花、振り払う石川。

市倉「おい迂闊なことを口にするなよ。たとえ宇田川大臣の息子の車が犯行に使われたとしても、誰が運転してたのかお前に分かるのか?」

立花「それを調べるのが俺達の仕事じゃないんですか?」

市倉「仕事にはやり方ってもんがあるんだよ。ただ一直線に進めばいいってもんじゃない」

石川「被害者の母親には連絡しましたか?」

市倉は視線を外し「まだだ」

歩き出す石川に「どこへ行く?」という市倉。「班長が何を話すのか聞きたくないんで、外で待機してます」と答える石川。

「お前も聞きたくないだろ、一緒に行け」と言われてしまう立花。

うーん、市倉さんも板挟みだなぁ。

「どこへ行くんだよ?」「誰が運転していたか、はっきりさせればいいんだろ」「今動くのはまずいんじゃないのか?」「ビビってんなら大人しく”お部屋”で待機してろ」「誰に物言ってんだよ」

地下駐車場

第一発見者の久島が車から降りると男性に声を掛けられました。

あのヘッドホン男が「お話があります」と。

久島を訪ねに来た石川と立花。

エレベーターを待っていると、到着したエレベーターから男性が降りてきてすれ違いました。何かが気になったのか、男性を目で追う石川。

廊下で久島と会った立花は、運転手はこの人だったか?と写真を見せます。

「その件ですが……夕べ帰宅して記憶をきちんと整理したら、運転していたのは女性だったことに気が付きました。あの時は突然のことでひどく混乱していたんだと思います。それにナンバーの件も、どうも思い違いをしていました。そもそも息子の誕生日を間違えて覚えていたみたいで」

めっちゃ至近距離に写真を近づけ「宇田川外務大臣の息子です。この男に、見覚えはないですか?」と聞く石川。「ありません」と答えた久島に「死んだ横森くんは……母親への伝言を託す相手を間違えたようですね」

そう言って立ち去る石川。

「刑事さん!私には、家族と従業員の生活を守る義務があります」「真実から目を背けて得た生活を、あなたの家族や従業員は誇れると思いますか?」最後の方は、地の底から出るような怒りを帯びた声。

こんなに感情むき出しな石川初めてでは……。

「おい、あそこまで言うことないだろう」という立花に「分かってるよ!そんなこと分かってる」と無理やり気持ちを押し込める石川。

安置所

息子の遺体に対面し号泣する母親。

「犯人を捕まえてください。よろしくおねがいします」やっとの思いで、それだけを石川たちにいう母親。

ミカの部下経由で、大学入学式のときの横森の写真を託される石川。「必ず犯人を掴まえると伝えてください」といい内ポケットに写真を入れる石川。

立花にレストランの店長から電話がかかってきました。どうやら証言を修正したい、という連絡だったようです。ちっ、ここまで手を回してきたか。

「夕べは宇田川大臣の息子は来なかったってよ」

夜道

階段を降りてきた店長を、後ろからいきなり襲う石川。

驚いて座り込む店長に、横森の母親から預かった写真を見せます。

「昨日の証言のことはもういい。1つだけ教えてくれ」「なんですか」「宇田川大臣の息子がいつも連れてる女の素性だ。あなたには絶対に迷惑をかけません」

大学の食堂

友達と楽しく喋っている滝川真奈に話しかける石川。警察手帳を見せ、友達たちは席を外して欲しいと頼みます。

「一昨日の晩、どこにいた?」

何も答えずそっぽを向いたままの滝川に「被害者だ。お前の彼氏が轢き殺した」といわれ、恐る恐る写真を見る滝川。

「知ってたか、被害者もお前たちと同じこの大学の学生だったんだ。おまえたちと同じようにここで友人と笑い合っていたんだ。でも、お前の彼氏に殺されたせいでもう二度とそれも叶わない。それを知ってお前はこれから先、ここで同じようにに笑えるか?一昨日の晩、事故が起きた時、車に乗ってたな?」

すると「おい!」と宇田川がやってきて、滝川を連れて行こうとします。

「待てよ。車を調べればすぐに証拠が見つかるぞ。覚悟しとけ」「何いってんだよ。俺の車は3日前に盗まれてんだよ。盗難届けも出してる。調べてみろよ。ふん!」

そして少し離れたところで「捕まえられると思ったのかよ」と勝ち誇る宇田川。ムカつく。

 

謎の男性

今日はヘッドホンなして音楽を聞いています。

電話の相手に「そうですか、了解しました。現状ではこれ以上、手の出しようはないと思いますが。念の為に色々準備しておきますよ」と。

「犯人を追い詰めるのを決してやめない警察官か。いいね。ロマンティックだ」

ロマンティックとは?

 

赤井の店

情報屋の赤井に、ヤバい車を処分してくれる解体業者を教えてくれるよう頼む石川。

「政治家筋に信頼されている業者が良い」「ひき逃げの件ですか?」「相変わらず、耳が早いな」「一流の掃除屋が、あちこちを掃除して回っているという話を聞きます。車はもう見つかりません。今ごろスクラップにされてるか、バラバラに解体されて密輸業者の貨物船に乗ってるはずです。追っても疲れるだけです」

「だったら一流の掃除屋を教えろ」「知りません。本当です。謎に包まれた男でね。なかなか尻尾を掴ませないんですよ。噂によると、どこかの国の大使館に勤務して諜報活動に従事していた過去があるようです」

「今日は随分役立たずだな」煽る石川。

「心外ですね。私が政治家の陰に怯える人間に見えますか?いいでしょう。バカ息子を追い詰めるお手伝いをしましょう。ドラッグ、障害、レイプ。各種犯罪に関わっている噂を聞きます。次に会うときまで具体的な情報を集めておきましょう」「恩に着るよ」

「あと5分もすると、おたくの班長(市倉)が現れます」

代金を支払おうと内ポケットに手を伸ばした石川に「お代は次の機会で結構です。早く退散なさったほうがいいですよ」

 

すると、入れ替わるように市倉登場。

「お疲れさまです、今日は何でしょう?」と聞く赤井に「うちの若い衆がここに出入りしてるそうだな」「そういう事実はありませんが、随分確度の低い情報ですね」「それならいい。じゃあ万が一の話しとくぞ。もしお前が流した情報が原因で、うちの若い衆の経歴に傷がついたらその時はただじゃおかないぞ」

ひえーーー!市倉さーーーーーんんんん!!それだけ石川を心配してるんですねぇ。

「随分と目をかけてらっしゃるんですね、その”若い衆”に」「無邪気に野原を走り回ってる子供見たら、ケガをしないように守ってやりたくなるのが大人ってもんだろ」「気持ちは分かります」「じゃ、よろしく」「はい」

なるほど、それだけ言いに来たのか。

でも赤井さんは知っている。石川は決して無邪気ではないことを。第3話で、赤井さんとこのバーテンさんが言ってましたものね。「あまり深く関わるとまずいんじゃないですか。あれは警察官と違う匂いのする人種ですよ」と。それに対して「だから深く関わるんだろうが」って答えた赤井さん。

赤井さんのスピンオフ、見たいです。どんな過去があって、情報屋をやるようになったんでしょうねぇ。

滝川のマンション前

今度は白い高級車に乗っている宇田川。

「いいか、もしまたあの刑事が現れても絶対に何もしゃべるなよ」と彼女を脅します。「分かってるよ」「絶対だぞ」「しつこい!」

マンションの入口から入ってきたところで、「こんばんは〜滝川真奈さんですね」と声を掛けたのはスズキでした。今日のコンセプトは何だ?!

「私、フリーの記者をやってるスズキと申します。一昨日の夜に起きたひき逃げ事件に関して少しお話を伺いたいんですが」「なんのこと?訳わかんないんだけどっ」

動揺した滝川は家の鍵を落としてしまいます。それを拾い上げ「お話、伺えませんかねぇ?」

何も言わず鍵をひったくる滝川。

スズキは石川へ電話をして女性を揺さぶっておいたことを報告。「あれならすぐに落とせますよ。いつダメ押ししますか?」「いま証拠を集めている。決定的なものが見つかったらそれをつかって一気に落とすつもりだ」「了解しました。じゃあ待機してます」

携帯を内ポケットにしまったスズキの前から、あのヘッドホン男が歩いてきました。

サイモン&ガーファンクルの仕事場

「だめだぁ。どこの防犯システムに入っても、一昨日の夜の映像データだけが抜け落ちてるよ。どうする?ひき逃げの現場周辺だけじゃなくて、範囲広げて探してみる?」というサイモン。

「そうしてくれ、そっちはどうだ?」とガーファンクルに聞くと、「バカ息子のクレジットカードの利用データが見つかりましたよ。一昨日の夜、ひき逃げ現場近くのガソリンスタンドで1万4300円と、例のフランス料理屋で3万7800円つかってますね。でも、これは証拠として使えないですよね。入手経路を説明できないわけだし」

 

2014/05/20 15:03 DELIX CAFE 六本木店 ¥2,020.-
2014/05/21 17:!2 BOOK UP 銀座店 ¥40,230.-
2014/05/21 19:05 アクア石油 六本木給油所 ¥14,300.-
2014/05/21 19:13 フランス料理「プラン・ソレイユ」 ¥37,800.-
2014/05/22 21:32 American Raven clothing 六本木店 ¥22,120.-
2014/05/23 12:32 Umazon Online webクーボン ¥5,000.-
2014/05/23 16:02 DELIX CAFE 六本木店 ¥1,200.-

好きなんですよねぇ、こういう細かい設定みるの。

「相手は強敵だ。正攻法で戦っても勝ち目はない。揺さぶりに使えれば、それでいい」

警察

「ひき逃げは所轄に任せることになった。俺達は明日から別の事件に関わる。今日一日休みをやるから頭切り替えてこい」という市倉。

押し黙る石川と立花に「何か不満でもあるのかよ」。「いえ、ありません」と答えた立花に「お前、行っていいよ」という市倉。

部屋を出た立花は、肘で2回壁を叩きました。その音にびっくりしてる市倉。

「お前も座れ」「このままで構いません」「お前、子供の頃ヒーローごっこやったか?テレビの中の特撮ヒーロー真似して腰に変身ベルト巻いて、かっこいいポーズとるんだ。そんで怪獣役の友達倒すんだよ」「……やりませんでした」「そっか……あれよくやったなぁ。楽しかったよ。でもヒーロー役ばっかやりたがってたから遊んでくれる友達は少なくなっちまったけどな」

「ヒーローを気取るなってことですか?」「そうじゃないよ。ヒーローは必要だ。だがな、強すぎるとヒーローは怪人と変わらないんだ。人間じゃなくなっちまうんだよ」「俺は自分の職務を全うしたいだけです。被害者の無念を晴らしたいだけです」

そうだよなぁ、直接死者から犯人を捕まえてくださいってお願いされちゃってるんだもんなぁ。

「お前もいつか気づくよ。その強すぎる思いが、お前に関わる人間すべてを傷つけていくんだ」

ふむ。つまり、市倉さんにも同じようなことがあった、と。

「要するに仕事の手を抜けってことですね」「はー…もう行っていいよ…だがなぁ。これだけは忘れるな。強い光がさすところには必ず濃い陰も浮かぶもんだ。陰に飲み込まれんなよ」

一礼して出ていく石川。

がっくりうなだれる市倉。

廊下

歩いていた石川に電話が。

滝川のマンション

「昨夜ヤバそうなやつとすれ違ったんで、念の為チェックしにきたら、このありさまでした」というスズキ。

「そいつはメガネを掛けた鋭い雰囲気の男だったか?」「ええ。知ってる奴ですか?」

「首吊り自殺だそうです、可哀想に。トカゲのしっぽ切りですよ」

うわー、自殺に見せかけて殺されてしまったのか……。

そして現場へ行こうとする石川を止めるスズキ。「行ってどうなるっていうんです。あの娘は罰を受けたんです。そう考えましょう。私はこの件から手を引きますよ」「ビビったのか」「ええ、あなたにね。頭が冷えた頃に、またお会いしましょう」

今度はガーファンクルから電話が。

「バカ息子の通っている大学の近くのコインパーキングから防犯カメラのデータを入手できましたよ」といってサイモンとハイタッチするガーファンクル。

「ひき逃げ当日に(赤い高級)車に乗り込む姿がばっちり映ってます。これで車を盗まれたアリバイは崩せますよ」「分かった。データを俺の携帯に送ってくれ。それをつかって奴を落としてみせる」

そう言って電話を切った石川の前に現れるヘッドホン男。

 

「あちこち掃除して回っているのはお前か。あの娘もお前が殺したんだろう」「お前がいきがればいきがるほど、弱い人間が犠牲になってくぞ。それを分かってんのか、あぁ?自分のせいで人が死んだ気分はどうだ?」

殴りかかる石川。乱闘になりました。

そこへ警察官が通りかかり、2人に近寄ってきます。公務執行妨害でヘッドホン男を逮捕する石川。

「そういえば。駆けつけるのが随分早かったが、近くを警ら中だったのか?」「いえ、5分ぐらい前にここで喧嘩をしているという通報がありましたので」

留置所

ヘッドホン男に「どうして手を抜いた?とどめを刺せたはずだろう?」という石川。

「喧嘩に負けたのが悔しいんですね。いいですね。男の子はそうじゃなくっちゃ」「事前に警察に通報したのもお前か?なんでだ」「今、何時ですか?」「3時半だ。それがどうかしたか?」「飛行機のフライト時間が2時だったんですよ。今ごろあなたが探している人物は雲の上です」「俺を足止めするため、わざと挑発したのか。どこに逃した?」「カナダです。ちなみに席はファーストクラスです。世の中狂ってますよね。でもだからこそ私とか、あなたのような人間が活躍できるんです」

「お前なんかと一緒にするな」「私を表の世界に引きずり出したのはあなたが初めてですよ。でも今回は私の勝ちです。殴り合い楽しかったですね。すごいロマンティックな時間を過ごせました。機会があったら、またやりましょう。お仲間たちにも宜しくお伝えください」

くっ。そういうことか。

 

バー

「情報は入手できたか?」「これ以上動いても仕方ないでしょう。捕まえるやつが居なくなってしまったんですから」「いいから情報を寄越せ!」「何に使うつもりなんですか?」「お前には関係ない」「お前と一緒に泥の船に乗って、沈むつもりはないんだよ」かつてないほどドスの利いた声で答える赤井。

サイモン&ガーファンクルの仕事場

「もう一度言ってもらえますか?」というガーファンクル。

「宇田川大臣の息子の噂をネットで拡散してくれ」

「どんな噂?」というサイモン。「犯罪に関わるひどい噂なら何でもいい。世論を動かして逮捕に持っていくんだ」という石川に「嘘を拡散するってことですか」と聞くガーファンクル。

石川「あいつを罰するにはそれしかないんだ」

サイモン「嘘を流して逮捕できなかったら?」

ガーファンクル「社会的制裁にもなるから一石二鳥ってことですか」

サイモン「つまり僕たちをつかってリンチしようってことでしょ?」

2人はコンピュータの電源を落としてしまいました。

悔しそうに拳を握る石川。自分でも、さすがにそれはやり過ぎだと感じて入るようです。

 

夜道

例の音がして、振り向くと横森が立っていました。

石川に優しく微笑んでいます。

「すまない、奴を逃してしまった」「いいんです。あなたは僕みたいな無力な人間のために必死に動いてくれた。それだけで十分です」

胸元から横森の写真を出し見せながら「いつか、奴を捕まえたら、これを、君のお母さんに返すよ」「そのときに、僕の伝言も一緒に伝えてもらえますか?体に気をつけて。僕の分まで長生きしてくれ、って」「必ず…伝えるよ」泣き笑いのような表情の石川。

「ありがとうございます」そういって姿が見えなくなりました。往生したのかなぁ。

写真を胸元にしまい、ふたたび歩き出す石川。

 

簡単な感想

だんだん、ダークになってくる石川。

でも犯人を教えてもらってるのに、それを逃すようなことは警察官として決してしたくないというのは分かります。今回の被害者も、石川が頑張る姿にもうこれ以上は無理をさせたくない、ということで最後に姿を見せたような気もしました。

そして、石川の暴走を止めるサイモン&ガーファンクル。すごくポリシーがしっかりしてるな、と。裏稼業なのに、誰かを嘘で貶めることには手を貸さないという。石川の気持ちは分かるんだけれど、やりたくないことはしない、という。

石川も、あのあと自己嫌悪に陥ってそう。自分ではなく彼らに嫌な仕事をさせてしまうところだったんだ、と。

そういう点では、今回スズキさんは逃げた感じが強いですよね。手に負えない相手だと分かっているから、とも思えますが。まあ、滝川が自殺に見せかけて殺されたのは石川と自分が追いすぎたからだ、というのも分かって、これ以上被害者をださないため、とも思いますが。が。が。スズキさーーーん。

そういえば。石川のせいで滝川が死んだように掃除屋は言ってたけどさ。そもそもは宇田川が人を殺したからじゃん?あそこで彼女が警察に素直に自首してくれてたら、死なずにすんだんだもの。落ち込む必要ないよ、石川!!!!!と急に熱くなる私。

そうか、そういう意味ではスズキが「彼女は罰を罰を受けたんです。そう考えましょう」というのも分からなくはないか。自首したところで、掃除屋に消されたかもしれないしなぁ。と、どんどん妄想が止まらなくなるのでした。

 

第6話「苦悩」《  》第8話「決断」

 

 

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