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連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』EPISODE 032

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EPISODE 032の流れ

雉真家

算太が目を覚ますと、るいと安子の声が聞こえてきました。

「小豆の声を聴けえ。時計に頼るな。目を離すな。何ゅうしてほしいか小豆が教えてくれる。おいしゅうなれ、おいしゅうなれ…」

 

台所で小豆を煮ていたのです。そっと後ろから見ている算太。

そっと見ているつもりでしたが、持たれていた戸が動いて音を立ててしまったため2人に気づかれてしまいました。

「どれ。あ〜、懐かしいのう」

修行時代、よく算太は興味なさげに暇そうにしてたけど。ふふふ。

算太の部屋

安子が作ったおはぎを食べてみる算太。

なかなか感想を言わない算太。

ようやく「…まずいです」。「えっ!?」と驚く安子。

「うそじゃ。うまい」「もう〜お兄ちゃん」

「まさか安子が”たちばな”の味う受け継いどったたあのう。おかしなもんじゃ…。自分から投げ出した家業じゃったのに…。ジャングルでさまようて死にかけとった時、恋しゅう思うたんは たちばなのおはぎじゃった」

そうでした。ジャングルに、おはぎが落ちていると幻想してしまうほどに。

そして一緒に”たちばな”を建て直さないか、と安子に言うのでした。自分はお菓子は作れないが何か手伝いができるかもしれない、と。

戦後、自分たちが生まれ育った朝丘町(あさおかちょう)は焼け野原だった。しかし父・金太は”たちばな”の菓子で救われる人がきっといるはずだ、と言ってお店を建て直そうとしていた、という安子。

まさに、算太がそうだったように。

思わず胸が詰まる算太は、安子に見られないように庭の方へと顔を向け「まいったのう…。親父ゃあ何でもお見通しじゃ」

雉真繊維

繊維業界の苦境を、社員一丸となって乗り越えるにはどうしたらいいか?という会議中。

会社に野球部を作ったらどうか、と提案する勇。野球も会社もチームワーク、難しい局面も力を合わせて乗り越えていく。その精神を野球で鍛え、試練に負けない体質の会社を作ろう、と。

「話にならん!」と席を立ってしまう千吉。

「わしゃあ、なかなかええ案じゃ思います」と支持してくれたのは林さん!!

「おまえまで何じゃ」と驚く千吉。嬉しそうに林さんを見る勇。

「勇坊ちゃんは中学野球の名選手でした。ずっと主将を務められていました。その経験と能力で社員をまとめ導いていくいうのんは、あながち間違(まちご)うとらん思います」

勇は自分は兄のようにはなれないこと、自分のやり方でしか雉真の後継ぎにはなれないのだ、と。

 

雉真家

庭でるいと美都里が遊んでいます。

安子は美都里の側へ行くと、昨晩のお礼を言います。あんなに素直な兄を初めてみた、と。

「私は何もしとらんよ」という美都里。

安子は兄が店を建て直すといってくれたこと。たちばなは自分の生まれ育った場所であり、稔さんと出会わせてくれた場所だ、と。深々と頭を下げお礼を言う安子。

そして仕事へと出かけていく安子。

安子の作ったおはぎを半分こずつ食べる美都里とるい。

そして、るいの父・稔もおはぎが好きだったことを話し始めます。

大学予科の初めての夏休みに、”たちばな”のおはぎを買ってきてくれたこと。そして泣き出してしまうのでした。

るいは祖母の頭を「おいしゅうな〜れ」と言いながら撫で始めました。

美味しいあんこを作るときのおまじないで、食べる人が笑ってくれますようにとお願いするのだ、と。

「そっか、そっか。おいしゅうな〜れ、言うんか」そういって孫を優しく抱きしめる美都里。

野球場

勇たちが野球の試合しているのを観覧席から見ている千吉と美都里。

緩やかではあるけれど、雉真繊維の売上が最近伸びてきたようです。

「稔が死んで、野球しかしたことのねえ勇を後継ぎにして一時はどねんなることか思うたが…大(てえ)したやつじゃ」

今更何を言っているのか。自分が生んだ子なんだから当たり前だ、という美都里。

「ありがとう美都里」

黙って頷く美都里。

再びクリスマスが近づく頃、美都里は稔さんのいる空の向こうへと旅立ったそうです。

JAZZ BAR Dippermouth Blues

定一さんの店ディッパーマウスブルースに来た安子とるい。

座席には、あの少年の姿!どうやら定一さんのお許しを得て出入りできるようになったのかな。

トランペット吹きが”きよしこの夜”を演奏し始めました。

街角

おはぎを売っていると、雪がちらついてきました。

そこへローズウッドさんが、おはぎをくださいと声を掛けてくれるのです。岡山を去る前に、と。

アメリカ軍は岡山からの撤退を始めており、間もなく自分も帰国するのだ、と。

安子はおはぎを渡すとお代はいらない、と。

「そういうわけには」というローズウッドさん。安子は、昨年ローズウッドさんが安子へ言ったセリフで返します。

「Don’t say No.(ノーと言わないでください)It’s Christmas day.(今日はクリスマスですよ)」

そして、これからも英語の勉強をつづけてくださいというローズウッドさん。

「きっとあなたをどこか、思いもよらない場所まで連れていってくれますよ」

笑顔で頷く安子。メリークリスマス、そうお互いに言って別れる2人。

そして長かった戦争が本当に終わったのだと実感する安子。

 

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うさかめ
私が実際に見たり、行ったり、食べたりして良かった!おすすめしたい!というものを紹介していくブログです。

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