邦画ドラマ

連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』EPISODE 020

 

EPISODE 020 ネタバレあらすじ

元気そうに見えた父の突然の死を悲しむ安子。

どうやら父の心臓はかなり悪かったにもかかわらず、無理をして”たちばな”再建と、そして息子との再会という希望を胸に生きていたようだった。

おはぎを盗んだ少年は、自分が売ったお菓子の代金を安子に届けに来る。そして、自分が金太が倒れていたのを発見し医者を呼んだこと、そして、金太がうわ言で算太が戻ってきたなどと言っていたことを知る安子。

最期に兄と父が会えたことを喜ぶ安子は、少年にすべてお金を渡し将来なにか商いをして立派に生きていくように、と送り出す。

ラジオでは英語講座が約4年ぶりに再開され、英語を勉強しつつ、夫の稔が帰ってくるのを待つ日々。

ある日、稔の弟・勇が無事に戻ってくる。

家族全員で稔の無事を祈る日々だったが、無情にも稔の戦死通知が届く。

 

 

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EPISODE 020の流れ

雉真家

祭壇にお線香、おはぎが供えられています。

金太の戒名は、誠貫眞金になったのかしら。誠貫眞金信士位と書かれた位牌。

安子は手を合わせると千吉の方へ向き、深々とお辞儀をしながらきちんと弔ってもらったこと、祭壇まで用意してもらったお礼を言っています。

仙吉が医師から聞いた話では、随分と算太の心臓は弱っていたようです。

「戦争でつれえ思ゆうした人にはままあることらしい」という千吉に、とてもそういう風には見えなかったという安子。

「たちばなを立て直してえ。その一心で気力だけで動き回っとったんじゃろう」

たちばな

お店で作業をしている安子。

そこへお菓子を盗み食いした少年がやってきました。

安子の父が倒れているのを見つけ、お医者さんを呼んでくれたのはこの少年だったそうです。

「よかったら聞かせてくれるかなあ、そん時のこと」

前日の夜

「夜遅うに、戸を叩(たて)えたんじゃ。おっちゃん、おはぎのおっちゃん、って。おっちゃんは戸を開けて”帰ってきたんか、算太”って。そのあと、急に倒れた」

つまり、もう扉を開けた時点で、もうだいぶ金太さんの具合は悪かったんですね…。

「そん中で、おっちゃんはずっとうわごと言よおった。無事じゃったんか、とか、待ちょったんじゃ、とか」

安子は何度か小さく頷くと「そう……会えたんじゃ。お父さん、お兄ちゃんに会えたんじゃ。はあ〜よかった」と笑顔になる安子。

「ありがとう、教えてくれて」という安子に、ポケットからお金を取り出す少年。

「おはぎゅう売ったもうけじゃ」

大金に驚く安子。「高(たこ)う売れたんじゃね」

「最初は持ち逃げするつもりじゃった。しゃあけど、やめた。おはぎゅう2つほど食べたら、何か元気になって。どねんしたら一銭でも高う売れるか考えてみゅういう気になった。面白かった。商いいうなあ楽しいもんじゃ思うた。しゃあから、ちゃんと売り上ぎょう渡したかったんじゃ」

少年より目線を下げるため、座って話を聞いていた安子は立ち上がると「お仕事ご苦労さまでした」と深く一礼。

そして、売り上げをすべて少年に渡し「おなかいっぱい食べて。それから、どねえなことでもええ、ちょっとずつ商いを始めて。しっかりと生きていかれえよ」

驚いた顔をしつつ、お金をもらうと深々と一礼すると走って去っていく少年。

このときの優しいピアノの音が良かった。うっ。

そして思い出す父親の言葉。

お菓子は苦しいときほど必要で、たちばなのお菓子で救われる人がきっといるはずだ、と。

雉真家の朝

終戦から、ちょうど3ヶ月半たった朝。

ラジオから「皆様、お久しぶりでございます。基礎英語講座の時間です。講師の堀英四郎です」という声が聞こえてきて、思わずラジオを見つめる安子。

「The Sun and the North Wind…」

ラジオの基礎英語講座が再開。日米開戦に伴い、突然放送がなくなってからおよそ4年ぶりのこと。

安子はるいをおぶって書店へ行くと、テキストを購入。ラジオの英語講座を聞くことは、稔を思うことだった安子。

「Once the Sun and the North Wind had a quarrel. The North Wind said…」テキストを娘に読む安子。

ナレーション「一つ英単語を覚えるごとに稔が帰る日が近づいてくる。安子はそんな気持ちで英語の勉強を再開しました」

街角

街角を歩いている兵士の後ろ姿。

雉真家

安子が玄関の掃除をしていると足音がしたので振り返ると

「勇ちゃん」

「ただいま義姉(ねえ)さん」

うっ。戻ってきてくれたのは嬉しいんですけど、嬉しいんですけど。戻ってきた喜びよりも、やはり私は自分が好きだった人のことを「ねえさん」と呼ぶことになった勇ちゃんの心境に心が苦しくなってしまいました。

安子がおぶっている娘・るいを見ると「あ〜、るい。大きゅうなったのう」と優しく頭に手を乗せる勇。勇ぅううう。

勇の父母が来るまでに、すごい優しい笑顔でるいを見ている勇。いや、るいを見てるのか?自分の好きな人を見ているのか?ちょっと、分からないけれど。分からないけれど、元気そうな安子と娘の姿を嬉しそうに見ていることには違いあるまい。

村上虹郎さんを勇役に抜擢してくださった方々、ありがとうございます。彼が演じる勇ちゃん、最高ですね。

食卓

そして今日も、勇の母・美都里の足元の白足袋に光があたっています。この人の象徴みたいなものなんですかねぇ。19話でも、同じようなこと書きましたけど。

もっとごちそうを食べさせてあげたいのに、配給ではこれが精一杯なのだと謝る美都里。

「これという好物はないのですが、勇ちゃんは何でもよく食べるので、多めに盛り付けています」って、最高。勇ちゃん、もりもり、わしわし食べて欲しいです。

立派なごちそうだ、と嬉しそうに食べる勇。「うん、うめえ。やっぱり家はええのう」

勇は小笠原に配属となり、穴を掘る作業をさせられて焼夷弾よりも暑さで死んでしまうのではないかと思うほどだったようです。

そこに終戦の知らせが来た、というと美都里が「そりゃあよかったわ」と。

「よかあねえ!」凍りつく食卓。

「戦場にええことなんか一つもねえ!」

思わず声を荒げてしまい謝る勇。

「早う兄さんも帰ってくりゃあええのう」

安子の部屋

金太のことをお悔やみをいい、大変だったなとねぎらう勇。そして、兄も船で遠くに行ってるから復員が遅れてるだけだろう、と励ますのでした。

るいが自分に鞠を放ったのを見て「この子(か)あ筋がええ。さすがは”るい”っちゅう名前(なめえ)じゃ」

そう、勇は知らなかったのです。

この子が”るい”と名付けられた本当に意味を。そして、自分が野球が得意なので”るい”は、一塁二塁の塁という意味だと思ってるのでした。

本当の意味は、EPISODE016で。でも、同じくEPISODE016で勇ちゃんが披露した”塁”説もすごく良いんですよね。

翌朝。

素振りをしている勇。

誰かが何かを渡しに来ました。

それは…稔の戦死通知でした。

 

 

ちょこっと感想

もう驚いたのなんのって。

算太さんは戻ってきてなくて。最期、走馬灯のように見た算太さんの希望のようなものだったのだ、と。

衝撃。

確かに、前回でおかしいな?と思ったことありましたよね。

① 少年の声がしたのに、扉を開けたら算太がいた。

② 算太なのに、自分の才覚でおはぎゅう売ってきたと話をした。

③ 算太が人を騙してお金儲けしたのに父は怒らなかった。

小屋に高価なラジオを置いていた、というのもあれ?と。ほぼ家のものは焼け落ちてしまったようだったのに、ラジオが残っていたの?ん?と。もうすべてそれは、幸せだった頃の記憶、家族や弟子たちとの幸せな記憶の象徴として、ラジオがあったんだな、と勝手に思うのでした。

そして、勇ちゃんが帰ってきたと思ったら、すぐに稔の戦死の知らせ。

畳み掛け方が、すごい。生と死が入り交じる戦後の状態って、こんな感じだったんだろうか。誰かが復員したという喜びもつかの間、誰かの亡くなったという情報が入ったりして。

お菓子を作っていた”たちばな”の職人さんたちも、どうなってしまったんでしょう。この間まで、美味しいあんこを作っていた人たちが人を殺すという。運良く生きて帰れても、そこから日常に復帰しなくてはいけないという想像すらできない状態で。

戦地に行っていなくても、苦労を重ね、死の恐怖を乗り越えた人々。生き抜くってすごいことだな、と。

 

 

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うさかめ
私が実際に見たり、行ったり、食べたりして良かった!おすすめしたい!というものを紹介していくブログです。

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