邦画ドラマ

ドラマ『一億円のさようなら』第8話の流れと感想

プレミアムドラマ『一億円のさようなら』第8話の流れとネタバレ感想です。いよいよ最終回です。

果たして、夏代さんはどんな手で木内にギャフン!と言わせるのでしょう?

第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話

 

 

登場人物

役 名 役どころ
加能 鉄平 神奈川県秦野市にある富士見メディカル株式会社・試験機器調達本部の部長だったが、半ば強制的に自主退職させられた。52歳。
妻と離婚することを決め、生まれ故郷へ帰る。故郷で海苔巻専門店を開く。
加能 夏代 伯母からの遺産のことを言わないことで家族を守るつもりだったが、結局は遺産の件が発端で鉄平との間に大きな溝が。
鉄平から離婚を求められ、それに応じる。
自分の大切な家族を壊した木内に宣戦布告。
加能 美嘉 鉄平と夏代の娘。東京都立若葉看護大学へ通っている。現在、妊娠のため休学中。本人は相手に認知されなくても子どもを産みたいと思っている。
加能 耕平 鉄平と夏代の息子。現在、神奈川医科大学の医学部へ通っている。将来、起業したいと思っている。
加能 美奈代 加能鉄平の母親。故人。
兵藤 隼人 兵藤法律事務所の弁護士。夏代の遺産を管理している。鉄平の愚痴を聞いてるうちに、飲み友だちになる。
故郷の人々 役どころ
藤木 波江 鉄平の幼なじみ。鉄平に好意を抱いている。
藤木 遊星 藤木の兄。鉄平の同級生。故人。
櫛木 穣一 波江の経営している”木蓮”という料理屋さんの板長。新潟出身。奥さんのお義父さんが、家も店もなんでも用意してくれると言うが、自分の居場所がないように感じ現在家出中。
有岡 隆太 木蓮の従業員。女将と鉄平の関係は深い仲だったのか?とかズバリ聞いちゃう若者。未成年。
表(おもて) 莉緒 木蓮の従業員だったが、おばあちゃんから受け継いだ海苔巻きのお店を鉄平と2人で始める決意をする。はちまき寿司では45種類の海苔巻きがあるらしい!
武田 雪乃 はちまき寿司のアルバイト。

 

富士見メディカル関係者
木内 昌胤 若かりし頃の鉄平が、医療機器の営業で訪れていた大学病院の病理学教室医局長。夏代の不倫相手だった。海外の病院へ行くと言って日本を去り、アメリカで起業。散々、鉄平の進路を邪魔する。
現在、日本支社の仕事で帰国。富士見メディカルと手を組み合弁会社を設立。
川俣 善治郎 製造本部 部長。

 

第8話で分かったこと

はちまき寿司

鉄平の帰りが遅いと、はちまき寿司のスタッフたちが心配しています。

そこへ帰ってきた鉄平。

山下は、自分ひとりで接客してめちゃめちゃ大変だったと訴えます。

莉緒は、鉄平が勝手に2号店の話を断ったことに腹を立てたことを謝ります。

しかし鉄平は、何とかうまく回るように整えるのが自分の仕事だったのに、と。というわけで、2号店の話をまとめきたという鉄平。

え!と喜ぶスタッフたち。

一番のネックは、海苔巻を作り置きしてショーケースに並べてほしいというショッピングセンター側からの要望。無駄な行列は避けたい、という意向のようです。

しかし、作り置きをしないという”はちまき寿司”のモットーは曲げられない。

そこで店舗のレイアウトを変更し、待ち時間は海苔巻を作っているスタッフたちを見られるようにしたらどうか?と提案した鉄平。

そして2号店の責任者は山下に任せたいという鉄平。”誰かがいなくても回る店”にしたい、と。誰かが抜けたら続けられないようでは、最終的にはみんな共倒れになってしまう、と。

「少し冷たい言い方になってしまうかもしれないけど、どんな立場の人にも代わりはいる。それが正しい社会であり、正しい会社の姿だと俺は思ってるんだ。でもね勘違いしてもらいたくないのは、ここにはいてもいなくてもいいスタッフなんか一人もいないってこと。ここにいる全員で、このはちまき寿司を守っていくんだ」

いいなぁ。こういう社長のもとで働きたかった。

兵藤法律事務所

株式会社はちまき寿司定款に捺印をする鉄平。

あとは法務局で登記申請すれば、会社が設立すると兵藤が説明。

2号店の設立費用と株式会社設立の費用を差し引いても、夏代からもらった1億円を取り戻しているそうです。

残金欄には1億378万という数字。(正確には103,787,960)

「これでお金はいつでも夏代さんに返せるということです」

黙る鉄平。

 

ホテルのラウンジ

鉄平が待っていると夏代がやってきました。

お店繁盛していてすごい、という夏代。息子から聞いたのだと言います。

「いつかあなたに言った言葉を撤回しないと。あなたは経営者には向いてないって。ごめんなさい」といって頭を下げる夏代。

「いや…それ多分合ってるよ。今回、偶然の出会いに恵まれてうまくいったけど自分の性(しょう)にはやっぱり会社員が合ってるんじゃないかって思った」

夏代はにっこり笑うと「どっちが向いてるか分からないけど鉄平さんは製薬会社のお仕事好きだったものね」

ふっと笑う鉄平。あぁ、もとに戻らないかなぁ、この2人。

「案外普通に話せるものだな」

「一つ聞いていい?あの遺産のことを、もう少し早くあなたに伝えていたら私たちは変わらずずっと一緒にいられたのかしら?」

黙って考え込む鉄平。

「それは…そうだと思うよ。俺たちは君が木内さんの会社に出資したときから終わりの始まりを迎えていたんだ。いや…気づかないふりしてただけで、とっくに夫婦としては終わりを迎えていたのかもしれない。いつの間にか、俺達は夫婦じゃなくて父親と母親になってた。親としての役目を終えたら、そのあとは…」

「赤の他人に戻るだけ。私は、あの遺産のことを最初っからなかったものとして生きてきたの。あなたに知られるまでずっと本心でそう生きてきたの」

けれど、ずっと木内のことを黙っていたという鉄平。

「ごめん、もうやめよう、この話」

黙って鉄平を見つめる夏代。

富士見メディカル

菅原が社長室へ駆け込み、富士見製薬が富士見メディカルの株をまた手放したと報告します。

爆発事故前は40%保有していた株が、いまや15%まで減っている、と。株価も下がる一方とか。

もし木内が市場に出ている株30%を保有したら大変なことになる、という菅原。

 

映画館

映画館の前を通りかかる夏代と鉄平。

昔、よくデートで行ったねという夏代に、君はよく途中で寝てたっけという鉄平。

夏代は夜勤明けで睡魔に耐えきれなかったのだと謝り、鉄平は自分がつまらないからなのか、自分が選んだ映画がつまらないのか、随分悩んだ、と。

せっかくだから、見ていこう。最後にデートしない?という夏代。

「24年も一緒にいたのよ。楽しい思い出で終わりたいじゃない」

どうもホラーもののようです。こわごわ見てる鉄平。夏代はポップコーンをポリポリ食べながら前かがみで映画に没頭しています。

恋人時代を思い出す鉄平。夏代は、いびきをかきながら寝ていたようです。そりゃ、悩みますよね。自分or自分の選んだ映画がつまらないのか、と。

神社

恋人時代にもきた神社の長い階段を、ヒーヒー言いながら登る鉄平と夏代。

若い頃の2人が横を走り抜けていきます。この演出、好きでした。若い頃と、現在の二人の対比の描かれ方が素敵だった。この前後の、昔の自分たちを思い出すシーン全般好きでした。

社務所で娘には安産のお守り、息子には学業成就のお守りを買う2人。

恋人時代は、2人で仲良くおみくじを引いたようです。

夏代のおみくじには「恋愛…一線を越えるな」

「えっ…」と困った顔の鉄平。素敵。

レストラン

息子の話をしてるらしき現在の鉄平と夏代。

恋人時代の2人は、夏代の母も看護師だった話をしています。

 

横浜の夜景

ベンチに座る現在の2人。少し距離があります。

恋人時代の2人は鉄平が夏代の手を握りました。嬉しそうな夏代。

現在の2人の間には、おそらく1億円が入ったバッグ。

「これでさよならなのね」と切り出す夏代。

「気をつけて」

「うん。じゃあね」

「じゃあ…」そういって、バッグを渡す鉄平。

えっ。女性に1億円が入ったバッグを持たせて帰しちゃうの?!

 

はちまき寿司

誰もいない1号店へ帰り、店の掃除を始める鉄平。

どうやら、波江には故郷の欅野を出ると伝えてあったようです。店は莉緒と山下に譲るつもりで、2人がいれば大丈夫だろうという鉄平。

家族の住む家には帰らないようです。

数ヶ月、欅野で過ごしたけれど結局は自分以外の誰かの力でうまくいっていただけなんだ、と。

「今度はちゃんと自分の力でできることをやってみたいんだ」

そして波江がいてくれたから救われた、という鉄平。

「結局、一度も好きになってもらえなかったんだね」という波江に「ごめん」という鉄平。

「最後だけはっきり言うなんて、ひどい」と、ちょっと笑ってる波江。

「最後に……一発だけ殴らせて」「えっ……はい」と左頬を出す鉄平に「冗談よ!やめてよ」と笑う波江。

「本気で殴られるつもりだったんだから」と安堵する鉄平。いや、波江さん、心のなかではしっかりビンタしたかも?!?!

 

はちまき寿司

スタッフの前でお別れを言う鉄平。

もっと大きな店にする、というスタッフたち。

莉緒は店のエプロンを鉄平に贈りました。

「こないだ、どんな立場の人にも代わりはいるっておっしゃってたじゃないですか。でもオーナーは、ずっと私たちの仲間です」

そして、戻ったときには食べに来て欲しい、と。

感極まって泣いてしまう鉄平。

頑張って下さい、待ってます、元気です、行ってらっしゃい!いろんな声援を背に駅へと向かう鉄平。

 

駅のホーム

元部下の青島からメールが届きました。

鬱病と偽って会社を休んでいたことを、会社の人達の前で正直に話したことで気持ちが楽になったのか、あれ以降は頭痛がおさまったそうです。

これからは妻と2人で何でも相談していこうということになった。しばらく静養し、また1からスタートしたい、という青島。

最後に、また鉄平の下で働く日が来ることを願わずにはいられない、と。

 

富士見メディカル

製造部の川俣部長がジェネリック薬品の価格を下げる話を研究員や役員たちの前で話をしています。

原価を20.8%まで下げることができる、という説明を聞いた菅原は、それでは消費者を騙してるも同然です!と激怒。

社長は、仮にこれでお金が儲かったとして株価は上がるのか?と。

木内は、ジェネリックにかけるお金を新薬の研究費に回し、新薬ができれば問題ない、と。

 

夏代の家

夏代の日記を読んでいる美嘉。

夏代が帰ってきたので、慌てて日記を隠します。

「本当にもうお父さんとはだめなの?元にはもどれないの?」と聞く美嘉。

「前と同じは無理かな。ごめんね…」と謝る夏代。

黙っている美嘉。

 

富士見メディカル

スーツを着込んだ鉄平。

専門職・契約社員面接に臨むようです。えーーー!!!古巣に帰る?!?!

まさかの鉄平が面接に来て、面接官も面食らっています。何を聞いていいのか、こちらが緊張してしまいます、という面接官。

面接官のなかには菅原の姿も。

他の人たちに聞くのと同じように何を聞いてくれてもかまいません、と言う鉄平。

鉄平の志望理由は、富士見メディカルの進もうとしている道が自分には正しいと思えないから。

富士見メディカルは小規模ながら確かな製剤技術で高品質の商品を届けてきた実績のある会社。

どれほど便利な世の中になっても、予期せぬ病や道のウイルスが突然現れ昨日までの生活を一変させてしまう恐るべき存在。

まさに、現在の新型コロナウイルス!

「そんななすすべもなく、呆然とするほかない状況においてもこの製薬業界は最後の砦となりうると私は思っています。たった一錠の薬、たった一滴の薬剤で目に見えない相手と闘い倒すことができるんですから。新薬開発はすばらしい。大いに結構です。しかし、すばらしい新薬を開発すればこれまでの製品の安全性はお構いなしというのはおかしいのではないでしょうか!」

「今の富士見メディカルは…はっきり言って変です。腐ってる。腐りきってます」

きまり悪そうな表情の面接官たち。

「長きにわたって培ってきた大切なものに支えられて会社は今ここに立っています。それを忘れては富士見メディカルに未来はありません」

屋上

屋上のベンチに座っている鉄平と菅原。

面接で痛烈に会社批判をして採用される気はあるのか?とおかしそうに聞く菅原。

つい熱くなってしまった、と答える鉄平。

菅原は、今の富士見メディカルには鉄平のような人材が必要だと自分は思うが他の面接官はどう判断するか分からない、といって屋上をあとにします。

 

神社

誰からか電話をもらったあと、息を切らして神社に駆けつける鉄平。

ベンチには美嘉が座っています。臨月だから、1人で歩き回らない方が、と心配する鉄平。

そんなことより、今どこに住んでるのか?と怒った口調で聞く美嘉。ウィークリーマンションと答えた鉄平は、どこか店へ入ろうと誘います。

が、美嘉は渡すものがあっただけ、と紙袋を差し出しました。

中身を聞くも、何も答えないで帰っていく美嘉。

紙袋の中には夏代の日記帳。

神社の境内で日記を読む鉄平。

1989年8月19日(土)

 

今日はお母さんのお葬式だった。まるで悪い夢を見ているみたい。今日からどうやって生きていけばいいんだろう。

初めて会った加津代伯母さんは不思議な人だった。私の心を見透かしたような、その言葉、温もり。やっぱりお母さんと姉妹…(その後は見えず)

私を抱きしめて「あなたの家族を作ればいい」まるでお母さんに言われてる気がした。

 

お母さんが亡くなったのは平成元年8月17日のようですね。

 

加津代伯母さんは「生きるのよ?お母さんがくれた愛情を裏切るつもり?」そう言うと夏代を抱きしめ「きっといつか、あなたの家族ができる。大丈夫。あなたがつくればいいの」

号泣する夏代。

私は私の家族をつくるために生きよう、そう決意を記す夏代。

 

1993年4月1日(木)

今日は記念すべき初出勤。学校で習った通り出来て万事順調!と書きたかったけど、ダメダメな一日だった・・・。

お母さん、よくこんな大変な仕事を20年近くも続けていたね。心から尊敬します。
今思えば、お母さんは家で仕事の愚痴なんて一切言わなかったね。

 

1993年4月2日(金)

消化器内科の看護師は私を含めて10名、同期の町田さんは同い年なのに、すごいしっかりしてる。先輩の指示に落ち着いて動けているし、常に周りを見て作業を進めている。それに比べて私は・・・。

前日に、明日やることを予習して、現場で何が起こるのか想像してるのに。やっぱり、実際の現場になると予習していたよりも、目まぐるしく変わっていく。先輩は、それに合わせて指示をくれるのに。(その後は見えず)してしまっている。反省だ…

 

 

1996年8月24日(土)

 

加津代伯母さんが亡くなったと連絡が入った。

(兵藤法律事務所に勢揃いする加津代の親戚たち。相続の内容を発表する弁護士)

子供がいなかった伯母さんは財産の一部を私に残してくれていた。

(夏代が相続するのは預貯金額34億円、という弁護士の声。一斉に夏代の方を振り向く親戚たち)

(大したつきあいもないのにおかしい。もともとは兄の金だ!と抗議する親戚たち)

法律的にも血縁者は私一人だから相続する正当な理由があるらしい。唯一の法定相続人だって兵藤先生(兵藤新吉)から説明された。けど34億なんて途方もないお金どうしたらいいの?

親戚の人たちは、自分たちにももらう権利があるはずだって口々に主張している。

(その後、親戚からは嫌がらせの電話が入るわ、”遺産泥棒”と書かれた紙が入れられたりしたようです)

私はお金なんていらないのに。伯母さんの死を悲しむ人は誰もいないの?

 

「私もうお金なんていりません。もう嫌です。相続放棄します」公衆電話から泣きながら電話する夏代。

兵藤先生に相談したら、私に対する親戚の人たちの行動は脅迫にあたるんだって。警告を出したからもう大丈夫って言ってたけど本当かな。お金の管理は全部先生に任せて、このお金の存在自体、忘れちゃえばいいんだ。

 

1996年10月30日(水)

 

この間、面白い人に出会った。医療機器の営業の人。

(先生に一生懸命営業してる若き日の鉄平。その姿を物陰から見ている夏代)

何度か見かけたことはあったけど、話してみるととても楽しい。一生懸命で裏なんて全然ないみたい。

(偶然を装い、鉄平に挨拶する夏代)

男の人にこんなこと失礼だけど何だかすごくかわいいの。

(一生懸命仕事の話をする鉄平を見つめる夏代)

次いつ病院に来るのか聞けばよかったな。

1996年11月5日(火)

(読めず)いつも強引。
(読めず)なんて嘘ついても同じ病院、どうせバレるし断れなかった。でもそれも言い訳。理由なんていくらでもつくってしまえばいいのに。

私は彼とどうなりたいの?人を傷つけてまで後ろめたいことを続けてる。あの人も多分気付いてる。先週の研修の時、平然と振る舞っていたけど、私を見る目は何かを訴えているようだった。

 

1996年11月6日(水)

あれ以来、彼とも加能さんとも顔を合わせていない。
気がつくと加能さんを探している私がいる。顔を合わせてしまったら、何を話せばいいんだろう。周りには、みせかけの優しさで明るく笑顔を振りまいてるけど、本当は彼の強引さを言い訳にして、人を傷つける最低の女。次に会った時、加能さんの目を見るのが怖い。

 

”あれ以来”というのは木内に食事に誘われた鉄平が料亭に行くと、あとから夏代が来たときのことでしょうか。

夏代と木内が不倫関係にあることが分かった、第1話のことかな。

 

1996年11月8日(金)

後ろめたい生き方なんかしたくない。
自分の事が嫌いなのに、誰が私を好きになってくれるの?
明日伝えよう、もう会わないと。嫌いな私ともお別れしよう。

 

1996年11月9日(土)

今日はこれまでの人生トップ5に入る、忘れられない日になった。私、加能さんが、とってもとっても好きみたい…

雨の中びしょ濡れで走るなんて小学生以来かなぁ・・・
私の手を握ってくれた加能さんの手、温かかったなぁ

 

研修ということで妻に嘘をついて夏代と一泊旅行に出掛ける気満々の木内。

夏代は待ち合わせ場所で「すみません。私ほかに好きな人がいます」と木内に謝ります。

木内は「君の気持ちは分かった。でも今日はつきあってもらうよ」と歩き出してしまうのです。

そこを見ていた鉄平。夏代の声が聞こえていたのかな。たぶん。

そして、夏代の手を取って走り出す鉄平。第1話のシーンですね。

1997年9月16日(火)

日記がちらっとしか映りませんでしたが、どうやら春乃さんの体力が持つかどうかわからない、今の状態では手術は難しいという医者の判断がくだされたようです。
私は何も…までしか読めませんでしたが、どうやら看護師としてできることがないことを悲しんでいるようです。

 

1997年9月17日(水)

お母さんごめんなさい。
私もう看護師の仕事を続けられそうにありません。
春乃さんが心停止したとき、私は看護師でいられなかった。
あんなにツライ治療に耐えたのに、私は彼女のために何もできなかった。
あんなに生きたいと願っていたのに。
看護師は人の命を救えないんだ。

 

心停止した春乃に「聞こえる?ねえ聞こえてるでしょ!ねえ頑張って!沙那ちゃんを一人にするつもり」と声をかける夏代。

処置できない夏代を春乃から引き剥がす同僚。出ていきなさい!とまで叱りつけられました。呆然とする夏代。

ここは第2話でのことですね。

生田春乃・沙那親子に肩入れし過ぎではないかと、同僚の看護師たちが心配していた通り職務に冷静にはなれなくなってしまったわけで……。

そして、これまた同じく第2話でのシーン。

鉄平から「頑張って生きてきたんですね。だからそんな優しいのか…」と言われ鉄平の肩で泣いてしまう夏代。

私は加能さんから希望を教えてもらったよ。

加能さんは私が出会った中で一番強い人だと思う。この人と一緒にいれば私も強くなれるのかな

 

喫茶店

「彼のどこがいいんだ!」声を荒げる木内。他のお客さんも思わず振り向いちゃってます。

「金も才能もない一介のサラリーマンだろ。俺は君に何不自由ない暮らしをさせてやれる。今度行くアメリカの病院は俺に年俸3000万円を提示してきている。家でも車でも君の望むものは何だって買ってやれる。君が今のこのみすぼらしい生活を抜け出したいと思ってることは分かったる。なっ。だから…」

うわー。何も分かってない。

夏代さんが望むのは自分の家族。お金では決して買えないものなのに。なに、しかも”みすぼらしい生活”ってなに、失礼しちゃう!!

黙って聞いていた夏代は「私お金はたくさん持ってるの。伯母がたくさん遺産を残してくれたから」

バカにしたように笑う木内。

「いや、本当よ。先生が聞いたら腰を抜かしちゃうくらい。だから何をもらっても嬉しくありません!」そういうと、席を立つ夏代。

しまった。つい頭に血が上ってお金のことを話しちゃった。
大丈夫だよね?もう二度と会うこともないし。うん、大丈夫

 

第4話で、夏代が木内にお金のことを知られてしまったのは自分の落ち度だ、と鉄平に話してましたが。この時のことだったんですね。

ここまでしか言ってないから、当時は木内も自分を断るためのでっちあげだろうと思っていたと思うのですが。アメリカで会社を設立する時にお金が必要になり、ふと夏代の言葉を思い出して調べてみたのかもしれませんね。

うわー。気持ち悪いな木内。

 

そして、第2話の鉄平が朝エレベーターに乗っていると夏代が入ってくるシーン。

夏代が木内と二度と会うこともない、と書いていたのは自分が病院を辞め別の病院で働くから、ですね。木内は海外の病院へ行くし、と。

(たぶん2003年)3月7日(金)

今日、鉄平さんが家を買おうと言い出した。家族のために頑張ってくれる彼を見ていると、本当に結婚して良かったと思う。素敵なダンナ様。調子に乗りそうだから本人には絶対言わないけどね!

私たちはずっと夫婦で、ずっと家族。鉄平さんが言ってくれた言葉大切にしよう

 

2003年3月10日(月)

恐れていたことが現実になってしまった。どうやって突きとめたのか木内さんから連絡が来た。
ニューヨークで会社を興したから株を買ってほしいと頼まれた…怖い。

 

「私には関わりのないことです。お断りします!」早口でそういうと電話を切る夏代。

鉄平が帰宅して、出向になったと告げたのは、それからしばらくしてからのようです。「なんで俺なんだよ…」

営業成績も部内で一番なのに、といってた第4話でのことですね。

ごめんなさい鉄平さん。私のせいで。私が木内先生に口を滑らせたせいで。

私のせいだと洗いざらい打ち明けたら、あなたは許してくれる?そんなに甘くないよね。私あなたに全てを伝える勇気がない。あなたを失いたくないの。

 

かわもと食品の前

夏代がパートをしている職場まで押しかけてくる木内。

「こんな所まで何なんですか!帰って下さい!」と怒る夏代。

木内は「次はご主人、どちらの会社に移られるんでしょうね」

「私に恨みがあるなら私を攻撃すればいいでしょう!夫には関係ありません」

「君にとってもいい話じゃないですか。以前のときと同様、一緒に儲けましょうよ」と夏代に平然と近づく木内。きもい。

 

いつまでこの人と関わらないといけないの?自分で決着をつけよう。二度も同じ間違いはしない。

 

ここは第3話に出てきた、というか説明があったシーンですね。

パート先に鉄平が挨拶へ行くと、夏代の上司が”高そうなスーツを着たいい男風な男性が(夏代を)訪ねてきて神妙な雰囲気だった”と話していましたね。

そして、あのセリフ

”私はあのお金を一度も自分のものだと思ったことがないの。あれはだれのものでもないのよ”

初めてこのセリフを夏代から聞いたとき、正直、なんて嘘くさいんだろうって。まさに鉄平も、そう感じたんじゃないかなぁ。いや、分からないけれど。

でも、”ごめん、ちょっと訳が分からない”って鉄平答えてましたものね。

お金は使うためにあると私は思っているので(だから貯金できない)、自分のために使えないならいっそのこと寄付すればよかったんじゃないか、とかそう思っていたんです。

なるほど、親戚から受けた脅迫まがいのこと。怖かっただろうなぁ。しかも別れた男性から脅迫され、愛するダンナ様が好きな仕事を奪われるという……。

「あんな大金があったら、いろんな欲が出てくるでしょ?お金に振り回されてまともに生きることなんかできなくなる。お金って、とっても怖いものだから」という夏代。

その後も、しつこく木内は電話をかけてきたようです。木内の携帯電話番号をメモる夏代。

この時にメモってたのが、チラシの裏紙で作ったメモ用紙で。あぁ、夏代さんらしいなぁ、って思いました。

バーにて

「夫にお金のことを知られました。今から、そちらに向かいます」と夏代が電話をしていたのは、弁護士さんではなく木内だったのですね。

「木内さん、私はあなたとのこときちんと答えを出したいんです」というシーンが、第3話でありました。

第3話では、そこまでで終わっていましたが夏代は「私とあなたの関係は23年前にきっぱり終わっています。もう何の関わりもありません。何を言われても、何をされても、あなたの研究に出資はしません」と告げていたのです。

半笑いしつつ「それじゃご主人が悲しみますねぇ」という木内。

「主人とは、もう別れました。だから、あの人のことをダシに私を脅しても意味ないですから」

 

神社で場所を変えて日記を読み続ける鉄平。

私のせいで大切な人をもう悲しませたくない。

 

日記をとじると紙袋へ入れ、走り出す鉄平。

 

兵藤法律事務所

兵藤先生にお世話になったお礼をいっている夏代。

「父もほっとしていると思いますが」と答える先生。

 

事務所を出て、ビルの入口で大きく深呼吸をする夏代。

 

富士見メディカル

木内の元へ社長がやってきます。

何事かを囁くと、「何?!」といいショックを受けた様子の木内。うわああああー、と叫んでいます。

 

商店街

買い物している夏代に声を掛ける鉄平。夏代は、両手に袋を下げ、沢山買い込んでいる様子。

突然鉄平が現れ驚く夏代に、「ずっと一人で悩んでいたんじゃないか」。

そして紙袋から夏代の日記を取り出します。

「君が俺に大きな秘密隠してて君という人が分からなくなった。ずっと隣で見てきたはずなのに、俺達が過ごした24年間は一体何だったんだって心底腹が立ったよ。でも全ての答えは、とっくに見つかってたんだ。一緒に過ごしてきた時間のその全てが答えだったんだ」

黙って聞いている夏代。

夏代に一歩近づくと「もう一度やりなおしたい。俺の人生には、もう君がいるんだよ」という鉄平。

「あなたは出会った時から私を救ってくれたのよ」

「えっ?」

あの日

親戚たちから遺産の件で脅迫まがいなことを受ける日々。

夏代は兵藤先生に泣きながら電話をし、もうお金はいらないと言ったあの日。

電話を終え、小銭入れを公衆電話の上に置きっぱなしにしたまま歩いていってしまう夏代。

鬱々とした気分で、とぼとぼと歩いていると鉄平にぶつかってしまいます。

ああ!なるほど。第1話のシーンに繋がるのですね。

ぶつかった拍子に鉄平のボールペンが飛んでなくなってしまい、雨が降っても探し続けた夏代。

無事に見つかり鉄平にボールペンを返せたのでした。

「あの日、どん底だった私はあなたのおかげで笑うことができたの。あなたと出会えたから私の人生には明るい光がさしたの。もしもあなたに出会ってなかったら…私はこんなに楽しく生きてこられなかったって思ってる」

感極まり、夏代を抱きしめ…ようとしたら「あっ!!!」と大声を出す夏代。

「なに?!」とびっくりする鉄平に「あなたが急にやって来て、いろんなこと言うから忘れるとこだった」。

そう言って夏代は買い物袋をガサゴソ。

「ジャーーーン!」

そう言って見せたのはクリアファイルに入った紙。

「あなたの会社の株、買っちゃった!」

カブ?蕪?株!!!

 

富士見メディカル株式会社の株を買ったようです。1,410,000株。株式の取得年月日は令和2年11月20日。

遺産を全部使って会社の株の3割を取得し、筆頭株主になったんだそうです。

「兵藤先生にいろいろ教えてもらったんだけど、筆頭株主になったら会社のこといろいろ口出せるのよ!」自慢げな夏代さん可愛い。

「いや、そりゃそうなんだけど」たじたじな鉄平さん。

「だから、あなた役員になってちょうだい!あの会社には、あなたが必要よ」と笑顔で言う夏代。

本当に、ごめんなさい夏代さん。言動がまったく理解できないとか書いてました。本当にごめんなさい。すごい選択と行動力ができる人だった!

「だから…君って人は…どうしてこういうことを、前もって俺に相談してくれないんだよ!」

だって、夏代さんのこと信じてなかったしねぇ。

「だって自分の不始末は自分でちゃんと決着をつけなくちゃ。これで正々堂々とあなたを迎えにいけると思ったら来ちゃうんだもん。びっくりしちゃった」

娘さんに感謝ですねぇ。まぁ、勝手に日記盗み読みしたことは決して褒められることじゃないけど。でも、母の気持ちを重々分かったからこそ、父親に読んでもらおうと思ったんでしょうねぇ。

これを読んで父の気持ちが動かないなら、仕方ないと思ったのかな。

「来ちゃうんだもん、ってまったく。君を理解しようだなんて、その、俺が間違ってたよ。君はいつだって俺の想像の斜め上を行く人だった」

えへっと笑って「帰ろう、鉄平さん」という夏代。

うなずく鉄平。

 

あぁああああ、良かったぁああああ。もう、ここで涙でちゃいました。

第7話、2003年の欅野でも夏代が「帰ろう」って鉄平に声かけるシーン。すごく良くて。だから、最終話も、このセリフがあったらいいなぁ、って期待してたから。すごく嬉しかった。

 

鉄平は夏代の買い物袋を持ってあげます、が、すごい重さ。夏代は3個買えば安くなると言われカボチャを購入したようです。

「カボチャは無理だ」と溜息混じりに言う鉄平に「大丈夫よ、食べちゃえばいいんだから」夏代はそういうと鉄平と腕を組み楽しげに歩きだします。

「食べちゃえばいいってなんでもそうだから…」という鉄平と、笑っちゃってる夏代。

ここで青空が映り、うっすら虹が。

あぁ、第1話で鉄平と夏代が2人でみた虹を思い出しますね。良かった。2人が付き合うまでは、まるで夏代の心模様のように雨のシーンが多かったけれど。

2人が付き合ってからは雨のシーンはなかったような?

夏代が遺産のことを隠していたことを知った鉄平が家を飛び出した時は、すごい雨が降ってきちゃってましたね。

 

鉄平の家

2021年1月のカレンダーには、”初売りベビー服”や”野菜・果物98円均一(またカボチャを買おうとしているのか、カボチャって書いてある!!)”、”天然ぶり3切500円”、”和牛バラ100グラム450円!焼肉day”とか安売り情報が!

美嘉の子供は、女の子で”みのり”と名付けられたようです。1月20日が1ヶ月健診と書いてあります。

1月18日は”鉄平さん役員会議”の文字。どうやら、本当に役員に就任したようですね。その日は鯛の塩焼きにするようです。

みのりが泣いたので抱っこする鉄平。抱き癖がつくからやめて、と怒られる鉄平。

夏代の手作り弁当を持って出社していく鉄平。

耕平は、ちゃんと大学を続けているようです。図書館で真面目に勉強する姿。

富士見メディカル

鉄平が会社に入ろうとすると、木内とすれ違いました。

「私が興味あるのは研究者として成果を上げることだけだ。目的が何であれ、みんなが私の研究の成果を待ち望んでいる。それが答えですよ」

負け犬が吠えてますね。

「そうかもしれません。だけど、富士見メディカルはあなたなしでやってみせます」とキッパリ言う鉄平。

「あなたに負けたとは思っていませんよ。だけど…彼女にだけは敵わない。奥さんによろしくお伝え下さい」

鉄平は「絶対に伝えません」。

かっこいいーーー!

鉄平は取締役本部長になり、青島も工場へ復帰できたようです。

2021年の新社訓は”未来は変えられる!”とホワイトボードに貼り出してあります。

仕事中の鉄平に夏代から電話がかかってきました。会社の近くの薬局だとオムツが安いそうです。

「で、いくつ?……それは無理だよ、持って帰れないよ」

後ろでは社員たちが笑っちゃってます。

 

時に煩わしさが何もかもを覆い尽くしてしまいそうな日もあるだろう。だけど何気ない毎日のたわいない行動、その全てが僕らを育て支えている。ここはまだ僕らの物語の途中。

 

ドラマの感想

これまでも何回も書いてますが、最初はとにかく夏代の言動が分からなくて分からなくて、もう正直見るのはやめようかなぁと思っていたのですが。

いやいや、でも安田成美さんが引き受けた役柄ということは、絶対何かあるはずだ、と。もし悪女??の安田さんが見られるなら、それもそれで興味深いじゃないか、と。

とにかく夏代がそういう行動を取った理由を知りたい一心で見続けました。

3話ぐらいまでは、もう鉄平が八方塞がりな感じで見ていても辛くて。会社では工場が爆発した件で、緊急事故対策委員会の総括なんて命じられちゃうし。

奥さんは莫大な遺産を持ってたし、娘は妊娠、息子は大学を辞めたいと言い出すし。うーん、次回もし見て辛い状況が続くならもう見るのやめようかな…。

でも、原作者の方が”もうこれ以上おもしろい物語は書けないかもしれない”と仰ったというし。このまま辛いだけで終わるはずがない!!と。

4話から、ぐぐっと物語に動きがあってワクワクしながら見てました。

若かりし頃の鉄平と夏代を演じた俳優さんたち良かったなぁ。現在の虹から、過去の虹を思い出したりという繋がりも好きでした。

それにしても、海苔巻ってそんなに売れるんだ(フィクション、フィクション)。1本の単価は高くないのに1億円が返せるぐらいだなんて、すごいな(フィクションだから)。

 

コロナ禍で、いつもとは違う撮影方法や緊張感もあったのではないでしょうか。そして本当は、どこで撮影をしようとしていたのか気になります。

話はドラマに戻りますが。

夏代さん、すごいな。全部一人で丸抱えして悩んでて。鉄平の母親だけには本当のこと言ってたけど。

私だったら、自分(鉄平)の母親の差額ベット代を出そうと思わなかったのか、と聞かれたら「言ったけど断られたのよ!」と言い返してしまいそう。

でも、あの状況では鉄平は混乱してたし、自分への不信感がつのっているのも分かるし。本当のことを言っても、嘘だと思われて余計に気まずくなってしまうと考えたのか。

どのタイミングで言っても遺産のことは一悶着ありそうですねぇ。それにしても、加津代伯母さんの旦那さんは、どうやってそのお金を生み出したんだろう??

その部分も気になってきました。

 

 

 

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うさかめ
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