邦画ドラマ

連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』EPISODE 019

 

EPISODE 019 ネタバレあらすじ

空襲から100日経過し、百貨店が再開。

人々も復興に立ち上がりはじめ、安子の父・金太も和菓子屋”たちばな”の再建を誓う。戦時中は ぜいたく品と言われたお菓子だが、苦しいときにこそお菓子は必要なんだという父。

小さい頃から菓子職人になりたかった安子は父を手伝うことが出来る喜びと、父が立ち直ってくれた喜びもを噛み締めつつ、お菓子の材料入手に奔走する。

ある日、少年がお菓子を盗み食いしてしまう。

父親はお菓子を一箱少年に渡し、これを好きな値段で売ってくるようにいう。儲けの1割をやる、そこから盗んだお菓子代を支払うように、と。

父親は少年に息子・算太の姿を重ねていた。自分の強情さから、勘当したまま戦地へ送り出してしまったことを後悔している金太。その少年が戻ってくれば、自分の息子も戻ってくるという密かな賭けをしていた。

夜、少年の声がしたので小屋の扉を開ける父親。

そこには戦地から無事に戻ってきた算太の姿があった。

算太は言われたとおり、自分の才覚でお菓子を売り金持ちの女性からお金をもらったと自慢気に話す。

父親は自分が家族を死なせてしまったと涙ながらに謝るが、すべては戦争のせいであること、何より自分も安子も生きている、と父親を励ます算太。

翌朝。

父親が亡くなっているという知らせが入る。

 

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EPISODE 019の流れ

雉真家の台所

安子の父親があんこ作りをしています。

「おいしゅうなれ、おいしゅうなれ。おいしゅうなれ」

その姿を娘を抱っこしながら嬉しそうに見守る安子。

雉真家の居間

「よろしければ召し上がってください」

雉真千吉、妻の美都里(みどり)そして、女中のタミさんが嬉しそうに食べ始めます。

「おはぎやこ久しぶりじゃね」という美都里。おはぎやこ、って言い方は可愛いですね。

安子と父親は素足なのに、美都里は白足袋はいてますね。ここで千吉とタミの足元は見えないんですよね、美都里の白足袋だけが机の下で目立つんですけど、これってたまたまなのか、どうなのか。

「うまい。懐かしい たちばなの味じゃ」っと嬉しそうな千吉。

安子の部屋

自分の結婚式の時の親戚集合写真の前におはぎを供える安子。

縁側では金太と仙吉が胡座をかきながら座って話をしています。

仙吉の会社の本社工場はやられてしまったようですが、水島の工場が無事だったため足袋の生産を続けているそうです。

戦時中に軍の仕事を請け負っていたので良く思わない人もいる一方、足袋を作り続けたことを評価してくれる人も沢山いるようです。長男であり安子の夫である稔が帰ってきたら足袋、学生服のほかにも何か新しい事業を始めようと思っていると語る千吉。

そっと写真に目をやる安子。

「早(はよ)う戻られるとええですな」「算太さんも」

百貨店

空襲から約100日後の10月、焼け落ちた百貨店が再開。

ナレーション「これに刺激を受けた人々が少しずつ焦土から立ち上がり、がれきに埋もった商店街の復興にとりかかりました」

道端に簡易な露店が出始めています。そこに立つ安子と父親。

「安子、たちばなを建て直すで。戦時中、菓子はぜいたく品じゃ言われて作るな言われた。じゃけどホンマは、菓子は苦しい時ほど必要なもんじゃとわしゃあ思う。たちばなの菓子で救われる人がきっとおるはずじゃ」

うん、と頷く安子。自分も手伝うと言いました。

ナレーション「金太は雨風のしのげる小屋を建てるとそちらで暮らし始めました。安子は雉真家の食料の買い出しに加えて金太の菓子作りの材料の入手に奔走しました。亡き小しず(安子の母)の里へも行き収穫を手伝う代わりに小豆を分けてもらいました」

新店舗・たちばな

「何ゅうしてほしいか小豆が教えてくれる。食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべえ。おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。その気持が小豆に乗り移る。うんとおいしゅうなってくれる。甘えあんこが出来上がる。あっ!」

金太の掛け声とともに小豆の入った鍋を火から下ろす安子。

「小せえ頃、私もお菓子の職人になりてえ思よったんよ。しゃあけど、おなごの子はなれん工場(こうば)に入(へえ)ったおえん言われた」

そして、ふっと笑うと「うれしいな。こねんして、お父さんに教えてもらえるなんて」

お父さん、満更でもない顔してます。

だよねぇ、おばあちゃんに職人になりたいという会話を2話でしてましたものねぇ。戦争がきっかけとなったのは悲しいことだけれど、自分が好きなお菓子作りの道を手伝えて安子は本当に嬉しそう。

お父さんだって、嫌がる息子に修行させるよりも本当は娘に跡をついでもらえたら良かったんだろうな。でも、戦前はそういう意識がなかったんだろうし。

2人で芋を使ったおはぎ(もどき)を作り、売り出し始めました。4つで10円。1つ2円50銭。

嬉しそうに買って食べる人々。

ナレーション「砂糖の代わりに人工甘味料のサッカリンを使っていましたが、人々は甘味を求めていました」

大人たちの隙間から、そっと手を出し1つ失敬して逃げようとする少年。

お父さん、すぐに少年を取り押さえました。が、すぐに口に入れて「うめえ!」という少年。

金を払えという金太に、金はない、ないものはない!という少年。

金太は安子にお菓子を一箱持ってこさせると、少年にこれを売ってこいと言いつけました。うちでは1つ2円50銭で売っているが、値段は少年だ付けていいこと。

「おめえの才覚で売ってけえ。売り上げの1割がおめえの稼ぎじゃ」

箱をひったくって逃げようとする少年。

金太は箱を渡さず「10円で売れりゃあ1円。100円で売れりゃあ、10円がおめえのもんじゃ。そこからさっきの2円50銭払え」

戻ってくるわけがない、と近所の人たちが呆れています。

 

日が落ちて冷えてきました。寝泊まりだけでも雉真家に来たらいいのに、と父親の体を心配する安子。

「帰ってこなんだのう」「えっ?」「あの悪ガキじゃ」

「何であねえなことをしたん?」

「何か似とったじゃろう。算太に。しゃあから賭きょおしたんじゃ」「賭け?」

「あのガキが帰ってきたら算太も帰ってくる。帰ってこなんだら算太も帰ってこん」

勘当したまま戦地へ息子を送り出したことを、金太さんはずっとずっと後悔してるんですよね。

たちばなであんこを炊いている金太。

すると、誰かが扉を叩きます。

「おっちゃん。おはぎのおっちゃん」

「帰ってきたんか」と驚いて扉を開けに行く金太。

扉を開けると…そこにいたのは算太!!

算太は、おどけたような笑いを少ししてから敬礼をして「橘算太、無事、帰還いたしました」と挨拶します。

驚いて声の出ない父親。

「ちょ…寒い寒い」そういって小屋の中へ入ってくる算太。

「ああ、火ぃあたらしてもらうで」

「おめえ…無事じゃったんか。どこで、どねんしょったんなら」

「そうじゃ、ほれ」そういって、ポケットからお金を取り出す算太。また、あちこちで借金したのか!という父。

「あ〜何ゅう言よんなら。言われたとおり、わしの才覚でおはぎゅう売ってきたんじゃ。金持ちがぎょうさんおりそうな町に行ったんじゃ。まあ、おるわ、おるわ。身なりのええ紳士淑女が。中でわしは、とりわけ気ぃの優しそうなご婦人に近づいて、こねん言うた」

「母ちゃん!母ちゃんじゃねえか、生きとったんか!おお、そうかそうか…。わしゃあ毎日こねんして足を棒にして菓子ゅう売り歩きょうるんじゃ……と、もっぺんご婦人の顔を見る。そこで、はっと悲しげに”すんません、すんません。空襲で死に別れた母ちゃんに生き写しじゃったもんじゃから…、すんません”」

「ほしたら、おばはん。こねん気取ったバッグから札束取り出して”全部頂戴。釣りは要らんで”じゃて。じゃから全部もろうてきたんじゃ。しゃあけど、持っとるやつは持っとるのう」

「算太!!」

そりゃ怒るよね、人を騙してお金をもらうなんて。それは才覚じゃなくて。

「よう帰ってきてくれたのう、算太」

あれ?!

泣き顔になる父親に「何じゃ、気色悪(わり)い」という算太。そういう算太も、鼻の下ゴシっと拭ったから、泣きそうなのでは。

「すまん」と頭を下げる父。「皆、死なせてしもうた。母ちゃんも、じいちゃんも、ばあちゃんも」

算太はお金を床に叩きつけると「戦争じゃったんじゃ、しょうがねえが」と声を振り絞ります。

「父ちゃん。もう、そねん…気を張るな。こんなんじゃけど、まだわしが生きとる。安子も生きとる。そうじゃろ?」

全力で頷きながら「おめえがのう、いつ帰ってくるか分からんからのう、わし待ちょったんじゃ。ここを動かんと待ちょったんじゃ」

嬉しそうに笑い合う親子。

「分かっとる」そう言って、父親の膝を叩く算太。

そしてラジオを付ける算太。

エンタツ・アチャコの声が聞こえてきます。

戦前、家族と住み込みの職人さんたちと揃って聞いていたラジオを思い出す金太。

楽しそうな家族の笑顔、おはぎを食べながらのラジオ歓談。

ナレーション「金太が亡くなっている、という知らせが入ったのはその翌朝のことでした」

 

ちょこっと感想

朝ドラのあとに始まる『あさイチ』という番組で、司会を担当されている鈴木アナウンサーがこの回を見て号泣された、という噂だけ知っておりまして。

果たして、どんな回なのか?と思ったら。

おや。私はそこまで号泣できなくて。お父さんが亡くなったのは悲しいけれど、最後は息子の金太に会えたし本当に良かったな、って。

でも、なんだか辻褄が合わない点が……?と思ったら。うん、個人的には衝撃のEPISODE020へと繋がりました。

 

 

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うさかめ
私が実際に見たり、行ったり、食べたりして良かった!おすすめしたい!というものを紹介していくブログです。

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