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ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』9話のネタバレと感想

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綾瀬はるかさん演じる刑事と、高橋一生さん演じる殺人犯の魂が入れ替わってしまったドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』。

果たして彩子は自分の体に戻れたのか、戻れなかったのか?!

 

ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』1話のネタバレと感想

ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』2話のネタバレと感想

ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』3話のネタバレと感想

ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』4話のネタバレと感想

ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』5話のネタバレと感想

ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』6話のネタバレと感想

ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』7話のネタバレと感想

ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』8話のネタバレと感想

 

予告

 

 

公式ホームページ&ツイッター

 

 

登場人物

役 名 役 柄
警視庁
望月 彩子
(もちづき あやこ)
警視庁捜査第一課の刑事。正義感が強く、あだ名は”ベッキー望月”。しかし第1話で殺人犯の日高と魂が入れ替わってしまう。
八巻 英雄
(やまき ひでお)
彩子の後輩であり、バディ。定時で帰るの大好き。彩子から”ゆとりハチマキ”と呼ばれている。日高と彩子の魂が入れ替わっていることを知っている。
河原 三雄
(かわはら みつお)
警視庁捜査第一課の主任だったが、行き過ぎた捜査で現在は昭和の事件をデータ入力する部署へ異動させられた。しかし東朔也が犯人なのではないかという証拠を握ってきたので、捜査一課に復帰したのかな?彩子の先輩。どんな手を使っても犯人を捕まえるタイプ。セクハラ発言も多く、彩子からは”セク原”と陰で呼ばれている。
幅 健太郎
(はば けんたろう)
河原のバディ。河原を尊敬し慕っている。河原と一緒に、捜査一課から異動させられるも、連続殺人犯の犯人と思しき東に関する情報を握ったので捜査一課に復帰?
五十嵐 公平
(いがらし こうへい)
警視庁捜査第一課・管理官。やらかしたことのある彩子には事件を担当させたくない。でも最近の彩子は”路線変更”して扱いやすくなったな、ぐらいには思ってるかも。
十久河 広明
(とくがわ ひろあき)
警視庁捜査第一課長。娘に拒否られたプレゼントを彩子に渡すぐらい、だいぶ彩子(日高)のことを気にいってる??
新田 将吾
(にった しょうご)
警視庁鑑識課。
コ・アース
日高 陽斗
(ひだか はると)
創薬ベンチャー企業「コ・アース」の代表取締役社長。しかし第1話で刑事の彩子と魂が入れ替わってしまう。
八巻が彩子のために動いていることに気づいてしまう。
五木 樹里
(いつき じゅり)
日高の秘書。日高とは大学の同級生。前回で日高と彩子が入れ替わったことを知る。
富樫 義貴
(とがし よしたか)
営業取締役。あること(第4話参照)で前の会社を退職させられたところを日高に救ってもらう。前回、日高に代わり社長になるも心配で仕方ない感じ。
彩子の知人関係
渡辺 陸
(わたなべ りく)
彩子の同居人で家事を引き受けている。日雇いの派遣清掃員。”便利屋りっくん”もやっている。日高と彩子の魂が入れ替わっていることを知った上で、日高(外見は彩子)との同居を続けることを選択。
湯浅 和男
(ゆあさ かずお)
陸のアルバイト仲間。陸から”師匠”と呼ばれる清掃のプロ?
日高の知人関係
日高 優菜
(ひだか ゆな)
日高の妹。陽斗の妹。サンライズフーズ東京支社・経営企画室に勤務。
日高 満 日高の父親。サンライズフーズの社長。本社は福岡にある。
事件関係者
戸田一希 3年前に神奈川で起きた殺人事件の不審者を目撃。以前働いていたスポーツジムは、顧客情報を売買しクビになっていた。現在、スーパーベニーで勤務中。

 

第9話のネタバレ&感想

歩道橋の階段の下

歩道橋の階段を転げ落ちた彩子と日高。

先に立ち上がったのは外見が彩子の方。

自分の顔を触り、ハッとした表情。バッと胸を掴み「よし!戻った!」という。おーー。戻った!

その頃、河原は八巻が捜査情報を漏らした相手が南桜川の歩道橋付近にいると知り追いかけてきました。

彩子は手錠を拾い上げ、「あんた大丈夫?生きてる?」と日高に声をかけます。

「あんた、入れ替わったのは私を守るためよね?」「あなたを捕まえようとしただけですよ。でも、わー」そういうと両手を差し出し「どうぞ」という日高。

「あっそ。じゃあ」と手錠を日高にかける、と思いきや「そんなに捕まりたいなら、その辺に出頭すれば?お好きにどうぞ。私はちんけな共犯じゃなくて、主犯の東朔也を確保しに行くから」

「兄をって。警察だってどこにいるか分かってない…」わーー、久しぶりの高橋さん本来の声だーーー!

「それが私には、どうしてか分かってるのよね。今、福岡だって」「福岡?」「あんたがここで捕まったとこで、お兄さんを逃げきらすのはもう無理ってことよ。あっちとこっちで別々に捕まって、それで終わり。ここで会わなきゃもう二度と会えないと思うけど。…あんた、それでいいの?」

「でもそんなことしたらあなたは」と言いかける日高に、「えらい仲良さそうやのう、お二人さん」と声を掛ける河原。

「犯人前に手錠も掛けず、の〜んびりお話ですか風紀委員さんは」「尋問をしていただけです」「随分シッポリして見えましたけどね」「もう逃げませんよ」と手を出す日高。

「偉い素直やないか」と喜ぶ河原の蹴っちゃいけないとこを蹴って逃走する日高。

「望月、追いかけます!」

痛みに悶つつ「ふざけんなよ、お前ら。あ…」

日高は走りながら携帯を道路に投げ捨て、ちょうど来た車が轢いていきました。

河原はすぐに五十嵐へ連絡、日高が逃走し女性捜査員1名が追跡していると。

彩子は駆けつけてきた捜査員たちに、日高が逃走したとウソの方向を教えて巻きました。

地下街で再び合流する彩子と日高。

彩子の立場が悪くなることを心配する日高に、日高と兄を逮捕して戻れば言い訳はなんとでもなる、と。

「そんなにうまくいかないと思いま..」と言いかけた日高に壁ドンする彩子。

「こざかしいんだよ、いちいち!」

わー、第2話のお返しだーーー!

「ちょっとそれ言いたかったんでしょ?」と笑う日高に、笑い返す彩子。

そうかー、最終回見終わってから見ると、そうかー、うん。いや、なんでもないです。

そして彩子は陸へ連絡。

自分たちは入れ替われたこと、東と日高に緊急配備がかかったこと、兄弟を再会させてから逮捕したいのでそれまで東が捕まらないようにして欲しい、と。

「頼める?」「う〜ん、あなたが日高さんじゃないっていう証拠がほしいんですけど」「バカなの?これだけ付き合っててまだ私かどうか判断できないわけ?」と怒鳴られ「フフッ、ごめん。間違いなく彩子ちゃんだね」と納得する陸。

そして師匠と奄美大島へ行くことになったと。

八巻登場

八巻には自分たちが元どおりに入れ替われたこと、そして車で迎えに来るよう彩子は指示をだしたようです。

後部座席で着替える日高。ってか、ちょっとサービスショット映りましたけど?!

彩子が日高を確保してみると東の行方を知っていたので、取引して東も確保することが出来た、という筋書きでいきたいようです。

「この筋書きを成立させ、もろもろの不審点は結果でねじ伏せる方向でいきたい」「そんなにうまくいきますかね」

後部座席で声を出さず大笑いしてる日高。

「でね、あんたに頼みたいのはこれなの」と日高のゴールドカードを手渡します。

これを使って日高の行方を工作してほしいのだ、と。

今、日高の携帯は2台とも使えなくなっている。1台は彩子がコ・アースのトイレに沈め、プリペイドカードの携帯は道路に投げ捨てましたしね。

「となると、私の現在地を突き止める有力なツールは私のカード類の利用歴となる。2〜3日は誘導できる、というお考えみたいです」と後部座席でクイっと顎を彩子の方向へ向ける日高。ウケる。

「あ。ついでに私のアリバイも作っといて」「えっ?」

そして、どこかの道端で降ろされちゃう陸。

無事に兄たちは奄美大島へ行けるのだろうか、河原は自分たちが一緒にいることに気づいているだろうし、と心配をする日高。

彩子は東に関する情報が少ないだろうこと、自分の携帯もあとを追えなくしたから大丈夫だろうと答えます。実際、河原も打つ手がなく八巻の携帯電話から位置情報を割り出すことに。

「あんた心配性だよね」「だって、あの人ものすごくしつこいじゃないですか」「まあでも、心配してもきりがない」と言い終わらないうちに、前方で検問してることに気づく彩子。

彩子は自分も捜査中だと検問中の警察官に身分証明書を提示。日高も身分証明書を提示するよう言われますが「これ見えてませんか?」とバッジを見せる日高。「あ、捜一!失礼しました」と謝る警察官。

 

ほへー!捜査一課だけが付ける赤いバッジがあるんですねぇ。しかし日高、さすが。よく知ってましたね。ってか、このバッジ付けてるってことは先程着替えたのは八巻の背広だったってこと??いや、違うか。彩子が自分のを貸したのかも。

なんとか乗り切った彩子たち。

「でもさ自分の体ってやっぱりしっくりくるよね」「同感です。あっ、何か気になるとこないですか」「気になるとこ?あっ、爪すっごい綺麗になってる!これどうやったの?」「一応、人様からお預かりしていた体なんでネットで調べまして」「いや、それはどうも。でもさ、男の人ってのも大変だよね」「いや〜女性の大変さに比べたらそんなもう」「でもまあそんな生活ももう終わりだね。あんたたち2人を捕まえたら事件も終わり」「そうですね」

東京駅

日高のカードで新幹線のチケットを購入する八巻。

「こいつ、囮やってんじゃねえか?」とGPSの位置情報を見ながらいう河原。

捜査会議

やはり日高のカード使用履歴から、日高の行方を探すようです。

3/4 23:19 フリーマート有明店 692
3/9 9:02 日本電鉄 オートチャージ 3,000
3/9 15:17 Doloce&Gabbana 表参道店 1,073,600
3/10 15:03 テイコクジドウシャタクシー 1,210
3/12 19:57 グランサンマート 東雲店 2,290
3/19 22:31 フリーマート有明店 712
3/24 21:09 UB delivery 1,790
3/28 22:38 東京駅 特急発売機 14,750

個人的に、すんごい笑ったのはドルチェ&ガッバーナのドレス代がでてきたこと!

第5話でカジノに潜入したときのドレス代ですよね。すごいなぁ、日高。「どうせなら映画の女スパイみたいな格好してみたいじゃないですか」という理由で、100万円のドレスを着る、というね。

日高は昨夜、仙台行きの新幹線の切符を購入したと報告する新田。

本日10時12分には仙台市内にあるカフェ・マツシマにて”ずんだパンケーキ”をテイクアウト。ええ、その美味しそうなパンケーキ片手に伊達政宗騎馬像を見ている八巻。

河原は幅に声をかけ、彩子たちを捕まえに行こうといいます。どこにいるか分かったのか?という幅の質問に、にやりと笑う河原。

熊本県熊本市田原坂

車を満タンにする彩子。電話をしてくると公衆電話へ。

「囮、控えめに言って最高だ」と喜んでいる八巻へ電話をしたようです。八巻と彩子は、一緒に日高の交友関係を洗い直していることにしてアリバイを作ったそうです。

もう少し痕跡を残したら、適当に戻るよう指示する彩子。何なら北海道まで行く、という八巻に「捕まったら元も子もないでしょ。ゆとってんじゃないわよ」。

彩子と日高、外で休憩中。

そして、日高が兄と再会したのはコ・アース社なのでは?と聞く彩子。最初は黙秘します、と言ってましたが逮捕したら兄をガンガンに追い込んで聞き出す、という彩子に折れて話し始める日高。

お客さんが落としたコンタクトレンズを探していた時、見つけてくれたのが師匠だったようです。その時は兄と気づかなく、親切だし、ちゃんと答えてくれる気がしたのでバニッシュワンダーのモニターをお願いしたんだとか。

その頃は、もう師匠は弟だと知っていたようです。はりきって感想を言ったんだとか。

日高は兄の感想がとても参考になるので「この人はいい」と思って次々とモニターを頼むうちに仲良くなったんだとか。

悪いけれど、日高はいつ東が兄と気づいたのか、というところに話を進めてほしいという彩子。

東が奥さんとケンカをしたという日があって、あの歩道橋で飲み直したことがあったんだとか。

自分が居なければ生活できないくせに、とか愚痴をこぼす兄。奥さんとは腐れ縁みたいなもんだ、と。そして日高には気になる相手はいないのか?と。

そこで、昔、歩道橋で待っているという手紙をもらったことはあるという話をする日高。親切な男の子が来てくれただけで、その子もすぐに居なくなっちゃった、結局誰もこなかった、という日高。未だに、手紙の差出人のことがずっと気になっている、と。

へへへ、と笑う東。

「でも知らぬが花なんじゃねえか」という東。

そして帰る間際、カップ酒の空き瓶を捨てるからと東から空き瓶を取ろうとしたときに東の右手にホクロがあることに気づいたんだそうです。

そのカップと、子供のころ歩道橋で拾ってもらった歯をあわせてDNA鑑定を依頼し、自分の髪も同時に調べてもらうことで兄弟だと分かったんだとか。

自分が連れ子だったのは知っていたのと、母親の態度から自分の他に子供がいるのではないかと薄々感じていたという日高。しかし兄は自分(日高)を弟と知っていたのに話をしてこなかったということは、時間を取って話をしなきゃいけないと思ったそうで。それで奄美大島への旅行に誘ったんだそうです。

しかし兄は少し考えさせた欲しい、と。

彩子のマンション

河原と幅は彩子の家へ侵入。やりすぎだ、という幅に警察官でありながら殺人犯をかばっているのかもしれないんだぞ、という河原。

今までは整理整頓が出来てなかった机がきれいになったり、日高と会ってから人が変わったようだという河原。ふとベッドの一部だけ乱れていることに気づき布団をめくります。

そして、そこから出てきたのは手袋。洗剤。漫画。そして奄美大島行きのチケットの半券。そこへ、向かっているのではないかという河原。

鹿児島県鹿児島新港

奄美大島行きのフェリーに乗ろうとしている師匠と陸。

前に弟と一緒に行くつもりだったけれど行けなかったから、と。両親が離婚してるから一緒には育っていないが、自慢の弟だという師匠。

弟から奄美大島への旅行を誘われた時、考えさせて欲しいと答えたのは「あんまり近づきすぎるとさ、見せたい自分だけ見せるのも無理になるじゃない」。

けれど結局一緒に行くことにしたのは、「どっかではずっと気づいてほしいって気持ちもあったし」

じゃあなんで、一緒に行かなかったのか?と聞く陸。しかし師匠は痛みで倒れ込んでしまいます。窓越しにフェリーを見ながら「俺、やっぱ奄美行けねぇのかなぁ。行けねえのか」と涙を流す師匠。

熊本県熊本市田原坂

兄は奄美大島へ行かなかったのではなく、行けなかったのだ、という日高。

そこへパトロール中のおまわりさんがやってきて、白いハンカチを落としてないか?と聞いてきました。しっかり日高の顔も確認するおまわりさん。

自分のではないと答えた彩子に、じゃあと帰っていくおまわりさん。でも自転車の方へ戻りつつ「こちら51105より県警本部へ」と報告しています。

慌てて逃げだす彩子と日高。

いやいや、おまわりさん、そこはもう少し離れてからでも良かったのでは?(って、ドラマですけどね)

捜査本部

こっそり捜査本部へと戻る八巻。

まだ日高のカード使用履歴が追われていることに喜んだのも束の間、熊本の中新町の土手で日高らしき人物を見かけたという通報が入ったという報告を聞きます。

そこへ日高と東が生き別れの兄弟だったという報告、また日高と東の母親は奄美大島出身だということから、日高は奄美大島へ向かっているのではないか、と。

そして、日高のカードを使用した人物の防犯カメラ映像が届いたと新田も報告にきました。顔を隠していますが間違いなく八巻ですね。あはは。誰も気づいてないけど。日高の協力者か?なんて話をしている刑事たち。

鑑識では日高が捨てた(そして車に轢かせた)携帯が保管されています。

フェリーの上

「太陽と月が入れ替わる時間だね」「望月さん、港で私を捕まえて下りることにしませんか?警察に顔も見られたし、このままじゃほんとに私を逃してるってことになりかねませんよね」

「じゃあとにかく全部ホントのこと教えてくれる?でなきゃ、いざという時、私は私をどう守るべきか判断できなくなる。そういえばさ、あなた奄美で東朔也って名乗ってたじゃない?あれどうしてだったの?」

それは奄美に行く前日に東から連絡があり、嫁が急に倒れてしまったと。仕方なく一人でいくことにして、飛行機の中で読んだ機内誌に奄美の太陽と月の運命が入れ替わったって話があったんだそうです。

「本当は今日行けなくなったのは自分でもおかしくないんだなと。でもなんかそれもね。運命に負けてる気がして」

それで兄の名前を名乗り、一緒に奄美へ行ったことにしたんだそうです。

奄美から戻ると兄は仕事を辞め、アパートを引き払っていたんだとか。実は兄は結婚などしておらず、認知症になった実父の面倒をみながら仕事をしていたんだそうで。

息子が奄美へ行くと聞いた実父は、実の母親のところへ行ってしまうと誤解してビニール傘で兄を何度も叩いている回想シーンへ。違うからと傘を取り上げたところ、実父が階段を転げ落ちてしまい……部屋にはビリビリに破かれた奄美のパンフレットとチケットが残っていたんだとか。

兄弟が再開したのが、あの歩道橋。東は名前も変え、何もかも新しくやり直そうとしてるという話をしていたそうです。しかし、すい臓がんにかかり、余命半年だと宣告されてしまったんだとか。

良い医者を探すから、という日高に社長みたいにお金はない、と答える東。

「僕がお金を出します。東さんと僕は兄弟ですよね?お父さんを抱えて非常に苦労されてきたと聞きました。僕も一緒にするべき苦労だったのに。だからもう遠慮なんてしないでください」

「じゃあ俺、クウシュウゴウになりたい」「クウシュウゴウって、数学の?」「これだよ、これ」そういって、あの漫画を出す東。

自殺した人物の部屋を掃除していた時に見つけたこと。本当にその人物は人殺しだったっぽいこと。そして、この人物を殺したほうが世の中のためなんじゃないかという人間を知っている、と。

「掃除屋だし。その漫画のやつみたいに最後はそいつら掃除して、この世からおさらばしたい」

「冗談ですよね?こんなの漫画だからうまくいくんですよ」泣き笑いのような表情を浮かべる日高。

「でもそれ描いたやつは見つからなかった」「その人が人殺しっていうのは誤解じゃないんですか?」「証拠、見る?」そういって、事件現場の写真を見せる東。

そんなことをしたら、東さんの周囲の人が悲しむという日高に、大丈夫そんなやついないから、と。「僕が悲しいです!だからやめてくれませんか」という日高。

「何だよそれ。何だよ!そうだよ俺はお前の兄貴だよ。たった15分先に生まれただけの!でもそれだけで、それだけで俺はこんな人生を送ることになったんだよ!なあ、俺が四方(よも)のせいで夜逃げしてた時、何してた?日高の家で抜けた歯並べておやつ食ってたか。やっと入れた会社で田所にいびり回されてた時、何してた?久米に濡れ衣着せられて親父がボケて途方に暮れてた時、お前があの会社つくったって便所拭いてた新聞に書いてあったよ。なあ、こんなに違うのはなんでなんだよ?俺がバカだからか?怠け者だからか?自己責任か。違うだろ!15分だよ。お前が15分先に生まれてくりゃ、お前の人生は俺のもんだったんだよ!」と首元を掴まれながら話を聞く日高。

「だからこれ(人殺し)以外なら、なんでもしますって」と東を突き飛ばす形になってしまう日高。その場から走って逃げる東に「話し合いましょう、兄さん!ここで待ってますから!」と叫ぶ日高。

そして入手した漫画や、リストを拾い上げる日高。しかし人殺しはやらないだろう、できないだろうと思っていた日高。

しかし、ある日歩道橋へ行くと大きく2と書かれたのが見えたんだそうです。慌てて自宅へ戻りリストを見る日高。リストの中で2がつくのは田所仁志だけ。本当に田所のことなのか、2を書いたのは東なのか、今から止められるのか、とにかく現場へ行こうといってみたんだそうです。

田所が殺されているのをみて本当に東がやったのか信じられなかったけれど、凶器の石やサンプルQも置かれているのを見て兄が自分に迫っているのだと感じたそうです。

「共犯になるのか、それとも赤の他人として通報するのか、好きにしろって」

15分違えば自分がやっていたことだったと思うと通報することができず、共犯となり逃してやろうと決めた日高。部屋の清掃を始めたんだそうです。清掃中にビニール手袋が破れてしまい、自分の革手袋を使ったんだとか。

田所と東の接点については昔のことだし、神奈川の事件の続きだと見せかけられれば捜査が混乱し、先の短い兄は逃げ切れるんじゃないかと。田所と日高には直接的な接点もなく、このまま自分も逃げ切れるのではないか、と。

「でも…あなたが妙なところから早々と目を付けてきて、しかも何だか入れ替わるなんてことになって。それからはもう必死でした。とにかく、あなたに犯人は私だと思わせて。もう一方では警察にはあなたというか私というか日高陽斗が捕まらないようにして」

だから手袋のブランドを教えようか、と彩子に言ったようです。

「でも兄は一度の殺人では満足していないことを知って、次は兄を先回りして捕まえようとしました。でもそれもダメで」

そのとき、「誰か待ってんの?」と彩子に歩道橋で聞かれたようです。

その上、リストにはない殺人をした兄の考えがわからなくなり、現場には自分の乳歯が落ちていて、それで彩子と入れ替わり兄だけでも逃げ切ってもらおうと考えたようです。

日高自身も、たとえどんなに悪い人でも殺していい理由にはならない、人殺しは人殺しだ、と。兄も自分も間違いなく常軌を逸していて、彩子は正しいこと。

「きっと私はあなたに捕まるためにスイッチさせられたんですよ」

彩子は何も言わず日高から目をそらします「あんたってさ、ホントに意地が悪いよね」「どういう意味ですか?」「意地、悪いでしょ。こんな誰を憎んだらいいのか分かんない話」

そこに「やっぱり寝てたほうがいいんじゃないですか?」という男性の声。

振り向く日高と彩子。

声の主は陸、そして隣には苦しそうな師匠の姿。兄弟の再会。

「何で」という兄。「何で、何でお前ここにいんだよ」、と。

思いっきり東を殴る彩子。えええーーー!

病人だから、と羽交い締めにする陸。

「あんたはクウシュウゴウなんかじゃないんだからね!ちゃんといるんだからね!あんたのこと好きで心配して、そうやって守ってやろうっていう人間が!あんたのためなら犯罪者にでもなってやるっていう人が!」

「えっ」という東。

「そんな人がいるのに、いないとか寝ぼけたこと言ってんじゃないわよ!私はあんたを哀れんだりしない。今までどんなひどい目に遭ってきたとしても、どんな人生だったとしても、こんなに思ってくれる人を叩き落とせるなんて。あんたは正真正銘のサイコパスだから!」

「あの、この人…」という東に「刑事さんです」と答える日高。

「あっ。すまん、ちょっと」そういって立ち上がると「あのよ刑事さん、悪いのは俺でこいつは何も悪くないんだよ。な。なんとかできないか?俺はどういう殺され方されてもいいから、こいつだけは」

「だったら!はじめから、こんなことすんじゃねえ!」と叫ぶ彩子。

奄美空港

飛行機で奄美大島へ来た河原。

鹿児島17時発のフェリーに、当日予約で2名2組が乗船していると幅から電話が入ります。うち1名は30代の髪の長い女性だった、とも。

そして朝6時には奄美大島へフェリーが到着することに。そして、現地の警察も協力して逮捕へ向かうことに。

フェリーの上

「俺さ。あんな泣いたり怒ったりする彩子ちゃん、初めて見たよ」という陸。

「いつもじゃん、私」「それは自分のことでしょ。人のことであんななってるの初めて見たよ」「はあ?私、そんなやつ?」「彩子ちゃんは基本自分のことだけ。若干、サイコパス風味ですよ」

「日高の話は人ごとなんだけど、何か人ごとな感じがしなかったんだよね。入れ替わってたせいなのかな」

「さあ、どうなんだろうね」

船室では、東と日高が話しています。

日高を開放しようと思っていた、という東。日高(でも中身は彩子のとき)が久米の家の前に刑事(八巻)といるのを見た東は、日高が刑事に垂れ込んだのだと腹が立ったんだそうです。

同時に目も覚めたので、最後は自分1人で殺人事件を起こすことで確実に自分だけがやった証明になるだろうと思ったんだそうです。

しかし現場に日高の乳歯を落としたことをまったく気づいていなかった東。慌てて自分の財布をひっくり返します。小銭やSDカードが床の上にばらまかれます。

殺人現場で発作が起きてしまい、財布から薬を出そうとして乳歯を落としちゃったんだと気づきました。

「あんな大事なものを落としちまうなんて、俺。陽斗?」「はあ。ダメですねぇ。人間って本当に身勝手で」そして兄に微笑む日高。泣き出す兄。

あと30分で奄美大島到着

フェリーを降りる前に自分たち兄弟は彩子に捕まることにした、という日高。

兄が1人で罪をかぶってもいいといっているなら、日高は無罪になる気はないのか?と聞く彩子。

「望月さん、それは」と日高がいいかけたところで、兄が苦しむ声。

外を見ていた陸は、港にパトカーが集結するのに気づき慌てて彩子たちのところへ戻ります。しかしすでに兄は心肺停止状態のようです。

慌てて心臓マッサージを行う陸。

しかし、もういいです、と日高に止められます。「もう、無理だと思います」そう言って兄の手を握る日高。

フェリーが到着し、河原たちが乗り込んできます。

「早く僕に手錠を。早く!」という日高に「私は」という彩子。

埒が明かないと思った日高は机の上にあった果物ナイフを手に取ると、彩子の手を掴み部屋を出ていこうとします「陸さん、兄を頼みます」と言って。

彩子の首元に果物ナイフを突きつけて、河原たちに下がるよう言う日高。

「大丈夫、ブラフ(ハッタリ)や」と言って近づこうとする河原に対抗し、彩子の首筋にナイフを食い込ませる日高。本気なのか、と思った河原が下がるように警察官たちに命じます。

「僕を追ってください」と小声で彩子に言うと、日高は彩子を突き飛ばしフェリーの甲板へと逃げていきます。

フェリーの最後尾で「どうするかは私が決めるっていったでしょ」「捕まるならあなたが良かった」そういうと手錠をかけるようジェスチャーする日高。

「何も二人して地獄に行くことはありませんよ」と微笑む日高。

くっ。優しい。

泣きそうになっている彩子。「絶対に、絶対に助けるから」「待ってます」

日高に手錠をかける彩子。

「よう頑張ったな。猿芝居」そういうと河原は彩子の手に手錠をかけました。犯人隠匿および証拠隠滅の容疑で確保されたんだとか。

その頃、八巻は十久河と五十嵐に望月のことで話がある、と。

その頃、鑑識の部屋では日高の壊れたはずの携帯が復活しようとしていました。ひーー。

 

ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』最終話のネタバレと感想

 

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うさかめ
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