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韓国ドラマ『怪物』エピソード1「現れる」のネタバレ感想

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

Amazonプライムに入っている韓国ドラマ『怪物』が面白いと聞きまして。

見始めたら、もう止まらない。ゾクゾクも止まらないけれど、結末が気になりすぎて最後の方は土日に一気見してしまいました。

でも先を急ぐあまり、よく分からず見てしまった部分があるので(完全に私の読解力不足)
もう1回みたら分かるかな、と。

2回めを見ながらまとめていこうと思うので、少しずつ記事は増えていく、はず。

ただ、全話見てから1話見ると、「うわーーー!」ってなるんじゃないかな、と。私はなりました。うわーーーーー!って。

なので、全話見てから1話だけでも見直してみてください。きっと、うわーーーーってなる、かもしれません。

 

※ 登場人物から下はネタバレを含みます。というか、ネタバレしかありません。未見の方はご注意ください!

 

韓国ドラマ『怪物』とは?

田舎町にあるマニャン派出所に赴任してきたハン・ジュウォン。彼の父は警察のお偉いさんであり、ジュウォン自身もエリート街道まっしぐら。なのに、なぜ彼が田舎町へ来たのか?

ジュウォン赴任直後から、20年前の連続殺人と同じ手口の犯罪が頻発するようになる。

ジュウォンとパートナーを組むことになったのはイ・ドンシク。

ドンシクは20年前に双子の妹を殺されたが、本人が容疑者として逮捕されてしまった過去がある。結局のところ容疑は晴れ、現在は警察官となっている。

 

ep.1 現れる
ep.2 消える
ep.3 笑う
ep.4 泣く
ep.5 だまされる
ep.6 だます
ep.7 釣る
ep.8 釣られる
ep.9 浮かぶ
ep.10 沈む
ep.11 締める
ep.12 ほどく
ep.13 問う
ep.14 答える
ep.15 離す
ep.16 つかむ

 

登場人物

ムンジュ市マニャン派出所

イ・ドンシク 過去に殺人容疑をかけられたり、パートナー殺しと噂されてたり、変人とか言われたり、なんやかんやな人。巡査部長。
ナム・サンべ マニャン派出所の所長。お茶目。
ハン・ジュウォン マニャン派出所へやってくるエリート。警部補。
オ・ジフン 派出所の末っ子くん。ドンシクのパートナー。強行犯係のオ・ジファの弟。巡査。
ファン・グァンヨン 警部補。ジュウォンとパートナーを組みたいと最初に立候補。自称・情報通。
チョ・キルグ マニャン派出所の警察官。

 

ムンジュ警察署

オ・ジファ 強行犯係。イ・ドンシクと小中高校の同級生。オ・ジフンは12歳離れた弟。警部補。
パク・ジョンジェ 庶務班長。警部補。毎日定時に帰ってる。ムンジュ市議会議員の息子

 

ドンシクの関係者

イ・ユヨン ドンシクの双子の妹。「かわいくて優しくて信心深い、親の言うことをよく聞く」と近所の人から評される。ソウル大に合格。祖母の追悼ミサでオルガンを弾く。
イ・ハノ ドンシクの父親。
ユ・ジェイ ドンシクの親友。マニャン焼肉店の店主。失踪した母親を探している。
カン・ジンムク マニャンスーパーの店主。娘大好き。ムンジュ市で唯一、生マッコリを取り扱っている。
カン・ミンジョン ジンムクの娘。

 

ジュウォンの関係者

ハン・ギファン ハン・ジュウォンの父。警察庁次長。次期長官を目指し、なんやかんやしてる人。警察庁は本庁とも言われるみたい。
クォン・ヒョク ハン・ジュウォンが高1(2010年)から家庭教師をしていた。ムンジュ支庁の検事。

 

マニャン再開発に熱心な人たち

イ・チャンジン JL建設代表。オ・ジファの元旦那。
ト・ヘウォン マニャン市議会議員。マニャン市長を夢見ている。パク・ジョンジェの母。

 

20年前の事件の関係者

パン・ジュソン ライブカフェ”ボンジュール マニャン”の店主。20年前の連続殺人の被害者の一人。
パン・ホチョル パン・ジュソンの父。現在74歳。重度の認知症。
 

ここから先はドラマのネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。

 

事件の時系列

20年前の事件

ep.1 2000/10/14 再開発計画が確定したマニャン。祖母の追悼ミサでオルガンを弾くイ・ユヨン。双子の兄であるドンシクはライブカフェ”ボンジュール マニャン”でギターをかき鳴らしていた。カフェの店主はパン・ジュソン。ジュソンはコンサートへ行くから、何時間もコーヒー1杯で粘るドンシクに早く帰れと言う。
ep.1 夜、ユヨンの携帯電話に「出てこられる?」というメッセージが入る。家を抜け出し、人気のいない夜道を誰かに会いに行くユヨン。
ep.1 翌朝、ライブカフェの店主が葦原にて遺体で発見される。両足をくるまれ、両手の指から第一関節が切り落とされていた。
ep.1 同じく2000/10/15の朝、ドンシクの母が新聞を取りに自宅の庭へ。天使像の前に10本の指だけが綺麗に並べられているのを発見する。
ep.1 ドンシクはパン・ジュソン殺害とイ・ユヨン拉致障害の容疑者として逮捕される。
ep.1 ユヨンの失踪事件の捜査打ち切りを決めたのは、当時ムンジュ警察署で署長をしていたハン・ギファン(ジュウォンの父)
ep.1 ジュウォンがヒョクから見せてもらった科学捜査研究所の解剖鑑定書によると、死体は指の第一関節が切断された状態で、両足が縛られた状態とのこと。”ウィ・スニ”という字幕が。
ep.1 帰宅したジュウォン。部屋の一角には何かの事件を調べているようで資料が貼られている。そこにはヨ・チュノク、2019/03/16 ウィ・スニ、2018/07/29 チン・ファリムという女性たちの顔写真。そして【不法滞在者連続殺人事件】を調べていることが分かる。そこには2007年の警察の制服を着たドンシクの顔写真も貼られている。
ep.1 ジュウォンがマニャン派出所に赴任する9ヶ月前。ソウル庁外事課にいたジュウォンは、ドンシクを疑っていた。そこでドンシクは以前、広域捜査隊にいたこと。警部補だったが、パートナーが死んでしまいマニャンへ左遷されたこと。変人として有名だったことを知るジュウォン。

 

現在の事件

ep.1 2020/10/11 ムンジュ派出所にジュウォンが着任。
ep.1 オ・ジフンが痴呆症のパン・ホチョルを葦原で捜索中、土に埋まった死体を発見する。
ep.1 ドンシクと、渋々応援に来たジュウォンがジフンのもとに駆けつける。土からは遺体の両手と頭頂部だけが出ていた。そして指は第一関節のみ切り取られていた。
指にはめられていた指輪に見覚えがあるっぽいジュウォン。思わず後ずさる。
ep.1 その挙動だけで「誰ですか?この女が誰か知ってるだろ」と問い詰めるドンシク。「なぜ分かるんだ。白骨遺体を見て女だと」と返答するジュウォン。

 

過去と現在の事件の時系列を、韓国ドラマ『怪物』事件の時系列まとめに書いています。何話でどんなことが分かったのか?、誰が犯人なのか?を含めて書いていきます。

 

ドンシクに関すること

もう、相当に怪しかったですよねドンシク。この人、犯人なのでは??と思わせる感じで。

お肉切ってるシーンとか、むちゃくちゃ不穏でしたよね。絶対犯人だよね??って。

でも、いや、そうでもないのかな?と思われるシーンもチョイチョイ出てきて。何を信じたらいいの?!と思いながら見てました。

ep.1 20年前、ライブカフェの店主に妹と比較され思わずカッとなるドンシク。ですが「俺は女には手を上げない」とおとなしくカフェを出ていく。
ep.1 サロン・ド・マニャンで賭博していた女性たちに怒りゲージ急上昇。しかしそれには理由があった
ep.1 息子がいなくなったので捜索届を出したという男性が派出所にくる。しかし韓国の法律では、家出人にすぎないのでまずは家出で登録するよう説得。それを見ていたジュウォンは、ドンシクが法律に詳しいことを知る。
ep.1 右足の付け根を痛めており、薬を飲んでいる様子。
ep.1 町で見かけない車はナンバーもチェック。
ep.1 葦原で発見した痴呆症のおじいさんの顔に手を添えるとき、泥で汚れた自分の手を制服で拭いてから、顔に手を添えた。
ep.1 ドンシクは以前、広域捜査隊にいた。警部補だったが、パートナーが死んでしまいマニャン派出所へ左遷されたこと。当時から変人として有名だったらしい。

 

ジュウォンに対して

ep.1 「タイプじゃない」「坊っちゃん、爽やかだな」
ep.1 ジュウォンは青信号になるとすぐアクセルを踏むから運転が荒いと指摘。この辺は老人が多いから人身事故をおこさないでくださいよ、とも。
ep.1 「寄ってくるのは頼みがある人ばかりなんて何を持ってるのか知らないが偉そうですね」
ep.1 父親の名前を出されるのが嫌だというジュウォンに「俺の父親はイ・ハノだ。好きなだけ呼んで」にやり。
ep.1 マニャン精肉店にて「冗談を真に受けないで。友達がいないタイプだな気に入った」と言うと「気に入られたくありません」と答えるジュウォン。「俺の勝手でしょ」と答えるドンシク。
ep.1 葦原から出た遺体の前で、思わずジュウォンの首元を片手で締め上げるドンシク。ジュウォンはポンポンとドンシクの腕を叩いて「手を離してから説明してください」と返す。ドンシク、手を離しジュウォンの襟元を直す。

 

ジュウォンに関すること

ep.1 27歳。一人っ子。警察大学に主席入学、主席卒業。次長の息子。
ep.1 派出所の前はソウル庁外事課に所属。
ep.1 サロン・ド・マニャンから引っ張られてきた女性たちで、てんやわんやな派出所へ到着したジュウォン。
所長室では、机の上にある飲みかけのお茶とか、散らかったお茶っ葉に眉を顰めてました。
ep.1 乗っている車のナンバーは31ギュ8305。ドンシク曰く「いい車だ」。ジフンは「金持ちの息子はいい車に乗ってますね」。
ep.1 父親との会食時、箸を几帳面に揃えて置いてました。握手も好きではない、とドンシクとの握手を拒否。会食ではパク・ジョンジェとの挨拶も拒否。ドンシクの運転するパトカーのなかもウェットティッシュで拭きまくってました。共有のものも使わない、とジフンの入れたお茶も拒否。
ep.1 葦原に認知症のおじいさんを捜しに来たとき、ぬかるみをみて「最悪だ」
ep.1 「友人はいません。(必要もない?と聞かれ)はい。学歴などで判断され余計な世話を焼かれて会食では僕が何を持っているのか探って騒いで結局は頼み事をされる。それが煩わしいので」
ep.1 「共用の物は使いません」「潔癖症ではありません。不潔な物が嫌いなだけです」
ep.1 遠目にマニャン精肉店をみて、会食を欠席させてもらおうと所長にメッセージを送ろうとするも、ジェイに「マニャン派出所?(監視カメラは)ダミーだけどここに駐車しちゃだめです。駐車場に止めてきて」と言われ渋々会食に参加することに。
ちなみに「このさきも会食は欠席します」とも送ろうとしていた。
ep.1 パンさんを捜しに芦原へ行くよう所長に言われ、思わず自分のきれいな革靴を見つめるジュウォン。そして案の定、泥まみれになる靴。

ドンシクに対して

ep.1 本人を目の前にして「変人は好きじゃないので」
ep.1 マニャン精肉店にて「冗談を真に受けないで。友達がいないタイプだな気に入った」と言われ「気に入られたくありません」「俺の勝手でしょ」
ep.1 葦原から発見された白骨遺体を女性と見抜いたドンシクに対し「イ巡査部長に聞きたいことが。あなたは妹のユヨンさんを本当に殺してませんか?」

 

家族に関して

ep.1 ジュウォンの父親の期待を裏切れないというヒョクに対し「家族のしがらみに縛られたいの?」。それに対して「家族の縁は切れないだろ」というヒョク。

 

マニャン派出所に来た理由

派出所へ来る9ヶ月前、ジュウォンはソウル庁外事課に所属していた。

当時調査中だった京畿(キョンギ)、江原(カンウォン)、釜山(プサン)で起きた事件との類似があるとしてイ・ドンシクが怪しいと睨んでいたジュウォン。

20年前の2000年10月15日に、当時20歳だったドンシクの双子の妹・ユヨンが自宅の庭に指の第一関節だけを残して失踪したこと。また、同日には近くの葦原でパク・ジュソンの遺体も見つかったこと。

その遺体の状態と、現在調査中の事件に類似点があると指摘するジュウォン。

その発表中、なぜ広域捜査隊にいたイ警部補が現在はマニャン派出所にいるのか?という質問が同僚たちから出る。

「確かにそうだ。変人として有名だった」

「なぜ今は派出所の巡査部長なんだ?」

「おかしなやつだったんです」

そして、広域捜査隊のときのパートナーが死亡したこと。その件で左遷されたということが分かる。

なぜジュウォンはドンシクの名前を出したのか?それは当時、ドンシクが事件の容疑者として捕まったからだと説明する。

 

クォン・ヒョク

ep.1 ジュウォンが高1のときに家庭教師を始めたクォン・ヒョク。まだ自分のことを知らないのに、ジュウォンの父親は2000万ウォンを入金してくれた。「その時に決めた。一生期待を裏切らない家族になろうと」

 

ユ・ジェイ

ep.1 韓牛(ハヌ)専門マニャン精肉店の店主。

 

ジフン

ep.1 「パートナーを疑うなと言ったでしょ」と姉に叱られる。
ep.1 タイプじゃないなら僕が引き受けます、とドンシクにメッセージを送信。「こいつめ…」とドンシクに睨まれるも、にっこり笑顔。しかしジュウォンはドンシクとパートナーを組むこととなり、しばらくは電話番に。
ep.1 ジュウォンにお茶を入れてあげたのに「共有の物は使いません」と断られてしまう。

 

所長

ep.1 「ハン警部補とイ巡査部長だけお互いを嫌がってるから2人の仲が良くなれば、うちのチームワークは完璧になる」と、ドンシクとジュウォンを無理やりパートナーとして決定。
ep.1 (パートナーを独断で決めるのは、とジュウォンに言われ)「ドンシク、何をしてるんだ。巡査部長だが若造の警部補より経験を積んでるだろ。こんな状態でいいのか?若造の警部補は所長の言うことを聞かない」
ep.1 (ジュウォンが潔癖症ではありません、と言ったので)「それならよかった。今日会食をするんだが潔癖症なら来られないかと。きれいな店だから心配しないで」
ep.1 ドンシクの居場所は知らないと答えたジュウォンに「パートナーを気にかけないと」と小言。

 

パン・ホチョル

ep.1 重度の認知症。孫のジュソンを待っている。力が強い。
ep.1 「警官は近寄るな」「悪いやつらめ」警察を嫌っている。
ep.1 孫が殺された10月になると毎日正気を失い家を出てしまう。家族としては本当は早く老人ホームに入って欲しいがドンシクが止めている。ドンシクはホチョルに何かあったときは自分の個人携帯へ連絡するよう家族にお願いしている。
ジュウォンは、ドンシクが何か弱みを握られているからではないか?と疑う。
ep.1 会食のときにドンシクとジュウォンが2人きりになるシーン。弱みというのは「あの家の末娘を俺が殺したから」と真顔で冗談を言ってジュウォンをからかうドンシク。

 

サロン・ド・マニャン

賭博(花札)をしていたサロンで客同士がもめていると通報があったのか、現場へ行くドンシク。

いつもは1点10ウォンで楽しんでいるが、2020/10/11は1点50ウォンだった。

「サロンの社長は、よその人と金貸しをしてるみたい。まともな人たちじゃなさそうだったわ」というジェイ。どうせ不起訴になるのに客やサロンの社長を派出所へ引っ張ってきたのは「おばさんたちを守るためにやったんでしょ」とジェイが言うと「それは知らなかった」というドンシク。

「知らないふりをしちゃって」というパク・ジョンジェ。

サロン・ド・マニャンに来ていた客の1人は、マニャン派出所の警察官の奥さん。

主題歌の歌詞の一部

必死に捜し回っていた。君とすれ違ったのは昨夜の僕の夢の中だったのだろうか。

もう一度眠ろうする僕をあざ笑うin the middle of the night

 

韓国の法律

ドラマ内だけの設定ではないとは思うのですが、エピソード1でドンシクがこう説明していました。

息子が失踪したので捜索願いを出しに来たという男性に対し

失踪かもしれませんがまずは家出で登録を。(中略)失踪児童等の保護および支援に関する法律。満18歳未満の児童や知的精神障がい者、認知症の患者が失踪した場合は捜索願を受理し直ちに捜索または捜査するかを決定する。これが韓国の法律なんです。

 

(どれにも該当しないなら)息子さんは失踪していたとしても、この国では家出人にすぎないんです。

 

階級について

会食で、チョ・キルグが

「次長は警視総監で、俺は巡査部長だから警部補、警部、警視、警視正、警視長、警視監、警視総監、7階級も差がある」と発言していました。

 

マニャンのひとたちについて

ep.1 「警部補、気をつけてください。ここには秘密なんてない。どこからか誰かが必ず見てる」というドンシク。

 

この細かい部分も好き

ep.1 『怪物』というタイトルが出るところ。最初は葦原の先には何もなかったのが、ニョキニョキと建物ができていくという演出だったんですね。
マニャンは開発が進まないけれど、他の市は(ムンジュですかね?)は開発が進んでる、また、月日の経過を感じられる凄い演出だなぁ!と。
ep.1 パトカーのハンドルを両手でこすりながら「この汚いハンドルを握るつもりですか?」とニヤリと笑うドンシク。
ep.1 個人の携帯で通報を受けるのか?と正論を言うジュウォンに、ちょっとムカっとしたのか車を急発進させちゃうドンシク。必死に手すりにつかまるジュウォン。
ep.1 痴呆症になってしまったおじいさんの家に、丈夫な錠前を取り付けるため会食前に買いに行ってたんですね、ドンシク。マニャン精肉店でお肉を切ってるシーンでチラリと映っていたのに2回めを見るまで分かっておりませんでした。とほほ

 

全話みてから1話を見直すと

なんということでしょう。

なんという険悪な出会いだったのでしょうドンシクとジュウォン。ジュウォンは、ドンシクのことを殺人犯として怪しんでいたわけで。それが全話終わるころには、ねぇ。

すごい対比が散りばめられていますよね。

1話と最終話、まず天気が違う。夜と昼。すべての謎が闇に包まれ、心の闇のようでもあり陰鬱な感じの夜の雨。それに対し、すべてが明らかになり、罪を償うべく人が償うという、昼の明るい世界。ドンシクの白い服、こざっぱりとした髪型。すべてが眩しい!と叫んだのは私だけでしょうか。

1話でマニャン精肉店の前に嫌そうな顔でいるジュウォンに対して、最終話のジュウォンの表情。1話と同じセリフ「マニャン派出所?」というジェイもいいですよねぇ。

そして、そして。

「握手が好きではないので」とドンシクからの握手を拒否したジュウォンが。最終話ではドンシクの手を握って泣くというね。このね、恐ろしく憎い演出ですよね。胸アツ。

なんと言っても圧巻は1話のラストに見せる笑顔ですよね。

最初は「この人、本当に犯人なんじゃない??」とこちらも疑心暗鬼で見てるからドンシクの行動がすべて怪しく見えてしまいましたけど。

すべて分かってから見ると、「本当に妹さんを殺してませんか?」とジュウォンに葦原で聞かれたときの切なそうな目からの、あの笑顔。

お前は俺の苦しみの何を知っているんだ?という感じでもあり、もう20年も疑われ続けてきた人間の笑うしかないような感情のようでもあり。普通ならば、自分の妹を殺すわけがないだろう!と怒ってもいい場面なのに、もうあの笑顔を出してしまうほどの諦観というか。

ドラマの最初の頃は、お肉を切るシーンが多くて。そのシーンになるたびに冷や汗でてました。演出がすごすぎる。

 

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うさかめ
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