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韓国ドラマ『怪物』エピソード3「笑う」のネタバレ感想

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Amazonプライムに入っている韓国ドラマ『怪物』

1度目は犯人を知りたくて急いで見てしまったので。じっくり見ながらネタバレ感想やら、時系列を整理していこうと思います。

※ 登場人物から下はネタバレを含みます。というか、ネタバレしかありません。未見の方はご注意ください!

 

1度見てから3話を見ると、うわー!と唸ることが多かった3話。
話もグググっと動き、さらなる登場人物も。

 

 

韓国ドラマ『怪物』とは?

田舎町にあるマニャン派出所に赴任してきたハン・ジュウォン。彼の父は警察のお偉いさんであり、ジュウォン自身もエリート街道まっしぐら。なのに、なぜ彼が田舎町へ来たのか?

ジュウォン赴任直後から、20年前の連続殺人と同じ手口の犯罪が頻発するようになる。

ジュウォンとパートナーを組むことになったのはイ・ドンシク。

ドンシクは20年前に双子の妹を殺されたが、本人が容疑者として逮捕されてしまった過去がある。結局のところ容疑は晴れ、現在は警察官となっている。

 

ep.1 現れる
ep.2 消える
ep.3 笑う
ep.4 泣く
ep.5 だまされる
ep.6 だます
ep.7 釣る
ep.8 釣られる
ep.9 浮かぶ
ep.10 沈む
ep.11 締める
ep.12 ほどく
ep.13 問う
ep.14 答える
ep.15 離す
ep.16 つかむ

 

登場人物

ムンジュ市マニャン派出所

イ・ドンシク 過去に殺人容疑をかけられたり、パートナー殺しと噂されてたり、変人とか言われたり、なんやかんやな人。巡査部長。
ナム・サンべ マニャン派出所の所長。お茶目。
ハン・ジュウォン マニャン派出所へやってくるエリート。警部補。
7歳の時、父親がムンジュ署に勤務していた。
オ・ジフン 派出所の末っ子くん。ドンシクのパートナー。強行犯係のオ・ジファの弟。巡査。2話で26歳と判明。
ファン・グァンヨン 警部補。ジュウォンとパートナーを組みたいと最初に立候補するも却下になった。自称・情報通。

 

ムンジュ警察署

オ・ジファ 強行犯係のチーム長。イ・ドンシクと小中高校の同級生。オ・ジフンは12歳離れた弟。警部補。
カン・ドス ジファの部下。
パク・ジョンジェ 庶務班長。警部補。毎日定時に帰ってる。ムンジュ市議会議員の息子。
イム・ソンニョ 巡査長。カン・ドスの妻。妊娠中。
ハ警部補 イム・ソンニョの上司。小言大好き。

 

ドンシクの関係者

イ・ユヨン ドンシクの双子の妹。「かわいくて優しくて信心深い、親の言うことをよく聞く」と近所の人から評される。ソウル大に合格。祖母の追悼ミサでオルガンを弾く。
イ・ハノ ドンシクの父親。
ユ・ジェイ ドンシクの親友。マニャン焼肉店の店主。失踪した母親を探している。
カン・ジンムク マニャンスーパーの店主。娘大好き。ムンジュ市で唯一、生マッコリを取り扱っている。2話で45歳と判明。
カン・ミンジョン ジンムクの娘。21歳。

 

ジュウォンの関係者

ハン・ギファン ハン・ジュウォンの父。警察庁次長。次期長官を目指し、なんやかんやしてる人。警察庁は本庁とも言われるみたい。
クォン・ヒョク ハン・ジュウォンが高1のときから家庭教師をしていた。ムンジュ支庁の検事。

 

マニャン再開発に熱心な人たち

イ・チャンジン JL建設代表。オ・ジファの元旦那。
ト・ヘウォン マニャン市議会議員。マニャン市長を夢見ている。パク・ジョンジェの母。

 

20年前の事件の関係者

パン・ジュソン ライブカフェ”ボンジュール マニャン”の店主。20年前の連続殺人の被害者の一人。
パン・ホチョル パン・ジュソンの父。現在74歳。重度の認知症。
 

ここから先はドラマのネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。

 

事件のことで分かったこと

20年前の事件

ep.3 2000/10/22 サンべ刑事から取り調べを受けるジョンジェ。一緒に日が昇るまで酒を飲んでいたとアリバイを主張する。
しかし現場検証も終わっているのに、なぜ今さら言ってくるのか、このままじゃ共犯になるとサンべに言われる。
ep.3 ミンジョン失踪後、ドンシクが捜査資料を書庫へ返却。それを裏付けるため父親から警察署内の防犯カメラ映像を取り寄せるも、その時間帯の録画が消されていた。
翌日、書庫へと調べに行くジュウォン。果たして捜査資料が戻されていたことを確認し笑ってしまう。「他の事件の箱に紛れ込んでたんです。俺が見つけて戻しました」と答えるパク・ジョンジェ。
ジュウォンは20年前の事件はジョンジェが共犯なのか?と疑う。

 

現在の事件

ep.2 ジュウォンは、おとり捜査のため上司の許可を取らずに不法滞在中の女性(イ・グムファ)にあることを依頼する。しかし急に連絡が取れなくなってしまった。
ep.3 ジュウォンはグムファの勤務するマッサージ店にドンシクが来たら「1」とメールして欲しいこと。追跡アプリの入った携帯電話を渡す。
ep.3 グムファ失踪当日。”警官で”、”Hミ”、”11111…”というメッセージがジュウォンの携帯に届く。
  2020/10/19 19:28 グムファが身元不明の死体となって発見される。発見者はドンシクたち。
ep.3 ミンジョンを捜索中にシムジュ山から携帯電話が発見された。携帯電話からグムファのDNAが検出される。メッセージの送信先がジュウォンであることも判明。
長官の座を逃すかもしれないと激怒するジュウォンの父。
ep.3 シムジュ山で携帯電話が見つかった理由を探すべく、ジュウォンは山へ。そして山の近くに駐車してある自動車に車載カメラが搭載されていることを発見。
2020/10/25 06:49の映像に車載カメラに向かって不敵な笑みを浮かべるドンシクの姿が映っていた。
ep.3 ドンシクの家の地下室へ不法侵入するジュウォン。

 

カン・ミンジョンの件

ep.3 2020/10/23 19時 ミンジョンが派出所を抜け出す
  2020/10/23 23時  マニャン精肉店にて仲間たちと会食終了。
  2020/10/24 05時13分 マニャンスーパーの前でドンシクとジュウォンが10本の指を発見する
ep.3 マニャンスーパーの前では鑑識が作業を進めている。
ジンムクは泣きながら「ミンジョンを見つけてください」と所長にお願いする。
ep.3 ドンシクは地下室の壁から資料を剥がす。机の上には血痕。そして資料を書庫へと返却しようとする。
ジョンジェはミンジョンを殺したのはドンシクか?と尋ねる。それをコッソリ盗み聞きしていたジュウォン。
ジュウォンの携帯電話が振動した音で誰かがいたことに気づくドンシク。
ジファからのメッセージでジュウォンが署内にいたことを知り、彼ではないかと勘づく。さすが。
ep.3 ミンジョンとは家族同様だったドンシク。彼が私情を挟んだ調査をすること、ましてや容疑者かもしれないドンシクに捜査情報を漏らす恐れがあることを危惧するジュウォン。
ep.3 20年前の手口と同じ、しかも公表されていない事件が起きたこと。2件の事件の被害者を見つけたこと。最近、この町へ帰ってきた20年前の容疑者。つまりドンシクが犯人だと疑うべきではないのか?と。
「どちらにせよ鈍いのか。刑事の資格がないのか」と言い放つジュウォン。

しかしドンシクから、最近この町に現れたのは自分だけではないと言われ「20年前、僕は7歳でした」と反撃するジュウォン。
20年前の事件は違っても、警察にいるなら公表されていない手口は分かるし、調書が書庫にないのは自分が盗んだことを隠そうとしてるのではないか?的なことを匂わされる。

ep.3 自宅地下室に監視カメラを設置するドンシク。壁に貼ってあった捜査資料の跡を掃除、床に消毒液を撒き、机の上の血痕を拭き取る。
ep.3 ジファとジョンジェがドンシクの自宅へ。直前まで地下室を念入りに掃除していたドンシク。
ドンシクは「(ミンジョンは)死んだよ。遺体も見つからない。渡す気がないから。あいつには返す気が全くないから」と意味深なことを言う。
ep.3 シムジュ山を捜索していた警察犬が携帯電話を発見。
ジュウォンが不法滞在の女性に渡した飛ばし携帯だった。
ミンジョンとは面識がなかったのか?とジファに質問されるジュウォン。
「知りません」と答えるジュウォン。
ep.3 携帯電話から不法滞在者の女性のDNAが検出される。(現時点では、警察は身元不明の女性=不法滞在者の女性に結び付けられず)
ep.3 シムジュ山で携帯電話が見つかった理由を探すべく、ジュウォンは山へ。そして山の近くに駐車してある自動車に車載カメラが搭載されていることを発見。
2020/10/25 06:49の映像に車載カメラに向かって不敵な笑みを浮かべるドンシクの姿が映っていた。
ep.3 ドンシクの家の地下室へ不法侵入するジュウォン。
漂白剤や、机の上の血痕を目にする。
ちなみにドンシクは地下室の防犯カメラの映像を自分の携帯で見ており、ジュウォンが侵入したことを知っていた様子。
ep.3 ジファによりミンジョン拉致および傷害容疑で緊急逮捕されてしまうドンシク。
それを知り嬉しそうなジュウォン。
パトカーのなかでニヤリと笑うドンシク。

 

ミンジョンの指だけが発見された時の皆んなの反応は

ドンシク 指を見つけて嗚咽するも、数秒後には真顔。しかも置いたのはドンシク自身だった。
イム・ソンニョ 鑑識の仕事をしながらも、こっそりと涙を拭う
カン・ジンムク(父親) 「ミンジョンを見つけてください」と所長に泣いてお願いする
オ・ジフン(派出所の末っ子くん) 派出所で留守番中。深いため息をつきながら電話にでるとJSBのイム記者からの問い合わせだった。何も言わずに静かに電話を切る。そして大粒の涙をポロリ。
オ・ジファ 現場の状況を見てやりきれず、思わず一度目を背ける。
ユ・ジェイ(精肉店の店主) 肉をさばこうとするも、涙と吐き気で手が止まってしまう。
パク・ジョンジェ 放心状態で職場の天井を見つめる。
ハン・ジュウォン ドンシクと一緒にミンジョンの指を見つける。帰宅後、1人でお酒を飲んでいた。
参考人聴取のため15時までに署へ来るようオ・ジファからメッセージが入る。

 

韓国の法律

ドラマ内だけの設定ではないとは思うのですが、エピソード1でドンシクがこう説明していました。

息子が失踪したので捜索願いを出しに来たという男性に対し

失踪かもしれませんがまずは家出で登録を。(中略)失踪児童等の保護および支援に関する法律。満18歳未満の児童や知的精神障がい者、認知症の患者が失踪した場合は捜索願を受理し直ちに捜索または捜査するかを決定する。これが韓国の法律なんです。

 

(どれにも該当しないなら)息子さんは失踪していたとしても、この国では家出人にすぎないんです。

 

2話では、韓国では遺体のない殺人は起訴できないこと。逮捕状を請求しても却下されるとのこと。

 

この細かい部分も好き

ep.3 供述録画室〜♪と歌いながら入室するドンシク。
  「一緒に聴取を受けることを選択しましたね」とジファに聞かれ、声を揃えて「はい」と答えるドンシクとジュウォン。
さすがパートナー、息ぴったり!?
  「僕も警官であり刑事なので合理的な疑いを」とか言い出したジュウォンの横で、やれやれみたいに小さく息を吐き、机の上にうつ伏せになるドンシク。
  2話で供述録画室にあるパイプ椅子で暇つぶしにギッコンバッタンしてたドンシク。今回は、そのパイプ椅子で部屋を出て行こうとしたジュウォンを邪魔する。
  「”僕は警官であり刑事だ”と言いましたよね」と言いながら、右手で拳を作るドンシク。さも、正義感に溢れたことを言ってるが、みたいに揶揄ってるようで笑ってしまいました。
  「電話に出てください」と母親の秘書から言われ、ムッときたのか飲み終わったコーヒーカップを無言で渡すジョンジェ。

 

3話のネタバレ感想

3話では誰が”笑った”のか

イ・ドンシク 書庫で「ミンジョンの件はお前が?」とジョンジェに聞かれたとき。
ハン・ジュウォン 書庫から無くなっていたはずの調書がでてきたとき。
別の場所にあったから戻したというジョンジェに対し「ドンシクの共犯なのではないか?」と問う。
イ・ドンシク 所長と話をしていたとき、ジョンジェからの電話。書庫でジュウォンが調書を見つけ「気が触れたかのように笑ってた」と聞いて。
イ・ドンシク ドンシクを追い詰めようとしていたジュウォンが、むしろ休職に追い込まれてしまったとき。
お辞儀をして下を向いていたので表情は見えなかったものの、明らかに笑い声を出して笑った。しかし顔を上げた時は真面目な顔をしていた。
この演技も凄かったですよねぇ。
イ・ドンシク 緊急逮捕され身柄を警察署へ移動されるパトカーのなかで。これも意味深な笑いでした。

 

親友から見たドンシク

果たしてドンシクは20年前の犯人なのだろうか?
警察官としてではなく、友人としてどう思っているのか?ずっと聞きたかったというジファ。

ジファ自身は20年前からドンシクを友人として一度も疑ったことがなかったと明言してましたね。

それに対してジョンジェは、何か歯切れが悪いというか。口先ではドンシクを信じてるとは言ってましたが…。

でも書庫で「ミンジョンの件はお前が?」とドンシクに聞いたり、「ドンシクはミンジョンが死んだと決めつけてる」とジファに話したりしてるしなぁ。疑ってるよなぁ。

ジファとしては、なぜ事件当日一緒にいたことをジョンジェはすぐに言わなかったのか?というのがずっと引っかかっていたようです。

果たしてドンシクはジファとジョンジェをどう見ているのか?

ジファに対して、はっきりと友達だなんだというセリフは今のところありませんが。でも、ジファが自分を疑ってないことは肌身で感じているような気もします。

ジファを馬鹿にしたジュウォンに対して、めっちゃスマートに切り替えしたドンシクを見てるとそんな気がしました。

 

今回の3話では、自分が勝手に自宅へ持って帰っていた妹とカフェ店主の事件の調査資料を戻すとき、ドンシクはジョンジェに対して「俺たちは友達だろ?今回は関わるな。何も聞かず何も見ず」と自分が資料を戻したときにはいなかったことにしようとしていました。

本当に友達と思っているかはさておき(なぜってドンシクって本心を見せないところがあるというか)、自分のせいで困ったことになってほしくない、という気持ちがみえます。

ドンシクの頭の回転の速さ!

書庫に調書を返却に来たドンシク。誰かが自分とジョンジェの会話を盗み聞きしてることに気づくシーン。

そこへジファから「あなたも到着した?地下の供述録画室よ」とメッセージ。この”あなたも”でジュウォンも署に到着していることを察し、もしかしてジュウォンが盗み聞きしていたのではないか、と。カッコイイ。

そして供述録画室でのドンシクvsジュウォン。圧巻でしたねぇ。

供述録画室〜♪とか歌いながら入室するドンシク。

20年前の事件の容疑者が最近になって戻ってきて、20年前と同じ手口の殺人・傷害が起こり、その2件の被害者の第一発見者であるドンシクを捜査に参加させ続けるなんて「そう言われればそうだなと思いましたか?どちらにせよ鈍いのか、刑事の資格がないのか」とジファに言い放つジュウォン。

「刑事の資格がない?」と返すジファに、にやっと笑うドンシク。
さすがに、自分の長年の友人を馬鹿にした態度にドンシクもカチンときたのでしょうか。

「最近ここに現れた人は俺だけじゃない」から始まる怒涛の追い込み。

「ハン警部補は人を殺さない?合理的な疑いは俺だけに適用されるのか?」

20年前の事件は無理でも、警察官であれば公開されていない20年前の手口を知ることができること。書庫に事件の調書がないことは誰も気づいていなかった、自分が持って行ったことを隠す言い訳なのではないか?と。

そしてドンシクと同じ2人の被害者の第一発見者である、と。

自分が模倣犯だとでっち上げられそうになり、言葉も出なくなるジュウォン。

挙句に勤務後からのアリバイはなく、翌日は早朝からマニャンスーパー近くのドンシクの家の前にいた、と。

ドンシクvsジュウォン ラウンド2

携帯から変死体の女性のDNAがみつかり、その携帯から唯一メッセージを送信した先がジュウォンだったことから休職することになるジュウォン。

マニャン派出所で、そのことを告げ帰ろうとしたジュウォンを呼び止めるドンシク。

下を向いて笑ったドンシクに怒りを爆発させるジュウォン。

「笑ったのか?邪魔者が消えてうれしいのか?これで自分の好きなようにできると?」

「誤解があるようですね」

「僕は消えたりしない。あなたの前から消えない。僕が必ず捕まえてみせる」

「やれやれ(チッチッチッチと軽く舌打ち)お疲れのようですね。ゆっくり休んだほうがいい」

「おい。この野郎!」ドンシクの襟元を掴むジュウォン。

「離せ。派出所の前だぞ。早く離してよ〜♪防犯カメラに映ってる」

防犯カメラの映像だと、このとき2020/10/27 10:40:28

ゆっくりとジュウォンの手をどけると、軽く一礼して余裕の表情で派出所へ戻っていくドンシク。くーーーーっ、大人ぁあああ!

ドンシクの妹への想い

20年前に失踪したままの妹・ユヨン。
しかし町で似た女性をみると思わず指をみてしまうこと。年齢も違うから妹ではないと分かっていても。

この20年、指先のない妹を見た人は誰もいない。

「ユヨンは死んだんだ。そうだろ?」

だからミンジョンの遺体が見つかった訳でもないのに、死んだと確信して供述室で質問してきたのか?と聞くジファ。

「死んだよ。遺体も見つからない。渡す気がないから。あいつには返す気が全くないから」

 

所長の後悔

ミンジョンの捜索中なのに休暇を取ると言い出すドンシク。
それでは、かえって疑われてしまうと心配したのか休まれると他の人が困るから出勤するよう促す所長。

「嫌です」と答えたドンシクに「この野郎」という所長。
そこから、20年前の取り調べの時に「逆らうとあの時のように殴るんですか?」と。

しゅん、となる所長。

「動揺しないでください」と笑顔でいい「証拠もなく科学捜査も当てにならない。犯人の目星が付いたら殴ってでも自白させる。そうするしかないですよね」

「……理解しなくていい。私を許すな。だが世の中が変わってよかった」という所長。うっ。

2話で所長はジュウォンに対し「私たちのように合法的に銃を持ち手錠を掛ける人間は一歩間違えれば相手を大けがさせてしまう。それを私はドンシクにやってしまった」と言ってましたよね。

しかし「何も変わっちゃいない。あの時も今も証拠のない事件を自白なしで解決できますか?自白させるしかない。怪物を捕まえるためには、怪物になるしかないんです」

所長室で一杯のお茶を交互に飲む所長とドンシク。

韓国では一杯の飲み物を分け合うというのは何か意味があることなのか。それとも、この2人の心の繋がり、家族のような関係を暗示しているのか。

いずれにせよ、証拠がない事件の場合は自白させることでしか事件を解決できないことに対するもどかしさをドンシクが抱えていることが分かりました。

結局ドンシクの言うとおり

2話でドンシクがジュウォンに対し「警官は足で稼ぐものですよ」というシーンがありましたが。

今回、ジュウォンは自分が休職に追い込まれたことで何とか挽回しようと山の周りで聞き込みをしていましたね。おお、ドンシクの言う通り”足で稼いでる!”となりました。

ジュウォンの父が暴言すぎる

ジュウォンが模倣犯にされそうになった経緯を聞いたジュウォンの父「あの変人、気に入ったよ。刑事にふさわしいのにもったいないな」と。

「理性的なふりをしてるが誰よりも感情的で分別がない。あの変人のほうがお前より100倍は理性的だ。そんな態度じゃ捕まえられないぞ」

しかし流石に早朝からドンシクの家の前で張っていたことを知ると「ばか者が!」と机を叩く始末。

携帯電話から不法滞在者の女性のDNAが出た時は、書類を息子に投げつけてましたしねぇ。

グムファと自分を結びつける証拠は何もない、というジュウォンに対し「マスコミが嗅ぎつければそれだけで有罪になる。捕まらなくても終わりだ。お前のせいで長官の座を逃すかもしれない」なんて、自分の出世だけが大事なのがダダ漏れですよお父さん。

そんなジュウォンの父に

ジュウォンの家庭教師をしていたクォン・ヒョク検事。

なんとかジュウォンの父・ギファンに取り入り出世しようと、ゴマすり放題。今回、初めてジュウォンが失態を犯してくれたことで自分が弱みを握れる立場になれるとウキウキ。

自分が希望しているムンジュ支庁の刑事2部への異動をチラつかされてましたね。

 

そして新たな登場人物

JL建設代表のイ・チャンジン。

まさかのジファの元夫!!まさか夫婦だったとは。

ソウル在住ながらムンジュ署で免許更新を忘れて2万ウォンを納めに来た、と。
免許証を見ると更新期限が2020年10月28日だったようですね。

 

「20年間ここで君と出会ったせいでできなかったことをやる」とか、「だから今回は俺を誘惑するなよ」って言ってましたけど。

うーーーーん?どう考えてもジファから惚れるように思えないのだけれど??

ジョンジェの母の狙いは?

そういえば、突然ジョンジェの母がムンジュ署に来てましたけど。
あれは、何が狙いだったんですかね?捜査状況を知りたかった??

ジョンジェは母に、もうチャンジンとは手を切って欲しいと言ってましたね。

 

全話みてから3話を見直すと

1話、2話でドンシクの優しさを垣間見ているものの。
どこかジュウォンと同じでドンシクを疑っていた私は、こんなにもドンシク自身が真犯人を追い詰めようとしているセリフがポロリと出ていたことに驚いています。

ドンシクを疑っているから、ドンシクが何を言おうと言い逃れしようとしてるように思えちゃったんですよね。ああ1回めを見た時の感想を残しておけばよかったなぁ。

結構素直に「あいつは渡す気がない」とか、「自分が怪物にならないと」と心を許している仲間には喋ってたんだな、と。

過去の事件、ジュウォンが独断で行っていた”おとり捜査”のせいで起きた事件、そしてミンジョンの事件。
すべてがうまく絡まって話が進んでいくことに、改めてすごいなぁと思いました。

あと供述録画室でのシーン。

ドンシクが犯人だと思えばドンシクが犯人っぽく思える状況があって。

でもドンシクが指摘したように、ジュウォンが模倣犯だと思えばジュウォンが犯人っぽく思える状況があって。

ジファがドンシクが23時まで精肉店にいたアリバイを裏付けるのが「被害者の父親と警官なのに信じられない?」とジュウォンに聞くシーン。

結局は、その被害者の父親が真犯人だったことが分かってから見るとジュウォンの言う通り”家族のような関係の人たちによるアリバイや、捜査に関わることの危うさ”みたいなものもあるんだよなぁ、と。

ドラマなんですけど、なんですけど、ありえなくもないことだなぁと思ってしまったのでした。

そういえばドンシクとジュウォンがパトロール中にマニャンスーパーへ立ち寄るシーン。

偶然、スーパーから出てきたジンムクを見るわけですが。ちゃんとジンムクを演じてるんですよね。あれ、すごいなって。誰も見てなかったら普通に振る舞ってしまいそうなのに。

その徹底ぶりこそが異常で、だからこそこんなにも長い間見つからなかったのかな、とゾワっとしました。

ジュウォンにすれば、犯人であろうドンシクの反応を見たかったんでしょうけれど。実際のドンシクは、憎悪はあるもののどうやって怪物に自白させようか、というところだった訳で。

いやぁ、1回目では(本当にドンシクが犯人で、ジンムクに対して申し訳ないという気持ちなんだろうか)なんて目で見てましたが。

2回目だと、いかにジンムクを追い詰めようかと策を巡らしつつ、憎悪と悲しみの間で揺れるドンシクに見えて。うっ。

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うさかめ
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