韓国ドラマ『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』。
第14話で、いよいよ緊張のパーティーが始まりました。スイムを陥れようと虎視眈々と狙うソジン。その援護に回っているジニが、スイムに「ウジュを題材にした本を書くのか?」と切り出したから、さあ大変。
Contents
登場人物
ハン・ソジン一家 | |
ハン・ソジン | 専業主婦。姑であるユン女史から3代続けて医師にする、というプレッシャーを受けている。 |
カン・ジュンサン | ソジンの夫。ジュナム大学病院の整形外科医。 |
カン・イェソ | ソジンの長女。ソウル大学医学部へ入学するために猛勉強中。シンア高校在学中。 |
カン・イェビン | ソジンの次女 |
ユン女史 | カン・ジュンサンの母。息子と、その嫁への当たりがキツイ。 |
チン・ジニ一家 | |
チン・ジニ | 専業主婦。芸能人になることを夢見ていた。息子が勉強嫌いで困っている。 |
ウ・ヤンウ | ジュナム大学病院の整形外科医。カン・ジュンサンの後輩。 |
ウ・スハン | ジニの息子。 |
ノ・スンへ一家 | |
ノ・スンへ | 専業主婦。 |
チャ・ミニョク | ロースクールの教授。息子たちにスパルタ式教育を施す。 |
チャ・ソジュン/チャ・ギジュン | スンへとミニョクの息子たち。双子。ソジュンが兄、ギジュンが弟。 |
チャ・セリ | ハーバード大で経済学を専攻。 |
イ・スイム一家 | |
イ・スイム | 童話作家。 |
ファン・チヨン | スイムの夫。ジュナム大学病院の神経外科医。病で妻(ウジュの母)を亡くす。 |
ファン・ウジュ | イェソと同じ高校に首席合格。成績だけでなく性格も良い。 |
入試コーディネーター | |
キム・ジュヨン | 入試コーディネーター。合格請負人。毎年、自分が認めた子供2人しかサポートをしない。合格するためなら手段は選ばない。 |
チョ・テジュン | キム先生に忠実な部下。 |
同級生 | |
キム・ヘナ | 母子家庭に育つ。頭がよく、イェソのライバル。 |
キム・ウネ | キム・ヘナの母親。病気で入院中。 |
イ・ミョンジュ一家 | |
イ・ミョンジュ | 息子ヨンジェがソウル大学へ入学し、鼻高々だったが……。 |
パク・スチャン | ミョンジュの夫。ジュナム大学病院の元神経外科長だった。 |
パク・ヨンジェ | ミョンジュの息子 |
第15話のネタバレ
ソジンの家
自分は童話作家でありルポライターではないので真実をそのまま書くわけではないが、背景はSKYキャッスルだと答えたスイム。
SKYキャッスルの評判が落ちると心配するチャ教授。
そんなことよりヨンジェとヨンジェの父親の心配をすべきだというジュンサン。
スンへは受験生の親が何をしているか、本を通じてでも知らせるべきではないか?と。そして「ドレフュス事件をご存知?」ジニに尋ねます。
きっぱりと「いいえ」と答えるジニ。ジニのいいところ?は、知ったかぶりをしないところですよね。
ドレフュス事件(ドレフュスじけん、仏: Affaire Dreyfus)とは、1894年にフランスで起きた、当時フランス陸軍参謀本部の大尉であったユダヤ人のアルフレド・ドレフュスがスパイ容疑で逮捕された冤罪事件である。
〜Wikipediaより〜
文豪ゾラが告発しなければ、無罪の人間がスパイに仕立てられ殺されるところだったそうです。
作家には問題点を告発する義務がある、と妻を援護するチヨン。
ヨンジェの家族に起きたこと、受験戦争で数多くの子どもが死んでも社会に変化がないことが悲痛なのだ、というスイム。
ジュンサンはヨンジェの父親が医者を辞めて狩りをして暮らしていること。その悲劇につけこんで金儲けをしようというのか?ヨンジェの家族の不幸のおかげで、チヨンは家と職場を手に入れたのだ、と言い出しました。
さすがにチヨンも頭にきたようで、ジュンサンを外に呼び出します。
チャ教授は、どうしても書くというならSKYキャッスルの住人である前に、法曹人として責任を問う、とか脅します。
「スンへ、帰るぞ」「先に帰って(にっこり)(お酒をクイ)」
ここでスイムがソジンと2人で話したいからと、ジニとスンへに退席を求めます。ジニは「名誉毀損で訴える」と捨て台詞。
スイムは邪魔をしないで欲しいとソジンに言いますが、SKYキャッスルの住民全員を敵に回すのだ、自分では止められないというソジン。
「ふっ。火をつけて知らん顔を?いいわ、あんたに妨害されても書き上げる」と宣言するスイム。
子を失った親の心情なんて、産んだ経験がないから分からないだろう、と言って去ろうとするソジンに「ちょっと!」といって、ソジンの顔面すれすれに足を蹴り上げるスイム。
「ミヒャン、私は我慢してるの」「(自分の過去を)バラすつもり?」「はっ。あんたと一緒にしないで。ケンカを売られてもこらえてあげてるの。次は蹴り飛ばすわよ」
かっこいいいーーーー!
怒り心頭のソジン。
ソジンの家の外
ジュンサンに対し謝罪を求めるチヨン。
喧嘩をふっかけてきたのはチヨンだから、そっちが謝れと言い出します。そして今までの恨みごとを吐き出すジュンサン。
部下を勝手に手術しようとしたこと(それは誤解)、利益ばかり追求する非常識な医者扱いしたこと(それは本当だよね?)。
「”過剰診療ではない”と正当化させたでしょう?」というチヨンの言葉にカッとなりチヨンの襟元につかみかかるジュンサン。過剰診療の件は13話に出てきましたね。
「もう我慢しませんよ」というチヨンに「院長に溺愛されて怖いものなしか。大きな顔するな!」という負け犬ジュンサン。
チヨンに殴りかかるものの、へっぽこパンチをかわされてしまうジュンサン。簡単に背中に手を回されてしまうのでした。そして突き飛ばされちゃうジュンサン。
出てきたチャ教授に抱きつく形になっちゃうジュンサン。
帰ろうとするチヨンの背中にキック!しようとするも、まったく距離が足りず一人ずっこけるジュンサン。ってか、これ本当にやったんだとしたら、めっちゃ痛そうなんですけど???
めっちゃ笑っちゃってるスンへ。後ろから、何笑ってるのよ、ってな感じでどつくジニ。
スイムの自宅
帰宅して文章を書き始めるスイム。
チヨンはヨンドゥのことが忘れられないのか?と尋ねます。昼間にパソコンで写真を見ていたことを、しっかり見られていたようです。
「まだ抜け出せずにいるのか?」「……もちろんよ。忘れられない」
優しくスイムの方をなで、部屋をでていくチヨン。
ヨンドゥというのは、スイムが教育実習へ行っていた時に受け持っていた学生のようです。
スイムの過去
教育実習のとき受け持ったクラスに、成績に悩む女生徒がいたけれど担任からは無視するように言われ葛藤するスイム。
授業中にリストカットをした彼女に驚きトイレまで追いかけますが、担任は親にも見捨てられた子だからかまわないように、と。ヨンドゥ本人にも聞こえてるのに……。
ヨンドゥの父親は大学で心理学を教えているのに、未熟者のスイムに何ができるのか、という担任。
しかしリストカットするのは助けを求めているからだ、と反論するスイム。
「手を握る人がいれば、あの子は救われます」
スイムは担任にトイレから追い出される際、ヨンドゥに対し自分に電話するよう叫ぶのでした。トイレの個室で泣いているヨンドゥ。
署名運動
もし小説だとしても、大学病院の医者が住むキャッスルだと書かれたらSKYキャッスルだと特定されかねない。
さらに大金を使って受験コーデを雇い受験対策してると世間が知れば大衆を敵に回すことになる、というソジン。
ジニを使って住民から署名を集めようとしています。
キム先生による妨害
キム先生はチョ先生からスイムの過去を聞きました。
そしてスイムがヨンジェを題材にした本を書くのを妨害すると言って、スイムを呼び出します。
スイムを呼び出したのはヨンジェの母親・ミョンジュの墓地。
ヨンジェに両親への復讐心を植え付けた理由を聞かれたキム先生。
学習意欲をなくしたヨンジェを合格させるのは難しい、とキム先生は母親に説明したそうです。
しかし母親から、息子をソウル医大に入学させるためには何でもすること。息子が好きな女性(ガウル)を追い出し恨まれているから、自分への憎悪の心を利用してもいいから、と頼まれたのだと説明します。
医大へ入学すれば復讐心なんて消えるだろう、自分のためだったと理解してくれる、という母親の言葉に自分も愚かながら同調してしまった。そう涙ながらに話すキム先生。先生、演技もお上手で。
「すべて私のせいです。ヨンドゥと同じ悲劇を起こしてしまった」
ヨンドゥの名前がでて驚くスイム。ジソ中のソン・ヨンドゥのことか?と。キム先生は、自分はヨンドゥの家庭教師をしていたのだと告白。え?ウソっぽい。
だって、スイムは何故ヨンドゥを知っているのか?と聞いたから。チョ先生からの報告を聞いているからこそ、自分がヨンドゥの家庭教師だと嘘をついたんでしょうねぇ。
ヨンドゥの家族は、ヨンドゥが死んでしまったあと海外移住した、というキム先生。
どうやら、そこまで調べてたんでしょうね。情報が一致したので、スイムは信じてしまったようです。
お礼を言って去っていくスイムの後ろ姿を見ながら、冷酷な笑みを浮かべるキム先生。
本当は「息子が合格するなら何でもしますから」というヨンジェの母親に対して、キム先生から「何が起きてもすべて受け入れられますか?受け入れるのかと聞いたのです」と決断を迫っていました。
これ、キム先生がソジンに聞いたことありませんでしたっけ?
あ、7話ですね。
「万が一 不幸になっても受け入れられますか。ヨンジェの家のような悲劇が起きても受け入れると?受け入れるのかと聞きました」って確認されてましたね、ソジン。
「……はい。はい。もちろん受け入れます」と答えるヨンジェの母親。
この決断が彼女をのちのち自殺にまで……。
スイムの過去2
動揺しつつ車を運転していたため、危うく赤信号なのに横断歩道へ突っ込むところでした。
急ブレーキを踏み、難を逃れるスイム。過去が思い出されます。
それはタクシーに乗っていたときのこと。急に横断歩道に女性が飛び出したようです。急ブレーキをかけるタクシー。
タクシーの運転手は女性に注意すると、走り出します。スイムは、その女性がヨンドゥだったことに気づき運転手に車を停めるようお願いします。
その頃、まだ横断歩道に立っていたヨンドゥ。トラックが来ることに気づかず、轢かれてしまうのでした。
彼女の手には携帯電話。
「先生、助けて。私は生きたい」というメールが書きかけになっていました。
そのことを思い出し、泣き崩れる現在のスイム。
ソジンの自宅
スンへがソジンの家に来ています。
スンへに対し自分のような教育ママになるか、スイムさんと偽善を楽しむか、身の振り方を固めたらどうか?と言い出すソジン。
息子たちのソウル医大合格も、賢母像も諦めきれないとなると、一兎も手に入れられないかも、と。
「私はあなたのような教育ママになろうと思いません(にっこり)」
「スンへさんをチャ教授と勘違いしたようね」そういうと、書類入れを渡すソジン。チャ教授へ渡すよう頼むのです。
中身はコーデが準備したテスト対策用資料(予想問題)でした。
おそらく1億ウォンは越えるだろうというチャ教授に対し、「過干渉だけど正攻法で教育してきた人があざとい手を使うのね」と怒り心頭のスンへ。
大切に金庫に資料をしまうチャ教授。
なるほど、自分の息子ではなくイェソを生徒会長にするという約束を13話でしたのは、この予想問題を譲るという提案がソジンからあったからなんですね。
それにしても、約束の半分しか渡さないってソジンもひどいなぁ。いや、待って。スンへが半分隠したとか???それはないか。
スイムの自宅
キム・ヘナが招かれ、スイムたちとご飯を食べています。
スイムはヘナが強いから乗り越えられるとは信じていても、ちゃんと食べているか心配していたようです。
食事後にSKYキャッスル内を案内するというウジュ。
キャッスル内の図書室?で、勉強をしているジニの息子スハンと、ソジンの次女・イェビン。どうやら数学に頭を悩ませているようです。
今度、塾のテストでレベルテストに落ちたら小学生と一緒に勉強することになっているようで2人とも困っています。そこへウジュと現れたヘナ。
分かりやすく教えてくれて、イェビンもスハンもすっかりファンに。家庭教師をして欲しい!と頼まれますが、自分の勉強もあるため1人しか教えてあげられない、と謝ります。
すかさず自宅へ戻っていくイェビン。
ソジンの家
ジニがSKYキャッスル内の署名を集めたところ、かなり集まったようです。
スンへはサインしなかったようで、ジニはスンへは腹黒くて嫌いだと言い出しました。いち早く長女をハーバード大へ入学させて澄ましてる、と。
スンへのマネまでしちゃってます。
そこへイェビンが帰ってきて、ヘナを家庭教師にして欲しいと頼むのです。ソジンは自分がよい先生を探すといいますが「ヘナさんの教え方が面白いの、やっぱりね。もういい」と部屋を出ていくイェビン。
そういえば、母親が亡くなってからヘナの様子が変わったとイェソが言っていたことを思い出すソジン。
すぐさま、ドフンの母親に電話。ヘナに生徒会長の出馬を諦めさせた犯人は自分だと教えたのか?と。
まさか自分の息子の将来がかかっているから、そんなことは言わない。しかし、生徒会長の話をヘナにしたら感づいたのだ、と。ヘナは危険な子だから何をしでかすか分からない。自分を脅し300万ウォンを払わせたのだ、と。
次にソジンが電話したのはキム先生でした。
ヘナに辞退させたのは自分だと勘づかれたこと、娘たちにヘナが近づくのが気にかかる、と。
「ご安心ください。分かりました」そういって電話を切ると、即座に「チョ先生、ヘナの監視を」と電話するのでした。
なんだこれスパイ映画かなんかですか?!
女子高生相手に、なにしてるんですかね大のオトナが。
キム・ヘナ監視
ヘナが大学病院へ行ったものの、実父の姿をみて帰ってしまうところを動画撮影する人物。
留守中のヘナの部屋に入り、引き出しを漁る白い手袋をした男性。え、チョ先生??顔が映らないので分かりませんが。
そして若き日のヘナの母親とジュンサンが写った写真。母親がジュンサンへ書きかけたメールの本文を写メ。
うわぁ、手際が良すぎるんですけど??もしや、今回が初めてではない感じ???
そしてキム先生もヘナの実父がジュンサンだと知るのでした。
そして「あー、なるほどね」みたいな笑みを浮かべるキム先生。
レストラン
「今、何と?」「ヘナを引き取ってください」
ソジンに生徒会長を辞退させられ、金銭的援助も絶たれた。火薬になりかねないから、そばに置いて監視をしてはどうか、と説明するキム先生。
母親も亡くなり、今のヘナに怖いものはないはずだ、とも。
しかし、不正の証拠(ドフンがヘナに怒ってた動画)が自分の手元にあるのに下手な真似をするだろうか?と渋るソジン。
競争心でイェソの成績も伸びると言われ「そんな方法まで使うなら先生に任せる意味がありません」と反論。
さすがの先生も言葉につまります。
しかし、「イェビンと同じ塾に通うヘナが恨みを抱き接触しないよう用心してください」とだけ言うキム先生。そういえば、同じ塾でしたね。ずいぶん前に、そういう描写がありましたね。
「母親を失った子です。イェソヤイェビンのためにも受け入れてみては?」と再度提案する先生。
断固拒否するスジンに対し、ふっと笑って「ご再考ください」とだけ言うのでした。
ふむ。キム先生、さすがにこの時点ではジュンサンの子どもだとは言わないのですね。言えないか。ソジンが取り乱しちゃったら受験どころじゃなくなりますものね。いや、だからって、ヘナが誘われてのこのこソジンたちと暮らすだろうか?というのもありますが。