中国ドラマ『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』第7話「繍坊の対決」の流れと、私の感想を織り交ぜて書いていこうと思います。
※ ドラマの内容に触れていますので、未見の方はご注意下さい!
Contents
第7話『繍坊の対決』あらすじ
皇后の誕生日に繍坊を代表して長衣を献上する瓔珞。しかし使われたのが孔雀糸でないと見抜かれてしまう。
瓔珞は持ち前の機転を利かせ、なんとかその場を凌ぐ。
その後、繍坊では乾隆帝の常服を担当する刺繍女官が1名選ばれることになる。瓔珞と玲瓏、どちらが選ばれるか対決が始まる。
登場人物
女官たち
人 名 | 役 柄 |
魏瓔珞(ぎえいらく) | 物語の主人公。芯の強そうな感じ。 |
吉祥(きっしょう) | 素直な子だけれど、ちょっとそそっかしい感じ。 |
玲瓏(れいろう) | 吉祥とは幼馴染。瓔珞をライバル視。 |
張女官 | 繍坊をしきる女官。 |
呉総管 | 女官ではないけれど、女官たちを取り仕切る偉い人のようです。 |
後宮の妃たち
人 名 | 個人的な感想 |
皇后・富察(フチャ)氏 | 皇帝の寵愛を一心に受けている。とにかく美しい。物腰の優美さ。ひと目見て、ファンになりました。 |
皇后の侍女 | 爾晴(じせい)、明玉(めいぎょく) |
純妃・蘇氏 | 皇后が信頼している人物。薬に関する知識が豊富な方のようです。 |
純妃の侍女 | 玉壺(ぎょくこ) |
嫻妃(かんひ)・輝発那拉(ホイファナラ)氏 | 皇后が信頼している人物。純妃の狙いが分からない。 |
嫻妃の侍女 | 珍児(ちんじ) |
貴妃・高(こう)氏 | 誰しもが見た瞬間に「あぁ、これは怒らせてはいけない人物」と思うのではないかと。後宮のNo.2。皇后を蹴落としたくてしかたない。 |
高貴妃の侍女 | 芝蘭(しらん) |
嘉嬪(かひん)・金氏 | 高氏と共謀して、他の妃嬪たちを蹴落とそうとしている。 |
嘉嬪の侍女 | 阿双(あそう) |
舒貴人・納蘭氏 | 最近入内した新人さん。なんとか陛下の寵愛を受けようと必死。 |
皇帝と、その周囲
人 名 | 個人的な感想 |
乾隆帝 | 清の第六代皇帝。清朝を最盛期に導いた。ちょっとお茶目で、ちょっと怖そう |
総官太監・李玉(りぎょく) | 乾隆帝のお付きの人。ふっくらとしていて、ちょっとお茶目。帝のご機嫌とるのも大変そう。 |
富察傅恒(フチャふこう) | 皇后の実弟。御前侍衛。 |
海察爾(ハイランチャ) | 富察傅恒(フチャふこう)の同僚なのかな? |
第7話『繍坊の対決』のストーリー
長春宮
皇后様に繍坊を代表して礼品を届けに来た瓔珞。
なかなか長衣を見せようとしない瓔珞に、早く贈り物をお見せするよう促されたところで陛下からの贈り物が届きました。
いつになく満面の笑みを浮かべる李玉。
今年は恒例の絹織物に加え、陛下より特別な贈り物がと言っています。李玉がパンパンと手を叩くと、何やら小箱のようなものが運ばれてきました。鳩時計、みたいな?
陛下は皇后様を驚かせようと時計職人に作らせたものだ、と。しかし清では誕生日のお祝いに時計を贈ることは禁忌だそうで、時計から化粧箱に改造させたそうです。でも、上の部分は時を告げるそうです。
そこへ高貴妃が突然立ち上がり「風邪で喉が痛むため、祝宴には参加できません。ここで失礼!」と言って去り、続いて嘉嬪・金氏も「永珹(えいせい)が風邪気味なので私もお先に」とそそくさ帰っていきます。相変わらず、あからさまな2人。
ちなみに、永珹は四男のようです。妃嬪たちの誰が息子さんを産んだのかは、中国ドラマ『瓔珞』第4話のストーリーと感想の”第4話で分かったこと”に一覧にしております。
いよいよ、瓔珞が長衣をお見せするときが来ました。
皇后様が刺繍を見て「金糸でも銀糸でも、孔雀糸でもない」というと、純妃も嫻妃(かんひ)・輝発那拉(ホイファナラ)氏も立ち上がって見に来ます。
嫻妃が「動物の毛の糸だ」とひと目で見抜きます。
皇后様大好き侍女・明玉は「こんな質の悪い物でごまかそうというの?」とお怒りです。「命が惜しくないようね!」とも言っています。明玉を黙らせる皇后。すっと、右手をあげただけで黙らせました。素敵。
瓔珞は初めてお会いする皇后様の顔を、ついつい見つめてしまうのでした。皇后様と目が合い、慌てて視線をそらす瓔珞。
「例年、刺繍は金銀の糸か孔雀糸を使います。今年使った糸は鹿の尾の毛で作りました。皇后様は平素より倹約に励まれ金糸や銀糸は贅沢品と仰せだと。また清の祖先も入関前は鹿の尾を糸にして衣や装飾品を縫いました。こたびはあえて金銀の糸を控え、旧習に返り皇后様の倹約の意向に従うとともに”建国の苦労を忘れまじ”との意味を込めました」
すらすらすら〜。よくぞまぁ、ここまで。それにしても女優さんも、これだけセリフを淀みなく言わなくてはいけないって大変だなぁ。よく覚えられるなぁ。
嫻妃は「うら若い女官なのに筋の通った話をしますね」と褒め、純妃も「本当ですわ。実にもっともな話です」と。
自分の贈り物を高貴妃に貶された舒貴人は「一体どこが」と不服な様子。
巧みな言葉に騙されないで下さい、きっと裏があるのですとか言い出す始末。
でも、裏などないし、宮中の贅沢さはますばかりで、この女官の言う通り節約すべきだと。そして褒美を賜る瓔珞。
繍坊
褒美の品を運び込む人たち。吉祥は、さすが瓔珞だと喜びます。罰せられるどころか褒美をもらってくるなんて、と。
面白くない顔をする玲瓏。間違いなく孔雀糸を隠した犯人だと思われます。
長春宮
庭に瓔珞が跪いています。
そして本当は繍坊で孔雀糸が盗まれたこと、やむなく鹿の尾の糸で代用したことを皇后に謝罪します。そして、先ほどのことは口先だけの口実だった、と。
でも驚くべきは皇后の言葉。「分かっていたわ」。さすが聡明な皇后様!!(すみません、一方的なファンなもので)
今まで繍坊から届いたもののなかで、あのような糸が使われたことはなかったこと。また今日は自分の誕生日なので不愉快なことは避けたかったこと(高貴妃には不愉快なことされましたが)、それであのような対応をされたようです。
そして侍女の爾晴から、部屋に入らず時間を稼いでいたと聞いた。その理由は何なのか?と。
「おとがめがなければお答えします」さ、さすが瓔珞。
「罪には問わぬわ。話して」と言う皇后様を横目で見る爾晴。
「皇后様は寵愛を受けているので陛下からの贈り物が届くのを待っていました。皇后様がご機嫌になられてから中に入ってご報告しました。お怒りを緩和できるのではと…」うわー、正直に答えちゃった!
いつもは温和な皇后様も「いい度胸だわ!」と声を上げてしまうのでした。
「覚悟はできています。もし罪に問うなら私だけに。同僚は無実です」
死ぬのは怖いが、生きるも死ぬも皇后様の一存なので、と。
思わず笑ってしまう皇后様。
「陛下を利用するなんて面白い子ね。私の機嫌がよくなるのを待って申し開きをしようだなんて、なかなかの知恵者だこと」。爾晴と顔を見合わせて、くすくす笑う皇后様。好き。
「陛下が知ったらただでは済まないわ。でも孔雀糸を紛失した罰として…もう一着私の常服を作るのよ。鹿の尾の糸を使ってね。分かった?」
皇后様は罪も優美でいらっしゃる。うっとり。
瓔珞が去ると、皇后は爾晴に「これほど切れる女官は初めて見たわ」。
「お気に召したのなら、長春宮で仕えさせましょうか」という爾晴に「気に入ったわ」と美しい笑顔の皇后様。皇后様は、いつも笑顔でいて欲しい。
「でも常服を仕上げてから仕えさせればいい」と。瓔珞の刺繍の腕も気に入られた様子。
そして、理由もなく盗みが起きるのはよくないから呉総管に徹底的に調べさせるよう言うのでした。
皇后様、瓔珞は霊柏の件で、すでに陛下を怒らせてるんですー、ふふふー。あと、理由は瓔珞への嫉妬なんですー!と心のなかで報告する私。
瓔珞と吉祥
2人で衣装を届けに行くところでしょうか、話をしています。
よくぞ皇后様へお話できたと褒める吉祥。
吉祥に「今後は、間違いが起きないよう何事も慎重にね」とアドバイスする瓔珞。
そして、皇后へ自分から孔雀糸が盗まれたことを報告したのは誰かにあとで告げ口されるよりましだから、とも。そして聡明な皇后様には、自分の罪と幼稚な浅知恵を自ら語れば信頼を得られるのじゃなかろうか、という考えもあったようです。先々、読んでる!
そして、自分の狙いは長春宮へ入ることだと打ち明けるのでした。
繍坊
長春宮へ異動になることが女官たちの間で、さっそく噂になっています。
器量も刺繍の腕も瓔珞と遜色ないのに、張女官が瓔珞を贔屓するなんて玲瓏が可愛そうだ、と仲間が慰めてくれます。でも、これからは玲瓏が一番だ、と。
皇后様から賜った品々を皆に見せていた瓔珞、戸棚へとしまいます。
皆が寝静まると、玲瓏がこっそりその戸棚を開け…ガシッと瓔珞に手を掴まれます。孔雀糸を盗んだでしょ?と。
玲瓏を犯人だと考える理由は3つ
1.ボヤを起こした犯人は女官の誰か。うむ。女官たちが住んでいる場所でしたしね。
2.自分が繍坊を離れたスキに犯行を実行したのは、吉祥と自分の性格を知っている人物であること。確かに、瓔珞だったら火事だとしても行かないか、刺繍糸だけでも持って行ったかもしれませんね。
3.全員処罰されると知りながら実行するほど私を恨む人
だから、きっと自分がもらった品も切り裂くに違いないと思ったようなのです。
そうかー、もうちょっと待って玲瓏が切り裂いたところを掴まえたらばっちりだったのかもねぇ。
でも、敵もさる者。自分ではない、と言い張る玲瓏。自分は潔白なのに泥棒扱いするなら死んでやる!とか言って仲間の同情を引くのでした。
「玲瓏。天は私たちを見ている。無実を祈るわ」
翌日、呉総管と張女官が凄い勢いで繍坊へ向かうのを見る玲瓏。どうやら、皇后様の命令で犯人探しに来たのだ、と皆が噂しています。ほんと、皇宮では噂が速いですよねぇ。
食事処
女官たちがご飯を食べるテーブルに瓔珞と吉祥の2人。
瓔珞は刺繍品を厨房で麺と交換して、吉祥のお誕生日祝にしたそうです。優しいのよ、優しいのよね、瓔珞。自分にも他人にも厳しいのに。
なぜ自分の誕生日を知っているのか?と驚く吉祥。皇宮に入るときの手続きで3度も太監が繰り返したから覚えてしまったわ、と。
長春宮へ行ってしまうと寂しくなる、という吉祥に「宮中では頭を使うのよ。何かあったら相談して。すぐに他人を信用しては駄目よ」と。
すると吉祥は、自分を唯一心配してくれたおばあちゃんを思い出した、と。女官たちは吉祥の優しさをバカにする感じだし、ここまで親身になってくれなかったものね……。
瓔珞は自分にも姉がいたが亡くなってしまったことを言うと、姉妹のように支え合おうと吉祥が言うのでした。そして、瓔珞は自分が刺繍した手巾を吉祥に渡すのでした。
仕事に行った瓔珞。ひとりで麺を食べていると玲瓏がやってきます。
以前は仲がよかったのに、自分のことを嫌いになったのか?という玲瓏。わざとらしい。でも、自分も頑張ってるのに瓔珞は張女官が贔屓してずるい、と。
そして継母に冷たくされた吉祥と自分の家で食事したこと、姉妹同然だったことを言い出します。
優しい吉祥は、その時の恩を忘れずに玲瓏と和解するのでした。
そして誕生祝いをあげる、と。
繍坊の庭
夜になり、繍坊の庭で誕生祝いを探す吉祥。植え込みの中から茶色い包みを取り上げます。このシーンを見直すと、吉祥の後ろで呉総管たちの姿がすーーーっと写り込んでますね。怖い。
そして吉祥は孔雀糸を盗んだ罪で捕まってしまうのです。
「玲瓏が誕生祝いをここに置いたと」と呉総管に訴えますが問答無用。張女官も、そんなことをする子ではない、と訴えます。再度調べて欲しい、と。
しかし報告期限に間に合わなくなることを恐れている呉総管は、犯人も盗品も見つかったのだから、と。真相はうやむやでも構わないようです。うきーー!!
そして、孔雀糸を盗んだものは死罪だと言って帰っていきます。呆然とする張女官。
翌日、瓔珞は戸板に乗せられ白い布をかけられた人物が運ばれていくのを見ました。その手からは、手巾が落ちました。そう、瓔珞が吉祥にあげた手巾が。
まさかなぁ、まさか吉祥が。これからも、ちょっとドジで可愛い吉祥が瓔珞に助けを求めにくるシーンがあるのじゃないかと、ほんわか妄想してたのに。許すまじ、玲瓏。
いつもは感情を出さない瓔珞も、手巾を拾って涙ぐんでいます。
繍坊
玲瓏が泣いています。自分とは幼馴染だったのだ、と。
いなくなった吉祥の席を見つめる瓔珞。友だちが死んだのに、涙も流さないわ、と陰口をたたく女官たち。
瓔珞が仕上げた刺繍は配色も刺し方もなってない!と突き返す張女官。
ここぞとばかりに「瓔珞に仕事が集中して疲れているのでは?何かあれば自分がやります」とか言っちゃう玲瓏。瓔珞の肩に手まで乗せちゃって。
夜になり、瓔珞と玲瓏だけが繍坊に残っています。
信じがたいだろうが、盗んだのは吉祥だ。母親が亡くなってから、おばあさんに育てられていたが最近大病になり、薬代にしようとしたのだ、と。
「信じないわよ、無実の吉祥を陥れた犯人を突き止める」と明言する瓔珞。
翌日か、数日後かは分かりませんが。陛下の常服を作る女官が病気になってしまったので、1人だけ手伝って欲しい、と。
張女官は瓔珞にやって欲しそうですが、玲瓏は「常服は長衣や朝服より難しくない。最近、自分も腕を上げたのでこなせるはずだ」と名乗り出ます。
瓔珞は立ち上がると、通常なら自分に任される仕事だ。ならば、玲瓏とどちらが腕が上か競おう、というのです。
期限は3日で対決の火蓋が切られました。
昼も夜も背中あわせて静かなる戦いの火花が散っています。
女官たちが玲瓏の作品を褒めていると「それしきで私に勝てると?」と煽る瓔珞。
”画竜点睛”は龍の目が大事だから、独特の味わいがある龍の目を表現しなければならない、できるの?と。さらなる煽り。
深夜になっても瓔珞は部屋に帰ってきません。こっそり寝床を抜け出し、繍坊で作業する瓔珞の後ろ姿をこっそり見つめる玲瓏。
いや、見つめてないで作業するとかしたら??
ようやく瓔珞が帰ってきました。自分の寝床近くの棚の上に作っている衣装を置いて就寝。
翌朝、「自分の作品はどこか?」と玲瓏に聞く瓔珞。すり替えられた、と。
「玲瓏、天に誓える?それは本当に自分が刺繍したと」
「もちろん誓う。あれは私の刺繍よ」
玲瓏は吉祥にも誓ったんですよね「もし、また悪いことをしたら天罰を受けるわ」って。受けてもらうぞ。
陛下の部屋
陛下と皇后様の実弟・富察傅恒が話しています。
仲永檀(ちゅうえいだん)から奏上があり、鄂善(オサン)が賄賂を誰かに渡している、という訴えのようです。そして鄂善(オサン)だけでなく、張廷玉(ちょうていぎょく)のことも。
仲永檀は鄂爾泰(オルタイ)の門弟なことから、裏で手を引いているのは鄂爾泰(オルタイ)で、狙いは張廷玉(ちょうていぎょく)である、と見抜いている陛下。
張廷玉(ちょうていぎょく)と鄂爾泰(オルタイ)は先帝からの重臣だったから陛下も容認していたけれど、どうも覇権争いが激しいようで。
鄂爾泰(オルタイ)の子供は自分の妻が亡くなると、すぐに高斌(こうひん)の娘を娶ったと。高斌って、高貴妃のお父さんですね!
漢族は張廷玉(ちょうていぎょく)
満州族は鄂爾泰(オルタイ)を支持する、という富察傅恒。地方の総督や巡撫(じゅんぶ)まで加勢しているため2人を潰すには時を待つ必要がある、と進言する富察傅恒。
李玉が運んできたお茶を床に叩きつけ、「十分待った!」と怒る陛下。李玉は陛下が苛ついていることを分かってたようで、お茶を置いたときからドギマギしてましたね。
お茶がかかってしまったので、お着替えする陛下。
”敵を擒(とら)えるには王を”に従って、トップを調べる。まずは鄂善(オサン)を斬首する、と。
すると首のあたりに何か異常を感じた陛下、李玉を蹴り飛ばします。いやーん。
襟元から針が見つかりますが、富察傅恒は「造辧処(ぞうべんしょ)の手違いでしょう」ととりなしますが、厳重に処罰しろとお怒りの陛下。今回の李玉(いや、いつもか?)は可愛そうな役回りだなぁ。
繍坊
呉総管がやってきて、玲瓏を問い詰めます。
針が1本残っていた、一歩間違えれば謀反で全員の首が飛ぶんだぞ!と。
玲瓏が作った服で、自分の作ったものではない。私のせいではない、と訴える玲瓏。
でも張女官は、たしかに玲瓏から受け取ったと証言。
牢屋
太監に賄賂を渡し、玲瓏に面会に来た瓔珞。
自分を陥れた、と怒る玲瓏。自分は最後に確認するつもりだった。それをしなかったのは玲瓏の焦りか、もしくは吉祥の罰だろう、と。
自分は吉祥を殺していない、とまだとぼける玲瓏。
吉祥が死罪になった日は、吉祥の誕生日だった。どうせ隠した誕生祝いを探して、と吉祥に言ったのだろう。疑うことをしらぬ吉祥は、自分に罪が着せられるとは思わなかったのだ、と。
結局は、吉祥を身代わりにしたこと。あんなとろい子は自業自得よ、とまで開き直る玲瓏。
どうせ自分は軽い罪で済む、という玲瓏に「杖刑80回、寧古塔(ねいことう)への流刑と決まった。都から追放だ」と告げる瓔珞。
寧古塔は現在の黒竜江省牡丹江市寧安市に相当するとWikipediaが教えてくれました。
すんごい端っこなんですね。
紫禁城のある現在の北京市は、この位置↓
左端に飛ばされるよりは距離的に短いけれど、そういう問題じゃないですよね。流刑地に飛ばされる人間が身内から出たことを喜ぶ人はいないだろうし。
でもなぁ、盗みが死罪。わざとじゃないにしても陛下を傷つけたら流刑って。なんか、後者は軽すぎる気もしちゃうんですよね。本来は玲瓏が盗みの犯人だから死罪のはずだったわけで。挙げ句、身代わりを立てたなんて。許されることではないですよね。ドラマなのに、怒りが止まらない私。
瓔珞は、すぐに人を信じてしまう吉祥を心配してアドバイスしてたけれど。吉祥は幼馴染である玲瓏の悪知恵には気づけなかったんですよね。しょんぼり。