プレミアムドラマ『一億円のさようなら』第1話の流れとネタバレ感想です。
プレミアムドラマ
【#一億円のさようなら】
9月27日スタート
BSP 毎週日曜よる10時妻が隠していた巨額の遺産相続!?
直木賞作家の白石一文さん原作、
大人のヒューマンエンターテインメント#上川隆也#松村北斗#森田望智#安田成美https://t.co/XOzuANkbNA— NHKドラマ (@nhk_dramas) July 17, 2020
登場人物
役 名 | 役どころ |
加能 鉄平 | 神奈川県秦野市にある富士見メディカル株式会社に勤めるサラリーマン。試験機器調達本部の部長。子ども2人が学業で家を離れ、現在は妻・夏代と仲良く二人暮らし。 |
加能 夏代 | パートをして家庭を支えスーパーでも値切ってしまう倹約家。 |
加能 美嘉 | 鉄平と夏代の娘。現在、東京都立若葉看護大学へ通っている。 |
加能 耕平 | 鉄平と夏代の息子。現在、神奈川医科大学の医学部へ通っている。令和2年入学。 |
加能 美奈代 | 加能鉄平の母親 |
木内 昌胤 | 若かりし頃の鉄平が、医療機器の営業で訪れていた病院の病理学教室医局長。 |
青島 雄太 | 鉄平の部下。九大理学部の大学院卒。うつ病を抱えている。 |
愛美 | 鉄平の部下。 |
後藤亮二 | 鉄平の部下。新婚さん。奥さんはブランド物のバッグを買うのが好きらしい。 |
兵藤 隼人 | 兵藤法律事務所の弁護士。夏代の遺産を管理している。 |
坂本治夫 | 夏代の親戚。夏代の伯母の夫・坂本栄介の兄の子供。 |
第1話で分かったこと
ドラマは現在と過去が入り混じって展開していくところが絶妙なのですが。ここではスパっと過去と現在を分けて書いていきます。
過去
現在
2019年12月現在 シャトー本厚木の505号室に住む鉄平と夏代 |
夏代の脳内の90%を占めているのは近所のスーパーの特売情報。いかに安く最高のおかずを手に入れるか、どうやって家計を切り詰めるかそれしか考えてない。 by鉄平 |
結婚生活も長くなると秘密も何もあったものじゃない。隠し事の1つや2つぐらいあって、ドキっとさせられたいもんだよ by鉄平 |
お昼は夏代の愛妻弁当。 |
近所にはジャングルマート、スーパーひきだ、ラモディ厚木、とくだミート、スーパー大神などがある。各チラシをきちんと整理している夏代。 |
カレンダーには特売日やタイムセールの情報が沢山書き込まれている。 |
お風呂が故障し、見積もりで652,300円かかることを知りガックリする鉄平。 |
夏代はパートを週3日⇒5日に増やすという。医学部へ通う息子のためにも頑張ろうという夏代。 |
鉄平の部下・青島は前の職場である久山工場にヘルプで借り出される。 |
会社にいる鉄平の元へ親戚の坂本という人物が突然訪ねてくる。 |
坂本は大分にある坂本酒造の代表取締役で、夏代の伯母の夫の兄の息子とのこと。長い! |
鉄平に操業資金2000万貸して欲しいと土下座する坂本。倉が火事で全滅してしまったとのこと。鉄平に頼む前は夏代にお金の工面を頼んだ模様。 |
そんなお金はない、という鉄平に夏代には莫大な遺産があるはずだと言う坂本。寝耳に水の鉄平。 加津代は子供がおらず、唯一の血縁関係にあった姪っ子の夏代に遺産の一部を遺したという。 |
夏代の遺産を管理しているのは兵藤法律事務所の兵藤新吉弁護士だったが亡くなってしまったため、今は息子の兵藤隼人が管理している。ちなみに兵藤法律事務所は1972年設立。 |
夏代が相続したのは34億。そこからワールド・バイオテクニカルという会社の株を2億円分購入し、その株や16億円ぐらいになっているらしい。つまり総額48億円らしい。ってか、坂本さん詳しすぎる。 |
帰宅し、坂本が訪ねてきたことを夏代に告げる。「とてもじゃないけど、信じられないことを言ってた」と切り出す鉄平。 |
夏代は自分も坂本には一度も会ったことがなく、急に電話をしてきたという。そして遺産相続していたことを認める。 |
相続していたことを黙っていたこと、そしてお金を使わなかったのは「あれは私のお金じゃないから。私はあのお金を一度も自分のものだと思ったことがないの。あれは誰のものでもないのよ」 |
「ごめん、ちょっと訳が分からない」という鉄平。はい、私もです。 |
夏代は「あんな大金があったら、いろんな欲が出てくるでしょ?お金に振り回されて、まともに生きることなんかできなくなる。お金って、とっても怖いものだから。だから、あのお金はないものとしたの。ないものなら、あなたに言うこともないでしょ?」 |
「それに本当にずっと忘れてたのよ」という夏代に、何一つ理解できないという鉄平。鉄平と出会う前から34億という大金を持ちながら、自分にも打ち明けなかったのは自分を信用できなかったからか?と。 |
自分の安月給を、どういうつもりで受け取っていたんだ?自分は、それを稼ぐために下げたくもない頭下げて方方走り回ってきた。泣きそうな、悔しそうな顔をする鉄平。 |
鉄平の母親が肝臓がんで入院していたとき、大部屋だったため他の人の咳が気になり眠れないと訴えていた。やつれていく母親。1泊3万2000円の差額ベット代を支払えば個室で過ごせてたのに、と泣く鉄平。それができたら、もう少し生きていられたのではないか、自分にその甲斐性があれば、とずっと後悔してきた。 |
当時、いつまで続くか分からない入院生活では、とても支払えないと鉄平と夏代は話し合った。でももし、そこで遺産のことをほんのちょっとでも思い出してくれていたら、という鉄平。 |
夏代も個室に移してあげたかったと後悔している。 |
ならばニューヨークにある会社に2億円出資したことは、どう説明をするのか?と問う鉄平。「自分のものじゃないから使えないって。どう説明するんだ?」 |
17年前、兵藤先生のニューヨークの友人が会社を作ることになり、友人の研究は将来世界中の人々の命を救うことになるから、人助けだと思って出資して欲しいと頼まれたらしい。 2019年の17年前だから、2002年のことのようですね。 |
「俺のおふくろの命は救えないのに、大勢の未来の人たちのためには出資ができるわけだ」という鉄平に返す言葉のない夏代。 |
「一生隠し通すつもりだったのか?」という鉄平に、言葉はないけれどグっと鉄平の目を見る夏代。 |
「分からないよ。君という人が」そういうと家を出ていく鉄平。 |
歩道橋の上にいる鉄平に雨が降ってくる。そして思い出す夏代との出会い。 |
バーOkuboのカウンターで酔いつぶれ寝てしまった鉄平。
店主?の大久保は、”鯛のあら”を鉄平に持たせる。以前、夏代が”鯛のあら”だけの鯛めしを作ってくれたことを大久保に話していたらしい。「そうだよな…うちの奥さん、そういう人だった」と呟く鉄平。 |
雨上がりの朝の空には、二重の虹が。そして思い出す過去のこと。 |
鉄平が自宅へ戻ると夏代の姿はなかった。 |
鉄平は娘へ電話をするが、夏代は来ていないと素っ気なく電話を切られてしまう。電話を切り、洗面台へ走り気持ち悪そうな娘。こ、これはもしや…。 |
次に息子へ電話をするも、会話もなく、すぐに切られてしまう。息子はパソコンに向かい一心不乱に入力中。何かのプログラミング? |
夏代はスーツケースを持ち、どこかへ向かっています。「夫にお金のことを知られました。今からそちらへ向かいます」と誰かと電話。 |
鉄平が自宅で呆然としているとチャイムが鳴ります。扉を開けると、そこには1人の男性が立っていた。男性は「失礼します」というと玄関内へ入りカバンを1つ置く。 |
男性は弁護士の兵藤隼人だと名乗る。夏代から預かってきた1億円を届けに来た、と。 |
札束を見て仰天する鉄平。 |
第1話の感想
夏代さんが謎すぎる
いやはや、驚きの展開でした。
大金を相続しながらも、誰にも言わず、使わずに過ごせる人ってどれぐらいいるんでしょうか??私は物欲が多すぎるせいで、そこから考えてしまって。
使い始めたらキリがなく、家族も周囲の人も「あれ?最近、お金遣いが派手だな」と気づき……自分から白状(自慢)してしまう、もしくは、追求されて真実を話してしまいそう。
夏代は「お金は怖いものだからなかったことに」。そして謎の「誰のものでもないのよ」というセリフ。一体、どういうことなんでしょう??
それに、弁護士の先生が大金を持ってる人に投資をお願いするなんてことあるんでしょうか???自分の依頼人が損をするかもしれないのに…。株に絶対儲かるってないですよね?いや、あるのかな。よっぽど将来有望な会社だったんでしょうかねぇ。
いや、ドラマの設定にケチつけてる訳じゃなくて。こういう疑問を「ああ!そういうことだったのか!」と納得させてくれる内容になるんだろうか?!という好奇心なんです。
どうしよう続きは気になるけれど…ドラマ『一億円のさようなら』にも書いたのですが。
どうも個人的には夏代の人生や決断に寄り添える要素がなくて。謎が多すぎて。はて、その謎というか、もやもやは晴れるんだろうか??と思いつつ。続きを見たいと思います。気になるから!!
鉄平も言ってましたよね。果たして、自分の娘や息子が病気だった時に、彼女はお金があれば解決できるのに遺産は使わないのだろうか??と。
でもまぁ、このドラマの今の一番の謎は。
公式ホームページにある相関図!!
主人公である鉄平と夏代の位置が、めっちゃ遠い!!
この距離感!まるで2人の距離感のよう!?!?!?
そのお金は、どこから?
それにしても、遺産の一部が34億円。残りは福祉団体へ一切合切寄付してしまったという夏代の伯母・加津代。
一体全体、総額はいくらだったのか?!という謎。
そして、そもそもどうやってそのお金を儲けたのか??という謎。
それが夏代のいう「あれは誰のものでもないのよ」に繋がるのでしょうか??
謎謎しか書いてませんが、次回も見ていきたいと思います。