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ドラマ『一億円のさようなら』第1話の流れと感想

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プレミアムドラマ『一億円のさようなら』第1話の流れとネタバレ感想です。

 

 

登場人物

役 名 役どころ
加能 鉄平 神奈川県秦野市にある富士見メディカル株式会社に勤めるサラリーマン。試験機器調達本部の部長。子ども2人が学業で家を離れ、現在は妻・夏代と仲良く二人暮らし。
加能 夏代 パートをして家庭を支えスーパーでも値切ってしまう倹約家。
加能 美嘉 鉄平と夏代の娘。現在、東京都立若葉看護大学へ通っている。
加能 耕平 鉄平と夏代の息子。現在、神奈川医科大学の医学部へ通っている。令和2年入学。
加能 美奈代 加能鉄平の母親
木内 昌胤 若かりし頃の鉄平が、医療機器の営業で訪れていた病院の病理学教室医局長。
青島 雄太 鉄平の部下。九大理学部の大学院卒。うつ病を抱えている。
愛美 鉄平の部下。
後藤亮二 鉄平の部下。新婚さん。奥さんはブランド物のバッグを買うのが好きらしい。
兵藤 隼人 兵藤法律事務所の弁護士。夏代の遺産を管理している。
坂本治夫 夏代の親戚。夏代の伯母の夫・坂本栄介の兄の子供。

 

 

第1話で分かったこと

ドラマは現在と過去が入り混じって展開していくところが絶妙なのですが。ここではスパっと過去と現在を分けて書いていきます。

過去

1989年8月17日 夏代の母が44歳で死去。
自宅での告別式で初めて夏代は伯母・坂本加津代と出会う。
看護師になって数年経過した夏代(26歳)、突然伯母の遺言執行人と名乗る弁護士から連絡が入った。34億を相続する権利があると言われる。
遺産は兵藤先生に管理を任せる。
1996年ごろ夏代と鉄平が出会う。出会いは電話をしていた鉄平に、歩いてきた夏代がぶつかってしまったこと。鉄平のボールペンが草むらに落ちてしまう。
仕事のため急いでいた鉄平は、気にしないようにと夏代に言ってその場を去る。
当時、富士見製薬の営業マンだった鉄平は病院の先生方に医療機器を売り込もうと苦戦していた。
機器が売れず、外は雨。傘もなく外へ出ると、夏代が一生懸命にボールペンを探し続けているのが目に入る。そして丁度ボールペンが見つかって嬉しそうな夏代を見つめる鉄平。
濡れてしまった夏代にタオルと思って手渡したのはGLAYのツアーTシャツ。Tシャツには1996の文字。
夏代は鉄平が営業に行っていた病院の看護師だった。そして鉄平が一生懸命に営業している先生に買う気はないこと。別の先生に営業するよう勧める。
なかなか思うように営業成績が伸びない鉄平。落ち込む鉄平を慰めてくれる夏代。
ある日、夏代の勤務する病院へ行くと患者の男の子に笑顔で接する夏代を発見。「看護師が天職なんでしょうね。明るくて、人を思いやれる優しさに溢れていて」という鉄平に「そんな人でいたかったんですけどね…」と意味深な発言をする夏代。
鉄平と夏代が話しているのを、じーーーーーっと見つめる”筋肉は裏切らない”じゃなかった、病理学教室医局の木内。
木内は鉄平の会社の製品を試験的に導入したいと告げる。そして今晩、木内が予約した店に付き合って欲しいというのだった。
台東区にある料亭・雲龍閣へ行くと3人分の席が用意されていた。木内の妻は内科にいるらしい。先生なのか看護師なのかは不明。
妻には鉄平と2人で食事だと言ってある、と言い出す木内。なんとなく察する鉄平。そこへ入ってきたのは夏代だった。驚く鉄平を意地悪く見つめる木内。
うわー、まさかの展開。
不倫をしているのは木内が好きだから、という夏代。奥さんに悪いとか思わないんですか、最低ですよ、そんな人だと思わなかった、という鉄平に対し笑顔で「私の何を知ってるっていうんですか?私はこんな人間です。人の痛みも分からない最低な人間なんです」と返す夏代。
今度は顕微鏡を2台導入したいと鉄平に言う木内。そして、鉄平の会社のセミナーが明後日の夜から1泊2日で箱根で開催されることにして欲しいという木内。
思わず「誰も幸せになれないと思います」と本音を漏らしてしまう鉄平。
木内は一回りも年の差がある夏代に入れ込むなんてバカなことしてると思われてるんだろうが、彼女には私しかいない、と言い出しました。うへ。
数年前に母親を亡くし天涯孤独な夏代は「泣き顔一つ見せず、いつも凛としてるものだから見ていて何だか切なくて」いや、だからって既婚者が手を出すのはどうなんです?と、ドラマの設定なのに本気で思う私。
ある日、鉄平の自宅に母親の美奈代が突然やってくる。
手土産は”欅野名物けやきのきんつば”。
鉄平の父親はカラスの繁殖がどーのこーのの、フィールドワークをしているらしい。よく分からない by美奈代
「あんたは昔から打たれ弱いからね。営業なんて向かない仕事でしょ」と母親に核心を突かれる。
いい人だと思ってたらあんまり知りたくないところを知ってしまったら、どうするか?と母親に聞く鉄平。
母親は「全部理想どおりの人なんていないよ。人は360度どっから見てもいい人なんてのもいなければ、360度どっから見ても悪人なんてのもいない。大事なのは、その人と面と向かってる時に自分がどう感じたかじゃない?」
夏代の笑顔を思い出し、突然出かけてくるという鉄平。途中から降り出す雨。
地下道へと降りると、ちょうど夏代と木内が待ち合わせをしている場面に遭遇。歩き出す2人を後ろから見ている鉄平。
少し木内と離れて歩く夏代の腕を取ると、「行こう!」と走り出す鉄平。「どういうつもりだ!」と叫ぶ木内。
地上へ出ると2人で笑いだしてしまう。そこへかかる二重の虹。鉄平は夏代の手を握ると、また走り出すのでした。
ーたぶん、2話以降で色々と分かるんだと思いますー
1999年12月12日 娘・美嘉が生まれる
ーたぶん、2話以降で色々と分かるんだと思いますー
2002年頃 富士見製薬を切られ関連会社に出向させられる鉄平。
給料が大幅に減り、赤羽の新築一戸建てが購入できなくなった。そこで現在の家を中古で購入。
その頃、夏代は2億円をニューヨークの会社に投資をしていた。

 

現在

 

2019年12月現在 シャトー本厚木の505号室に住む鉄平と夏代
夏代の脳内の90%を占めているのは近所のスーパーの特売情報。いかに安く最高のおかずを手に入れるか、どうやって家計を切り詰めるかそれしか考えてない。 by鉄平
結婚生活も長くなると秘密も何もあったものじゃない。隠し事の1つや2つぐらいあって、ドキっとさせられたいもんだよ by鉄平
お昼は夏代の愛妻弁当。
近所にはジャングルマート、スーパーひきだ、ラモディ厚木、とくだミート、スーパー大神などがある。各チラシをきちんと整理している夏代。
カレンダーには特売日やタイムセールの情報が沢山書き込まれている。
お風呂が故障し、見積もりで652,300円かかることを知りガックリする鉄平。
夏代はパートを週3日⇒5日に増やすという。医学部へ通う息子のためにも頑張ろうという夏代。
鉄平の部下・青島は前の職場である久山工場にヘルプで借り出される。
会社にいる鉄平の元へ親戚の坂本という人物が突然訪ねてくる。
坂本は大分にある坂本酒造の代表取締役で、夏代の伯母の夫の兄の息子とのこと。長い!
鉄平に操業資金2000万貸して欲しいと土下座する坂本。倉が火事で全滅してしまったとのこと。鉄平に頼む前は夏代にお金の工面を頼んだ模様。
そんなお金はない、という鉄平に夏代には莫大な遺産があるはずだと言う坂本。寝耳に水の鉄平。
加津代は子供がおらず、唯一の血縁関係にあった姪っ子の夏代に遺産の一部を遺したという。
夏代の遺産を管理しているのは兵藤法律事務所の兵藤新吉弁護士だったが亡くなってしまったため、今は息子の兵藤隼人が管理している。ちなみに兵藤法律事務所は1972年設立。
夏代が相続したのは34億。そこからワールド・バイオテクニカルという会社の株を2億円分購入し、その株や16億円ぐらいになっているらしい。つまり総額48億円らしい。ってか、坂本さん詳しすぎる。
帰宅し、坂本が訪ねてきたことを夏代に告げる。「とてもじゃないけど、信じられないことを言ってた」と切り出す鉄平。
夏代は自分も坂本には一度も会ったことがなく、急に電話をしてきたという。そして遺産相続していたことを認める。
相続していたことを黙っていたこと、そしてお金を使わなかったのは「あれは私のお金じゃないから。私はあのお金を一度も自分のものだと思ったことがないの。あれは誰のものでもないのよ」
「ごめん、ちょっと訳が分からない」という鉄平。はい、私もです。
夏代は「あんな大金があったら、いろんな欲が出てくるでしょ?お金に振り回されて、まともに生きることなんかできなくなる。お金って、とっても怖いものだから。だから、あのお金はないものとしたの。ないものなら、あなたに言うこともないでしょ?」
「それに本当にずっと忘れてたのよ」という夏代に、何一つ理解できないという鉄平。鉄平と出会う前から34億という大金を持ちながら、自分にも打ち明けなかったのは自分を信用できなかったからか?と。
自分の安月給を、どういうつもりで受け取っていたんだ?自分は、それを稼ぐために下げたくもない頭下げて方方走り回ってきた。泣きそうな、悔しそうな顔をする鉄平。
鉄平の母親が肝臓がんで入院していたとき、大部屋だったため他の人の咳が気になり眠れないと訴えていた。やつれていく母親。1泊3万2000円の差額ベット代を支払えば個室で過ごせてたのに、と泣く鉄平。それができたら、もう少し生きていられたのではないか、自分にその甲斐性があれば、とずっと後悔してきた。
当時、いつまで続くか分からない入院生活では、とても支払えないと鉄平と夏代は話し合った。でももし、そこで遺産のことをほんのちょっとでも思い出してくれていたら、という鉄平。
夏代も個室に移してあげたかったと後悔している。
ならばニューヨークにある会社に2億円出資したことは、どう説明をするのか?と問う鉄平。「自分のものじゃないから使えないって。どう説明するんだ?」
17年前、兵藤先生のニューヨークの友人が会社を作ることになり、友人の研究は将来世界中の人々の命を救うことになるから、人助けだと思って出資して欲しいと頼まれたらしい。
2019年の17年前だから、2002年のことのようですね。
「俺のおふくろの命は救えないのに、大勢の未来の人たちのためには出資ができるわけだ」という鉄平に返す言葉のない夏代。
「一生隠し通すつもりだったのか?」という鉄平に、言葉はないけれどグっと鉄平の目を見る夏代。
「分からないよ。君という人が」そういうと家を出ていく鉄平。
歩道橋の上にいる鉄平に雨が降ってくる。そして思い出す夏代との出会い
バーOkuboのカウンターで酔いつぶれ寝てしまった鉄平。

店主?の大久保は、”鯛のあら”を鉄平に持たせる。以前、夏代が”鯛のあら”だけの鯛めしを作ってくれたことを大久保に話していたらしい。「そうだよな…うちの奥さん、そういう人だった」と呟く鉄平。

雨上がりの朝の空には、二重の虹が。そして思い出す過去のこと。
鉄平が自宅へ戻ると夏代の姿はなかった。
鉄平は娘へ電話をするが、夏代は来ていないと素っ気なく電話を切られてしまう。電話を切り、洗面台へ走り気持ち悪そうな娘。こ、これはもしや…。
次に息子へ電話をするも、会話もなく、すぐに切られてしまう。息子はパソコンに向かい一心不乱に入力中。何かのプログラミング?
夏代はスーツケースを持ち、どこかへ向かっています。「夫にお金のことを知られました。今からそちらへ向かいます」と誰かと電話。
鉄平が自宅で呆然としているとチャイムが鳴ります。扉を開けると、そこには1人の男性が立っていた。男性は「失礼します」というと玄関内へ入りカバンを1つ置く。
男性は弁護士の兵藤隼人だと名乗る。夏代から預かってきた1億円を届けに来た、と。
札束を見て仰天する鉄平。

 

 

第1話の感想

夏代さんが謎すぎる

いやはや、驚きの展開でした。

大金を相続しながらも、誰にも言わず、使わずに過ごせる人ってどれぐらいいるんでしょうか??私は物欲が多すぎるせいで、そこから考えてしまって。

使い始めたらキリがなく、家族も周囲の人も「あれ?最近、お金遣いが派手だな」と気づき……自分から白状(自慢)してしまう、もしくは、追求されて真実を話してしまいそう。

 

夏代は「お金は怖いものだからなかったことに」。そして謎の「誰のものでもないのよ」というセリフ。一体、どういうことなんでしょう??

それに、弁護士の先生が大金を持ってる人に投資をお願いするなんてことあるんでしょうか???自分の依頼人が損をするかもしれないのに…。株に絶対儲かるってないですよね?いや、あるのかな。よっぽど将来有望な会社だったんでしょうかねぇ。

いや、ドラマの設定にケチつけてる訳じゃなくて。こういう疑問を「ああ!そういうことだったのか!」と納得させてくれる内容になるんだろうか?!という好奇心なんです。

どうしよう続きは気になるけれど…ドラマ『一億円のさようなら』にも書いたのですが。

どうも個人的には夏代の人生や決断に寄り添える要素がなくて。謎が多すぎて。はて、その謎というか、もやもやは晴れるんだろうか??と思いつつ。続きを見たいと思います。気になるから!!

鉄平も言ってましたよね。果たして、自分の娘や息子が病気だった時に、彼女はお金があれば解決できるのに遺産は使わないのだろうか??と。

 

でもまぁ、このドラマの今の一番の謎は。

公式ホームページにある相関図!!

主人公である鉄平と夏代の位置が、めっちゃ遠い!!

この距離感!まるで2人の距離感のよう!?!?!?

 

そのお金は、どこから?

それにしても、遺産の一部が34億円。残りは福祉団体へ一切合切寄付してしまったという夏代の伯母・加津代。

一体全体、総額はいくらだったのか?!という謎。

そして、そもそもどうやってそのお金を儲けたのか??という謎。

それが夏代のいう「あれは誰のものでもないのよ」に繋がるのでしょうか??

謎謎しか書いてませんが、次回も見ていきたいと思います。

 

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