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中国ドラマ『陳情令』第4話「異端の仙師」ネタバレとか用語とか感想とか

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アニメ『魔道祖師』の前塵編と羨雲編が終了したらドラマ『陳情令』を見ようと決めていました。

アニメについては、アニメ『魔道祖師』前塵編 第1話「禁断の召喚」を見始めたら、一時停止ばかりしてた話から全話ネタバレを書いています。

 

よし。全50話、頑張って見てみよう。

 

公式ホームページ、公式ツイッター

 

第4話の登場人物

魏無羨(ウェイ・ウーシエン) 雲夢江氏(うんむジャンし)に引き取られ育てられる。江澄の兄弟子。
江澄(ジャン・チョン) 雲夢江氏。宗主の息子。
江厭離(ジャン・イエンリー) 雲夢江氏。江澄の実姉。魏無羨からは師姉と呼ばれている。
藍忘機(ラン・ワンジー) ”藍氏双璧”の一人。宗主・藍曦臣(ラン・シーチェン)の弟。
藍曦臣(ラン・シーチェン) ”藍氏双璧”の一人。宗主。
藍啓仁(ラン・チーレン) 藍忘機と藍曦臣の叔父。座学の先生。
金子軒(ジン・ズーシュエン) 蘭陵金氏の末息子。江厭離の許嫁。
聶懐桑(ニエ・ホワイサン) 清河聶氏。金の小鳥を3日かけて捕まえた。魏無羨に感化されつつある??
孟瑶(モン・ヤオ) 副使。聶懐桑と一緒にやってきた。金宗主の隠し子。
温晁(ウェン・チャオ) 温氏宗主の息子。見るからに威張りくさってる。
温情(ウェン・チン) 仙督であるに命じられ、雲深不知処へ赴く。目的は陰鉄(いんてつ)を探すこと。
温寧(ウェン・ニン) 温情の弟。

 

第4話までで分かったこと

 

  魏無羨(ウェイ・ウーシエン)を雲夢江氏(うんむジャンし)が引き取って育てる。
  姑蘇藍氏で行われる座学に参加するため魏無羨、江澄たちは姑蘇へ。そこで魏無羨と藍忘機が出会う。
  各世家の弟子が誘拐される事件が頻発。どうやら術をかけて傀儡にしようとしている?
  姑蘇藍氏で行われる座学に岐山温氏が参加。温氏の本当の目的は陰鉄を探すこと。
  どの時期かは不明だが、魏無羨と藍忘機が大梵山の舞天女を封じたことがある。
  魏無羨(ウェイ・ウーシエン)が大勢を敵に回したせいで雲夢江氏は滅亡寸前になる。
16年前 魏無羨(ウェイ・ウーシエン)=夷陵老祖(いりょうろうそ)死去。殺したのは雲夢江氏(うんむジャンし)。遺体は見つかっていない。
現在 莫玄羽(モー・シュエンユー)は13歳から数年間、蘭陵金氏(らんりょうジンし)で過ごしたが結局我が子と認知されず莫家に戻ってきている。
莫家に戻ってくると顔を塗りたくったり、仮面を着けたりしはじめた。
 

莫玄羽は自分の恨みを果たすため、魏無羨を召喚し自身は命を落とす。左腕に4本の傷を残すことで、4人の命を奪うよう魏無羨にお願いする。

安らかに死んでいたはずの魏無羨、いきなり莫玄羽として生きることになる=復讐を依頼されちゃうし、目覚めた途端に蹴られるし、いきなり色々と大変。

  莫家のお祓いをするため、姑蘇藍氏の仙師たち8名が到着。
  邪祟を呼び込む旗を盗んだ莫子淵(モー・ユーズエン)が邪祟に取り憑かれて暴れる。次に取り憑かれたのは父親、下僕の阿童、そして母親までもが取り憑かれる。
  魏無羨は自分だとばれないように莫玄羽を装いながら、密かに藍氏の仙師たちをアシストしつつ邪祟を倒すのを手伝う。
  金凌が、自分の師姉・江厭離の息子であることを知る魏無羨。しかし江厭離は魏無羨に恩を仇で返され死んでしまったらしい?金凌の父親も魏無羨のせいで死んでしまった??

 

第4話「異端の仙師」の流れ

雲深不知処

姑蘇藍氏の座学に参加するため、姑蘇に来たものの。初日から

①結界を破らぬこと

②夜に戻った者は辰の刻まで入らぬこと

③酒を持ち込まぬこと

この3つを破り、藍氏の家規を300回写す罰を受けている魏無羨。しかし、書き写している途中で寝てしまったようです。慌てて起きると拝礼へと向かいます。

蘭室(らんしつ)

「天地はおのずと大宗(たいそう)なり。藍氏の教え、冒頭に明記あり。”本質を明確に道理を求め言を極め勤めて求むる”この四則を諸君の戒めとせよ」

「拝命しました」とお辞儀をする各世家の弟子たち。

藍氏の家規は約3500条あるんですって。

・邪門邪道に学ばぬこと

・暗器(あんき)を用いぬこと

・弟子を制限なく取り伝承せぬこと

・武器を隠し持たぬこと

・湯あみ後、衣を換えること

・抹額(まっこう)は己を律する物。他人の抹額に触れず他の用途に使わぬこと

・鈴など音の鳴る物を身に着けず腰佩(ようはい)は3つまで

・衣に手を加えぬこと

・猜疑心を持たぬこと

・言動を慎み他人を中傷し貶めぬこと

・汚い言葉を使わず所作に注意せよ

・離間させぬこと、信用を損なわぬこと

・師を尊び賢者に敬意を表すこと

・目上の者が立てば座らず、座りて初めて着座する

・学高きを師とし身正すを範とする

・倹約で徳を養い、贅で堕落せぬこと

・享楽に溺れず権貴(けんき)にすり寄らず大勢に傾かず

・張り合いすぎぬこと

・貧しきを軽視せぬこと 弱気を虐げぬこと 恭しく慎ましく従順であること

・智を内に隠し 技を外に示さず

家規が3000以上あるなんて、いつ終わるんだとあくびを噛み殺す魏無羨。

すると、どこからともなく鳥の鳴く声が聞こえてきます。きょろきょろ。どうやら魏無羨の右隣の男性の方からのよう。

「何を隠してる?」と小声で聞く魏無羨に、シーーーっと人差し指を立てる男性。ここへ来る途中で金の雀を見つけて捕まえるのに3日かかったとか。雀を小さな鳥かごへ入れ、隠し持ってきたようです。いや、座学にまで持ってくる??

ジロリと藍忘機に睨まれ、黙る2人。

魏無羨は藍忘機に手をふってみますが、当然無視されます。石頭の奴、執念深いなとか思う魏無羨。

ようやく家規の読み上げが終了したのか、各家ごとに先生である藍啓仁(ラン・チーレン)に拝礼することに。

まずは蘭陵金氏(らんりょうジンし)から。金子軒が前に進み出て名を名乗り、父親が広く経典を集めて『河洛経世書(からくけいせいしょ)』を編纂し、金の糸であつらえたものを献上。

 

「なんとも豪勢だ」と小声で言う魏無羨に、「中身はないがな」と小声で答える江澄。まったくだ、みたいな顔してる魏無羨。姉上は「やめなさい」と小声で2人を叱ります。

次は清河聶氏(せいがニエし)。さっきの小鳥くんですね。彼の名前は聶懐桑(ニエ・ホワイサン)。

聶氏からは紫砂(しさ)の丹鼎(たんてい)を献上。

紫砂というのは、現在の江蘇省宜興市近辺で産出された、きめ細やかで鉄分の含有量が高い陶土を使った焼き物だとこちらに書いてありました。

ここで聶懐桑と一緒にやってきた副使の男性・孟瑶(モン・ヤオ)が「聶宗主より紫砂の丹鼎です。紫砂は素朴で重厚さがあり藍先生の説く道のごとし」と喋り始めます。

 

この孟瑶(モン・ヤオ)役の俳優さん、どこかで見たなぁ、と悩んでいたら。

そうだ! 『大唐見聞録 皇国への使者』でね!!このドラマも面白かったなぁ。

中国ドラマ『大唐見聞録 皇国への使者』とは?

 

それを少し離れた場所から見ていた、どこかの弟子。孟瑶は金宗主の隠し子で、父親に会いに行ったら金氏の本拠地である金鱗台から追い出されて聶氏の門下になったのだと噂をしています。

「静かに」という藍啓仁。藍曦臣が孟瑶に近づくと「聶宗主の副使は有能だと聞くが、その物腰からして非凡であるな」と褒めます。そして品のある紫砂はまさに先生の好みだと言って受け取るのでした。

ホッとした表情の孟瑶。

 

姑蘇藍氏の入り口

えらそーな温晁(ウェン・チャオ)が先頭でやってきました。まるでチンピラのようだ。

その後ろに温情と、温情の弟・温寧。第2話で鎖を体に巻きつけていた、あの人ですね。

招状を求められた温晁、いきなり姑蘇藍氏の仙師に向かって術をかけます。仙師の首元から、突然の出火。顔を火傷しています。もうひとりの仙師が火を消そうとしますが消えません。

「これが岐山温氏の招状だ」と意気がる温晁。見かねた温情が火を消し、仙督から陰鉄について密かに調べろと言われているのだから派手に動かれては支障が出る、と注意します。

「温情よ、傍系の門弟は臆病だから困る。よく聞け、岐山温氏にとってこれしき派手とは言わぬ!」といって、ずんずん先へ進んでしまいます。

傍系とは、同一の祖先から分かれて出た親族の系統、という意味合いのようです。

蘭室

今度は江澄が先生に拝礼するところです。

名前を名乗ったところで、温晁がズカズカ入ってきます。「この年になって今日初めてしったぞ。姑蘇藍氏の門はかくも入りづらい」。

藍曦臣は「温の若君か。出迎えもなく失礼した」と大人の対応。

温氏は、この百年の間は座学に参加してなかったようです。そして自分は座学を受けるのではなく、温情と温寧が受けること。岐山温氏は仙督として衆生を導いてきたから、今さら藍氏で教えを聞く必要はないだろう、と。

めっちゃ温晁を睨みつける藍忘機、藍曦臣は小さく首を横に振ります。

「威張り腐ってる」と小声で言う聶懐桑。「だったら温の若君は何しに来たんだ?」と聞く魏無羨。

「どこの馬の骨だ」「それほどでも」といって名前を名乗る魏無羨。「青二才が口を挟むな」と言われ「弟(おとうと)弟子の江澄が拝礼中だってのに大声で遮るなんて、それが岐山温氏の導き方ってことか?」「いいだろう、聞き分けのない奴らをどう始末するか教えてやる」

第2話でもそうでしたけど、魏無羨って頭の回転が速いですよね。咄嗟に、よくこんなに相手を煽れる、違った、失礼な相手に対応できるな、と。私なんていきなり言われたら、その場では返せなくて冷静になってからウキー、なんでこう言えなかったんだ!!ってなってしまうタイプなもので。

ここで江澄が「つまらないことでケンカ腰になるな」と言うと「礼儀知らずを懲らしめねば世人に非難される」と返す温晁。そして部下が江澄たちに刀をむけます。

魏無羨と江澄も刀を抜き、孟瑶は聶懐桑の前に庇うように立ちました。うっ、健気。

藍啓仁がチラっと藍曦臣を見ると、藍曦臣は笛を吹き始めるのです。あら不思議、持っていた刀が各自の手を離れ天井へ持っていかれたと思うと、足元に突き刺さりました。

藍曦臣は、今日は師に拝謁を行っているから自重して欲しいと申し入れます。怒った顔で前に出ようとした温晁。温情がそれを止めるように前へ出ると一礼し、「仙督の命で座学に。私と弟の温寧が初めて訪れたゆえ失礼もありましょう。藍先生、藍宗主、どうかお目こぼしを」と挨拶。

それならば、と品物を受け取るようにいう藍啓仁。藍曦臣は受け取ると、拝礼は終わったから精舎で休んでくれ、明日より時間通り蘭室へ来るよう言うのでした。態度悪く出ていく温晁。

 

廊下

岐山温氏が座学に来ること自体珍しい上に温晁自ら連れてくるなんて、とか、温晁は普段から横暴極まりないが拍車がかかったな、などと噂をしている人たち。

それを聞いていた聶懐桑は、そんな温晁に食ってかかるなんて凄い!と褒めています。

「図に乗せないためだ。悪党をやり込めるなんて快感だろ」という魏無羨に、自分にもその度胸があれば…という聶懐桑。江澄は「こいつの度胸は並外れてる」と。

「度胸を鍛えたいなら、まずは遊ぶことだ」と言い出す魏無羨、雲深不知処で遊び倒すとか言ってます。

 

まずは、裏山にある川で魚を獲るようです。江澄は聶懐桑を悪い道に引き込むな!明日から座学が始まるし、家規の筆写が260回残っている!と叱ります。

口をへの字にして「また小言か。興ざめするだろう」とか言う魏無羨。それでも40回は書いたのですね、偉い!

そこへ前から藍忘機が歩いてきました。「機(ジー)兄!機兄、俺だって」と本日2回めのお手振り。完全無視の藍忘機。

「耳が悪くて聞こえてないんだ」って、しれっと嘘を付く魏無羨。「魏兄、かの藍の二若君まで不機嫌にさせるとは。私なんて出会ったら回り道をする」とかいう聶懐桑。

「なんてことはない。昨日の夜なんて、あいつと一戦交えてやった」と昨晩の話を聶懐桑にし始める魏無羨と、やれやれという感じで小さく頭を振る江澄。可愛かった。

 

松風水月

第3話で、魏無羨が藍忘機に禁言術をかけられて連れてこられたのはここだったようですね。

藍曦臣が叔父に、温氏が座学に弟子を送ってくるのは初めてだし何か別の狙いがあるのではないか?と言っています。

とはいえ客人だから、目的が何であれ礼を持って迎え、備えを怠らなければいいという叔父上。他に何か心配事があるのか?と聞かれた藍曦臣。

「考えたのですが、温氏は火術を使います。あの傀儡と何か関係あるのやも」

温氏は仙督となり増長する一方で、拠点である不夜天は城のようで門下や客卿は多数。この数年、その傍若無人ぶりは目に余る。もし摂霊(せつれい)の件が仙督と関係があるのなら自分たち2人だけでは恐らくどうにも出来ないだろう、という叔父上。

廊下

人待ち顔の孟瑶。どうやら藍曦臣に用事があったようです。

このシーンで、房がたくさん映るのですが。すごく素敵ですよね。ブルーのグラデーションになってるんです。

イメージとしては、こんな感じで。

あと、机の上に老いてある香炉も素敵なんですよねぇ。蓮の蕾みたいな形をしていて。

 

礼拝が終わったのに休まないのか?と藍曦臣に聞かれ、自分は聶氏の客卿だから早めに戻るべきかと、と答える孟瑶。

藍曦臣は、聶宗主は公明正大で賞罰の明確だから功績があれば重用されるだろうと励ますのでした。

孟瑶は拝礼のときに助けてもらったお礼をいうと、同じ世代ではないかと止める兄上。

裏山

魚を獲ってる魏無羨と聶懐桑。しかしせっかく獲った魚を聶懐桑が逃してしまいます。なんでも清河は山ばかりで川が少なく、雲夢のように一面湖じゃないから、と言い訳してます。

その上、法術があるのに何故手づかみで魚をつかまえるのか?と。

魏無羨は何でも法術を使って面白いか?姑蘇で遊び倒すなら、山や川を存分に楽しまないと!と。

遊んでいるうちに、ふと目をあげる魏無羨。温情の姿が目に入ります。

 

温情は陰鉄を捜しに裏山を歩いていたところでした。

ここで何をしてるのか?と声を掛ける魏無羨。何も答えない温情の手に、銀針が握られているのを見て触ろうとします。

すると「だめよ。医者の銀針に触るなと言う教えを?」「知ってるよ。温氏にいる女の医者は情け容赦ないから近づくなと」ジロっと魏無羨を見て去ろうとする温情に、雲深不知処の裏山は立入禁止なのに特に用もなく散歩に来るとは思えないが、と。

じゃあ、魏無羨は何の用なのか?と聞かれ「俺かい?当然ちゃんとした理由さ。魚を捕まえに」

呆れ顔で去っていく温情。

江澄が刀の練習をしていると、姉の江厭離が夕飯を作って持ってきてくれました。

明日から座学も始まるし根を詰めすぎないように言う姉に、「魏無羨め、心配ばかりかけさせる」と怒ってる江澄。

江氏を開いた祖先は、もともと侠客(きょうかく)で、正義感があって束縛されないし、阿羨もそういう子だという姉上。

寂しそうな顔になり、「だから父上にも好かれる」という江澄。「阿澄、正しい心を持つ者なら父上は誰だってお好きよ。それにあなただって口では文句を言っても気にかけている」

「まさか…」と言ってるところに、焼き魚の串を2本持って帰ってくる魏無羨。おっきいな!

魏無羨は姉上が準備してくれた蓴菜(じゅんさい)の汁物が焼き魚にぴったりだ!と大喜び。

ひとりパクパクと焼き魚を頬張る魏無羨。江澄にも魚を差し出しますが、ふん!ってする江澄。可愛い。

もう一度、魚を差し出しながら「ほら、貝男。これが最後だぞ。食べなきゃなくなる」「誰が貝男だ」「口を開かないからさ」

静かに笑ってみていた姉上、「もうやめなさい」と言って魏無羨から魚の串を取ると江澄に渡します。かぶりつく江澄。

「阿羨、座学が始まったら好き勝手はダメよ」さすがに姉上に言われると素直に「約束する。虞夫人(ユーふじん/江澄たちの母親)の言う通り面倒は起こさない」というのでした。

蘭室

聶懐桑が居眠りしてるということは…魏無羨は完全に寝ております。

「その6 修業に励み、功徳を積む。命を慈しみ忠義を孝行し己を正して人を導く。寄る辺なき者を助け老幼を愛惜し昆虫草木を傷つけるなかれ。人の凶を哀れみて人の楽を喜び人の難を助け人の危を救う…」

先生が授業をしているのに、聶懐桑と魏無羨は紙を投げあって遊び始めちゃうし。

「人の得たるは己も得たり。人の失いたるは己も失いたり。人の短を明かさず己の長を誇示せず。悪を暴き善を掲げ取るより譲るべし。屈辱を受けて恨まず寵を受けて省み」

何かをもぐもぐし始める魏無羨。何かを察し、部屋の中を歩き始める先生。

「恩に見返りを求めず与えても悔いず 善人とは皆之を敬い 天道 之を佑け(たすけ)福禄之に随う(したがう)」

「山精や物の怪を祓うのは化度(けど)のためである」

化度(けど)とは教え導き迷いから救うこと、だそうです。

後ろを向いた先生の腰のあたりに、カメのイラストを貼り付ける魏無羨。何人かが笑ってしまいます。

「何事だ!笑うな!」という先生。イラストを見た藍忘機、即座に術で取り除き魏無羨を睨みつけます。

笑っちゃってる魏無羨でしたが、あまりの睨みの強さに笑顔が引っ込めます。

「邪法を除き正法を立てる。藍氏に入る者その家規を遵守すべし。座して乱れず疾走せず大声を上げず目下を虐げず他人をもてあそばず他人を無視せず」と先生が言ってるにも関わらず、懐から紙を取り出す魏無羨。

そして、術でその紙を飛ばします。

「放埒(ほうらつ)たるべからず。銭と財を借りず課堂に遅刻せず…魏嬰!」

そりゃ、先生の見えるところで紙を飛ばしたらバレますわねぇ。

魏無羨の飛ばした紙が、よじよじと藍忘機の腕からのぼっています。

 

即座に握りつぶす藍忘機。

「教えを聞く必要がなければ問題を出す。妖、魔、鬼、怪は同じ類か?」と聞く先生。

「妖は人以外の生き物が化け、魔は人が化ける。鬼は死者が化け、怪は人以外の死骸が化ける」と、すらすら答える魏無羨。

続けて妖と怪の例を挙げるよう言われ、少し周囲を見渡し考える魏無羨。「例えば後ろの木は文人の気に長年触れてる。人に化け意識を持ち害を及ぼせば妖。もし斧で幹を切り株になればそれが修練を重ね怪となる」

「清河聶氏の祖先の商いは?」「肉売り」

「蘭陵金氏の家紋の白牡丹の品種は?」「金星雪浪(きんせいせつろう)です」

「修真界で初めて門派より血縁を重んじた者は?」「岐山温氏の祖先、温卯(ウエン・マオ)です」

ほほう、なかなかやるな、ってな感じの先生。お見事、という感じで軽く首を曲げる聶懐桑。

しかし先生は「雲夢江氏の門弟なら答えられて当然の問題だ。得意になるほどでもない」と。ちぇー、みたいな顔してる魏無羨。

「もうひとつ。両親や妻子のいる首斬り人が非業の死を遂げた。斬首した数は100余人。骸(むくろ)が7日もさらされ怨念が怨霊となり凶行に及んだ。どうする?」

考え込む魏無羨。教科書で答えを探そうとした聶懐桑に「書を開かず自分で考えよ」と檄を飛ばす先生。魏無羨が答えられず、ちょっと満足そうじゃないですか?!

「忘機、教えてやれ」

「方法は3つ。第一に化度、第二に鎮め、第三に絶やす。両親と妻子からの念で化度して執念を消し、効力がなくば鎮め、鎮められぬ場合は根こそぎ怨念を断つ。玄門は手順を遵守しませんと」「完璧な答えだ。修行でも処世でも問われるべきは堅実さだ。取るに足りぬ山精や物の怪を祓った程度で驕り高ぶり満足しているようでは、いずれ恥をかく」

「先生、質問があります」と挙手する魏無羨。「何だ」「化度が第一でもうまくいかないこともある。執念を消すなんて言うのは簡単だ。新しい衣への執念とかならまだしも家族を殺され復讐を誓うほどの執念なら?」

答えようとした先生を遮るように「まずは化度し、次に鎮め、効かねば根こそぎ除く」と答えたのは藍忘機。

「それじゃ一辺倒だ。実はさっきも答えは分かってたが、第四の方法を考えていた」

「ふん!第四の方法など初耳だ。言ってみよ」という先生。「非業の死を遂げれば悪霊になって当然だ。だったら生前、首を斬った100余人の墓を掘り起こして怨念を刺激しその悪霊と戦わせる」「罰当たりな!」と怒り出す先生。

「邪を祓う目的は化度であるぞ。それどころか怨念を刺激するとは人の道にもとる!」「化度できないこともあるなら利用すべきでは?大禹(だいう)の治水でも”塞ぐは下策。流すは上策”。鎮圧は塞ぐこと、すなわち下策だ」

思わず巻物を手にとって魏無羨に投げつける先生。でも懲りずに「霊気も怨念も”気”でしょ。霊気は丹田にため力に利用できるなら怨念も利用できる」

もう黙るように人差し指を口にあてシーっとする聶懐桑。眉間にシワを寄せて魏無羨を見る江澄。

「では再度聞く。その怨念を制御する方法は?」「考え中です」もう1本、巻物が飛んできました。

「もし操れたら各世家(せいか)が許さぬ。出ていけ!蔵書閣で礼則(れいそく)編を1000回写せ!」と言われちゃうのでした。

小声で「羨羨(シエンシエン)」という姉上。アーシエンじゃなくて、シエンシエンもあるんですね。どちらも発音が可愛い。

ちぇー、みたいな顔をして出ていく魏無羨。先生は、藍忘機に蔵書閣へ連れて行くよう命じました。「写し終わるまで監視せよ!」めっちゃ血圧が上がっちゃいましたね先生。

裏山

弓で滝の上から落ちてくる石を狙っている温寧。

見事命中!!

嬉しそうな顔をして笑う温寧に「温の若君、見事な腕前だ!」と褒める魏無羨。いきなり声をかけられビックリして振り向く温寧。

驚かせたお詫びを言うと、凄腕なのに清談会(せいだんかい)では見かけなかったという魏無羨。清談会というのは、各仙門が集まる会で、順番で主催するようです。

自分は愚鈍だから教えてほしいという温寧ですが、温兄には天賦の才があると褒める魏無羨。共に切磋琢磨しよう、と。

温寧は若輩者だから座学には参加できない、と。魏無羨こそ、なぜここに?というと、言いにくそうに藍先生に追い出されたと素直に言う魏無羨。

温寧の弓の構え方を教えようと話をそらすのでした。

弓を構える温寧に、角度などを色々教える魏無羨。

そこへ姉の温情が弟の名前を呼びました。

思わず構えていた弓を姉めがけて放ってしまう恩寧!

魏無羨は御札を飛ばし矢に当てることで、矢の方向を変えました。

なぜ魏無羨といるのか?と聞かれ、親切に指導してくれているのだと答える弟。

魏無羨は、また裏山の近くで会ったといい「いつもこっそり俺をつけてるのか?藍氏の裏山で何か探してるのか?」と。

「魏無羨、言いがかりはやめて!」と怒った温情は背中を向けて歩きだします。慌てて姉のあとを追う弟。

この裏山には本当に何か秘密があるのだろうか?と滝を見ていた魏無羨。後ろからの気配を感じ刀を抜くと、藍忘機も刀を抜いていました。

相手が藍忘機と分かり嬉しそうな笑顔の魏無羨。このひと、本当に笑うと可愛いなぁ。「機兄、あんただったか」。無言の藍忘機。

 

第4話の感想

アニメとの設定の違い

・アニメでは孟瑶だった頃は出てこず、登場した時は既に金光瑤でした。ドラマでは聶氏の客卿だったときは孟瑶で、いずれ蘭陵金氏に迎え入れられて金光瑤と名乗るのが見られるのかな?

この人も金光善の庶子だったんですね。金子軒の義弟にあたるのか。一体、何人庶子がいるんだ金光善め。

・座学に岐山温氏は出席していませんでした。

姑蘇藍氏のセットと衣装が美しい

香炉や房、着ている衣装までもが美しい。特に色合いがブルーのグラデーションになっていたり美しくて好きなんです。

藍忘機は魏無羨が結構物知りなので驚いていた感じでしたね。そして、魏無羨に悪い道へ引き込まれていく聶懐桑が可笑しかったです。口達者な魏無羨に、ついつい引き込まれちゃうのは分かる気もします。

チラっと江澄の父親への感情が垣間見えたのが辛かったです。姉上は弟を慰めて、というか、父上をフォローしていたけれど。魏無羨の快活で無邪気な感じは好かれるだろうなぁ、なんて。まだドラマでは江宗主登場していないけれど。

 

相関図、用語など

相関図

顔写真付きの相関図が公式ホームページにあります。ありがたい!!

用語

陰虎符(いんこふ) 夷陵老祖(いりょうろうそ)の魏無羨が発明。邪悪なものらしい。皆、こぞって欲しがる。でも”不夜天の戦い”で破壊されたらしい。
禁言術(きんげんじゅつ) この術をかけられると、喋ることができなくなる。害はなく抵抗しなければ自然と解けるらしい。
仙門(せんもん) 妖魔などを退治する仙師(せんし)たちが属する。仙師たちは、それぞれ属する仙門があるらしい。
舍身呪(しゃしんしゅう)

血で陣を描き、自分の命と引き換えに邪神などを再び世に復活させる術っぽい。

舍身呪によって蘇った者は、自分を蘇らせた人物の願い(復讐)を叶えること。1つの傷につき1人の命。傷の本数分だけ復讐することが出来なければ、その傷は永遠に癒えない。

アニメ『魔道祖師』では”献舍(けんしゃ)の術”と呼ばれていました。

召陰旗(しょういんき) 魏無羨が発明した。召陰旗のエサは人の気(き)だとアニメでは説明されていました。この旗を持っていると、邪祟の標的になってしまう。
奪舎(だっしゃ) 他人の体に自分の魂を移すこと。つまり無理やり体を乗っ取ることですね。舎身呪とは違う、と。
風邪盤(ふうじゃばん) 食魂獣(しょっこんじゅう)や食魂殺などがいる方角を教えてくれるっぽい。

 

五大世家(ごだいせいか)

仙門のなかでも優れている5つの仙門。

最初の2文字・雲夢、姑蘇、蘭陵、清河、岐山はすべて地名。

  ホームグラウンド 家  紋
雲夢江氏(うんむジャンし) 雲夢・蓮花塢(れんかう) 蓮の花
姑蘇藍氏(こそランし) 姑蘇・雲深不知処(うんしんふちしょ)
白色の洋服&額に細い紐を巻いている
雲紋
蘭陵金氏(らんりょうジンし) 蘭陵・金麟台(きんりんだい) 牡丹・金星雪浪
清河聶氏(せいがニエし) 清河・不浄世 獣頭
岐山温氏(きざんウェンし) 岐山・不夜天 太陽

 

『陳情令』全50話ネタバレ記事を書こうと挑戦中です

半年ぐらいかかりそうです。その前に、記事を書かずにドラマだけ全話見てしまいそう……。

中国ドラマ『陳情令』第1話「目覚め」ネタバレとか用語とか感想とか
中国ドラマ『陳情令』第2話「再びの大梵山」ネタバレとか用語とか感想とか
中国ドラマ『陳情令』第3話「運命の邂逅」ネタバレとか用語とか感想とか
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