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中国ドラマ『陳情令』第7話「天灯に託す願い」ネタバレとか用語とか感想とか

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アニメ『魔道祖師』の前塵編と羨雲編が終了したらドラマ『陳情令』を見ようと決めていました。

アニメについては、アニメ『魔道祖師』前塵編 第1話「禁断の召喚」を見始めたら、一時停止ばかりしてた話から全話ネタバレを書いています。

よし。全50話、頑張って見てみよう。

 

公式ホームページ、公式ツイッター

 

 

第7話の登場人物

魏無羨(ウェイ・ウーシエン) 雲夢江氏(うんむジャンし)に引き取られ育てられる。江澄の兄弟子。
江澄(ジャン・チョン) 雲夢江氏。宗主の息子。
江厭離(ジャン・イエンリー) 雲夢江氏。江澄の実姉。魏無羨からは師姉と呼ばれている。
江楓眠(ジャン・フォンミエン) 雲夢江氏の宗主。江澄と江厭離の父親。
藍忘機(ラン・ワンジー) ”藍氏双璧”の一人。宗主・藍曦臣(ラン・シーチェン)の弟。
藍曦臣(ラン・シーチェン) ”藍氏双璧”の一人。宗主。
藍啓仁(ラン・チーレン) 藍忘機と藍曦臣の叔父。座学の先生。
藍翼(ラン・イー) 藍氏で唯一女性の宗主となった。
聶懐桑(ニエ・ホワイサン) 清河聶氏。金の小鳥を3日かけて捕まえた。魏無羨に感化されつつある??
温情(ウェン・チン) 医者。仙督であるに命じられ、雲深不知処へ赴く。目的は陰鉄(いんてつ)を探すこと。
温寧(ウェン・ニン) 温情の弟。体が弱いらしい。
温若寒(ウェン・ルオハン) 温氏の宗主であり、各仙門を統括する仙督の地位についている。
金子軒(ジン・ズーシュエン) 蘭陵金氏宗主の嫡男。江厭離の婚約者。
金光善(ジン・グアンシャン) 蘭陵金氏宗主。

 

第7話までで分かったこと

 

  藍啓仁(ラン・チーレン)と魏無羨の母親・蔵色散人は学友だった。
  4歳で両親をなくした魏無羨(ウェイ・ウーシエン)を雲夢江氏(うんむジャンし)が引き取って育てる。
  姑蘇藍氏で行われる座学に参加するため魏無羨、江澄たちは姑蘇へ。そこで魏無羨と藍忘機が出会う。
  各世家の弟子が誘拐される事件が頻発。どうやら術をかけて傀儡にしようとしている?
  姑蘇藍氏で行われる座学に岐山温氏が参加。温氏の本当の目的は陰鉄を探すこと。
  碧霊湖にでる”水の怪”を藍氏双璧、魏無羨、江澄たちでやっつける。
  破壊し隠蔽したはずの陰鉄の欠片が、誰かによって利用されようとしていることが姑蘇藍氏、雲夢江氏の宗主たちに分かる。誰か、って温若寒(ウェン・ルオハン)なんですけどね。
  どの時期かは不明だが、魏無羨と藍忘機が大梵山の舞天女を封じたことがある。
  魏無羨(ウェイ・ウーシエン)が大勢を敵に回したせいで雲夢江氏は滅亡寸前になる。
16年前 魏無羨(ウェイ・ウーシエン)=夷陵老祖(いりょうろうそ)死去。殺したのは雲夢江氏(うんむジャンし)。遺体は見つかっていない。
現在

莫玄羽(モー・シュエンユー)は13歳から数年間、蘭陵金氏(らんりょうジンし)で過ごしたが結局我が子と認知されず莫家に戻ってきている。

莫家に戻ってくると顔を塗りたくったり、仮面を着けたりしはじめた。

 

莫玄羽は自分の恨みを果たすため、魏無羨を召喚し自身は命を落とす。左腕に4本の傷を残すことで、4人の命を奪うよう魏無羨にお願いする。

安らかに死んでいたはずの魏無羨、いきなり莫玄羽として生きることになる=復讐を依頼されちゃうし、目覚めた途端に蹴られるし、いきなり色々と大変。

  莫家のお祓いをするため、姑蘇藍氏の仙師たち8名が到着。
  邪祟を呼び込む旗を盗んだ莫子淵(モー・ユーズエン)が邪祟に取り憑かれて暴れる。次に取り憑かれたのは父親、下僕の阿童、そして母親までもが取り憑かれる。
  魏無羨は自分だとばれないように莫玄羽を装いながら、密かに藍氏の仙師たちをアシストしつつ邪祟を倒すのを手伝う。
  金凌が、自分の師姉・江厭離の息子であることを知る魏無羨。しかし江厭離は魏無羨に恩を仇で返され死んでしまったらしい?金凌の父親も魏無羨のせいで死んでしまった??

 

第7話「天灯に託す願い」の流れ

寒潭洞

藍翼は、自分の霊識(れいしき)が藍氏の禁地を守り続けているため誰もここには足を踏み入れていない、と話ます。

魏無羨は「では師祖(しそ)は?」と質問。そして自分の名前は魏無羨で、母親が蔵色散人(ぞうしきさんじん)、江氏に引き取られて育てられたのだと説明。だから師祖は抱山散人(ほうざんさんじん)なのだと。

藍翼は、当時抱山散人は弟子を取っていなかったこと、その孫弟子と会えたことに驚いています。しかし藍翼自身の起こした災いにより抱山散人は隠遁してしまい、行方を捜したとしても顔向けができない、と。

藍忘機は、藍翼が自分たちをここへ呼んだのか?と聞くと、「この100年我が霊力で陰鉄を抑えながら結界を守ってきた。でもこの10年、陰鉄に動きが見られ私の霊識も弱まった。恐らく陰鉄の怨念が水中に浸透したのやも」と答えます。

陰鉄が突然動き出したのは、おそらく他の陰鉄の欠片が世に出たからではないか、と。そう、まだ魏無羨たちは知りませんが犯人は温氏の宗主・温若寒(ウェン・ルオハン)ですね。

魏無羨は、摂霊された門弟は薛重亥(シュエ・チョンハイ)の方法で傀儡になったんだろうと予想。

薛重亥というのは、第6話で出てきた人物ですね。当時最強の国師でありながらの妖獣・屠戮玄武(とりくげんぶ)を操り仙門の宗派を虐殺。五大世家が協力して薛重亥を殺した、という。

自分が陰鉄の封印を解いてから、陰鉄の欠片は呼応し合っている。この100年平穏だっただけでも幸運だ、という藍翼。

(ここで引きのショットになって、走る白いウサギが映るの、めっちゃ可愛いですよね)

「結局恐れていた日を迎えてしまうのね」「陰鉄が災いを起こさないための方法はないのですか?」という魏無羨。「陰鉄は天地の霊ゆえ消し去れない。しかも砕かれ怨念を発しているから周囲では妖邪が出現する。唯一の方法は欠片を集め寒潭(かんたん)で鎮めること。ただ残念ね。もう自分では過ちを償えなくなった」

藍翼の身体が薄くなりつつあります。

「藍翼殿!」と声を揃えて名前を呼ぶ魏無羨と藍忘機。

「いいのよ。その時が来たわ。この100年執着したのは償いのため。2人が現れた今こそ後事を託す時ね」

藍忘機は跪くと「藍氏の末裔として必ずや意志を引き継ぎ寒潭で陰鉄を鎮めます」と誓います。「俺も誓う」という魏無羨に、「部外者は関係ない」という藍忘機。

「藍湛、止めても無駄だ。俺だって大義のためなら迷うことなく戦う。しかも師祖は陰鉄が原因で隠遁した。放ってはおけない」

「それでこそ抱山の弟子だわ」という藍翼に、うんと頷く魏無羨。そして藍忘機に向かって「ほらみろ」みたいな感じで顎をクイっとするのが可愛かった。俯く藍忘機。

ここ、藍曦臣に翻訳して欲しかったなぁ。一緒に陰鉄を探せる相手が見つかって、ちょっと嬉しかったというか心強かったのでは藍忘機?

「覚えていて。陰鉄には数々の試練が伴う。何があっても私と同じ轍は踏まないで」それが藍翼最期の言葉となりました。

その直後、結界が切れたのかな?

何か異変を感じる温情。別の場所にいた温情の弟・温寧も何かを感じ動きが止まってしまいます。

藍翼の姿が完全に消えてしまった直後、「藍翼殿、他の陰鉄の欠片はどこに?」と魏無羨が声をかけますが、返事はありませんでした。

姑蘇藍氏の裏山

陰鉄を探している温情。裏山に結界を張るのは山を守るためだけなのだろうか?と不思議がっています。

そこへ魏無羨たちを探していた江澄(ジャン・チョン)に声を掛けられます。魏無羨たちを探しているのか?と聞かれ、なんとなく頷く温情。その反応に、ちょっと不思議顔な江澄。まぁ、陰鉄を探してるなんて言えないですものねぇ。

すると「藍湛!」という声がして岩山から魏無羨と藍忘機が飛び出てきます。転んだ藍忘機の上に乗っかってしまう魏無羨。「藍湛、わざとじゃないんだ!」と。

そこを江澄と温情に見られてしまうも、江澄を見て嬉しそうに笑う魏無羨。「どけ」と藍忘機に言われようやく立ち上がります。

江澄の姉は魏無羨を心配して父親(江宗主)に報告すると言っているし、藍忘機の兄も寝ずに捜しているとか。寒潭洞にいる間に、一晩過ぎていたようです。

どこにいたのか?と聞かれ、冷泉で治療をしていたら渦に巻き込まれ極寒の地に流されたと答える魏無羨。出口を探して泳ぎまくり、ようやく脱出できたのだ、と。

中には何があるのか?と聞く温情に「氷と水に決まってるだろ。もう少しで凍え死ぬところだったよ」と。そして、後ろにいる藍忘機の方へ振り向き、うまくごまかしただろう?と言いたげに少し笑う魏無羨。

まだ疑わしげな目を山に向ける温情。

松風水月

叔父上と藍曦臣、藍忘機そして魏無羨。

藍曦臣が笛を吹き、叔父上が陰鉄を袋へとしまいました。

藍翼が禁忌を破ってから裏山を封印したのは陰鉄の怨念を広めないためで、五大世家のなかでも藍氏の家主だけが陰鉄の存在を知っていると語る藍曦臣。

「だから摂霊や水行淵(すいこうえん)の件も陰鉄に関わると踏んでたのか」という魏無羨。

「碧霊湖での君の予想(第5話「湖の怪」)は当たっていたわけだ。忘機、お前にも尋ねられたが伏せるしかなかった」という藍曦臣。へー、藍忘機も同じこと考えてたんだ!みたいな顔になった魏無羨、藍忘機の肩に自分の肩を軽くぶつけ「心が通ってる」というも、相変わらず無表情な藍忘機。でも、きっと、嬉しいに、違いない。いや、分からない。兄上に翻訳して欲しい。

叔父上も陰鉄と関係があると予想していたようで、結界が弱っていることが分かったとか。それで清河へ行って聶(ニエ)宗主と相談してきたんだそうです。

けれど、藍忘機と魏無羨が寒潭洞に入って陰鉄を見つけるとは思っていなかったようで。

そこに怪しい鳥の鳴き声。岐山温氏のフクロウ?のようですね。温氏が座学に参加した目的は陰鉄だったのかと分かる藍忘機。さすが。

魏無羨は、陰鉄に動きがあったのは他の欠片が出現したからだと藍翼が言っていたことを兄上にいいます。温若寒(ウェン・ルオハン)は、すでに欠片を1つ持っていること、そして雲深不知処にもあることを知っていたようだという兄上。

「陰鉄が各地に封印され100年、封印の地を知る者は誰もおらぬ。温若寒が欠片を手に入れたのは協力者がいるからだろう」という叔父上。

陰鉄の欠片は呼応し合うそうだから、残りの痕跡もたどれるのでは?という魏無羨。

野心のある者が陰鉄を手にすれば、必ず血の雨が降るだろう。今は見つかった陰鉄を封印して再度寒潭洞へと戻し結界も強めて誰も近づけないようにしようという叔父上。しかし、温若寒が雲深不知処の陰鉄の存在を知っている以上、戻しても功を奏するかどうかと心配する藍忘機。

うんうん、と頷く魏無羨。可愛い。

このことは再度協議すること、また一門の機密に関わるから…という叔父上に、指を3本たてて決して他言しないと誓う魏無羨。

魏無羨と藍忘機が部屋から出たところで、聶懐桑が一晩中何があったのか?と聞いてきました。テキトーな話をでっち上げる魏無羨。

それを見ていた江澄。急に藍忘機と仲良くなった、このまま姑蘇藍氏の弟子になったらどうだ?と魏無羨に言います。家規だけで3000条もあるなんて寿命が縮まりそうだ、蓮花塢に勝るものか!と。ちょっと安堵してますよね、江澄。

それを見ていた藍忘機、また兄上たちのいる部屋へと戻っていきます。

岐山温氏

温晁(ウェン・チャオ)と薛洋(シュエ・ヤン)が門の前で待っています。

温晁が父親に雲深不知処に陰鉄が現れたと報告すると、入手したのか?と。そして、薛洋には櫟陽(れきよう)へ行くよう指示を出しました。

そして陰鉄さえ入れば櫟陽常氏(れきようチャンし)に何をしても構わない、と。

薛洋は自分は陰鉄に興味はないし、しがない修師だから仙督(温若寒のこと)から逃げられない、と言ってその場を去ります。

そして息子には薛洋を見張ること、そして妙な動きがあれがどうすべきか分かるな?と。

そして姑蘇藍氏には何も出来ないだろうから、あそこの陰鉄について今は静観すればよい、と。

雲深不知処

各家の弟子たちが天灯を作っています。

温氏からは温情だけが参加しているようですね。金子軒の近くで天灯を作っているのは江澄の姉・江厭離(ジャン・イエンリー)。

魏無羨は藍忘機の側で天灯を作っています。「藍湛、生死を共にしたんだ。一緒に天灯を揚げて祈ろう」という魏無羨。

「1人が性に合う」「2人にも慣れるさ。しかも特別に二若君に作った天灯だぞ、見ろ」と天灯に描いたウサギの絵を見せる魏無羨。

じーっと見つめ笑う藍忘機。笑った!笑った!藍忘機が!藍忘機が笑った!!美しい!!

嬉しそうに「笑ったな?」という魏無羨に、恥ずかしくなったのか刀を手に取る藍忘機。驚いて立ち上がった魏無羨が後ずさり、聶懐桑の作っていた天灯が燃えてしまいました。

「魏兄!この灯籠は極上品だぞ。せっかく作ったのに燃やすなんて」と怒る聶懐桑。「弁償すればいいだろ?」という魏無羨に「この紙は清河澈雲(てつうん)堂の品だぞ。薄くきめ細かくて高価なんだ。簡単に弁償できるか」と泣き言を言う聶懐桑。

天灯を空に揚げる弟子たち。それを遠くから見ている兄上と叔父上。

聶懐桑「どうか無事に修行を終え来年は来なくて済むように」

温情「天に祈ります。弟の阿寧(アーニン)が一生平穏に暮らせるように」それを見ている江澄。

魏無羨「この魏無羨が一生悪をくじき弱気を救えるように」その願いが意外だったのか、じっと魏無羨の顔を見る藍忘機。何かを手に持っているのですが、はて、これは??

魏無羨は師姉である江厭離に何を願ったのか?と聞くと「阿羨が大人になり落ち着くように」と答えました。魏無羨はすぐに「嘘だね。”良縁に巡り合えるように”だろ?」と。

綿綿は、にひっと笑うと「祈らなくても良縁に恵まれてるのに」と姉上に話しかけます。そうだそうだ、と蘭陵金氏の女性たちが「夫はそこですよ」「さっき一緒に灯籠を作ってましたね」と金子軒とのことを冷やかします。

「金(ジン)の若君と灯籠を放ち”共白髪”を祈っては?」「そうですよ、若君。1年に1度会う織姫と彦星が願いをかなえますよ」と。

困った顔になる姉上。金子軒は「綿綿、日も暮れる戻るぞ」と言って帰ってしまいます。江厭離は許嫁なのに、急に去ると噂になってしまうと心配する綿綿。

「私の望む婚姻ではない。二度と言うな」という金子軒。金子軒を追いかけてきた魏無羨がそれを聞いてしまい「二度と言うな、とは何だ!」と怒ります。

「説明が必要なほど難しいか?」「こいつめ…」そして、取っ組み合いになったようです。

めっちゃ金子軒の顔を殴ったようです。

「金子軒が江殿との婚姻を不服だと言い魏無羨が怒ったのだ」と、誰かがお節介にも教えてくれます。うっ。姉上には聞かせたくなかった。

姉上は一度悲しげに金子軒の方を見ますが何も言わず「阿羨、帰りましょう」とだけ言うのでした。

中庭

砂利の上で跪く魏無羨。肩が上下して泣いているようです。

それを見た藍忘機が近づいて「反省するくらいなら、なぜ手を出した?」と声を掛けます。

が。

まったく反省してなかった。

棒でアリをつついて遊んでいるようです。子供か!

「反省もせずアリで遊ぶとは。諭しても無駄だ」と怒って足早に去っていきます。

「でもアリは…こんなに可愛いのに」って嬉しそうに遊んでます。次は小石で遊び始めました。

そこへ江澄が父親の江楓眠(ジャン・フォンミエン)とやってきます。

「江おじさん、来てたの!」と嬉しそうに立ち上がる魏無羨に、「ひざまずけ」と叱らてしまいました。まぁ、そうだよね。軽く江澄を睨む魏無羨。こらこら、八つ当たりはやめなさい。

「おとなしくしてろ」という江澄に「ひざまずくのには慣れてる。はっ。だけど孔雀男の金子軒は甘やかされてるからな。奴をとっちめなきゃ、この俺様じゃない」とドヤ顔する魏無羨。

「誰のせいで父上が姑蘇まで来たと?あとで藍先生に怒られるぞ」という江澄の言葉なぞ聞いてない魏無羨。指をポキポキならしながら「金子軒め、お前は終わりだ」という魏無羨。

松風水月

叔父上、江楓眠、江澄が待っていると金光善(ジン・グアンシャン)がやって来ました。

急に呼び出したことを侘びつつ、若者の起こした騒ぎだけれど両家の婚姻に関わるから自分では判断できなくて相談したかった、という叔父上。

自分の指導が悪く魏無羨のことで迷惑をかけたと謝る江楓眠。そして婚姻の件について金光善に「我ら雲夢江氏は天性と本心を大切にしておる。嫌なことは強要はしたくない。阿離とご子息は婚約しているが、阿離の母親が決めたことだ。双方が気が進まぬなら無理強いもよくない」と。

金光善は子どもたちが招いた誤解だから自分たちは真に受けなくても、と取りなしますが「当人の気持ちを無視してまで縁談は進められん。一生を共にするのは彼らだ」と。

「妻には知らせておいた。縁談は白紙に戻すべきだと」「これも我が愚息のせいだな。(そうだ、そうだ!と怒る私)せっかくの縁談が台なしだ。江兄が決めたことなら従うことにしよう。ただ、この件は両家の付き合いには影響せぬな?」「当然だとも」

江澄、哀しそうな顔。そして中庭にいる魏無羨のところへ行くと破談になったことを教えます。

「金子軒め、制裁が足りなかったか」という魏無羨に、江澄の父親から申し出たのだという江澄。魏無羨は姉上の部屋へと駆け出していきます。

 

その頃、叔父上と江宗主、そして藍曦臣が話をしていました。

叔父上は、今回来てもらったのは実は別件の相談があったからなのだと。兄上は摂霊などの異象が起きているのは100年前の霊物・陰鉄が現れたからだと説明します。

そして先に現れた陰鉄が悪意ある者(ずばり温若寒ですね!)に利用されれば災いは尽きないと心配する兄上。

江宗主は、ここへ来る道中奇妙なことを聞いたようです。最近、櫟陽(れきよう)で仙門が次々と襲われ全員命を落としたと。黒幕は分からないけれど、直接手を下したのは温氏の若い客卿で薛という人物らしい、と。

姉上の部屋

姉上は部屋で香り袋?を手に哀しそうな顔をしています。

魏無羨は、こっそり窓からその姿を見て何かを思いついたようです。懐から赤い紙の人形を取り出すと術をかけ、黄色い紙の人形に。

トコトコと姉上の方へ向かっていく紙人形。

姉上の前まで行くと、ペコリとお辞儀をしました。手のひらの上に紙人形を乗せる姉上は「阿羨、あなたでしょ」と。

バレた!とその場を去ろうとした魏無羨を、部屋のなかから出てきて呼び止める姉上。

「師姉、俺は…」「ずっとひざまずいて平気?膝を見せて」「師姉…俺が悪かった。怒ってくれ、気が楽になる」「阿羨、あなたには関係ないから気にしないで。縁がなかったの。仕方ないわ」「師姉、きっと奴よりも何万倍も優れた夫に嫁げる」という魏無羨。

「きっと阿羨も美しくて賢い妻を娶れるわ」「嫌だよ。蓮花塢で師姉のそばにいる」「阿羨、座学も終わったし雲夢へ帰らないとね」「もう終わり?」「まだ暴れたい?阿澄が戻ったら藍先生にお別れの挨拶を」

そして3人で挨拶するために松風水月へ。

叔父上に「江宗主、魏嬰はしつけませんとな。魏嬰がいなければ師弟たちも、はめは外さぬ。だが魏嬰が現れると行動に移す度胸のなかった者まで触発され夜遊びや酒に興じるのだ」と言われ、ジロっと魏無羨を睨む江宗主。

「嬰は、このような性分なのです。藍先生には手をおかけした」と頭を下げる江宗主。

そこへ藍忘機もやって来ました。何か秘密のことがあるようです。

それを察した江宗主は別れの挨拶をし、雲夢江氏も協力すると申し出るのでした。

「藍湛、陰鉄の件は…」と小声で話しかけるも無言の藍忘機。

でも兄上が「忘機、気をつけよ」というのを聞いてしまう魏無羨。

 

部屋を出た江澄は「どうかしているぞ。藍忘機に嫌われていて、なぜちょっかいを?」「同窓にお別れを言って何が悪い」「向こうはお前と離れられて喜んでる」「嘘だね。俺は師弟たちの人気者なんだ。みんな離れがたいはず。師姉、そう思わない?」

くっ、この甘え上手。

姉上は優しく魏無羨をなでながら「そうね阿羨は皆の人気者だわ」「師弟は多いのに、なぜ藍湛だけに挨拶を?」「認めてるのさ。誰も打ち負かせない無敵を誇る俺が、やっと好敵手に会えた」「どの口がいうんだ!」と、魏無羨をぶとうとする江澄。

「乱暴者こそ図々しい。お前のことだよ」と江澄を軽くどつく魏無羨。「にっ!」て返す江澄。よく魏無羨と喧嘩してる江澄が「にっ!」って言ってるのが好きなんです。なんですかね、お前!ってな感じなのでしょうか。

姉上が2人の間に入り、「もうやめなさい。ここでケンカは禁物よ。蓮花塢に戻ってからね」というと「うん、師姉、分かったよ。絶対に乱暴しない」と言った口で江澄の背中を叩く魏無羨。

「お前って奴は!」と追っかけっこを始める2人に「もうよさぬか」と江宗主。魏無羨は、雲深不知処で大声を出してはいけない、と藍先生のモノマネをして逃げていきます。しょうがないなぁ、って顔して笑う江宗主と姉上。

 

それを部屋から見ていた藍忘機と兄上。「彼が去れば雲深不知処にも静けさが戻る……忘機、陰鉄を探す件を知らせなくても?」という兄上に「無用です」と答える藍忘機。

 

竹林

白いウサギを膝に乗せて撫でている魏無羨。

「ウサギちゃん、ウサギちゃん、雲深不知処では動物は飼えない。だからここに隠してやる」

寒潭洞にいたウサギちゃんたちですね。

「ここは楽しいかい?楽しい!(1人2役)よし、だったら俺も安心だ。それとも……蓮花塢に連れて帰るべきか。ううーん、ダメだな。藍湛が退屈な時にウサギと遊びたがるかも」

ぐっ。それも可愛いけど、そう思う魏無羨も可愛い。

「だけど…(藍忘機は)1人でどこへ行くつもりだ?……まさか陰鉄を探しに?!」

 

相関図、用語など

相関図

顔写真付きの相関図が公式ホームページにあります。ありがたい!!

用語

陰虎符(いんこふ) 夷陵老祖(いりょうろうそ)の魏無羨が発明。邪悪なものらしい。皆、こぞって欲しがる。でも”不夜天の戦い”で破壊されたらしい。
禁言術(きんげんじゅつ) この術をかけられると、喋ることができなくなる。害はなく抵抗しなければ自然と解けるらしい。
仙門(せんもん) 妖魔などを退治する仙師(せんし)たちが属する。仙師たちは、それぞれ属する仙門があるらしい。
舍身呪(しゃしんしゅう)

血で陣を描き、自分の命と引き換えに邪神などを再び世に復活させる術っぽい。

舍身呪によって蘇った者は、自分を蘇らせた人物の願い(復讐)を叶えること。1つの傷につき1人の命。傷の本数分だけ復讐することが出来なければ、その傷は永遠に癒えない。

アニメ『魔道祖師』では”献舍(けんしゃ)の術”と呼ばれていました。

召陰旗(しょういんき) 魏無羨が発明した。召陰旗のエサは人の気(き)だとアニメでは説明されていました。この旗を持っていると、邪祟の標的になってしまう。
奪舎(だっしゃ) 他人の体に自分の魂を移すこと。つまり無理やり体を乗っ取ることですね。舎身呪とは違う、と。
風邪盤(ふうじゃばん) 食魂獣(しょっこんじゅう)や食魂殺などがいる方角を教えてくれるっぽい。
問霊(もんれい) 姑蘇藍氏に存在した秘伝の技。琴を弾くことで先人と交流できるんだとか。

 

五大世家(ごだいせいか)

仙門のなかでも優れている5つの仙門。

最初の2文字・雲夢、姑蘇、蘭陵、清河、岐山はすべて地名。

  ホームグラウンド 家  紋
雲夢江氏(うんむジャンし) 雲夢・蓮花塢(れんかう) 蓮の花
姑蘇藍氏(こそランし) 姑蘇・雲深不知処(うんしんふちしょ) 雲紋
蘭陵金氏(らんりょうジンし) 蘭陵・金麟台(きんりんだい) 牡丹・金星雪浪
清河聶氏(せいがニエし) 清河・不浄世 獣頭
岐山温氏(きざんウェンし) 岐山・不夜天 太陽

 

『陳情令』全50話ネタバレ記事を書こうと挑戦中です

半年ぐらいかかりそうです。その前に、記事を書かずにドラマだけ全話見てしまいそう……。

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