韓国ドラマ『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』。
第10話は、まさかあのことを、あの人が知るなんて、という展開です。
Contents
登場人物
ハン・ソジン一家 | |
ハン・ソジン | 専業主婦。姑であるユン女史から3代続けて医師にする、というプレッシャーを受けている。 |
カン・ジュンサン | ソジンの夫。ジュナム大学病院の整形外科医。 |
カン・イェソ | ソジンの長女。ソウル大学医学部へ入学するために猛勉強中。シンア高校在学中。 |
カン・イェビン | ソジンの次女 |
ユン女史 | カン・ジュンサンの母。息子と、その嫁への当たりがキツイ。 |
チン・ジニ一家 | |
チン・ジニ | 専業主婦。芸能人になることを夢見ていた。息子が勉強嫌いで困っている。 |
ウ・ヤンウ | ジュナム大学病院の整形外科医。カン・ジュンサンの後輩。 |
ウ・スハン | ジニの息子。 |
ノ・スンへ一家 | |
ノ・スンへ | 専業主婦。 |
チャ・ミニョク | ロースクールの教授。息子たちにスパルタ式教育を施す。 |
チャ・ソジュン/チャ・ギジュン | スンへとミニョクの息子たち。双子。ソジュンが兄、ギジュンが弟。 |
チャ・セリ | ハーバード大で経済学を専攻。 |
イ・スイム一家 | |
イ・スイム | 童話作家。 |
ファン・チヨン | スイムの夫。ジュナム大学病院の神経外科医。病で妻(ウジュの母)を亡くす。 |
ファン・ウジュ | イェソと同じ高校に首席合格。成績だけでなく性格も良い。 |
入試コーディネーター | |
キム・ジュヨン | 入試コーディネーター。合格請負人。毎年、自分が認めた子供2人しかサポートをしない。合格するためなら手段は選ばない。 |
チョ・テジュン | キム先生に忠実な部下。 |
その他 | |
キム・ヘナ | 母子家庭に育つ。頭がよく、イェソのライバル。 |
イ・ミョンジュ一家 | |
イ・ミョンジュ | 息子ヨンジェがソウル大学へ入学し、鼻高々だったが……。 |
パク・スチャン | ミョンジュの夫。ジュナム大学病院の元神経外科医。神経外科長。 |
パク・ヨンジェ | ミョンジュの息子 |
第10話ネタバレあらすじ
車中
イェビンが怒っています。
自分がコンビニで万引したにも関わらず、母親のソジンが代金を支払って解決したことが気に食わないようです。
姉であるイェソと比べて育てにくい、というソジン。比較されて、さらに怒りを爆発させるイェビン。ならば警察に自首する!と大声を出します。
車を急加速し、ソジンが向かった先は交番。
引っ張られていく大人たち。そんな光景を見てイェビンが自首できるはずもなく。
ソジンは勝ち誇ったような顔で車を出すのでした。大人げない。
ソジンがイェビンの万引を知ったのは、コンビニから塾に連絡が入ったからだとネタばらし。それを聞いてすごく驚いたこと。どうすればいいか悩んだこと。しかし、受験のストレスがなくなればなくなるだろうと考え、黙っていることにしたそうで。
そこへイェビンの姉から電話が入ります。
今日も100点だったと、わざわざ報告してきました。大げさに喜ぶ母親の姿を後部座席から切なげに見ているイェビン。
イェビンの万引は受験のこともあるだろうけれど、優秀な姉と比較され自分のことを構ってくれない母親の興味を引きたい、というところですよねぇ。
ソジン家
ソジンの夫・ジュンサンが患者を撃ち殺そうとした件ですが、理事長が心配するなと言ったそうです。本人も、相手が刃物を持ってきたんだから正当防衛だ!と。
密かに呆れた顔をするソジン。
そこへイェソが来ました。昨日までのテストがすべて100点だったと聞いて、なぜかジュンサンはウジュの成績を気にしています。どうやら、ウジュの父親で同じ病院に勤務するファン・チヨンのことを勝手にライバル視している様子。
そして姉をチヤホヤしている両親を少し離れたところから見ているイェビン。黙って学校へ行きます。
ジュナム大学病院 院長室
院長は、本当はカン・ジュンサンをセンター長にしたかった。けれど患者に銃を向ける医者を放っておいていいのか院内でも話がでている、と。
でも、こっそりジュンサンの表情を見ている院長。ジュンサンが事件を起こしたのは、ある意味、不幸中の幸いというか。彼がセンター長になるのを諦めさせる口実ができた、ってことなんでしょうねぇ。
院長の望みである3大病院になるため自分も必死に働いてきたのだ、とアピールするジュンサン。
しかし人事委員会にかけろだの、ああだこうだ言われてしまう…と困ったふりをする院長。
「周囲が(センター長に)適任者だというだけで、私は望んでません」
精一杯の強がりを言うと、しょげながら部屋を出ていくジュンサン。院長は即座に理事長(おそらく、ジュンサンの母親が手を回した理事長)へ電話。
自分はセンター長へなるように説得したが、ジュンサン自身が辞退したと説明します。部屋の外で、それを聞いているジュンサン。
院長、なかなかの狸ですね。あっちとこっちの顔を立てつつ、自分の進みたい方向へ進むという。
飲み屋
脊髄関節センターができて、センター長就任式に出席したジュンサンたち。ジュンサンの腰巾着であるウ・ヤンウは、機嫌の悪いジュンサンをなんとか持ち上げようとしています。
1000年モノの亀(院長)は、ジュンサンの学歴と父親の経歴にコンプレックスがあるんだろう、と。
ジュンサンは、リハビリ医学科出身でメスも握らない人を医師と呼べるのか、と言いだしました。
そこでヤンウはジュンサンの子供に話をすり替え、娘さんはチヨンの息子に成績で勝っている、ブラボー!とか言って立ち上がって手を叩きます。それに追随する若手医師たち6名ほど。
そのうちの1名、ずっと暗い表情をしています。自分のせいでジュンサンがセンター長の座を逃したことを気にしているそうです。え、そうでしたっけ??
トイレの前でも待ちぶせする若手医師。
再度謝ろうとすると、「お前のミスは俺のミスだ。わざとじゃないだろ?成長に失敗はつきものだ」と。カッコつけるとこだけは一流だね、ジュンサン。
若手医師が母親に望まれて医師になったことを聞くと、「やれやれ、あわれなやつだ」と若手医師の肩を叩くのでした。
ソジンの家
スイムのお祝い会をしているソジン、ジニそしてスンへ。
どうやら、スイムの夫がセンター長になったことをお祝いしているようです。自分のことではないのに、というスイムに「ここでは慶事をみんなで祝うのよ」と答えるソジン。
ジニは、ソジンは家柄もすごいんだぞ!アピールをスイムにしますが。本当のソジンの過去を知っているスイムは居心地悪そうです。
スイムの家
戻ってきたスイム。珍しくご立腹。自分の娘が1位なのを自慢したかっただけだ、と。
「優雅なフリして人を見下す。テーブルをひっくり返しそうになった」というスイムに「ふふ。回し蹴りの実力を見せてやれ」という夫のチヨン。いいなぁ。
スイムは自分のせいで義理の息子・ウジュの成績が下がったと悩んでいるようです。
本人は実力を過信してた、と反省してるんだからスイムのせいではないと慰めるチヨン。スイムは十分に母親の役割を果たしているというのでした。
ジニの家
最初は、ソジンがスイムのお祝いをすると言うからどうしたのかと思ったら。成績の話をして一杯食わせたのだ、と夫に報告するジニ。
どうせお前も援護射撃したんだろ、と言われ「仕方ないでしょ。わが家の運命は彼女に懸ってる」というジニ。なるほど。やっぱり、仕方なくよいしょしてるのか。
夫婦してソジン夫妻に尽くさなくちゃいけなくて大変ですねぇ。
レストラン
キム先生に娘の成績が良いことのお礼をいうソジン。
ウジュが20位以下なんてと嬉しそうなソジンに、彼の心配は不要だというキム先生。そして、イェソはウジュに好意を抱いていると言われ驚くソジン。
そうそう、8話でね。ウジュがキーホルダーを拾ってくれて嬉しそうなイェソを見られちゃったんですよね。
子供の心を知り尽くしていると思うのは親の錯覚です、とピシリ。
上位圏から外れる最大の理由は異性問題だ、まだ片思いだが注意して欲しいというキム先生。
その頃、ウジュがキム・ヘナに優しくしているのを見てしまうイェソ。
キム先生は、ウジュへの恋心を応援し共感して欲しいとソジンに言います。本心を言わせることでコントロールするのだ、と。
「幸いウジュはイェソに興味がありません」
うぉ、どうやって確かめたんだ。ウジュを尾行でもしたの??
この話がイェソに悟られることのないように、というキム先生なのでした。
レストランを出ようとすると、キム先生を呼び止める1人の女性。
「ジェニファーでしょ?フェアファックスで。私です。ローラ・チョン。ケイは元気ですか?」
女性と目を合わせようとしないキム先生を、不思議そうな顔で見ているソジン。
「人違いです」そう言うと歩き出すキム先生。
エレベーター内
フェアファックスというのはアメリカでも最高の学区で、教育ママが多いという話をするソジン。
「そこにもコーデがいるのでは?」とキム先生にキリっと言われ「そうでしょうね」と黙るソジン。
車中
自分の車(ジャガー?)を運転中のキム先生。
「ケイは元気ですか?」という言葉を思い出し、車を路肩に急停車。泣き出しそうな表情。
どこぞ?
夜、テジュンに荷物を渡すキム先生の姿。
キム先生は車から降りず、テジュンだけが荷物を持って建物へ入っていきます。
立派なお部屋ですが、室内は荒れ果てています。それを片付ける2人の人物。
先ほどテジュンを案内してくれた人を含め、3人がケイという人物のお世話をしているようです。
電気もつけない室内で窓ガラスにペンで一心不乱に数式を書いている人物がケイのようです。
テジュンはそっとペン?を差し入れ、キム先生の待つ車へと戻ります。
怪我はなく、普段どおりだと報告するテジュン。
スンへの家
息子たちの成績がよくなくて、怒りまくるチャ教授。
次男がスタディルームでは兄と競争させられて集中できないと抗議。兄も、自分たちは双子なのに相手を負かせと言われると弟が敵に思えてしまうのだ、と。
競争社会で生き残るために勝てという教授 vs 支え合っていくという次男
スンへは録音していた音声を夫に聞かせます。
もし息子たちの成績が下がったらスンヘに従ってもいい、という話をしていたようです。その代わり、1点でも成績が上がったらスタディルームを元に戻せという夫。
うわ。せこい。1点でも、って。せこい。
そして笑顔を浮かべ「スタディルームは私の好きにする。2人とも食事にしましょ」というスンへ。そして夫の前にカップラーメンを置くと、息子2人と一緒に外食へ。
これは息子たちと結託したのかな?やるなぁ、スンヘ。
ソジンの家
どうやらイェビンはご飯を食べていないようです。
心配するソジンですが、姉のイェソはあんな成績じゃ食事が喉も通らないのは当然だの、勘で書いても取れない点数だ、だの煽ってきます。
「私の妹だと言わないでね。恥ずかしいから」
うわー。なんで、そこまで妹をいじめるかね??両親の寵愛を受けるのは自分だけだというマウント??
母親たちが出ていったところで、家出の準備を始めるイェビン。
行きがけの駄賃とでも言うように、母親の宝飾品をいくつか、そして引き出しに仕舞ってあったタブレットを持ち出します。
夜道を歩くイェビン。
そこにスイムの運転する車が通りかかりました。驚いて車を下りるスイム。
最初は放っておいて、というイェビンでしたが本心から自分のことを心配してくれるスイムの言葉に泣き出します。
「悲しかったのね。いいのよ。思い切り泣きなさい」そういって抱きしめてくれます。
母親が万引した理由を聞かず、隠して終わりにしたこと。自分のことはどうでもいいようだ、と。
その頃、ソジンは自分の宝飾品が取られていることに気づきました。
即刻、イェビンの仕業と気づくソジン。
もぬけの殻になった娘の部屋に驚いているところへ、イェビンは自分の家にいるとスイムからメッセージが届きます。
安堵したものの、ふと思い出しました。
あの引き出しに入れていたタブレットも無くなっていたことを。そうあのタブレットはヨンジェのタブレットなのでした。うきゃーーー。パスワードかけなおしてないの???
その頃、ゲームするために持ってきた!とスイムにタブレットを見せるイェビン。
慌てて家を飛び出していくソジン。
しかし、時すでに遅し。
イェビンとスイムは「復讐の日が来た。明日には地獄を脱出できる」というヨンジェの日記(というか、わざと両親に見せるために書かれた文章)を読み始めてしまうのです。
ヨンジェの日記
ソウル医大に受かったので自分の役目は終わったこと。息子を自慢の材料にするな、捜すな、両親との縁はここまでだ、と。
もう見ないほうがいい、とタブレットを優しく取り上げるスイム。
そして、なぜ母親がこのタブレットを持っていたのか?と当然の疑問を抱くイェビン。
スイムは、自分が引っ越してきたときに部屋にあったタブレットだったことを思い出します。前の住人のものだと思ったら、ソジンが自分のタブレットだと言って持ち去ったことを。
ソジンは自分がヨンジェの母親に貸したタブレットだと勘違いしちゃったんですけど。本当はヨンジェがタブレットのなかに自分の両親に読ませるための文章を入れ、わざわざ置いていったもの。
スイムは咄嗟に、前の人の忘れ物だから渡して欲しいとソジンに渡したのだと嘘をつきました。
そこへけたたましくなるベル。
ママに告げ口するなんて!と怒るイェビン。心配するから居場所を教えただけだ、というスイム。
出てきたイェビンからタブレットを取り上げるソジン。
万引のことも、成績が悪いことも叱ってないのに!というソジンに「ヨンジェさんも地獄だって言ってた」というイェビンの言葉に凍りつきます。
最後に書いたの以外はだめだとスイムに止められ、それ以上は読んでないことを素直にいうイェビン。