中国ドラマ『山河令』の原作『天涯客』を書いたPriestさんの書かれた小説『鎮魂』。
原作を購入して38ページまで読んだところで、ドラマもあることを知り。まずはドラマを見ることにしました。
第1話で分かったことをネタバレしつつ書いていこうと思います。
海星(かいせい)の歴史について
数万年前、古き惑星・海星に異星人たちが宇宙船で到着 |
異星人が亜獣(あじゅう)族人と地星(ちせい)人に分かれる |
亜獣族人、地星人、海星人は棲み分けが出来ていた |
巨大な隕石が墜落し、海星の生態系が破壊されてしまう |
地底に住んでいた地星人は資源が枯渇し、地上へ避難。 一部の野心ある地星人が資源を狙い、海星人や亜獣族人の地を侵略 |
戦争勃発 |
海星人は隕石のエネルギーから4つの聖器を作って地星人を打破 |
亜獣族人、地星人、海星人は平和協定を締結し平穏が保たれてきた |
海星に住む種族
亜獣族人とは
異星人たちの一部が海星の動植物とDNAレベルで融合し成長。
動物や植物の特性をそなえ自在に変形する力を持った。
地星人とは
地底に定住した異星人たち。
地底でも気候による化学反応が起き、DNAに異変が起きる。
海星人と似た容貌を持つも、その体内エネルギーは覚醒し雨や雷を操って自然の元素を分解。人の心を操るなど多様な能力を発揮。
知性人の力は脅威だったが個体数は少ない。
海星人とは
海星に元から住んでいる私たち人間と似た人たち。
第1話で分かったこと
沈巍/シェン・ウェイ
龍城(ロンチョン)大学・生物工学科の教授 |
機械に弱い |
DNAの角度から変異を探る、という講義を学生のみならず先生たちの前で行う |
講義を聞きにきてくれた欧陽(オウヤン)教授は、沈巍の恩師・周(ジョウ)氏と共にDNAの変異について研究中。 沈巍も研究に誘われるが秒で断る。 ちなみに欧陽教授は情報号学と生物工学にも詳しいらしい。 周氏は沈巍のことを”つかみどころがない”と評している。 |
窓から吊るされていて落下した郭を一目見て、足は骨折していないからと立たせる。 |
李茜/リー・チェン
沈巍の講義を受ける学生。沈巍が講義をする際、PC操作を手伝う |
大学の女学生が謎の黒い影に殺されるのを目撃する。 |
郭長城/グオ・チャンチョン
24歳 |
特別調査所に配属が決まり、真夜中に呼び出される。 調査所内では足が蛇のお姉さんや、喋る猫、足が見えない女性に立て続けに遭遇し気絶する。 |
郭副部長の甥。来年、新しい場所へ調査書が引っ越すためにも所長は郭を大切にしようとしている。つまり下心ありってことですか?? |
龍城大学内で女子学生が殺されている事件現場に呼び出され、いきなり死体を見せられ吐きそうになったり、窓から吊るされて落下したりと散々。 |
趙雲瀾/チャオ・ユンラン
禁煙したてで口寂しく、チュッパチャプスのような棒付き飴を舐めている |
特別調査所 SPECIAL INVESTIGATIONの所長 |
特別調査所が引っ越すために、お偉いさんの甥である郭を育てよう(利用しよう?)としている。 |
李さん
調査所の入口で何かご飯?を作っていた?? |
祝紅/ジュー・ホン
恒温動物ではないので手が冷たい。足が蛇。 ちなみに1話では名前も出てこないような?? |
林静/リン・ジン
自称・科学の申し子 |
彼が発明したバリアのおかげで亜獣族人の人たちも勤務できているっぽい |
汪徵/ワン・ジェン
足が見えない…ということは?? ちなみに1話では名前も出てこないような?? |
大慶/ダーチン
外勤以外で猫になったら小魚は支給しないと所長に言われる |
所長からドラ猫とか太っちょと呼ばれている |
立派な長寿の猫で副所長 by本人談 |
楚恕之/チュー・シュージー
稲妻のような剃り込みと黒衣。カッコよすぎなんだが。 |
特別調査所とは
怪事件を担当。上(上層部のこと?)が直接通達している。秘密の組織。
第1話の事件
龍城大学
龍城大学校内で盧若梅(ルー・ルオメイ)が殺害された。
調査を任されたのは怪事件を担当する特別調査所。
趙所長と大慶が現場を調査していると、殺された女学生の首には大きな手の跡。そして大学の2階の窓枠に同じく大きな手の跡を発見する。
窓から新入りの郭を窓の外へ吊るし何か手がかりを得よう?とするも、郭が1階へ滑り落ちてしまう。
それを見て駆けつけたのが大学教授の沈巍だった。
沈巍は所長を知っているようだが、どうやら所長は彼に見覚えがないような感じ。
所長たちは第一発見者である李茜から話を聞くことにする。
黒猫姿となり李茜を油断させた大慶。
ぼやけた影、黒煙のようなものが女学生に覆い被さって、首を締め付けていたと証言する李茜。
そこへ午後も授業があるからと迎えにきた沈巍。所長は盧若梅の変死体を見ても驚かない沈巍に疑問を抱く。
「この世には説明のつかない現象もあります。普通の人間が首を突っ込むべきじゃない」と答える沈巍。
そして生物学者としてDNAの変異を研究していること。人類は原始時代から1万年前の技術革新を経て進歩を積み重ね、その過程でDNA変異による新種が沢山生まれているのだ、と言われる所長。
沈巍たちが去ると、所長は郭に李茜と沈巍を見張るよう言いつける。
「俺のカンだ。奴は訳ありだってな」
街中
沈巍と李茜を尾行する郭。
あっという間に見失う。
代わりに「茜茜(チェンチェン)」と何度も名前を呼びながら歩くおばあさんを見つける。
思わず声をかける郭。おばあさんの首には住所が書かれた名札が下がっていた。
おばあさんの家
無事に送り届けたので帰ろうとする郭。
しかし、おばあさんは郭を茜茜という人物と勘違いして返そうとしない。
偶然、郭はソファの下に小さな小箱があることに気づく。箱を開けるか開けないかで、人型をした黒い霧のようなものに箱を取り上げられてしまう。
その影に襲われそうになる郭。
すると郭の前に黒髪で黒い着物を着た人形が立ちはだかり黒煙人間?をパンチ!
ほどなく黒い衣を着て、稲妻のような剃り込みの入った男性が部屋に飛び込んでくる。
男性は人形は操ると、というか男性の動きに合わせて人形が動き、黒煙人間と戦う。
ふと小箱が床に落ちているのを見つけた男性。小箱に気を取られた瞬間、窓から黒煙人間は逃げ出してしまった。
黒衣の男性は「お前が新人か?」と問いかけるのだった。
黒衣の男性の名前は楚。彼は李家について調べていたようだった。
調査所
影の狙いは李茜で、盧若梅は李茜と体格が似ていたため間違えて殺されてしまったのだろうという所長。
教授の部屋
沈巍は所長の個人情報が書かれた書類を見ている。
1万年探してきた、と。
「残りの仲間を犠牲にできない」という会話を思い出している沈巍。
昔?
古代の格好をした沈巍っぽい人と、趙雲瀾っぽい人が向かい合って座っている。
趙雲瀾っぽい人の手には、現代と同じく棒付き飴のようなものが。そしてその飴を沈巍っぽい人の口に突っ込み、自分の名前は崑崙(クンルン)だと告げる。
別のシーン。
「どんな決断でも後悔するな、沈巍」という崑崙。
なるほど、沈巍が現代で自分の名前を名乗った時に、もしかしたら自分のことを覚えてくれているのではないか?と思ったけれど「いい名前だ」って返されちゃったから、ちょっとシュン?とした感じだったのかな。
教授の部屋
「私たちの交わした約束を覚えていてくれ」というセリフを思い出している沈巍。
李家
郭が家に連れて行ってあげたおばあさんは、李茜のおばあさんだった。
眠る祖母を切なそうな顔で見ている李茜は、自室に戻ると引き出しから薬を取り出して見つめる。
特別調査所
「なぜ見つからない!」と叫ぶ林。
その林の口に、小魚を突っ込む祝紅。
もぐもぐしながら、うまいという林に「副所長の好物なのに。制裁確実ね」と言って去っていく祝紅。
ここ、ちょっと私には分からなかったんですけど。
副所長のおやつ?を食べてしまったから、なんですかね??
龍城大学
李茜を尾行している所長。
ベンチに座り込み悲しげな李に声をかける沈巍。実は元気のない李を気にしていた。
調査所の人たちは犯人を捕まえられるだろうか?という李に、あの人たちは普通の人間ではないが怪物でもなく、多少特殊だと答える沈巍。
ほう。
黒猫が怪しいとか気づいちゃいましたかね??
「真の怪物は心に潜んでいる」と意味深なことをいう沈巍。
その言葉を聞き、李茜は自分の手に薬を大量にぶちまけたことを思い返していた。
沈巍は最近おばあさんのためにバイトを掛け持ちして寝る時間もないのだろうと李茜を労うと
キッ!と沈巍を睨むように「教授、そこまでして誰かを守る価値が?」と問う李茜。
「あるとも」間髪入れずに答える沈巍。
李茜とやりとりしつつ、沈巍は所長が自分たちを見張っていることに気づいていた。
李茜を追おうと歩き出した所長を呼び止める沈巍。
そこで所長は人が遠隔操作をしたり、姿を変えたようなDNA変異の事例はあるか?と探りを入れる。
沈巍は、そんな事例があれば特別調査所が捕まえているだろうし、調査書に情報がないとは思えないとやんわり答える。そして自分は、そういった存在を信じているし、居場所がわからなくても痕跡は残るはずだ、と。
「趙所長、我々と地星人に大きな違いがあると?」と質問する沈巍。
地星人の存在を知っていることに驚く所長。
そして「正直、どうしてだか沈教授を見てると……懐かしい気がする」という所長に、「そうですね古い友人かも」と沈巍は答えるのだった。
倉庫
何かを見つけたようで、部下から連絡が入った所長は倉庫へ。
そこで郭、楚、林と合流。
暗闇を各々の懐中電灯で照らす。林は何かを採取しています。
何かに触れた!と思わず楚に抱きついちゃう郭。
大学構内
沈巍は廊下で李茜とぶつかってしまう。そのとき、偶然にも李茜がしているペンダントに目を止め見せて欲しいとお願いする沈巍。
沈巍がペンダントに手を伸ばそうとした瞬間、黒い影に襲われる。構内を逃げる2人。
1つの部屋へ逃げ込み、李茜の携帯電話から所長へと連絡。地星人が大学に現れたと告げられ、慌てて大学へと駆けつける所長。
額に入った絵で殴られて吹き飛ぶ黒い影。あれ、物理的な攻撃に弱い??
そして李茜を連れて屋上へと逃げる沈巍だったが黒い影に追い詰められ、影と取っ組み合いになり屋上から落とされてしまう。
そこへ楚が現れ黒い影を捕まえることに成功する。
それまで晴れていた空が一気に暗くなり、雷が轟く。
稲妻のように光が下りてきたと思うと、それは黒いマントを来て金属製の杖のようなものをもった人物が屋上に立っていた。
あっという間に地星人を冷凍?する謎の人物。
「俺が所長になって初めてのお越しか。黒袍使(こくほうし)、道に迷ったようだな」と声をかけると「地星人の騒動は私の落ち度だ」と。
黒袍使は目元に鉄製のアイマスクをしているため顔が分からないが、じっと所長を見つめている。
あれ、この目、ん???
地星人を連行しようとする黒袍使を呼び止めた郭に「坊や、何か?」と答えると、所長が郭に何もいうな下がってろ的なジェスチャーをしつつ「黒兄さん、奴は新人で何も分かってない。仲間のよしみで許してくれ」と。
黒袍使の鋭い視線に、思わず楚の腕を掴んじゃう郭。
「趙君、特調所の所長として責任は重大だ。もっと厳格に管理してくれ」と言い、「天変は近い。恐らく近いうちに我らは再会する」
「大歓迎する。次は早く来てくれ。銘茶を用意して待ってる」
それには何も答えず、小さなブラックホールのようなものに地星人と共に消える黒袍使。
彼に連行させていいのか?と聞く郭に、かつて海星人に負けた地星人は平和協定を結び、地上で地星人を捕えても管理するのは地星人という取り決めをしたのだと大慶が教えてくれる。
放心状態の李茜。
所長に「沈教授は?」と聞かれ、彼が屋上から落ちたことを思い出す。
沈巍の眼差し
まず大学校内で初めて所長を見た時の沈巍。はっ!みたいな。
名前を聞かれ沈巍と名乗ったら「沈巍?…いい名前だ!」って褒められた時の、ちょっと切なそうな感じとか。
初めて所長と握手したとき名残惜しそうに手を離さなかったり。
「正直、どうしてだか沈教授を見てると……懐かしい気がする」と所長に言われ「そうですね古い友人かも」っていうシーン。
ちょっと寂しげで、でもそう感じてくれたことは嬉しそうな、なんとも言えない表情が素敵でした。
1話の感想
いやー、楽しみ。今後の展開が楽しみです。
黒袍使って、どうみても、どうみても、沈巍ですよね??
つまり沈巍は地星人で、1万年前に出会った崑崙の生まれ変わりが所長ってことなのかな。
所長自身は海星人でいいんですかね。崑崙は何人だったんですかね?
沈巍だけが記憶を持っているということは、彼はずっとこの1万年生き続けてるってこと??
謎が解明されるのが楽しみです。
>> 第2話