韓国ドラマ『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』。
第19話では、スイムがキム先生に再び疑いを持ち始めました。
キム先生は、スイムの教え子だったヨンドゥの家庭教師を本当にしていたのか?
果たしてキム先生は、再びスイムを止めることはできるのでしょうか??
そして、いよいよあの2人が対決することに。
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Contents
登場人物
ハン・ソジン一家 | |
ハン・ソジン | 専業主婦。姑であるユン女史から3代続けて医師にする、というプレッシャーを受けている。 |
カン・ジュンサン | ソジンの夫。ジュナム大学病院の整形外科医。 |
カン・イェソ | ソジンの長女。ソウル大学医学部へ入学するために猛勉強中。シンア高校在学中。 |
カン・イェビン | ソジンの次女 |
ユン女史 | カン・ジュンサンの母。息子と、その嫁への当たりがキツイ。 |
チン・ジニ一家 | |
チン・ジニ | 専業主婦。芸能人になることを夢見ていた。息子が勉強嫌いで困っている。 |
ウ・ヤンウ | ジュナム大学病院の整形外科医。カン・ジュンサンの後輩。 |
ウ・スハン | ジニの息子。 |
ノ・スンへ一家 | |
ノ・スンへ | 専業主婦。 |
チャ・ミニョク | ロースクールの教授。息子たちにスパルタ式教育を施す。 |
チャ・ソジュン/チャ・ギジュン | スンへとミニョクの息子たち。双子。ソジュンが兄、ギジュンが弟。 |
チャ・セリ | ハーバード大で経済学を専攻。 |
イ・スイム一家 | |
イ・スイム | 童話作家。 |
ファン・チヨン | スイムの夫。ジュナム大学病院の神経外科医。病で妻(ウジュの母)を亡くす。 |
ファン・ウジュ | イェソと同じ高校に首席合格。成績だけでなく性格も良い。 |
入試コーディネーター | |
キム・ジュヨン | 入試コーディネーター。合格請負人。毎年、自分が認めた子供2人しかサポートをしない。合格するためなら手段は選ばない。 |
チョ・テジュン | キム先生に忠実な部下。 |
同級生 | |
キム・ヘナ | 母子家庭に育つ。頭がよく、イェソのライバル。 |
キム・ウネ | キム・ヘナの母親。病気で入院していたが死亡。 |
イ・ミョンジュ一家 | |
イ・ミョンジュ | 息子ヨンジェがソウル大学へ入学し、鼻高々だったが……。 |
パク・スチャン | ミョンジュの夫。ジュナム大学病院の元神経外科長だった。 |
パク・ヨンジェ | ミョンジュの息子 |
第20話のネタバレ
キム先生の家
キム先生がソウル大学卒業ということを知ったスイム。
自分が教育実習中の教え子だったヨンドゥの家庭教師をしていたとキム先生は言っていたけれど、平日にソウル大学へ通う学生がわざわざ大田(テジョン)まで行くだろうか?と疑問を抱きます。
ソウル大の学生ならソウル市内でも家庭教師の口は多いだろうから、それはありえないのではないか、という夫。
キム先生へ電話をするも着信を無視されてしまいます。
そこでスイムは、小説について相談したいとメッセージを送信。
自宅でメッセージを読み苛立ちを隠せないキム先生。小説を書くことを諦めさせたのに、また言ってきた、とばかりにお酒をクイっ。
先生が飲んでいるのは、レミーマルタンでしょうか??
喫茶店
結局、スイムの要求通り会うことにしたキム先生。
何度も考えたが書くべきだと思うというスイムに対し、ヨンジェの父親が反対しているのに大丈夫だろうか、と答えるキム先生。
先生も知っての通りヨンドゥは両親と不仲で、どれだけ辛い思いをしたかと思うと諦めきれないこと。そして「薬をのんであんな選択を・・・」というスイム。
先生の出方を待つスイム。
そう、ヨンドゥは交通事故で亡くなったので本当に家庭教師をしていたならば否定をするはず。
しかし先生は否定も肯定もしません。
そこで「両親の反対を押し切り手を差し伸べたら彼女を助けられたかも」と付け加えるスイム。
先生はヨンジェのケースとは別だと答えました。そしてヨンドゥのように極端な選択をするほどヨンジェは弱くはない、と。
書くというなら協力するが、ヨンジェのためになるのかよく考えるべきではないか?と、さも自分は反対していない的なポーズをとる先生。
先生が嘘をついていることを確信したスイムは「そうですよね、もう少し考えてみます」と返答します。
安堵した微笑みを浮かべ去っていくキム先生。
スイムの家
自分の過去を調査しヨンドゥの死を利用してまで接近してきたのは、何としても執筆を止めたい理由がキム先生にあるはずだと夫・チヨンに説明するスイム。
しかしチヨンはキム先生に近づいて欲しくないようです。
自分はテコンドー有段者だから大丈夫だ、と冗談を言って出かけるスイム。
スイムが出かけたのはヨンジェの父・スチャンの滞在している山荘でした。
山荘
キム先生が嘘をついてまで自分に接近してきた話をするスイム。
銃で脅しても効果なし、恐ろしい女だと苦笑いするスチャン。銃で脅したのは12話でしたね。
キム先生はヨンジェに何をしたのか?と尋ねると、スチャンは自分の友人である男性のことを話し始めました。
その男性の息子さんはキム先生がコーデをしていたのですが、ソウル医大に合格したものの3年生の時に息子さんが自殺してしまったのでした。
スイムが小説を執筆するのを嘘をついてまで妨害する理由を探るヒントになるのではないか、というスチャン。
”親が最も幸せな瞬間に、すべてを粉々にしろ”と復讐心を植えつけた女だから何でもできるのではないか、とも。
ソジンの家
イェソの怒りが爆発しています。
父親が家族だけでなく、ヘナとも一緒に食事をしようと言い出したことが気に食わないようです。
「私のすべてを理解してくれたママはどこに行ったの?」
キム先生の言いつけだから仕方なくヘナの同居を受け入れ、何とか耐えているのにひどい、と怒鳴ると部屋へいってしまうイェソ。
思わず頭を抱えてしまうソジン。
そこへスイムから電話がかかってきますが、もちろん電話にでないソジン。それどころじゃない、って感じですよね。
スイムはソジンの家へと直接向かい、単刀直入にキム先生は危ない女なのだと告げます。
一度はキム先生への偏見だったと言っておきながら、またそんなことを言い出すのかと呆れるソジン。
スイムはパク・スチャンに会ってきたこと、スチャンの友人の息子もキム先生にコーデをしてもらって大学3年で自殺したことを話します。自殺する前、最後に話したのはキム先生だったことも。
自分の執筆を止めるために先生が嘘をついてまで近づいてきたこと、自殺した子、ヨンジェの精神が壊れてしまったこと。それが偶然といえるだろうか?と。
しかし、娘のストレスマックス状態、夫の隠し子であるヘナのことでいっぱいいっぱいのソジンに、もはやそれ以上の話を受け入れることは到底無理な話で。ソジンを追い返してしまいました。
ジニの家
なんとか息子をイェビンより先に特進クラスへ進ませようとしているジニ。
夜中0時を過ぎても息子に一次方程式を解かせようとしています。泣きながら勉強をする息子のスハン。
ジニの夫が勉強をやめさせようとするも、成績が下がるたび自分のせいにするくせに!と怒って部屋を追い出してしまうのでした。
結局、朝2時まで勉強をさせられたスハン。翌朝7時に起こされ、塾へ行くよう母親にお尻を叩かれます。
誰が1日13時間も塾に行くんだよ!と言いながら逃げ出すスハン。母親に追いかけられ、ジニが大切にしているベイビーちゃんたち(苦労して集めた高価な器たち)の入った戸棚をひっくり返してしまいました。
出来が悪いところばかりだの、顔も見たくないだの、もう勉強する資格もないから塾へ行かなくてもいいだの母親から言われ、涙を浮かべるスハン。
うっ、可哀想に。
そういえば、2話では何もしなくても可愛がられているコーヒーカップが羨ましい、と読書感想文に書いてましたねスハン。17話では一生懸命ベイビーちゃんたちを磨いているジニの姿が。
スンヘの家
オバマ大統領の娘とボランティアをしている、というセリ。
その話を聞いて家族もビックリ!
(オバマ元大統領の長女さんは、本当にハーバード大学卒業生なんですね。)
自分の娘が大統領の娘と友人と聞き、もう大喜びのミニョク。
セリは父親の口癖である”鷲になりたければ鷲と飛べ”を実践し、米高官になるために必要な人脈なのだ、友人を選べば目標達成できる、とか言っています。
自分の言うことを実践する愛娘のことが誇らしく、「暗い過去を隠してウソで塗り固めても必ずボロが出る誰かさんみたいに……」と話し始めたミニョク。
誰の話なのか?と弟に聞くセリ。イェソの母(ソジン)のことだと知り驚いています。
「カン(ソジンの夫)は優しいのかバカなのか。私なら即刻離婚する」というミニョクに、何も言わず眉をひそめるスンヘ。
スンヘを演じるユン・セアさん。前回のメープルシロップ事件のとき表情だけで演技されてましたが、今回も本当に上手だなぁ、と。
院長室
ホールインワンを初めて達成して大喜びの院長。
「ホールインワンのあと3年ツキが回るそうですよ」と持ち上げるジュンサンに「君が幸運を運んできたようだ」という院長。
次のゴルフではチャ・ミニョク教授も誘いなさい!と。どうせならキム・ヒョクジェ議員も、と。
院長は自分が福祉部長官になるためにキム議員と近づきたくてしかたがないのでした。
しかしキム議員は気難しい人間でゴルフに誘うのは難しそうだ。もっと自然に近づけるようキム議員が生涯の師と仰ぐ人物を接点にするのがいいのではないかというジュンサン。
その人物は、ここ2〜3日が山場だから葬儀場でばったり出会うことにしてはどうか、というのです。うわー……人の死を利用してまで。それが人として、ましては医者のやることだろうか……。
しかし院長は、その人物と面識がないのでどうやってキム議員と話を繋げるのかと思ったら。どうやらチャ教授が、その人物についての情報を予め院長に教えてくれるので、それで親交を深めたらいい、と。卑劣すぎる。
大声で笑いながら、そんなことを話す二人。
すっかり院長の寵愛?を取り戻したジュンサン。
院長はキム議員に近づくために脊椎関節センターの所長にしたものの、まったく役に立ってくれなかったチヨンのことを「世渡り上手でなければ社会生活に適応できない」なんてチヨンの前で平気で言うのでした。最悪だ。
SKYキャッスル内のバスケットコート
スンヘの双子の息子たちとウジュが楽しそうにバスケをしています。
それをコートの外から嬉しそうに見ているイェソ。こんな風に嬉しそうに笑うイェソ、珍しい。いつもヒステリックな表情だから……。
そこへ車で通りがかったソジンは車を止め、(そんなことしてる場合じゃないでしょ)みたいな顔をして車を降りてきます。
ソジンより前にイェソに近づいたのはヘナでした。
「ウジュが好き?でも彼は違うみたい」
思わぬ自分の素の表情を見られ驚くイェソ、秒でいつもの顔に戻りました。
「経験はないけど片思いってつらいでしょ?私の母は一生片思いをして死んでいった。父親だという人の眼中にもいなかったのに。バカみたい」
「そんな話、聞きたくもない」そういって歩き去るイェソ。
それを少し離れた場所から見ていたソジンはヘナの名前を呼ぶと「話があるの」と車に乗せ、人気のない場所へと車を移動。
思いがけぬところを見られてしまい、しまったという顔をするヘナ。
「もうイェソを怒らせたりしない」と弁解するも「うるさい」と一喝されました。
林道に車を停めると、ヘナに下りるよう促します。
「母親の片思いと知りながら、うちに来た目的は何なの?」
フッと笑うと「私が誰なのか、やっと気づきました?」と挑発するヘナ。
しかし自分も母親と同じく捨てられるのが怖くて自分がジュンサンの娘だと言えないのだろう、と指摘するソジン。
もともと父親がいないのに怖がる必要がないと強がるヘナに、「18年前に終わった縁なの」と言うソジン。
ヘナは自分がソジンの家に入ったのは、受けた傷を返しに来たのだと答えます。そして、ソジンにも傷つけられた、と。
ですよね、ドフンの課題を代行するアルバイトが出来なくなり(まぁ、実際にその証拠を握ったのはキム先生の命令だけど)、チームでの勉強もできなくなり、生徒会長にも立候補できなくなりましたしね。
しかしジュンサンはジュナム大で働いていることが人生で唯一の汚点だと考えており、婚外子など絶対に認めないだろうというソジン。
ぽろりと涙をこぼすヘナ。
プライドの高い彼にとって汚点でしかない、と追い打ちをかけます。
ヘナは、それなら試してみたい。それが事実かどうか、試しにいきましょう!と叫ぶのです。
思わずヘナに平手打ちを喰らわすソジン。
一人車に戻ると、車を発進させます。
ヘナ、置いてきぼり?!
しかし、さすがにそれはマズイと思ったのか車を停めるソジン。
ヘナは悠々と歩いて車に乗り込みます。強い、ヘナ。
望みを聞かれたヘナは、戸籍に入りカンと名乗りたいと言うのです。
ソジンは入試が終わるまで待って、というと「一緒に食事をすること、好きなように家を歩くこと」を条件に要求を飲むと言うのです。
「イェソが大学へ行くまで誰にも知られたらダメ」「そんなにソウル医大が重要?」「答えなさい!!」「(やれやれって顔をしながら)分かりました」
3代続く医者の家系にすることが、ソジンが義母にも認められる最後のチャンスだし。なによりソジンは、それがイェソの人生の成功だと信じ切ってますものね…。
ソジンは、最後に1つ気になっていたことをヘナに聞きます。
ソジンの家に住み込みを希望したのは自分の意志なのか?と。
自分の意思ではなく、イェソが”同居はさせない”と言ってきたので決心したのだと。
「キム先生に会ったの?」「誰ですか?」
そう。
もともとはキム先生が、ソジンがヘナの暴走を監視できるよう同居を勧めたのでした。ジュンサンの娘であると知っていたヘナですが、さすがに名乗り出ることも、ましてや一緒に住むなんてことも考えてはいなかったようです。
ただ母親も亡くなり、ドフンの課題代行アルバイトもできなくなったことも引き金になったのでしょう。
イェソがねぇ、「同居はさせない!」なんて16話で口走らなければヘナも乗り込んでこなかったのにねぇ。
とりあえずは休戦となりました。
ジニの家
勉強をしているはずのスハンを呼んでもこないので、部屋に乗り込んでくるジニ。
”父さんと母さんへ。生まれてごめんなさい。僕も100点を取って2人を喜ばせたいのにバカでごめんなさい。2人の肩の荷が下りるなら僕は死にます。育ててくれてありがとう。さようなら”
机の上に置かれていた書き置きに取り乱すジニ。
いろんな人へ電話をして、スハンを図書館で見かけたと言う情報を入手。慌てて駆けつけるも、スハンはいませんでした。
夫に電話するも電話にでてもらえず。きっとジュンサンの奢りで焼肉を食べにいってるんでしょうねぇ。
泣きながらSKYキャッスルのなかを歩いて探し回るジニ。
その頃、ちょうど帰宅途中のチヨンがSKYキャッスル内を車で走っていました。
小説の執筆をすると宣言したことでSKYキャッスル内で爪弾きされたスイムに対し、もっと気を配るべきだった、と電話で謝っています。
自分が急に院長たちから爪弾きされたことで反省したのだ、と。スイムへ贈る白い花束まで買ってあってねぇ、優しいよねぇ。
通話を終えると、歩道を横切ろうとしたジニに気付きます。
スハンがいなくなったと知り、一緒に捜しましょうと手を差し伸べるチヨン。
家と学校と塾しか知らな子だから、事故に遭っていたらどうしようと涙が止まらないジニ。
チヨンはウジュが家出した時も恐怖心があるせいか家の近くにいましたよ、と慰めます。へー、ウジュが家出したことあるんだ!
「子供はそうやって成長していきます。神に子を授けられ親は忍耐を学びます」
さて、スハンはどこへ行ってしまったのでしょう……。
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