アニメ PR

中国アニメ『天官賜福』第4話「鬼王 花城」のネタバレ感想

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

ドラマ『陳情令』と同じく原作は墨香銅臭(モーシャントンシウ)さんの『天官賜福』。

アニメ吹替版の第4話「鬼王 花城」をネタバレしつつ感想を書いていきます。

 

 

公式ホームページ

 

公式ツイッター

 

吹替版は、どこで見られるのか?

 

すでに円盤発売も決定!

いやぁ、驚きました。吹替版がスタートする日に、もう円盤の発売が決定していたんです。

完全生産限定版特典

◆三方背BOX
◆ブックレット
◆中国語音声・日本語字幕収録 ※オープニング・エンディングは日本版の内容
◆特典映像
・日本語吹替版オープニング映像
・日本語吹替版ノンクレジットエンディング映像
・PV・CM集

Amazon

このアマゾン限定の上下巻セットには

1.メーカー特典:「応援店特典放送告知ポスター」

2.上下巻購入メーカー特典:「上下巻収納BOX

3.上下巻購入Amazonオリジナル特典:F3キャラファインキャンバスアート」

が付いてくるようです。

注文方法など必ず公式ホームページにて確認をお願い致します。

ANIPLEX+

 

ANIPLEX+ 連動購入特典は、ポストカードブックと缶入り死霊蝶付箋だそうです。

なお、連動購入特典は【下巻】の発売日に一括送付されるとか。

注文方法など必ず公式ホームページにて確認をお願い致します。

アニメイト

『【Blu-ray】TV 天官賜福 完全生産限定版』上・下巻を連動購入すると

アニメイト特典:ミニキャラアクリルスタンド(連動購入)、紙製ミニ屏風(連動購入)

注文方法など必ず公式ホームページにて確認をお願い致します。

 

 

フィギュアも発売予定!

ねんどろいど

デフォルメフィギュア

2021年12月発売予定ですが、もう予約はできるようです。

 

 中国版オープニング

 

日本語吹替版キャスト

 

『天官賜福』とは?

3つの領域(天界・人間界・鬼界)からなる世界のお話。

仙楽国の太子・謝憐(シエ・リェン)は修行を積み、17歳で飛昇(ひしょう)し神官となった。神官の使命は人々を救い、功徳を得ること。しかし彼は二度も天界から追放されてしまう。

800年後、謝憐(シエ・リェン)は三度目の飛昇を果たす。しかし“三界の笑い者”といわれる彼に祈りを捧げる者はおらず、人々の住む下界に降りてこつこつとガラクタ集めをしながら功徳を集め、神官として出直すことに。

ある日、謝憐は“三郎(サンラン)”と名乗る不思議な家出少年と出会い……。

全12話。

 

第4話の登場人物

謝憐(シエ・リェン)

もとは仙楽国の太子。修行を積み、17歳の時に飛昇し神官になる。今回、3度めの飛昇をするも天界の人々は…。
南風(ナンフォン) 中天庭の武官。南陽(ナンヤン)将軍・風信の部下。謝憐が与君山の調査をするときに志願して手助けをする。
扶揺(フーヤオ) 中天庭の武官。玄真将軍・慕情(ムー・チン)の部下。南風とは仲が悪い。謝憐が与君山の調査をするときに志願して手助けをする。
小蛍(シャオイン) 謝憐(シエ・リェン)を助けようとして、宣姫(シュエン・ジー)に殺されてしまった。
裴茗(ペイ・ミン) 通称・明光(ミングァン)将軍。宣姫(シュエン・ジー)と恋仲になるも、束縛を嫌った将軍は宣姫と別れを選ぶ。
裴宿(ペイ・シュウ) 通称・小裴(シャオペイ)将軍。裴茗(ペイ・ミン)の子孫。
宣姫(シュエン・ジー) 美しく情熱的な女将軍。裴茗(ペイ・ミン)とは戦場で敵同士として出会う。裴茗と添い遂げたいと思うも、相手にはその気が一切なかったため自害。彼を恨んでいる。

 

第4話「鬼王 花城」の流れ

前回までのお話

謝憐(シエ・リェン)は賞金稼ぎたちに、悔い改めてやり直すよう諭します。そして小蛍のためにお墓をつくり埋葬。

「子供(包帯の少年)を山には残しておけない」という南風に「じゃあどうします?殿下が天界へ連れて行くとか?」という扶揺(フーヤオ)。扶揺、結構皮肉っぽい。

「私の行く末も分からない。どうしたものかな。残された者の人生は続く。悲しむ君を小蛍は望むまい。顔の包帯を…取ってみてくれ。傷を見よう」と少年に声を掛ける謝憐。

 

少年が包帯をとると、彼は人面疫(じんめんえき)に罹ってることが分かりました。

そんな馬鹿な、数百年前、仙楽国(せんらくこく/謝憐の祖国)と共に消滅したはずだ、と驚く謝憐。

続き

謝憐は少年に近づこうとしますが、怯えて逃げられてしまいました。「待って。待ちなさい」と追いかけようとするも、急に動きが取れなくなってしまう謝憐。

 

扶揺(フーヤオ)は、「太子殿下、(花嫁に化けていたときの)化粧がちゃんと落ちてなくて怯えさせたんじゃないですか?」と軽口を叩きますが、謝憐の顔を見て「どうしました?」と真面目な口調で聞きました。

「あの子、人面疫だ」「ありえません、見間違えたのでは?」「人面疫にかかると大抵は患部を火で焼く。あの子の顔に焼いた跡があった」「でも数百年前に仙楽国とともに消えたはず」

南風は「人面疫は感染力がかなり強い。だが与君山の周辺で感染の報告はない」

 

あれ?っていうか、南風ってハーフグローブでしたっけ??見落としてました。

指先がでている手袋ではなくて、指先〜第三関節ぐらいまでが隠れる手袋。

 

謝憐「見間違えではない。恐らく随分前に治って顔に跡だけが残ったんだ」

南風「じゃあまさか、数百年生きていると?!」

謝憐「否定はできない。不審な点が多い、すぐ霊文(リンウェン)に報告しよう。人手を増やして少年を見つけないと」

 

霊文殿

謝憐から報告を受けた霊文(リンウェン)「そうでしたか。人面疫、一大事ですね。ご安心ください、霊文殿が全力で少年を探します。他になにか心配事でも?」

「人面疫が現れたのは、もしかして…」「今は考えるよりも、まずは調査の結果を待ちましょう」「もう1つ与君山のことで報告が」「通霊陣で話しましょう、ちょうどその件で協議中です」

このねぇ、通霊陣、どーしても耳では「つうれいじゅん」みたく聞こえちゃうんですよねぇ。

あと霊文殿の書類の積み上がり方が、すんごいですね。どれだけ仕事が山積みなんだ、と。

通霊陣

南陽(ナンヤン)将軍・風信が怒っています。「もううんざりだ。宣姫(シュエン・ジー)は裴茗(ペイ・ミン)に会わせろと騒ぐばかりだ。誰か引き取ってくれ!」

「南陽将軍、他の神殿はいっぱいです。あと数日だけ我慢してください。鎮める山が決まったら…」「早くしてくれ!南陽殿に押し付けるな裴宿(ペイ・シュウ)将軍、そちらに空きはないのか?」

「宣姫は気性が激しすぎます。押さえられるのは南陽将軍だけでしょう」と、しれっと答える裴宿。もとはといえば、自分の先祖(裴茗)が女ったらしだったからなのに……。

白髪の男性が「明光殿(ミングアンでん)はとんだお荷物を抱えたなぁ」

明光=裴茗ですね。いや、だから、もとはといえば、裴茗が(以下同文)

女性「宣姫の騒ぎに青鬼・戚容(チーロン)まで関わっていて」

「あおおに、ちーろん?」という謝憐。ありがとう、私も同じ気持ちです。

「ならば与君山の死体吊るしの森はなんです?その青鬼も近くにいると?」と質問する謝憐。

「今ごろお出ましとは、さすが太子殿下ですね」って言ったのは、慕情(ムー・チン)。「すまない、とりこんでいて」と謝る謝憐に「ふん!与君山にはいない。死体吊るしの森は宣姫によるものです」

 

白髪の男性「また死体吊るしの森か!相変わらず戚容(チーロン)の悪趣味には、うんざりさせられる」

女性の声「鬼界(きかい)でも下品だと毛嫌いされてるわ」

南陽「そんなことは、どーでもいい。裴茗(ペイ・ミン)はまだか!青鬼の居場所を早く聞き出せ!」

「情事のつけが、こんなに大きいとは」「宣姫は執念深い」「裴将軍が会ってやれば済む話だろう」「そうすれば、これ以上騒ぎは起きないわ」と口々に騒ぐ天界の人々。

「会ったところで興奮させるだけ」という裴宿(ペイ・シュウ)に、「宣姫は青鬼の配下だと?」と聞く謝憐。

「そうです、宣姫は死んでから数百年の間は執念深くても悪さをする力はなかった。その後、青鬼に出会い配下になってから害を及ぼし始めたのです」

女性A「戚容(チーロン)が余計なことをしたから」

女性B「たとえ裴将軍が不在でも裴宿(ペイ・シュウ)将軍がいるでしょう」

白髪の男性「いや、待て。戚容(チーロン)を探すにしても明光殿が見解を示したほうがいい」

そこで、初めて霊文が口を開きました。

「静粛に。与君山の件は解決しました。謝憐を中心に玄真殿(シュエンジェンでん)、南陽殿、明光殿が協力したのです。ご苦労さまでした。この度の任務を指揮した太子殿下より何か聞きたいことは?」

いつもは太子殿下と呼ぶ霊文が、謝憐(シエ・リェン)呼び!

 

「与君山で子供の霊が歌う声が聞こえてきたのですが。2人の武官は全く気づかなかった。法力が強いためでしょう。誰か調べていませんか?」

 

慕情(ムー・チン)「子供の霊?そんな痕跡はありません」

白髪の男性「太子殿下にしか聞こえなかったとすれば、それはやはり幻聴なのではないだろうか?謎も多いし明光殿が主導するべきだろう」

失礼だな、なんだよ幻聴って。

南陽将軍「霊など知るか!それより、あの女を連れて行け!!」大激怒。

溜息を突きつつ霊文は「その件は我々、霊文殿が調査します。他にも何か?」

「もう1つ。銀の蝶を操る少年に出会いましたが、誰ですか?」

「太子殿下、なんと言いましたか?」と驚く霊文。

慕情「花城(ホワチョン)と会ったんですよ」

「花城(ホワチョン)というのか。なんともピッタリの名だ!」と無邪気にいう謝憐(シエ・リェン)の後ろで、何か思いつめたような表情の霊文。

男性の声「ふん、殿下は四大害(よんだいがい)をご存じないのか」

 

慕情「知らなくて当然です。人間界で数百年苦労を重ねれば情報に疎くもなる」

なんとまぁ、扶揺が皮肉っぽいのも慕情からうつったんでしょうかねぇ。

咳払いをする霊文。

四大害とは

四大害とは鬼の四天王。

青灯夜遊(せいとうやゆう)こと青鬼 戚容(チーロン) 一番弱く絶の等級には達していない。品位もなく実に悪趣味で騒動ばかり起こす。
黒水沈舟(こくすいちんしゅう)の黒鬼 めったに姿を見せず天界が把握しているのも彼が強力な水鬼ということだけ。
白衣禍世(はくいかせい)こと白無相(バイウーシャン) 謝憐が生まれた仙洛国を滅ぼした。数百年前に死亡したはず。
血雨探花(けつうたんか)こと花城(ホワチョン) 死霊蝶(しれいちょう)の主で、天界が最も敵に回したくない相手。

 

南陽将軍「花城(ホワチョン)はきっと偽名だ。顔も恐らく偽物だな」

慕情(ムー・チン)「偽物だからなんだ。神官33人に挑戦して勝ったやつの顔を忘れられると思うか?」

謝憐(シエ・リェン)「神官33人とは?」

ありがとう、私も聞きたかったです。

霊文(リンウェン)またも溜息つきつつ「台頭してきた花城(ホワチョン)は神官35人に挑戦状を送ったのです。自分が負ければ骨灰(こつばい)を渡して、何でも従う。神官が負ければ自ら下界に落ちて人間に戻る」

なぜ骨灰が出てきたかは、次回説明があります。

 

慕情(ムー・チン)「そして33人は挑戦を受けた」

南陽将軍「結果、武神も文神も全く歯が立たず全員負けてしまったのだ」

なんやかんや、親切に教えてくれる謝憐に昔付き従っていた2人。

慕情(ムー・チン)「でも彼らは約束を破った。いくらあの花城(ホワチョン)といえども、鬼が天界に乗り込んで来ることはないだろうとたかをくくっていた」

南陽将軍「そこで花城(ホワチョン)は彼らの道観(どうかん)をすべて焼いた」

霊文「神官にとって道観と信者は法力の源。こうして33人は少しずつ神の力を失いました」

慕情「しかも奴らは威厳を示そうと、信者の夢の中で花城(ホワチョン)と戦った(と聞こえたんですけど?違うかも)。信者たちは花城(ホワチョン)を崇拝するようになり、天界の潰れは丸潰れです」

「正気の沙汰ではない」「ずる賢い奴だ」「武神たちは花城の刀の前に粉砕された。思い出すだけでも身震いがする」「文神たちも悲惨だった。自分たちの主張をことごとく論破され、あまりの憤りに髪が逆立つほどだった」「そしてあの凶暴な銀の蝶も」「ああそうだ、大勢の神官たちに恐怖を植え付けた」

(あの蝶は可愛かったけどな)と思う謝憐。

「花城が35人に挑戦して33人が受けたのなら、あと2人は?」

言いにくいなぁ、という感じの霊文。

「玄真(シュエンジェン/慕情のことですね)、南陽、なぜそれほど内情に詳しい?」

どこからか苦笑がもれます。

男性「詳しくて当然だ。太子殿下、本当に花城に会ったのですか?他になにか特徴は?」

「赤い服と、黒い履物。傘をさしていた」「なにかされなかったか?」「宣姫の敷いた陣を破り、道案内をしてくれた」「それだけ?」「そうです」

ざわつく天界の人々。

裴宿「四大害の2人が現れました。陰謀は否定できません。状況に惑わされて対立しては相手の思う壺でしょう」

霊文「花城には謎も多く憶測では解決しません」

裴宿「今はまず責任を問うより真相を解明すべきです。明光殿も調査に協力します。霊文しんぐん(って聞こえたんですけど)、いかがです?」

霊文「いいでしょう、協議の範疇を越えているので帝君に報告します。皆さん、今日はこれにて散会です」

次々と天界の人々が去っていきます。

南陽将軍「私は、あの女を片付ける」

謝憐「南陽、それに玄真。君たちの神官2人に助けられた、ありがとう」とお礼を言います。

慕情「殿下、他人を気遣う前に、自分の心配をしたらどうです?与君山で得た信者だけで888万の功徳を返せると?違うか?南陽将軍」

第1話で3回めの飛昇をしたときに、天界であちこちの建物を破壊してしまった謝憐には借金があるのでした。

南陽将軍「ふん」とだけ言って消えました。

扶揺も南風も、上司には内緒で謝憐を助けに来たと言ってましたけど、あれはやっぱり嘘で。上司命令だった、ってことでいいですか??

そういえば第1話で扶揺が「殿下は自分の心配をしてください」って言ってたな。あれはもしかして、慕情が「どうせアイツ(謝憐)は人の心配ばっかりして、自分のことなんてそっちのけな奴なんだ。チッ。扶揺、すまないが謝憐を助けに行ってくれ。俺には内緒で来たって言うんだぞ!」ぐらい言ったのか?!?!?!と妄想暴走する私。

霊文殿

疲れたような声で「誰か手を貸してくれる?」「はい」

大勢の人たちが、たくさんの巻物を持って歩いています。

目の下に盛大にクマを作って机に向かっている霊文。

「あの〜、文霊、相談があります」

「ぁあ」と呻き声のような声を出しちゃう霊文。

「例の888万の功徳ですが」「太子殿下、ちょうどよい機会ですから私からもお話を」

ひ、何?

「与君山の件で大勢の信者がお礼参りをしました。すべての功徳を加えると、あなたの負債は……返済できました」

「え?返済できた?普通あの程度では足りないはずですが…」

「返済できたのですから素直に受け止めたらどうです?」

「感謝します。それはそうと、ここは一体どうなっているのですか?」

「はぁ。前回の協議のあと、花城の件を帝君に報告し全力で調査中です。殿下はずっと下界に居て彼がどれだけ天界を乱したか存じない」

「ご苦労でしたね」

「そんなことより、この先どうするつもりですか?」

鼻の下を人差し指でこすりながら「私もその話をしたくて。これでも三度飛昇したのに道観は立っていないし、信者もまっったくいない。帝君とあなたに迷惑を掛ける。だから、色々と考えて、自分でやっていくことにしました。どうせ暇だし人間界で道観を立てて自分を祀ろうかな、と」

このときのポーズが、メッチャ可愛かった。

「………は?」

「あはは、じゃあまた!」

「殿下!!」

人間界

「なんだって?あのボロ屋に人が住み着いた?道観になったって?」「奇特なやつがいるもんだ。ちょっと見ていこう!」

”本観危房 誠求善士 捐款修繕 積功累徳”と書かれた紙が敷地の入り口に貼ってあります。

捐款は、寄付という意味のようですね。

 

「皆さん、ようこそ」と掃除をしながら現れる謝憐。

「道長、ここは何の神を祀っているんだ?」「仙洛太子ですよ」「それは誰なんだ?」「太子殿下です」「ご利益は?」「…家内安全ですかねぇ」「その太子は財運を招くのかい?」「残念ながら無理ですね」「じゃあ出世運は?」「それもたぶん…無理」

答えを聞いて、「お参りしても無駄だ。やっぱりボロ屋だけある」「人生選択が肝心というが、祀る神を間違えてるな」「○○を祀ったらどうかなぁ、財運の神だし参拝者も増える」「霊文神君でもいいぞ。科挙の合格祈願ができる」「それとも…アレを祀るかい?」

「アレって?」「巨陽(ジューヤン)将軍だよ」って顔を赤らめる村人。

巨陽は中国語で巨根のことなんですって。こほん。

この件については、第1話で扶揺が南風を煽ってましたね。

「がんばれよー!」「霊文しんぐんだったらいいのになぁ」

しんぐんって、神群なんですかね??いやでも、群って一人ということじゃないしなぁ。

先は長い、そのうち信者も、お供えも増える……と思う謝憐。そして道観の修繕代を稼ぐべく、村を回って不用品をもらい集めます。

帰り道、牛車の荷台に乗せてもらい本日の成果を見る謝憐。

神々の秘話に、奇怪の会談といった巻物を見て「修繕代になる!」と喜びます。

「ガラクタを集めるとお金が儲かる。やっぱり飛昇するよりお得だ〜♪」って巻物にスリスリする太子殿下!!殿下!!!

すると牛車が石に乗り上げてしまったのか、がたん!と大きく動き巻物を落としてしまう謝憐。

すると広がった巻物に自分のことが書いてある箇所を見つけました。

「仙洛太子、飛昇すること3回。武神。疫病神、ガラクタの神。まあいい、全部神だ。武神もガラクタの神も大差はない。神もみんな平等で人も平等なのだ♪」

すると「そうかな?」という少年の声が。

干し草の山の向こう側に、もう一人いたようです。

「みんな口では平等というけれど、本当に平等ならなぜ天に大小の神々が存在するんだ?」

 

そして、はぁ〜っと、溜息のようなものを漏らす少年。色っぽいんだが。

「確かに一理あるよな。水師無渡(すいしウードゥー)は水と財を司る神。なぜ水の神が財運まで関わるんだ?」

「商人はよく水路を使うだろ?出発前、水師廟に祈願するから。そのうち財運の方も兼ねるようになった」

「水師無渡(すいしウードゥー)はすごい神だな」

「まあね、水の暴君だし」

「水の暴君?」

「船が川を通る時、お参りしてない船を転覆させる。十分暴君でしょ?」

「そういうことか、君はまだ若いのに随分物知りだね」

「うん、暇だから書を読んでいる」

「神に詳しいのなら鬼はどう?」

「どの鬼?」

「血雨探花(けつうたんか)、花城(ホワチョン)だ」

霊文殿(回想)

自分で自分を祀る道観を作る、と言って霊文の前から帰ろうとした時。

霊文が謝憐を呼び止めたようです。

「殿下、お待ち下さい。脅すわけではありませんが、下界に行ったらまた花城に遭遇するかもしれません。ですから、これだけはお忘れなく。花城が生まれた銅路山は鬼同志が殺し合うコジョウです。勝ち残った鬼の王は悪知恵がよく働き残忍で薄情。最初は好意を示したとしても、決して油断してはなりません。できる限り近づかぬこと」

 

下界

少年を見つめる謝憐。

 

 

 

 

 

 

ABOUT ME
うさかめ
私が実際に見たり、行ったり、食べたりして良かった!おすすめしたい!というものを紹介していくブログです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です