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連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』EPISODE 036

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安子に結婚を申し込んだ勇ちゃん。果たして安子の答えは……。

EPISODE 036の流れ

雉真家の台所

「わしと結婚して欲しい。わしゃあ甲子園には行けなんだ。大学野球も志半ばじゃった。じゃけど進駐軍との試合に勝てたら、アメリカに勝てたらそん時ぁ兄さんも認めてくれる。

そねん思うて戦(たたこ)うたんじゃ。これからはわしが守りてえ。おめえのことも、るいのことも」

びっくりした顔で勇を見つめる安子。

うっ……。

雉真家の食卓

数日が過ぎても安子は勇に返事ができずにいたそうです。

安子の真ん前に座ってるのが勇ちゃん。うわー、気まずい。

算太は千吉に、いい物件が見つかったこと、信用金庫の貸付が通れば”たちばな”が再開できると報告しています。

信用金庫へ行くなら、きちんとした格好で行かなければ。自分の若い頃の背広で良ければ差し上げましょう、という千吉。

安子は勇と目が合ってしまい、慌てて目を反らすと るいに椎茸を残さず食べるよう叱ります。

千吉「るい。しいたけは嫌えて英語で何て言うんじゃ?」

るい「I hate mushrooms.」

水田屋とうふ

きぬちゃんに相談する安子。

きぬちゃんは、今までが不自然だったと思うと。再婚もせず雉真家にいて、おはぎを売りながら るいちゃんを育てるなんて、と言われてしまいます。

きぬちゃん、もう今にも生まれそうですね。しきりにお腹をさすっています。

「勇ちゃんのこたあ好きじゃろう」

「もちろんじゃ」

え?そうなの。好きって、でも、人として好き、みたいな??

「じゃったら何が問題なん?」

「…………」

そこへロバートさんが通りかかりました。

宮司さんに呼ばれて朝丘神社へ行くところだったようです。

「なるほど。安子ちゃん、今日は店に戻らんでええで」

 

まだ、おはぎが売れていないという安子に自分が売っておくから、と。そして「自分がどねんしてんか、はっきりさせんといけんよ」と小声で囁くのでした。

雉真繊維

ため息をつく勇。

雉真家

千吉の背広を算太用に直してあげている雪衣。

貸付が上手くいくといい、そしたら算太さんも一国一城のあるじですね、とか言ってます。

(この雉真家から出てって欲しいからでしょ、ぷんぷん)

算太は店を始める家が手に入ったら、そこで自分と一緒に暮らしてくれないか、と申し込みます。

ディッパー・マウス・ブルース

もうすぐ”たちばな”が復活するのか、楽しみだねぇ、という定一。

”たちばな”は自分の祖父がつくった店で、家族の中では兄と自分だけが生き残った。ずっと再建に向けて貯金してきたのだとロバートさんに説明する安子。

「本当に楽しみです。何か…ぼんやり思い描いとったいろんな夢が一つの形になろうとしょおるみてえで…」

「どこの国とも自由に行き来できる。そねえ世の中になってほしいと、ずっと思ようりました」

ロバート「それで何がしたいですか?」

安子「私がずっと続けてきたことは、おはぎづくりと英語の勉強です。私にゃあそれしかできません。いろんな国の人に、たちばなのおはぎゅう食べてもれえてえ。日本語の分からん人にもおはぎのことや、たちばなのこと、日本のええところを伝えてえ。せえで、そねんして生きとる私の姿あ、るいに見てもらいてえ。それで るいが笑(わろ)うてくれたら私は幸せです」

黙って、うんうんと頷くロバートさん。

路上

喫茶店を出て歩く安子とロバートさん。

ロバート「やっとわかりました。あなたのおはぎがおいしいのは、あのおまじないのせいだけではありません。あれはあなたの子どものころの思い出の味、悲しみの味、それからるいちゃんへの愛情の味なのですね」と。

そういうと、路上で花が売られているので花を買いに行くロバートさん。

奥様は、こんなにもロバートさんに想われて幸せだ、という安子。

ロバートさん、花を安子に差し出します。

 

「You are amazing woman(あなたはすばらしい女性だ)」そう言って花を安子に持たせるのでした。

しかし、その様子を見ていた人がいました。

勇です。

「誰?今の人、誰なら?」

驚いてとっさに声がでない安子。慌ててもらった花を背中に隠します。

「違うんじゃ…」「違う?」「あの人(ひた)あ…ロバー…あっ、ローズウッドさんいうて進駐軍の。前に岡山におって、そんでいつかのクリスマスに…あっ、そ、そうじゃのうて」

明らかに動揺する安子。

「あっ、今は一緒にテキストを。あっ、るいも一緒に!あの、じゃから違うんじゃ。そねえなことじゃ」

静かに「そうか。分かった」

そう言って去っていく勇。

 

 

雉真家

勇は家に帰ってきてないようです。

居酒屋でやけ酒してる勇。ラジオから英語が流れてきて「消せ!」という勇。でもラジオを消そうとしないので暴れ始めてしまいます。

 

誰もいなくなった食卓に、るいと千吉が2人で向かい合って座っています。

たちばな再建の目処もたったので、この機会に雉真家を出たいと思うと告げる安子。長いこと、お義父様の厚意に甘えすぎていた、申し訳ありませんと深く一礼する安子。

それが安子の出した答えなら止めない。しかし、それはるいと一緒には暮らせないということだ。その覚悟は出来ているのか?と。

しかし、赤ん坊だった るいを安子に任せた結果、大けがを負わせたことを指摘する千吉。

でもあれは、安子だけが悪いんじゃなくて、相手のある交通事故だったのに……。しかも、安子たちをはねて、そのまま逃げちゃったのに…。

先日、るいと入学祝いを買いに大阪へ行った時、医者にも立ち寄ったのだという千吉。

おでこの傷を目立たないようにしていくことは可能と言われたと。

お店の資金とは別に積み立てている、という安子でしたが「おはぎの小商いで賄える額じゃねえ。途方もねえ金がかかることじゃ。雉真繊維の力がなかったら治してやれん」と一蹴されました。

ショックで黙ってしまう安子。

「それでも、るいを連れてこの家を出る言(ゆ)んか。本当に、それがるいのためじゃ思よんか。雉真の子として生きていく。それが、るいにとっては一番えんじゃ」

 

えっと。

孫のために治療費は出すから、2人で暮らしなさい、とかはないんですね。安子が雉真家の人間にならないのは構わないけど孫は置いていけ、と。うーん。

安子は勇ちゃんに見られて、明らかに動揺してました。ロバートさんとは何でもないんだと必死に隠そうとしていた自分。

だけど、亡くなった奥様に一途だと思い、自分のロバートさんに対する気持ちに無意識に蓋をしてきた安子が、あの花をもらったことで(もしかして、ロバートさんも自分のことを…)とか(あれ、自分すごく嬉しい。もしかして…)と意識したことで、勇の気持ちを大切にするためにも、傷つけないためにも家を出ようと決心したのでしょうかねぇ。

 

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うさかめ
私が実際に見たり、行ったり、食べたりして良かった!おすすめしたい!というものを紹介していくブログです。

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