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韓国ドラマ『キミはロボット』第9話「君は君のままで」ストーリーと感想

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『キミはロボット』というドラマのあらすじを読んでみて、面白そうだったので1話ずつ話の流れと私の感想を混ぜ込んで書いていきたいと思います。

ナム・シンⅢが、どんどん人間の感情に近づいているようで嬉しいような、ハラハラするような、切ないような日々です。

 

『キミはロボット』あらすじ

天才ロボット工学博士オ・ローラは韓国へ一時帰国し講演を行なった。講演後、突然夫が亡くなったことを知らされ、しかも自分の息子ナム・シンがさらわれてしまう。

息子をさらった相手は夫の父親。PKグループの会長である義父ナム・ゴンホはナム・シンを後継ぎにすると勝手に決めてしまったのだ。夫も息子もいなくなってしまったローラは息子にそっくりな人工知能ロボット、ナム・シンⅠを作り上げる。

その後、ナム・シンⅡ、ナム・シンⅢを完成させ人工知能ロボットを進化させるローラ。

現在、韓国で暮らす本物のナム・シンは好き放題やっており、挙げ句に突然会社を去るといいだす。母を捜しにチェコに向かったシンと、偶然出会うナム・シンⅢ。果たして彼らの運命はどうなるのか?

 

公式ホームページ

 

『キミはロボット』全18話のタイトル

各話のタイトルをクリックしていただくと、話の流れ&感想を書いた記事へジャンプします。

第1話 AIナム・シンの誕生
第2話 死んだはずの男
第3話 炎の中のヒーロー
第4話 形見のネックレス
第5話 秘密の共犯者
第6話 証明のキス
第7話 嘘にまみれた中で
第8話 子分の解散
第9話 君は君のままで
第10話 初めての友達
第11話 最大のピンチ
第12話 ロボットへの嫉妬
第13話 本当に望むもの
第14話 会長の目的
第15話 操り人形
第16話 涙の温度
第17話 君だけのロボット
第18話 2人の息子

 

登場人物

ナム・シン PKグループ御曹司。チェコで交通事故に遭い、意識不明。
オ・ローラ ナム・シンの母親。ロボット工学博士。実の息子が目を覚ますまで、なんとかナムシンⅢを身代わりにしようとするも、最近ナム・シンⅢが言うことをきかず…
ナム・シンⅢ オ・ローラが自分の息子そっくりに作った人工知能ロボット
ナム・ジョンウ ローラの夫。シンの父親。
デービッド ナム・シンⅢのこともすべて知っているローラの知人?詳しくは、不明。
ナム・ゴンホ PKグループ会長。息子とローラの結婚を認めていなかったが息子の急逝によりナム・シンを後継者とすべく母親から引き離す。
ナム・ホヨン PKグループ会長の娘。ナム・シンの叔母。
ノ・ヒドン 会長の娘ホヨンの子供。7歳の男の子。心臓病を患っている。
ソ・ジョンギル PKグループ専務
ソ・イェナ 専務の娘であり、キム・シンの婚約者
チ・ヨンフン ナム・シンの秘書
カン・ソボン PKグループの元SP。ナム・シンⅢはロボットでありながらも、人間ぽさのようなものを感じてしまい戸惑っている。
チョ記者 カン・ソボンの親友。

 

秘書役のイ・ジュニョクさん、どこかで見たんだけど、どこかで、えーっと。そんなに韓国ドラマや映画見ているわけじゃないけど、どこかで……

ぁぁああああ。そうだ、そうだった。『神と共に』。なぜ、こんなにも人の顔が覚えられないのか私。

 

第9話『君は君のままで』あらすじ

シンの警護を辞めると言い出したソボンに戸惑うチ室長(ナム・シンの秘書)。ソボンは室長とローラの会話を立ち聞きしてしまい、ナム・シンⅢにキルスイッチがあることを知ってしまったことで葛藤が生じていた。

会長は息子のためにPK社で働かないか、とローラに提案。しかしナム・シンⅢが自分の言うことを聞かなくなってきて不安を感じるローラ。

 

第9話『君は君のままで』話の流れ&感想

会長の家

午前6時、起床。走る時間だから、とソボンを呼びに行くナム・シンⅢ。いつも寝坊するから、と部屋に入ると彼女の姿はありません。

そうだ、もういないんだった、と。

毎朝エラーが起きる。午前6時45分プログラムエラー(というのは、マラソンの途中でソボンが「もう走りたくない」とかごねる記憶が出てきちゃうからなんですね)。

午前8時12分エラーの修正成功(毎朝、ソボンが車のドアを開けて待っていてくれたけど今は秘書が立っています)

第8話の最後でソボンの手を掴んだものの、「もうあんたに関わりたくない」と最後にソボンに言われてしまったようなんです。しょぼん。そしてソボンが大事にしているネックレスを持ったままのナム・シンⅢ。

ソボンの手を掴んでいたので嘘探知機が作動していて、「もうあんたに関わりたくない」というのはソボンの本心だと分かってしまったのかも。確かに、本心ではあるけれど。人間を信じているナム・シンⅢが人間の勝手で破壊させられてしまうかもしれない、というところを見ていられない、というのが本心であって。決して、嫌いだから「関わりたくない」わけではないんだけれど、そこまでの心の動きはナム・シンⅢには伝わらないだろうし……切ない。

ソボンの自宅

ネックレスを捜すソボン。そこへ会長宅からの荷物が届きます。彼女は辞めることを秘書にも言っていたようです。

専務から二重スパイなんじゃないかと疑われていること、ローラを見つけて報告しろと脅されたこと。それなので、もう手を引きます、と。

今や僕よりもうまくナム・シンⅢをコントロールできるのに突然すぎる、という秘書。まさか、自分とローラの会話を盗み聞きされていたこと、キルスイッチのことをソボンが知ってしまったとは思っていないんですよね…。

ナム・シンⅢに自分(ソボン)を守るルールができたことで唐突な行動で正体がバレてしまう可能性がある、と。もう嫌なんです。最初はただの機械だと思っていたのに、まるで人間のように思えてきて同情心まで湧いてしまった、と。

これ以上、感情移入したくないのだ、と訴えるソボン。「室長は、そう感じないのか?」と。でも「冷静に考えれば問題ない」とか言っちゃう秘書。いや、絶対秘書だって感じてるはず。だから、謝ったりしたんだと思う。彼もキルスイッチのことをローラから聞いて、なんとも言えない表情をナム・シンⅢに向けてたもの。

それに、自分がナム・シンを好きなのか、ナム・シンが持っているものが好きなのか苦悩してる答えを、ナム・シンⅢが教えてくれたのに(涙)。

あぁ、でも秘書がそこまで迷うのは専務の存在があるからなんでしょうねぇ。自分と同じく施設育ちで奨学金をもらってPK社で働いてきて。専務は、会長からの覚えがめでたいのをいいことに、会社を乗っ取ろうとまでしてる。だから、自分もそうなってしまうんじゃないかと、怖かったんだろうなぁ。

PK社

ローラは自動運転車部門のチーム長を任されたようです。さっそく量子乱数発生器の小型チップ開発を進める、というローラに専務が横槍。もう開発してる会社から買えばいい、と。

しかし自社開発できるものを他社から買う必要はない、というローラ。開発に半年かかるなら、一日でも早く買ったものを搭載すればいいと主張する専務。

そこへナム・シンが立ち上がります。テスト走行に失敗した今は、一日も早くチップが必要だ、と。そして専務に価格交渉を任せるのです。思わぬ援護にびびる専務。

敵を懐柔するとはいい手だ、とナム・シンに囁く会長。

ローラは、なぜ自分の肩を持たず専務の方を持ったのか?とナム・シンⅢへ聞きます。どちらの味方でもなく、ビックデータを解析した結果、イメージ回復が最優先課題だと分かったから、ああいう指示をしたのだ、と。

判断は自分がする、というローラ。今後も分析次第で専務に味方するの?と。

いけない?と答えるナム・シンⅢ。「今夜のパーティーの準備を」と言って無理やり母親とナム・シンⅢを引き離す秘書。

ナム・シンⅢの考えが分からなくなっている不安を抱えるローラに対し「会長はナム・シンの態度にとても満足そうだったから、それは本物のシンのためにもなる」という秘書。

 

パーティー

友人に婚約披露のパーティーを拓いたイェナとナム・シン。

ソボンの携帯電話番号を教えてくれ、SP兼愛人にすると失礼なことを言う知人に切れ、全員の携帯を爆発させるナム・シンⅢ。秘書に外へ呼び出されるナム・シンⅢ。

ロボットだとバレそうな行動は謹んで欲しいと何度も言ったはずだ、と怒る秘書。でもナム・シンⅢは「ソボンを愚弄したから」と。

もうソボンはいない、というと「ソボンさんの姿が見えるというエラーが続いている」というナム・シンⅢ。でも本物のナム・シンはソボンに興味などない、ナム・シンを演じることに集中して欲しい、という秘書。

母さんとあなたは、僕にシンを演じろと強要するけど、でもソボンさんは違う。僕は僕でいいと言った、だからソボンさんの姿が見えるのかも、と。

動揺する秘書。寄るところがあるので、先に帰って下さい、と。

ホテル

1715室。

ナム・シンⅢにエラーが起きていること、原因はソボンだとローラに報告する秘書。こうなったらシステムの書き換えが必要だ、というローラ。ソボンに説得してもらおう、という秘書。するとローラがソボンを説得してみる、それがダメだったらシステムを書き換える、といいます。

タクシーでホテルから出掛けたローラを尾行者が追いかけます。

シンに何をしたのか?あなたのせいでナム・シンⅢが人間に乱暴したのだ、と。ソボンは誰の命令も聞かず思う通りに行動しろと言ったことをローラに話します。自分たちの状況が分かっているのか?元に戻さないと別の手段を使うことになる、というローラ。

「ナム・シンⅢと、本物のナム・シンを救うためだ」とローラは言いますが。キルスイッチのことを聞いているソボンは「本物の息子だけ救いたいんでしょ?」と。あなたはナム・シンⅢを利用して、息子を守りたいだけでしょ?と。

嫌ならいいわ、と応えたからには、それがローラの本心なのか。

もう自分に連絡しないで欲しい、というソボン。気が変わったら連絡して、というローラ。このままではプログラムが書き換えられてしまいますかね……。

ローラと別れたソボンは、ナム・シンの連絡先を携帯電話から削除するのでした。

川沿い

尾行者が専務に、ローラとソボンが会っていたことを報告。何を隠しているかソボンの口を割らせよう、という専務。20年前と同じように本部長を始末しよう、と言い出す尾行者。

けれど、「今度その話をしたらお前を始末する」と専務に脅されてしまいます。もしや、ナム・シンの父親の自殺というのは……彼らの陰謀?

 

呼び出し

ナム・シンⅢは母親に呼び出され、嬉しそうに出掛ける準備をしてます。どの洋服を着ようか迷うあたり、可愛くて泣ける。

ナムシンⅢが来る間にローラはデービッドと口論になります。今さら手動モードをいれるなんて、行動を予測できないのは俺たちのミスだ、あいつは悪くない、というデービッド。デービッドって、本当にナム・シンⅢの味方だよね。うるる。ローラはさ、実の息子が助かればいいんでしょ。また作れるからとか思ってるんでしょ。いや、実の息子が目を覚ましたら、もう二度とナム・シンのロボットはつくらないんでしょ。くっ。

でもロボットだとバレたらどうするの?と興奮するローラに、「母さん」と呼びかける声。

ナム・シンⅢに聞かれていた!!

手動モードを入れると、手や足だけでなく表情や考えさえも操られることになると正直に言うデービッド。

「必要なときだけで、操作は母さんしかできない」というローラ。秘書も手動モードを入れることに賛成しました。でもデービッドは反対します。

そこへ携帯が鳴ります、ソボンからの電話でした。

建物の外にでるとソボンが車の鍵をナム・シンⅢに投げ「子分、運転しなさい」というと「もう子分ではない」と車の鍵を投げ返すナム・シンⅢ。可愛い。

「彼を借ります。お迎えはお控え下さい」とローラと秘書に言うソボン。めっちゃ嬉しそうなナムシンⅢ。

結局、ナム・シンⅢが運転してるけど。

ソボンは、ローラに言われたプログラムを更新する、という話が気になっていたようです。

呼び出した理由を言えないままのソボンを、ナム・シンⅢが公園へ連れていきます。

マラソンが嫌いなソボンのために電動自転車を買ってあげたようです。お金持ちだから何でも買えるんです、まで言ってるしー。

からかいたかったんだね、ソボンを。それが自分で考えた、やりたかったことだったのかな(泣)

見晴らしのいいところへ来ましたが、ナムシンⅢの姿が見当たりません。どうやらソボンのためにアイス?を買ってきてあげたようです。

そしてソボンは自分のことを何でも知ってるから、全部話せるというナム・シンⅢ。そうだよね、ロボットだとばれないよう、それなりに頑張ってるんだよねナム・シンⅢ(号泣)。

「人間も本当の自分を隠して生きてる。がんばれ、子分!」とエールを贈るソボン。

そして、僕に話があるのに言い出せないんですね。大丈夫だから話してください。感情がないから傷つくことはない、というナム・シンⅢ。

言い出せなくなるソボン。ナム・シンⅢにジュースを買いに行かせ、戻ってこようとしている彼に電話をします。

顔を見て話す自信がないから、横断歩道の端と端で離れたまま話そうというソボン。誰の命令を聞くなと言ったのは間違いだった。そばにいられないのに、無責任なことを言ってしまった、と。子分、あなたは子分よ。勝手に判断せず室長やローラのいうことを聞いて欲しい、それが私の助けになる、と。

専務に脅されているから仕事を辞めたのだ、ナム・シンⅢが勝手なことをすると自分の身も危ういかも知れないのだ、と。楽しかったわ。本当にさよなら。

一方的に電話を切るソボン。呆然とするナム・シンⅢ。赤信号の横断歩道をソボンの方に向かって歩き始めます。そしてソボンにジュースを、そしてソボンの母親の形見であるネックレスを首にかけてあげます。

傷つかない、って言ったのに、めっちゃ悲しそうな顔じゃないか。「子分に戻ります、お元気でソボンさん」そう言ってすこーーーーーしだけ笑って去るナム・シンⅢ。

傷ついてるから、目を合わせないところなんて人間のようじゃないか(泣)

辛い。辛いよぉ。プログラムを更新されるよりいいかもしれないけど、辛いよぉ。

そして母親の元へ戻ったナム・シンⅢ。「僕の体に手動モードを組み込んでいいよ」というのです。ありがとう、と安堵する母親と対照的に、まったく笑顔のないナム・シンⅢ。

ナムシンⅡが母さんのように笑いたい、といったからナム・シンⅢは笑えるようになったけど。むしろ、それが今は辛く感じる私。

 

結婚式当日

専務に、子どもたちのために和解しましょうと言われ、結婚ごときで関係が変わるわけはない。自分の夫のように息子のことも排除するつもりだろう。人のものを欲しがるから、と痛烈なローラ。

そうだよねぇ、まぁ、旦那さんもいなくなり、息子も取り上げられ、ようやく再会したと思えば意識不明な状態だったし。ローラの必死さも分からなくはないけれど、ナム・シンⅢへの態度が辛い私。

そして専務は計画を実行するよう部下に命令します。

ナム・シンⅢは自宅のプール近くで電動自転車に乗っています。無表情で。彼の腕には手動モードを組み込んだ腕時計が。

いつでも操縦可能だから、心配ないというローラ。秘書に促され、来賓の出迎えへ行くナム・シンⅢ。

「カンさんに会ってから従順です。手動モードは不要かと」という秘書に「安心だわ」と返しつつ、まったく安心した顔じゃないローラ。

専務の計画は、ソボンに口を割らせることでした。ローラをテーブルから引き離すと、別の部下がローラのカバンから携帯電話を盗み出します。

連絡先はソボン。ローラを装い、「専務がシンの件に気づいたようだからデスクの書類を処分して欲しい」というメールを送ります。ソボンはすぐに電話をしますが「式場なので、あなたにしか頼めない」と。

ソボンが了解すると、すぐに部下はメールを削除しローラのカバンへと携帯を戻すのでした。

 

PK社

ローラの机へ行き、書類を探すソボン。あれ、どうしてPK社に入れる身分証持ってるんだっけ、まだ返してなかったのかな。ま、いっか。

そして、会社にいたのは尾行者。本部長の正体を話せ、とソボンを襲いかかります。

すると、自動運転車のテストカーが突然ライトを光らせます。ソボンと尾行者をデータ照合し、尾行者を危険人物と判断したようです。

すきを見て逃げようとしたソボンに追いつき、銃を突きつける尾行者。地下駐車場へ連れていき、ソボンが痛めている左足を蹴り上げ、車のトランクへと押し込みました。

どこかへ連れ去ろうと車を出す尾行者の前に立ちふさがったのは、テストカー。誰も乗っていませんが、執拗に尾行者の車を追いかけます。そしてなぜか駐車場の電気が消え……逆光のライトで現れたのは……我らがナム・シンⅢ。

そうか、やっぱりネックレスが、ねぇ、そう思いますよね?

ナム・シンⅢを車で轢こうとする尾行者ですが、ナム・シンⅢに動きを止められ、車の前の部分を叩き壊され走行不能にされてしまうのでした。

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