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ドラマ『MIU404』第8話「君の笑顔」の流れ&ネタバレ感想①

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

TBS金曜ドラマは9月11日から新しいドラマが始まるとか。

ということは、MIU404は全11話なのでしょうか?それとも8月いっぱいで全10話??

 

ということを気にしつつ、第8話の流れとネタバレ感想を書いていこうと思います。

長くなりすぎたので、前半と後半に分けたいと思います。

 

 

 

第8話 登場人物

登場人物 役どころ
伊吹 藍
(いぶき あい)
奥多摩の交番に8年近く勤務していた。第4機捜へ異動となり志摩とコンビを組むことに。巡査部長。
”足が速い”のと”野生の勘”が武器!?
志摩 一未
(しま かずみ)
元捜査一課。所轄勤務だったが、4機捜へ。機捜経験もあり桔梗・陣馬からの信頼が厚い。陣馬とはコンビを組んでいた経験あり。巡査部長。
野生の伊吹と、かなり息があってきた感じ。
桔梗 ゆづる
(ききょう ゆづる)
警視庁刑事部の第1機動捜査隊 兼 第4機動捜査隊・隊長。志摩のことを評価している。警視。
陣馬 耕平
(じんば こうへい)
警視庁刑事部の第4機動捜査隊・隊員。昔、志摩とコンビを組んでいたことがある。現在は九重とコンビを組んでいる。コールサイン401。警部補。
特技:”顔面配備”
九重 世人
(ここのえ よひと)
警視庁刑事部の第4機動捜査隊・隊員。父親が警察庁刑事局長。自身もキャリアの新米。警部補。
第4機捜のメンバーが個性的すぎて、ちょっと引いてる時あり。第5話で、初めて博多弁が飛び出しました。
桔梗ゆたか 桔梗の息子
羽野 麦
(はの むぎ)
桔梗の息子ゆたかの面倒を見てくれている。桔梗と息子から、ハムちゃんと呼ばれている。
成川 岳 バシリカ高校3年生。第3話で登場し、それ以降、逃走中。第5話でRECにメールを送っていた。
3年2組22番(第7話で判明)
謎の男・久住 成川を援助している。ようやく第7話で名前が判明。職業不詳ながら、まっとうな職業ではなさそう?
特派員REC(れっく) 動画投稿サイト「NOW TUBE」で「ナイトクローラーチャンネル」を配信しているナウチューバー。本名不明。
今まで奇数の回に登場しているため、個人的には”奇数くん”とも呼んでいます。
第1話で「視聴者の登録数23人、いわゆる底辺NOWチューバー」と九重くんに称されたRECですが、第5話では登録数1.3万人!

 

第8話「君の笑顔」の流れ&ネタバレ感想

桔梗隊長の自宅

桔梗「土曜の朝、急にお湯が出なくなったんです。今思えば、それ自体給湯器を何者かに壊されたのかもしれません」

桔梗家の台所や、外にある給湯器を鑑識さんたちが調べています。

刑事「それで修理業者に依頼した」

桔梗「はい。日曜に来るはずだったんですけど待っていても来なくて」

その様子を見ている志摩。伊吹は子供部屋にいる桔梗の息子ゆたかと羽野麦を見ています。

桔梗「手違いがあったと言われました。翌日修理業者から連絡があって今日なら修理に行けると急に言われました。勤務中だったので私は修理に立ち会えなくて」

そこへ志摩が和室から出てきて刑事の前に立つと「第4機捜の志摩一未です。私が代わりに修理に立ち会いました」

そして、前回のシーン。

伊吹が、以前志摩の相棒だった香坂の死因を探って事故だったと電話をしてきたシーン。台所から、志摩の方を伺っている修理業者の男の姿。

志摩「目を離した時間がありました、5分くらい」

志摩「その間に盗聴器が仕掛けられたとみて間違いないと思います」

刑事「何も気づかなかったんですか?」と聞かれる志摩を見ている桔梗隊長。

志摩「はい…気づきませんでした」

伊吹が「隊長、ゆたかとハムちゃん別の場所にやったほうがいいんじゃないですか?」と声を掛けます。

刑事「ホテルを手配します」

桔梗「待って。こんなすぐにバレる仕掛け、私が誰なのか知ってる人間の仕業とは思えない。狙われたのは私でも警察でもなく、羽野麦。彼女は過去に闇カジノの情報を警察に垂れ込んだ。そのせいで辰井組とエトリという男に追われてる。警備の薄い場所には置いておけません」

闇カジノの事件の件は、第4話『ミリオンダラー・ガール』に出てきましたね。

桔梗は息子ゆたかの前に座ると「これから警察の人だけが住んでるマンションに行く。しばらく、そこで暮らす」

ゆたか「おうちは?」

桔梗「このおうちには色んなことをちゃんと調べてから戻ってくる」

そして、ゆたかと麦はメロンパン号で移動することに。

メロンパン号に乗り込んだ麦「ゆたちゃん、大丈夫?」

ゆたか「うん」ちょっと心配そうな顔してます。

「よし、ゆたか、ほら」とサッカーボールを投げる伊吹。「ヘ〜イ、じゃあ閉めるよ〜。メロンメロメロ メロンパン号〜、出〜発!」と明るい口調で話しかけ後部ドアを閉めました。

ドアを閉めると隣に立っていた志摩に「おい、志摩。お前がそんな顔してっと、ゆたかが不安になるだろ、もぉ」と軽くお腹にパンチを一発、そして「行くぞ!」と。

アパート

アパートの出入り口から、元気にゆたかが「おっはよ〜」と言いながらでてきました。同学年ぐらいの男の子たちと傘でチャンバラごっこ(いや、今の子はチャンバラごっこではないのか??)

君の笑顔、というタイトルとともに笑顔のゆたかくんを登場させるのすごい。

このアパートへ引っ越して2ヶ月が経過したようです。

仲良く友達と出てくるゆたかを、メロンパン号のなかから見ている志摩と伊吹。”メロンパンのうた”を流しているので、子どもたちも喜んで手を振っています。

ゆたかも、志摩たちに気づき笑顔で手を振るのを見て振り返す志摩。

伊吹「引っ越し、夏休み前でよかったよなぁ。夏休み丸々新しい友達と遊んでからの2学期。休みのあとだったら、あの輪に入っていけなかった」

本当に伊吹さんは優しいよなぁ。誰の、どんな立場にも寄り添おうとするよなぁ。

 

壁のカレンダーは2019年の9月。いくつか予定が書き込まれています。

9月2日(月) 始業式
9月9日〜13日 運動会練習開始
9月28日(土)
9月30日(月) 振替休日

壁には、友達たちとプール?へ行ったときの絵が貼られています。

夏休みの工作には”ピタゴラロボット”を作ったようです。きっと、志摩と一緒に作ったのでしょう。3話で見事なピタゴラスイッチを作ってたし。部屋を掃除している羽野麦が、ビー玉をロボットに入れますが、途中で止まってしまいます。

自分が証言したことで、犯罪組織から狙われることになってしまった羽野麦。自分を匿って一緒に暮らしてくれてる桔梗がいたことで、外出の自由はほとんどないものの、それでも安心して暮らせていた穏やかな日々に立ち塞がる過去。

止まってしまったビー玉が、それを表しているようにも思えました。

 

志摩「裏を返せば2ヶ月経ってもエトリにつながる糸口は見つからず、何の解決にも至ってない」

伊吹「志摩が業者から目を離したのは俺が電話したからでもあるんだから。共同責任だ」

志摩「その電話はお前が香坂の件を調べてたからで、高坂の件は俺の問題なんだから責任は俺に帰着するんだよ」

伊吹「きちゃく?」

志摩「帰ってきて着地する、つまり…」

伊吹は志摩の言葉を遮り「難しい言葉で、ウジウジウジウジ言うなよっ!だったら、この世の全部お前のせいでいいよ!」

志摩「何でだよ」

伊吹「夏が暑いのも、メロンパン号に虫がたかるのも、全部全部志摩のせいな!」

志摩「虫がたかるのは緑色のせいだ」

伊吹「緑色も志摩のせい」

志摩「メロンパンだから緑色なんだし」

伊吹「メロンパンは黄色です」

志摩「高級なのは緑色ですぅ!」ちょっと挑発に乗ってきちゃった志摩さん。「何でメロンパンでケンカしてんだよ」

伊吹は笑いながら「楽しいね〜♪」

た、楽しんでんのか。

そこへ無線が「警視庁から各局。八王子南署管内、人の遺体のようなものを発見したと110番入電中」

伊吹「遺体?」

「現場は高山町946。近い局どうぞ」

伊吹「え〜っ機捜404、高尾北町から向かいます、どうぞ」

「警視庁了解」

遺体発見現場

遺体を布で包みロープで縛ってあります。そこに「兽」と書かれた荷札が。

伊吹「これ何て字?」

志摩「読めない。日本語じゃないんじゃないか?」

そして開けられる包み。立ち上る腐敗臭に思わず「あっ…」と鼻を押さえる伊吹。

検視官(かな?)「成人男性。小柄。20代から40代。死後1ヶ月はたってる。胸に刺し傷。見ただけでも…5ヶ所」

志摩「手はどうなってます?」

検視官(かな?)「指が切り落とされてる」

伊吹「ヤクザの指詰め?」

志摩「いや、小指は残ってる」

検視官(かな?)「人差し指、中指、薬指の三本がない。両手とも」と聞き、思わず自分の手で再現する伊吹と志摩。

死体の胸にはロザリオ。

検視官(かな?)「被害者、クリスチャンなのか?」

そのロザリオを写真に撮る伊吹。前回も、ケンさんの死体撮ってましたね。本物の刑事さんも、自分が気になったものとか携帯で撮影することあるのかな、というか、規則上それは許されるのかな。いや、ドラマの設定に文句つけてるわけじゃないです!単なる、個人的な疑問。

すると「入らないで!下がって!」という警察官の声。

伊吹は現場を撮影しようとしている人物の方を見て「またあいつらかよ、もぉ〜」

検視官(かな?)「何だ?」

志摩「NOW TUBEのナイトクローラーって番組です」

RECがカメラに向かって「テレビより新聞よりどこより早い、ナイトクローラーチャンネル。ここに真実がある」と語りかけています。随分豪華な場所だなぁ。自宅???(どうやら、この豪華な場所に引っ越したようです。9話でチラっとその話がでました。ナウチューバーって、そんなに儲かるんですねぇ!)

編集してる2人の人物、階段を上ってくる人もいます。

 

志摩「今人気で、登録者数40万人超え。撮影のバイト雇ってパトカーや救急車の行く先々に集まってくるんです」

第1話で「視聴者の登録数23人、いわゆる底辺NOWチューバー」と九重くんに称されたREC。第5話では登録数1.3万人だったのに、いつのまに40万人超え!!

そこへ捜査一課の刈谷と相棒が登場。

刈谷「おらっ、どけっ!ほら、邪魔だ!」

そして伊吹を見つけると「おっ、お前。この前、刑事局長の息子と一緒に来た」

伊吹「どうも〜、機捜の伊吹で〜す。志摩の相棒の」と志摩の肩に手を乗せます。

刈谷「相棒?」

志摩は「お久しぶりです」というと刈谷へ一礼。

刈谷「とっくのとうにクビになったと思ってたよぉ」

伊吹「あんな、香坂の件は勘違いなんだよ」と、志摩と刈谷の間に割って入ります。

志摩は「いいよ、話すな、いいよ」といって、伊吹を下がらせます。

嬉しいよねぇ、自分のこと分かってくれる相棒がいるって。

刈谷の相棒・田島「刈谷さん」

刈谷「おお。お前らの相手してる時間はねえんだよ」すると、警察官たちがいる方向へ向かって大声で「捜査一課の刈谷だぁ!本件はこれより、捜査一課の担当になる!!」

伊吹「何で、あんな声でかいの?」

志摩「全然聞こえてんのにな」

可愛い抵抗。

刈谷「情報はすべて機捜ではなく、直接俺に上げるように!」

伊吹「感じわるぅぅううう〜」

志摩は田島に「やけに早いな。初動捜査すっ飛ばして」と声を掛けます。

田島「これは単独の事件じゃない」

伊吹「うん?」

田島「未解決の連続猟奇殺人だ」

八王子南警察署の会議室

刈谷「20年前、千葉の海で上がった遺体。15年前、荒川区の自然公園で発見された遺体。どちらも胸をめった刺しにされ両手の中三本の指が切り落とされていました。手口は全く同じ」

1999年 千葉海岸における刺殺死体・遺棄事件の被害者は小野健介(28)

2004年 荒川区自然公園における刺殺遺体埋葬事件の被害者は植松敏朗(52)

胸の辺りを小野さんは7ヶ所、植松さんは8ヶ所刺され、両名とも指が切断されていた、とのこと。

刈谷「荷札の文字は中国語でショウ(兽)。獣を意味します。この文字と指の切断については、これまで外部に公表しておらず犯人しか知り得ない情報です」

田島「今回の被害者は堀内伸也41歳。前科二犯。2回服役しているチンピラです」

書類には生年月日1978/1/29。茨城県土浦市巳橋町755−2サガラル荘203

2008年 傷害罪、2011年窃盗、傷害及び強姦未遂

2008年7月8日、茨城県土浦市巳橋町で発生した傷害事件の被疑者として逮捕。1年6ヶ月の実刑判決。2010年釈放。

書類に添付されている堀内の写真は2011年9月1日撮影、とのこと。

ここで、急に一番うしろに座っていた伊吹が立ち上がって「あっ、あっ、あっ、大発見!」と言ったので、慌てて志摩が「しゃべるな」と小声で言いながら伊吹の肩に手をかけ座らせます。

何人かの警察官が伊吹の方を振り向いています。もちろん刈谷も。

田島「殺されてから1ヶ月、行方不明だったわけですが」

伊吹は小声で「俺たち、持ってるわぁ〜」と志摩に話しかけます。やれやれ、という顔で壁に顔を向ける志摩。

田島「誰も気づいておらず、捜索願も出されていませんでした」

伊吹「堀内、茨城出身。俺と同じ」

刈谷「後ろー!うるさいぞ」

まぁ、君の声のほうがうるさいけどね、ってやつですね。

 

「以上、解散」の声で会議が終わり、伊吹は「よっしゃ〜、誰よりも早く犯人捜そうぜ〜」と志摩に話しかけます。

すると「おい待て、お前らが何で呼ばれたと思ってんだ」と刈谷が割って入ってきます。

伊吹「優秀だから」

刈谷「こいつはバカか?」

志摩「う〜ん、否定できませんね」

伊吹は速攻で「何で?」

刈谷「お前ら機捜は俺たちの手伝い、小間使いだよ。俺たちの足になるんだよ、アッシーだよ」

伊吹「アッシー!!古っっつ!」

志摩「口を慎め」

伊吹「え?」

志摩「古い世界に生きてるんだよ」

あはは。きっちりカウンターパンチ。

刈谷「聞こえる嫌味を言うな、ほら!」と言って、どこかへアッシーたちを連れて行くようです。

不自然死究明研究所(UDIラボ)

メロンパン号が向かったのは不自然死究明研究所(通称:UDIラボ)。

伊吹「ここは?」

志摩「不自然死究明研究所、通称UDIラボ。半官半民の法医学センターで急ぎだとここで解剖することが多い」

伊吹「ふ〜ん」

伊吹が「よいしょ、ワクワクするね〜」と言いながらメロンパン号を降りようと「よっしゃ行くぞ!」と言ったところで、すでに車を下りていた刈谷が「お前ら、ここで待ってろ」

伊吹「はあ?」

志摩「解剖終わるまで5時間はあります。一緒に行ったほうが…」

刈谷「アッシー(足手)でまといのアッシーなんだから待ってろよ」というと伊吹が開けたドアを閉めてしまいます。

伊吹「古っ」

これ、刈谷の相棒・田島はどう思ってるんでしょうねぇ。面倒くさいおじさんと組まされちゃってねぇ。

志摩「なんだよ、ちくしょうもぉお」

志摩「寝て待つか」

すると伊吹は、刈谷もしくは田島のカバンが後部座席に置き去りになっているのに気づきます。

伊吹「あっ!カバン置いてってる!」

志摩「はっ?」

伊吹「しかも資料も入ってる♪見てやろう」

志摩「バレないように戻せよ」ふははは、いいんだ。まぁ、見るなと言っても伊吹は見るだろうし。そもそもカバン丸ごと置いてくなんて、ね、見てください的な、ね。

伊吹「合点承知の助」おお、久しぶり。

 

その頃、メロンパン号にしのびよるフローレンの影。

男性の声で「メロンパンだ」

ドラマ『アンナチュラル』をご覧になっていた方は、すぐに分かったはず。

私、まだ『アンナチュラル』じっくり見たことがなくて。『MIU404』が終わってしまったら、じっくり見よう。

 

坂本「ピスタチオ、オリジナルかなぁ?ブルーベリーだ」

伊吹は書類を盗み読み「そのあと反省して…」

志摩は、男性がメロンパン号に興味津々なのをサイドミラーで確認。窓を開ける上半身を乗り出すと「何でしょう?」と話しかけます。

坂本はフローレンをふりふりしながら「メロンパン一個ください。おいくらですか?」

伊吹も何ごとかと運転席の方へ戻ってきました。

志摩は「あのメロンパンないんですよ。これ警察車両なんです」

坂本「またまた、えっ?けっ、警察の車だって。だって、警察って白と黒ですよね?」

伊吹は、なんだ大したことないのか、ってな感じで助手席に座って再び書類に目を通し始めます。

志摩「司法解剖に来たんですよ」

坂本「えっ、だってピスタチオって…」

埒が明かないと思ったのか志摩は名刺を坂本に渡しながら「警視庁の第4機捜」

坂本「あっ、えっ、何でこれが?」

志摩「張り込み車両を流用しまして」

坂本「一個でいいんです」粘るね。

志摩「一個もないんです」

坂本「あの、ピスタチオ」

志摩「ピスタチオ…奥の職人さん!」

いや、伊吹さんも警察の人だから、職人じゃないから。

伊吹「志摩!」

坂本「大丈夫ですか?」

志摩は窓ガラスを閉めながら「すいません、ないです、ごめんなさい」

そして伊吹に向かって「何?」と聞くと、「俺たち、持ってるわ〜」と伊吹さん本日2回め。

坂本は志摩の名刺を見ながら、残念そうにメロンパン号を離れます。

志摩「何が?」

伊吹「堀内が最初に逮捕されたのが茨城県警。その当時の担当が、蒲郡慈生」

坂本が再びメロンパン号に接近!未練がましく車を覗いています。

志摩「がま…伊吹の恩師の?」

伊吹「イエスっ!ガマさん!!」

そして、出発するメロンパン号。メロンパン号を見送る坂本「なんだか、お口がメロンパンになっちゃったなぁ」

そこへ携帯の着信音。

坂本「はいはい」と言いながら電話に出て「はい、坂…」と言いかけたところで「どこだぁあ!」という怒鳴り声。

電話の声は中堂さん。

坂本は中堂とタッグを組む臨書検査技師という役どころ。

坂本「はい、すぐ行きます。分かってます」

中堂「クソなのか!」

坂本「あっ!クソ禁止!クソって言ったら1回につき罰金1000円だからね」

 

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蒲郡の自宅

伊吹「ガマさ〜ん、お邪魔しま〜す」

志摩「お邪魔します」

居間に入るなり伊吹は「あっ!フォンさーん!」

フォン「あ〜っ、伊吹さーん!」

イエーイ、と言いながらハンドシェイク&ハグ。フォンさんは第5話でベトナム語の解読を手伝ってくれた人ですね。

ちなみに、ハンドシェイクって、普通に握手するんじゃなくて、『スパイダーマン:ホームカミング』でピーターと友人のネッドがやってたみたいな(意味、分かるかな。こちらの動画の40秒すぎあたりでやっているものです)あれです。今度、伊吹さんと志摩さんでやって欲しい。志摩さん「やらねーよ」からの「ウェーイ」。

 

志摩は「初めまして、志摩一未と申します」ときちっとガマさんへ挨拶。志摩さんって、フルネーム名乗るタイプなんですね。

フォン「元気ですか」と伊吹に話しかけてます。

蒲郡「お茶入れよう」

志摩「自分がやります」

蒲郡「えっ?」

志摩「足、大丈夫ですか?あれ…」と部屋の奥にある歩行器を見ます。さすが志摩さん、視野が広い。入ってくるなり、部屋全体を見てたんですね。

蒲郡「ああ、あれは家内の。半年経つのに捨てられなくて。座って」

志摩「ありがとうございます」

伊吹は「じゃあね、は〜い」とフォンに手を振ります。フォンは「ガマさん、ありがとう」

ガマ「家族によろしくな。これ(小指を立てて)ニャットちゃんにも」

フォンは照れ笑いしつつ「いつか遊びに来てね」

ガマ「うん」そしてあはははと楽しそうに笑いました。

フォン「皆さん、じゃあ」

伊吹は両手を振りながら「バイバーイ!」

伊吹「ベトナム帰るんだって。借金とプラスアルファようやく稼いで向こうで待たせてる彼女と結婚〜」

志摩「へ〜、よかったなぁ」笑顔

伊吹「沖縄のマイちゃん元気かな〜」

マイちゃんは、第5話に出てきたベトナム出身の女性のことです。

ガマさんは冷たい麦茶かな?とグラスを持ってきました「はいはい」

伊吹「あっ、ありがと〜」

ここで、志摩さんはガマさん分の座布団がないことに気づきガマさんのところへ自分の座布団を置こうとするのですが、ガマさんが座布団を持ってきたので、自分がその座布団に座りました。細かい、細かい、設定だったのか、たまたま??

志摩はガマさんに「市のボランティアなんですよね?他に、また誰かを担当するんですか?」

説明しよう!

ガマさんは市営の外国人支援センター、バディシステムっていうのに登録していて。「外国人1人につき、1人の俺みたいな退職者がついて相談役ってのかなぁ。孤立せずに生活できるように」ということです。第5話で、伊吹にそう説明していました。

蒲郡「いや、いったんやめようかと思ってる」

伊吹「えっ、やめるの?」

蒲郡「サビだらけで悲鳴あげてんだよ、体もここも(と頭を指差します)」

伊吹「いやいやいや、まだまだ若いでしょ〜」

ふふっと笑うガマさん。

伊吹「いただきま〜す」

志摩「いただきます」

蒲郡「霧がかかったみたいに、ぼんやりするんだ……(歩行器を見つめながら)もう、ず〜っと麗子の笑った顔が思い出せない」切なそうな顔。

蒲郡を黙って見つめる伊吹と志摩。

蒲郡はいつもの表情に戻ると「あっ、何を聞きに来たんだっけ?」そして、チラリとガマさんの後ろにある棚にクスリの袋が見えます。

そして堀内の書類を見ながら「あ〜っ、覚えてるよ堀内。人なつっこいやつだった。この傷害事件の時は取り調べで心入れ替えるって泣いて泣いて謝って。2年くらって出所して。新しい職場で窃盗事件起こして姿をくらました。逃げた先で傷害と強姦未遂」

志摩「そこで5年服役」

伊吹「何で再犯しちゃうかなぁ」

蒲郡「小心者なのにカッとなりやすい男だった」

志摩「堀内が最後に働いていたのは中野のパチンコ店。そこもケンカでクビになってます」

蒲郡「パチンコ店…」

志摩「堀内にギャンブル癖はありましたか?」

蒲郡「そういえば…ギャンブル絡みでもめたって話があったな」

伊吹「えっ!」

蒲郡「あのときの相手は………あっ出てこない」

伊吹「ガマさん、いま、めっちゃ大事なとこ」

思わず笑ってしまう志摩は、ガマさんの方をじーーっと見ています。

伊吹「ねっ。ファイト頑張って」

蒲郡「う〜〜ん」

ガマさん家から出てくると志摩は「ガマさん、ただの物忘れじゃないかも」

志摩が見ていたのは、ガマさんの後ろの棚に置いてあったクスリ。

伊吹「何が?」

志摩「部屋の中にクスリがあった。俺の叔父さんが飲んでたのと同じ」

伊吹「えっ、叔父さんって何の病気?」

志摩「脳血管型認知症。頭の中で小さな脳梗塞が繰り返した結果、認知症と同じ症状が出る」

部屋の中では、おそらく仏壇に向かって手を合わせている蒲郡の姿。

伊吹「それって治るの?」

志摩「個人差もあって半々かなぁ。ガマさん家族は?」

伊吹「いやぁ、奥さん病気で死んじゃったし、子供はいない」

志摩「そうか…これ以上進行するなら一人暮らしは厳しいな。どこかの施設に入るしかないかも」

伊吹「うん……」ガマさんの家を見つめます。

八王子南警察署の会議室

刈谷「司法解剖の結果、切断された三本の指の断面には生体反応がありました。生きているうちに切断されたということです」

田島「一人目の容疑者は菅沼聡55歳。被害者の堀内が働いていた中野のパチンコ店の店員で、堀内が辞める原因となった喧嘩した相手です。20年前の第一の殺人の遺体発見現場は千葉でした。菅沼は当時35歳で同じ千葉に住んでいました」

画面に映し出された菅沼の生年月日は1964年4月15日。東京都中野区荒京井3−29−1

連続殺人との関連という欄には、第二の事件との関連は今の所見つかっていない、と。

 

別の刑事「二人目の容疑者、峯岸智明34歳。中古自動車販売業者。店の中古車を堀内に貸したところ、勝手に売り飛ばされ揉めていたようです。ただし峯岸は第一の殺人の時まだ14歳で仙台に住んでいました」

画面に映し出された峯岸の生年月日は1985年2月8日。東京都杉並区上高南寺2−14−13

連続殺人との関連という欄には、第二の殺人の時現場自然公園の近くに住んでいた、と。

メモをペラペラめくっていた伊吹が、ここで「は〜い」と挙手。第1話ではメモを取らず陣馬さんの血圧をあげた伊吹さんが、うっ、成長してる。

志摩は「おい、やめろ」と制しますが「堀内は小心者のくせにカッとなりやすい正確だった。カネ目当てではなく峯岸との間に何かあって腹いせに車を売って、怒らせて殺された可能性もありますよねぇ」

志摩は(あー…)って表情をしたあと、がっつりガックリうなだれてました。

刈谷は立ち上がって伊吹の方を向くと「なんで堀内の性格を知ってんだ?」

伊吹はメモをかかげながら「ガマさんからの情報で〜す」

刈谷「ガマ?」

伊吹「知らねぇのかよ。茨城のグレートデカ」

ここで志摩も立ち上がり「堀内を担当していたことがある元茨城県警の刑事の証言です」

伊吹「そうそう」

志摩「ところどころ記憶が曖昧なんですけど」

伊吹「いや、ガマさんは必ず……手がかりになる何かを思い出す」にやっ

ため息をつく志摩。

刈谷は伊吹に近づくと「だったら」「うん?」「思い出させてから言え!」

 

どこぞのビルの事務所

男性4人がソファに座って楽しそうに話しています。

男性1「EPとシャブは食い合わせ悪いからな」

男性2「じゃあやってみっか」

男性1「EPあんの?」

成川「はい4000円です」

男性1「4000円、はい」

成川はEPを男性に手渡し、代金を受け取ります。1袋に11個ぐらいドーナツEPが入ってるようです。

成川は元バシリカ高校の3年生。所属していた陸上部が廃止された原因が、このドーナツEPなのです。なぜ彼がこんなことをしてるのかは、第3話第7話(のラストの方)で判明します。

事務所にはノートパソコン数台、携帯も数台、成川の後ろにはヘッドセットも積み重なっています。まぁ、こんなに堂々と麻薬を売買できるのでまっとうな事務所でないのは明白。なんだろう、オレオレ詐欺の拠点とか??(ここが何の事務所かは、第9話で判明しました)。

男性1「うわ〜っ、きたきた」

男性2(かな?)声だけ「おい、今やんのかよ」

男性1「今でしょ!」

男性2(かな?)声だけ「いやいやいやいや」

成川「あの、俺そろそろ帰ります。今週のギャラは?」

澤部「うん、ちょい待って」

澤部は自分の机の引き出しからギャラを取ろうとしています。

成川は、ふと澤部の机の上にあるパソコン画面に目が止まりました。そこには、女性と小さな男の子の姿。

成川の脳裏に、この2人にコンビニで出会ったこと(第3話)を思い出します。自分たちが男の子を泣かせてしまい、男の子にお詫びにマミーを奢った成川。

澤部は成川に封筒を渡し、「これ、サインして」と書類へのサインを求めました。

支払証明書の日付は9月9日。支払金額は5万円!受け取りのところに”ナリ”とカタカナで記入する成川。

成川はパソコン画面を見ながら「あの、この人って…?」

澤部は笑いながら「好み?」

成川「いや、見たことあるなって」

澤部は急に真顔になると成川へ近づき「その話、詳しく聞かせろ」

成川「えっ?」

澤部「この女……賞金1000万なんだよ」

アパート

伊吹「ほい、ハムちゃん」と白いビニール袋を手渡します。

羽野麦「何?」と嬉しそうにビニール袋を覗き込むハムちゃん。

伊吹「八王子みやげ、都まんじゅ〜」って、言いながら両方の手のひらをハムちゃんに見せる伊吹。笑顔〜。

羽野麦「嬉しい!」と喜ぶハムちゃんをみて笑顔になる志摩。

そこへ「志摩!」と桔梗隊長の息子ゆたかが走ってきました。

志摩「おい、来たな!」と両腕を広げるとゆたかを抱きとめ、軽く一周。めっちゃ可愛い2人組来たー!!第6話で一緒に遊んでから、すっかり仲良し。

一応伊吹も両手広げて待ってましたが、残念。

羽野麦「上がっていきなよ」

ゆたか「いきなよ!」

伊吹「仕事中」

志摩「仕事じゃなきゃ2人で来ないよ」そう言いながら、ゆたかを地面に降ろすと頭をなでなで。

伊吹「あのねぇ、この人こんなこと言ってるけどね俺のことだ〜い好きなの」

志摩「自信過剰か」 伊吹は笑いながら両肩を大きくすくめました。

ゆたか「志摩」

志摩「うん?」

ゆたか「悪いやつ捕まった?」

シーンとなる一同。

ゆたか「俺が…パンチする!」って志摩のお腹をパンチ!今回、志摩さん伊吹さんにもパンチされてましたしね。

志摩「おおっ」と言いながら、パンチしてきたゆたかの右手を握りながらしゃがむと、「今みんなで捜査してる。もうちょっと待ってくれ」

ゆたか「絶対?」

志摩は、ゆたかの頭をなでながら「約束する」

ゆたか「ねえ、ピタゴラロボット直して。壊れたの」

志摩「えっ」

ゆたか「行こっ」と志摩の手を引っ張ります。この誘いは断れませんよねぇ。

志摩「ああ、すぐ戻るわ」と伊吹たちに声を掛けます。

伊吹「おお、おお」

志摩「何で壊れたの?」

 

ゆたかと志摩が去ると、ため息をつく羽野麦。

羽野麦「私がいなければ…家を出なくて済んだ」

伊吹「ハムちゃんのせいじゃないっしょ」

羽野麦「だけど…いつまで迷惑かければいいの?ゆたちゃんだってまだ小さいのに巻き込んで」

ハムちゃんを見つめる伊吹。

伊吹「俺と住む?」

驚いて振り向く羽野麦。伊吹は少しハムちゃんと見つめ合ったあと「俺の恩師のガマさんって人がいてね。今一人暮らししてるんだけど色々心配でさぁ。一緒に暮らすのもありかなぁ〜っと思ってるんだよね。まあガマさん、ちょっっとボケきてるけど元刑事だし、いざってときは頼りになる。俺は機捜だから4日に2日は非番と週休あって、一緒に入られて安全。あれっ……ちょー、いい考えじゃない?三人で暮らすの」と3本指をハムちゃんに見せます。

思わず笑ってしまうハムちゃんに「うん?」となる伊吹。

ゆたかのピタゴラロボットが直ったようです。「よし見てろ」と志摩は片手でゆたかの肩を抱きながら、片手でビー玉を入口に入れました。すると見事にゴールまで行くビー玉。

ゆたか「直った!」

志摩「今度は自分で直してみな」

ゆたか「うん!」

志摩「うん、出来る出来る」

そこに志摩の携帯が鳴り出しました。

志摩「もしもし、はい志摩ですが。ユー…ああ!あの、解剖の」

 

UDIラボ

志摩の背中のアップからの、肩越しに見えてくるUDIラボ所長の神倉さん!!!わぁ!!もう、坂本さんしか出てこないと油断してました!!!

『アンナチュラル』のコインの音と共に、「UDIラボ所長の神倉と申します」と言って志摩に名刺を手渡しました。

伊吹はUDIラボに入れるのが嬉しいようで、キョロキョロと見回しています。こういうとこ、こういう演技の細かいところも好きなんですよねぇ。

あと、私は臙脂色、今はバーガンディっていうのかな??が大好きなのでUDIラボのジャンパー欲しいんですよねぇ。

ま、それはさておき。

神倉「どうぞこちらへ」と歩きだします。

志摩「はい」

神倉「い〜やもう、ほとほと困ってまして」

志摩「はあ」

神倉「捜査一課のぉ…刈谷さん?あの方とうちの解剖医が何ていうか、もめにもめて」

伊吹「刈谷って感じ悪い魔神なんすよ」

志摩「どうもすいません」

神倉「うちの中堂もね、感じ悪い・口が悪い・態度が悪いの三拍子揃った男でしてね。もう怪獣大決戦みたいになってしまいまして、もう」

中堂さんが聞いたら怒るぞ〜。いや、それの何が悪い?ぐらい言うかな。

志摩「何か解剖結果に問題が?」

神倉は足を止めると「いや、解剖結果自体は鑑定書の通りで間違いありません。言ってみれば、うちが大きなお世話をしています。いや中堂はねぇ、連続殺人と聞くと並々ならぬ思い入れを持ってしまうんですよ」

伊吹「連続殺人オタク?」

神倉は笑いながら「そんなとこです。そこで過去の2件のご遺体の鑑定書を勝手に取り寄せて調べたら…不自然な点があると」

会議室に通された伊吹と志摩に説明をする神倉「前回の殺人と今回の殺人、どちらも両手の指三本が切断されています。しかし中堂は、向きが違うと」

伊吹「向き?」

神倉「切断された向きです」

 

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確保と星野さんは書かれていますが、個人的には「俺の彼女♪」って紹介してるように見えてしまう写真なのでした。ふふふ。

なぜ”彼女”なのかは、こちらの記事をお読みくださいませ。

桔梗の隊長室

1人掛け用のソファに神妙な?表情で座る伊吹。両手をグーにして、お膝の上に。なんか、そこはかとなく、くっきり可愛いのは何故なんだろう。

伊吹の横に立ちながら説明を始める志摩。

「堀内の場合、椅子に座った状態で手を固定されて(ここで伊吹の右手を取り、ソファの肘掛けに伊吹の手を乗せる)指を切断されたと考えられる」

伊吹「こんな感じで、ドーン」自分の左手を右手の中3本の指を切るマネ。

伊吹「根拠は?」

志摩「堀内の遺体には両腕の手首と肘の内側に表皮の剥離があったんです」

桔梗はUDIラボの報告書を手元に置いて読んでいます。

志摩「ところが過去の事件で遺体の背中や手の甲の側に擦り傷があった。床にあおむけで寝かされた状態で」

ここで伊吹が床に仰向けに寝っ転がります。

志摩「指を切断されたと考えられる」

きっちり真っ直ぐ横になると、左手の手のひらを上に向け、右手で切るマネをしながら「こんな感じでドン!」

志摩「手口が同じようで違う」

桔梗「つまり連続殺人ではない?」

 

第4機捜分駐所

陣馬「それで隊長は?」

志摩「マメジ(桔梗の上司であり刑事部長)に進言しに行きました」

陣馬「でっかいヤマほど捜査方針は覆らねえからな」

九重「はい、福岡うどんです」と机の上にうどんを置きました。

 

 

 

 

伊吹「うわっ、うまそう!いただきま〜す」

陣馬「福岡うどん、コシがねえんだよな」

九重「コシがないんじゃなくて、もちもちしてるんですよ」

伊吹or志摩が声だけ「いや、うまいじゃん、このもちもちが」

九重「その差が分からんなら文句言わんでくれん」と陣馬に進言。

陣馬たじたじになりつつ「ごめんごめん!いただきます!」って両手を合わせました。九重君、博多っ子だからね、うん。

九重「中の指三本って、キリシタン狩りみたいですね?」

鋭い視線を九重に向ける伊吹。

陣馬「うん?」

九重「福岡で遠足といえば長崎なんですよ。あっ、私も行きました。幕府に迫害されたキリシタンの話も、よく聞きますよ」

伊吹「あれだ、有名な人……ラーメン野郎、いや違う、ラーメン二郎!」

志摩即座に「天草四郎」

伊吹「それ!!」と志摩を指差します。それなんかい!

(志摩、お前いまのでよく分かったな?ってか、伊吹、全然違うじゃねえか)みたいな陣馬さんの表情が秀逸。きっと、メロンパン号での会話って、ずーーーーっとこんな感じなんでしょうね。ふふふ。

九重「その天草四郎が島原の乱を起こす10年くらい前、雲仙でキリシタンたちが殉教した。つまり殺されたんです」

九重を見つめる伊吹。

九重「色々な拷問を受けたんですが、そのなかに手の指を三本切り落とすっていうのもあって。この者は人間にあらず。獣である、そんな意味があったと、ま、俗説ですけどね」

食べる手を休め、何か考え事をする伊吹。

志摩「そういえば荷札にも中国語で”ケモノ”って書いてあったな」

九重「単独の殺人だとしたら、どうなるんですか?」

志摩「峯岸ってやつがホンボシの可能性が上がる。1件目の事件の時14歳だったけど、それも関係なくなる」

九重「殺害の動機は?」

志摩「貸した車を勝手に売られたって話だけど…それだけで、そこまでするかどうか」

九重「他にも何かが…ある」

伊吹の表情、気になりますね。

 

志摩がロッカーを閉め帰ろうとしていると「ったく、何じゃこの分駐所は!何から何までふざけてんな、お前らは」と大声を出しながら刈谷が入ってきました。

まぁ、元喫茶店だったところに作られてますからね、ええ、内装お洒落ですしね。

刈谷「バカの相棒どうした」

志摩「退勤時間なんで帰りました。あと…あいつはバカですが、バカではありません」

ふふふ、いいですねぇ。刈谷には分からないように伊吹さんをフォローする志摩さん。

志摩「嫌味言いに来たんですか?もう暇だなぁ〜」と刈谷の横を通り過ぎようとすると、「連続殺人じゃないって進言したんだって?」と。

志摩は振り向くと「事実は事実として伝えるべきです」

刈谷「一人だけ情報握って、他のやつを出し抜く。お前が昔、捜一(捜査一課)で散々やってきたことじゃねえか」

なるほどね、だから全部の情報をまずは自分のところ持ってこい!って大声で指示してたわけですね。捜査一課でもない志摩に出し抜かれるのが怖かったんでしょうねぇ。

志摩「その節は、本当にすいませんでした」と頭を下げます。

刈谷は拍子抜けしちゃったようで、志摩に近づき志摩の襟元を触りながら「今度は、どんな魂胆だ?」

志摩「本心です」

即座に志摩の襟元を両手で掴む刈谷「これ以上、邪魔すんな!」

志摩「はい」なんだけど、ちょっと「ほい」に近いような。どこか、やっぱり刈谷さんおちょくってるな、みたいな。

刈谷は「言われたこと意外はやるな!」と志摩を軽く突き飛ばします。志摩は黙って刈谷の顔を見つめています、出るか、出るか、高速理路整然早口セリフ!と思いきや。

何かを言いたげなのに、何もいいません。刈谷が「うん?」というと、志摩はプハーっとしながら「息はしてもいいですか?」

まるで小学生相手のケンカ、というか、おちょくり。

刈谷「そういう余計なことを言うなと言ってるんだよ!!」

おっと、この口が、みたいに口を閉めて左手で自分の口元を押さえる志摩。

刈谷「蒲郡の話も当てにすんな」

志摩「ガマさん?…まさか、家に押しかけたんじゃ」

さすが、その刈谷のセリフだけで”押しかけたな”って閃いちゃう志摩さん。頭の回転早いなぁ。しかも”押しかけた”って。うぷぷ

刈谷は机に腰を下ろすと「ああ。経歴から何から調べて行ったよ」

 

 

蒲郡の自宅

伊吹「えっ、刈谷ここに来たの?」

蒲郡「うん。志摩に話したこと全部教えろ、情報よこせって。堀内の話聞いてった」

蒲郡が座布団を敷いてくれたことに「ありがとうございます」とお礼を言いつつ、「いやぁもう超しつこい魔人」

蒲郡「へへへ、熱心ないい刑事じゃないか」

伊吹は自分が持ってきた食べ物を机の上に広げていきます。

第4機捜分駐所

刈谷「時間の無駄だったよ。ただのもうろくジジイだよ」

カッチーーーーーン!!伊吹がいたら、大変なことになってたな。

志摩「認知症の症状、そんなに出てましたか?」

刈谷「はあ?…事故だろ。事故でボケちまった」

志摩は驚いて即座には声がでませんでした。「事故?」

 

蒲郡の自宅

「はい、かんぱ〜い」という伊吹の声。しかし画面にメインで映るのは部屋にある蒲郡の奥さんの歩行器。

美味しそうにビールを一口のんだ伊吹「う〜ん、うぉおお〜、最高!うめえぇ!えへへへ」

そんな伊吹を嬉しそうに見ている蒲郡。

伊吹「あっ、そうだガマさんさ堀内のギャンブルの話、思い出した?」

蒲郡「ギャンブル?堀内が?」

驚いたような顔で蒲郡を見つける伊吹。

蒲郡「競艇はやってたか……競輪だったかな……」そういうと、お手拭きで自分の手をふこうとします。

伊吹「ガマさん………ガマさん!提案があるんだけど。俺と一緒に住まない?」と言いながら少し首を横にするところ好きだなあぁ。

蒲郡「えっ?」

伊吹「いや狭くてもいいからさ、どっかに家探して、うん。あと…もう1人。麦ちゃんって子がいて三人で暮らしたらどうかな〜って」

手を拭きながら蒲郡は「俺は、この家と、麗子がいるから」と振り返って歩行器を見ます。

伊吹「いや、この家がいいなら俺たちが越してくるよ」

蒲郡「麗子が何て言うかなぁ」そういうとビールを一口。

伊吹「麗子さんは…病気で死んだでしょう?」目が潤んでいます。

蒲郡「……そうだっけな」

 

第4機捜分駐所

刈谷から書類をもらったのでしょうか、志摩が一人座って捜査報告書を読んでいます。

事件名:八王子ひき逃げ事件

報告書の日付は2019年4月10日

2019年4月5日金曜日、午後5時05分頃当署管内東京都八王子市葉乃町1876−1前路上において発生したひき逃げ事件(事件番号(交)第10354号)について捜査した事実は、以下のとおりである。なお主要証拠欄に記載した証拠番号は、乙号証であることを明示したもの以外は、すべて甲号証である(注:証拠の表示は省略した)

2ページめには

(3)被害者a  妻:蒲郡麗子(58歳)内蔵破裂により即死

被害者b:夫:蒲郡慈生(62歳)頭部外傷により入院

志摩「夫の慈生も事故に巻き込まれ外傷による高次脳機能障害と診断」

どうやら奥さんに付き添って買い物へ出た時の事故のようです。

蒲郡の自宅

伊吹「麗子さんのことは、もちろん忘れなくていいけどさ。思い出は思い出として大切にして、これからは…自分の人生もっと考えないと」

黙りこくる蒲郡。

 

第4機捜分駐所

志摩は、証拠写真のページを見ています。

車がぶつかったあとに残る白い塗料。

何かを思いついたような、辿り着いたような志摩。

ここで、資料を顔の前にかざして読んでいた志摩さんが、書類を下げるんですよね。すると、それまで顔にあたる照明が少し暗かったんですけど、書類がなくなったことでランプの光が顔にパッとあたって。閃いた、というか、繋がったみたいな、そんな感じに見えました。

 

長くなりすぎたので、前半ここまでにしたいと思います。後半は、またボチボチ書いていきます。

 

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