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中国ドラマ『陳情令』第14話「暗黒の剣」ネタバレとか用語とか感想とか

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

妖獣の住む洞窟に取り残されてしまった魏無羨と藍忘機。

どうやって、この危機を乗り越えるのか?!

 

アニメについては、アニメ『魔道祖師』前塵編 第1話「禁断の召喚」を見始めたら、一時停止ばかりしてた話から羨雲編まで全話ネタバレを書いています。

 

よし。全50話、頑張って見てみよう。

 

公式ホームページ、公式ツイッター

 

 

第14話の登場人物

魏無羨(ウェイ・ウーシエン) 雲夢江氏(うんむジャンし)に引き取られ育てられる。江澄の兄弟子。温晁に目をつけられてしまう。
江澄(ジャン・チョン) 雲夢江氏。宗主の息子。
藍忘機(ラン・ワンジー) ”藍氏双璧”の一人。宗主・藍曦臣(ラン・シーチェン)の弟。
聶懐桑(ニエ・ホワイサン) 清河聶氏。宗主であり異母兄弟の聶明玦を怖がっている。
温若寒(ウェン・ルオハン) 温氏の宗主であり、各仙門を統括する仙督の地位についている。
温晁(ウェン・チャオ) 温若寒の息子。手柄を立て父親に認められたいと必死。各仙門の子弟たちを集め訓学を行う。
温逐流(ウェン・ジューリウ) 温晁の部下。
温旭(ウェン・シュー) 温晁の兄。雲深不知処を攻撃するよう父親から命令された。
温情(ウェン・チン) 医者。仙督が舞天女から陰鉄を抜き取ったせいで、舞天女が人間から霊識を吸うようになってしまい、自分の弟の霊識も座れてしまったため身体が弱くなってしまった。
温寧(ウェン・ニン) 温情の弟。姉とともに仙督に育てられる。
王霊嬌(ワン・リンジャオ) 温晁の正室の侍女だったが、色目を使って温晁の愛人に。
薛洋(シュエ・ヤン) 温若寒に頼まれて陰鉄を探している。自分自身は陰鉄には興味がない(と言っている)
金子軒(ジン・ズーシュエン) 金氏の嫡男。

 

第14話までで分かったこと

 

  当時最強の国師・薛重亥(シュエ・チョンハイ)が陰鉄に怨念を吸わせ人々を犠牲にする。また妖獣・屠戮玄武(とりくげんぶ)を操り仙門の宗派を虐殺した。そこで五大世家が協力して薛重亥を倒す。
  陰鉄を四分割して霊脈の豊かな地に隠し、後世に陰鉄を伝えないよう五大世家で決める。
  藍啓仁(ラン・チーレン)と魏無羨の母親・蔵色散人は学友だった。
  姑蘇藍氏で唯一の女性宗主・藍翼は陰鉄を浄化し、藍氏の門派を広げるために利用しようと考えるも浄化できず自身も深手を追う。藍翼と魏無羨の母親・蔵色散人も知己。
  4歳で両親をなくした魏無羨(ウェイ・ウーシエン)を雲夢江氏(うんむジャンし)が引き取って育てる。
  舞天女に埋まっていた隕鉄を温若寒が取り出したせいで舞天女が人間の霊識を吸うようになってしまった。霊識を座れた温情の弟は病気になってしまった。
  姑蘇藍氏で行われる座学に参加するため魏無羨、江澄たちは姑蘇へ。そこで魏無羨と藍忘機が出会う。
  各世家の弟子が誘拐される事件が頻発。どうやら術をかけて傀儡にしようとしている人物がいるらしい。
  姑蘇藍氏で行われる座学に岐山温氏が参加。温氏の本当の目的は姑蘇藍氏が持っている陰鉄を探すこと。
  碧霊湖にでる”水の怪”を藍氏双璧、魏無羨、江澄たちでやっつける。
  破壊し隠蔽したはずの陰鉄の欠片が、誰かによって利用されようとしていることが姑蘇藍氏、雲夢江氏の宗主たちに分かる。誰か、って温若寒(ウェン・ルオハン)なんですけどね。
  座学を終え蓮花塢へ帰るはずだった魏無羨。しかし藍忘機を追って一緒に陰鉄を探す旅にでる。
  魏無羨と藍忘機が大梵山の舞天女を封じた。ちなみに聶懐桑もいたが、見ていただけだった。
  清河聶氏の本拠地へ行く魏無羨たち。陰鉄を持って姑蘇へ帰った藍忘機と入れ替わるように、温晁たちが清河聶氏の本拠地を襲う。薛洋が逃亡。孟瑶も清河聶氏を追われる。
  温氏が姑蘇藍氏を焼き討ちにする。仙門の弟子たちが温氏の訓学に無理やり参加させられる。
  暮渓山の洞窟に住む妖獣を倒す魏無羨と藍忘機。四大世家と温氏との対立が決定的になる。
  魏無羨(ウェイ・ウーシエン)が大勢を敵に回したせいで雲夢江氏は滅亡寸前になる。
16年前 魏無羨(ウェイ・ウーシエン)=夷陵老祖(いりょうろうそ)死去。殺したのは雲夢江氏(うんむジャンし)。遺体は見つかっていない。
現在

莫玄羽(モー・シュエンユー)は13歳から数年間、蘭陵金氏(らんりょうジンし)で過ごしたが結局我が子と認知されず莫家に戻ってきている。

莫家に戻ってくると顔を塗りたくったり、仮面を着けたりしはじめた。

 

莫玄羽は自分の恨みを果たすため、魏無羨を召喚し自身は命を落とす。左腕に4本の傷を残すことで、4人の命を奪うよう魏無羨にお願いする。

安らかに死んでいたはずの魏無羨、いきなり莫玄羽として生きることになる=復讐を依頼されちゃうし、目覚めた途端に蹴られるし、いきなり色々と大変。

  莫家のお祓いをするため、姑蘇藍氏の仙師たち8名が到着。
  邪祟を呼び込む旗を盗んだ莫子淵(モー・ユーズエン)が邪祟に取り憑かれて暴れる。次に取り憑かれたのは父親、下僕の阿童、そして母親までもが取り憑かれる。
  魏無羨は自分だとばれないように莫玄羽を装いながら、密かに藍氏の仙師たちをアシストしつつ邪祟を倒すのを手伝う。
  金凌が、自分の師姉・江厭離の息子であることを知る魏無羨。しかし江厭離は魏無羨に恩を仇で返され死んでしまったらしい?金凌の父親も魏無羨のせいで死んでしまった??

 

第14話「暗黒の剣」の流れ

暮渓山の洞窟

藍氏の就寝規則により亥の刻(午後9〜11時)に寝入った藍忘機。

目を覚ますと「どうやら卯の刻のようだ」と魏無羨に言われます。

卯の刻は、午前5時〜7時のようです。魏無羨にしては早起き、というよりも、火が消えないように深くは寝ていなかったのかなぁ?というか、藍忘機を時計代わりにしてる。ふふふ。

藍忘機は、自分の額に抹額が戻っていることに気づきました。「大切な抹額なんだろ?着けておいた」という魏無羨。黙って軽く頷く藍忘機。お礼を言うと、また魏無羨が照れちゃうからかな???

魏無羨は藍忘機が寝ている間に池を一周したようです。妖獣は賢く近づこうとすると察知するし、江澄たちが通って逃げた穴も妖獣に塞がれてしまったかもしれない、と。

「傷を水につけてはいけない」「(ふっと笑って)そんなやわじゃない。お前こそ温寧の薬は効いたか?」また黙って頷く藍忘機。

江澄たちが助けを呼んで戻ってくるまでここにいなくてはいけないし、妖獣とも戦わなくてはいけないという魏無羨。

藍忘機は、あの妖獣は神物(しんもつ)に形が似ていると言います。玄武(げんぶ)神獣のことか?と尋ねる魏無羨。魏無羨って、本当に頭いいですよねぇ。

「玄武またの名を玄冥(げんめい)。亀蛇の水神だ」という魏無羨に「まさしく」と答える藍忘機。

「牙をむいて人を食う神獣なんているか?」と、藍忘機に向かって牙をむく(大口を開ける)の可愛いな魏無羨。

藍忘機は偽の玄武がいると聞いたことがあるそうです。姑蘇藍氏で唯一の女性宗主・藍翼が言っていた屠戮玄武(とりくげんぶ)だ、と。

そういえば第6話

かつての夷陵(いりょう)の乱葬崗(らんそうこう)は一面の仙山で、当時最強の国師・薛重亥(シュエ・チョンハイ)の拠点だったそうです。

なぜ当時名を轟かせていた薛重亥が陰鉄に怨念を吸わせ人々を犠牲にしたのかは今となっては分からない。

薛重亥は古の妖獣・屠戮玄武(とりくげんぶ)を操り仙門の宗派を虐殺。またたく間に世は暗黒に包まれ暴走は止まらなくなった。それで五大世家が協力して薛重亥を殺そうとしたんだそうです。

 

って、くだりがありましたね!忘れてました!(こらこら)

その薛重亥の残した屠戮玄武が、今から戦おうとしている妖獣なのだろう、という藍忘機。

「もういいさ。相手が何だろうと一緒に世直しをするんだろ?今日あの大亀を殺したら武勇伝になるな。運悪く殺されたとしても相手は百年、もしくは千年…いや違う、万年の妖獣なんだ。恥にはならない」と笑顔で言う魏無羨。

じーーーっと魏無羨を見ていた藍忘機。兄上がいたら、翻訳してくださるのに!

 

まだ脚が痛む藍忘機と一緒に湖の近くまで行く魏無羨。2人は屠戮玄武に気づかれないよう、そっと湖のほとりに落ちている弓矢を拾い集めていきます。

集めてきた弓から弦をはずしたり、矢を束ねたり?しています。どうやら弦でロープを作り藍忘機が”弦殺術(げんさつじゅつ)”を使うようです。

「琴の弦は7本。1本でも束でも使え、骨を断って肉を削ぎ内側から攻める」という藍忘機に「その方法は賛成だが甲羅の中の狭い空間では身動きが取りづらく力を発揮できない。それに(藍忘機は)脚も負傷中だ。弦殺術の威力は半減する。俺に任せろ」という魏無羨。

藍忘機は頷くと、魏無羨の額に青色の光をかざしました。

対決

甲羅の表面はこの上なく硬いけれど、甲羅の下の躯体(くたい)はもろいはずだ、という魏無羨。

屠戮玄武の甲羅の下に潜入して、しつこく攻撃することでおびき出すという作戦だそうで。 屠戮玄武が甲羅から顔を出したら藍忘機が弦殺術で殺すという段取り。

 

そういえば、考えたことなかった。亀の甲羅の下って…どうなってるんだろう?!

ほーーー!皮膚の一部みたいなものなんですね。さすがに脱げないだろうとは思っていたけれど、くっついているとはちょっと思っていなかった。いや、くっついていなかったら、それはそれで変なんですけどね。

カメの甲羅の正体は、あばら骨

 

へ?

あばら骨が外に出ちゃってるの?!

ちょっと、”カメの甲羅はあばら骨”という本でも読んでみようかしら。←表紙のイラストが、ちょっと独特なので、苦手な方もいるかもしれません。

この本です。

 

って、ドラマから亀に話が飛んでしまいました。失礼。

 

魏無羨は屠戮玄武の甲羅の下に入り、進んでいきます。どうも臭いが強烈なようです。

「どうだ」と聞く藍忘機。ん?

藍忘機は湖の近くにはいるけれど、甲羅の下にいる魏無羨には声が届くわけ無いし。どうやら、さっきの額に青い光を入れたのは、テレパシー的な?声を出さなくても、相手と話ができるって術なのかな??

「俺で良かったよ。お前だったら悪臭にむせて気絶してる」と、ちょっと吐き気がする魏無羨。かわいそうに。

ふと、何かに気づく魏無羨。ドロドロした粘液をかぶってはいますが、どうやら人間がそのまま取り込まれてしまっているようです。うひー。何人もいますね。

「藍湛、この怪物はえげつないな。人の身体だけじゃなく霊識(れいしき)まで食ってる」「陰鉄と同じだ」

すると何かが魏無羨の体に触れます。振り返ると剣が。その剣を握ると、ものすごい悲鳴が聞こえてきます。

「強い怨念だ。この剣が屠戮玄武を封印していたか」

すると体の中の異変を感じたのか、屠戮玄武が首を伸ばして魏無羨の方へ襲ってきます。剣を抜き、屠戮玄武と戦い始める魏無羨。

剣を屠戮玄武の顎の下に突き刺すことが出来たので、屠戮玄武がたまらず首を甲羅の外へと出しました。

「藍湛!」と叫びながら、剣を下顎に突き刺したままの魏無羨が飛び出してきます。

藍忘機は紐を屠戮玄武の首に巻きつけると弦殺術で屠戮玄武を仕留めにかかります。暴れる屠戮玄武に、藍忘機も振り回されて大変そう。

すると突然、また剣から悲鳴が聞こえ始め黒いモヤモヤが出てきました。気を失いそうになる魏無羨。なんとかこらえています。

「魏嬰!」と叫ぶ藍忘機。その手も血で染まっています。痛そう。

次に魏無羨が目を開いた時には、何やら怪しげな笑みを浮かべ左手からは黒いモヤモヤが。クっと左手をひねると、湖の側に落ちていた弓矢や剣が引き寄せられ屠戮玄武の首に刺さっていきます。

そして藍忘機の最後の一捻り。

屠戮玄武の首が落ちるとともに魏無羨も湖に落ちてしまいます。慌てて魏無羨を助けに行く藍忘機。

岩に魏無羨をもたれかけさせる藍忘機。

 

不夜天

温氏の拠点・不夜天では傀儡の力が増しているようです。もうすぐ世家(せいか)を統一できると知らせる温晁(ウェン・チャオ)。

温宗主は自分の息子である温旭に薛洋(シュエ・ヤン)を捜索させるよう命令をだしました。薛洋が出掛けた櫟陽(れきよう)と清河(せいが)で誰が薛洋と接触したかも洗い出すように、と。

温晁は、陰鉄の欠片が3つあれば強大なので残り1つは不要なのではないか?と。しかし、残り1つで作られた傀儡を操ることは出来ないから集める必要があるのだと答える温宗主。

万が一、薛洋が残り1つの隕鉄で傀儡を作ると、それを操ることができない、ということらしいです。

洞窟

血を吐き目が覚めた魏無羨。屠戮玄武は死んだと藍忘機から聞き、「さっき大勢の人の叫び声が耳とつんざいて意識が遠ざかった。俺は夢を見ていたのか?」「違う」

無理をするように少し笑うと「生きてるうちに心配そうにする藍の二若君の顔を見られるとは」という魏無羨。

「藍湛、さっきは死んでしまうかと思った」そういうと目を閉じる魏無羨。藍忘機が額に手をあてると熱があるようです。藍忘機は魏無羨の手を取ると右手から青い光を送り始めます。

「気持ちがいい」と言っていた魏無羨でしたが、すぐに「すごく退屈だ。江澄の奴め、まだ助けに来ないとは。……静かすぎる。藍湛、何か歌ってくれ」と無茶振り。

無言で光を送り続ける藍忘機に「やっぱり無視か」と拗ねる魏無羨。すると小声で藍忘機が歌い始めました。

姑蘇藍氏の座学へ参加するときに、お酒を飲もうとして藍忘機に叱られたこと。蔵書閣で藍忘機の似顔絵を描いた魏無羨。お酒を口にして、すぐに酔っ払ってしまった藍忘機。抹額が曲がっているのを何度も直そうとする酔っぱらいの藍忘機。罰として叩かれる藍忘機と魏無羨。冷泉から寒潭洞へと流されたときのこと。弦殺術から魏無羨の身を守るために抹額で結ばれる2人。

天灯にウサギの絵を描いたら藍忘機が初めて笑顔を見せたときのこと。「この魏無羨が一生悪をくじき弱気を救えるように」と願う魏無羨の横顔を見つめる藍忘機。

陰鉄捜しの旅に出るとき、魏無羨が藍忘機にかけた2丈以上離れられない呪符のこと。温晁のムチを取り上げる藍忘機。岐山に連れてこられた藍忘機を振り返って見つめる魏無羨。

2人の思い出が走馬灯のように。

「いい曲だ。心地いい。藍湛、この曲の名は何ていうんだ?」

藍忘機がタイトルを教えてくれたようですが、魏無羨の意識が遠ざかっていきます。

川のほとり

剣を握ったまま寝ている魏無羨。近くには焚き火をしながら魏無羨を気にする金子軒。

魏無羨が目を覚ましたのを確認すると金子軒は早く起きるように言います。

「岩より重くて苦労したぞ」「お前が?」「ついでに助けただけだ」「それでも礼を言わないとな」

そこに江澄たちもやってきました。「気がついたか?」「江澄」「やっと目覚めたな」と軽く魏無羨を小突く江澄。痛さに顔をしかめつつ「ようやく来てくれたか。あれから何日だ。藍湛は?」「去った」「まだ負傷してるのに?」「それは皆同じだ。それに姑蘇藍氏は(温氏に攻撃され、焼き討ちされ)大変な時だろ」

そして、まず自分たちに感謝するよう魏無羨に言う江澄。金子軒と江澄は、この7日間ろくに寝ていないようです。7日かかったのは、姑蘇と清河が温氏に占領されていたため蘭陵へ行くしかなかったからなんだそうで。

そして金子軒から金宗主に温氏討伐を訴え、藍忘機と魏無羨を助けに来られたんだそうです。剣を温晁に取り上げられたままだったので、剣に乗って移動する”御剣(ぎょけん)の術”が使えず。歩いていたら雲夢に戻るには7日以上かかっただろう、と。

ただ温氏から妨害されることはなく、温晁たちが何かを捜しているという金子軒。魏無羨は江澄に支えてもらいながら立ち上がり金子軒へ感謝するのでした。

温氏との対立は決定的となり、蘭陵には逃げてきた各世家の子弟も集結しているという金子軒。温氏の報復に備えるため、すぐに出発しようと。

江澄は、金氏と一緒に温氏を討つよう父親である宗主に頼むつもりだと返答します。

金子軒たちが去ると、「あの金子軒があれほど頼りになるとは」という魏無羨。本当にねぇ、ただのボンボンかと思ってました。

魏無羨は屠戮玄武から取り出した剣を恐る恐る握ってみます。しかし、悲鳴は聞こえてきませんでした。

林道

暮渓山に金氏と江氏の若君が従者を連れて密かに入った、と温晁に報告する兵士。

屠戮玄武と何日もいたのだから、もう死んでいるのではないかと思う温晁は別の兵士たちに魏無羨たちの生死を探ってくるよう命令をだしました。

そして嬌嬌(ジャオジャオ)を連れて先に雲夢へ行くよう温逐流(ウェン・ジューリウ)に命じます。

雲夢

女性たちが凧をあげ、その凧をめがけ子どもたちが弓の練習をしています。

なかなか弓に矢をつがえることができない男の子。そっと後ろから手を貸す江宗主。

「弓は弦をしならせ矢を放つ。肩を落として肘を引き静かに機を待てば必ず標的を捉える」と説明しながら矢をうつと、見事に凧を射抜くことができました。

あ〜、たぶん江澄と魏無羨が子供の頃も、こうやって江宗主が教えたんだろうなぁ、と勝手に妄想する私。この凧を魏無羨が射抜くシーンは第11話にありましたね。

命中したことを喜ぶ少年。きっと江澄と魏無羨も、こんな感じで喜んだんでしょうねぇ(妄想)。

「師匠、もっと練習します」と江宗主に誓う少年。

そこに「江おじさん、俺もやるよ」という声が。

魏無羨が片腕を江澄に持たれつつ歩いてきました。それを聞いた姉上も「阿澄、阿羨」と嬉しそうに駆けてきます。

「戻ったか」という江宗主に頷いた魏無羨でしたが、安心したのか気を失ってしまいました。

 

寝台で目を覚ます魏無羨。寝台の脇には、男女が仲良くキスしているかのようなイラストが描かれています。

魏無羨の看病をしてくれていた姉上は魏無羨が目を覚ますと額に手を当て熱を計ります。やっと熱が引いたようです。

「師姉、のどが渇いたよ」と甘える魏無羨。「慌てるな。姉上、汁物を持ってきた」と江澄登場。

魏無羨の大好物、蓮根と骨付き肉の汁物を作ってくれたようです。おいしい、と食べる魏無羨。

「師姉の蓮根と骨付き肉の汁物は天下一だよ。知ってるかい、玄武洞にいて空腹だった時、師姉の汁物のことばかり考えてた」と可愛い笑顔で言う魏無羨。こんなに可愛い弟がいたら、そりゃあ姉上も嬉しいですよねぇ。

次に登場したのは江宗主。慌てて寝台から下りようとした魏無羨を押し留めます。

姉上は、魏無羨の口元を拭くために手巾を手渡そうとしますが「師姉に拭いてほしい」という魏無羨。「自分でやれ」とツッコむ江澄。「腕が上がらないんだ」と言うので、仕方ないわねぇ、と騙された?ふりをして拭いてあげる姉上。

「またごちそうを作るわ」と姉上が去っていくと、江宗主が寝台に腰掛け「こたびは苦労をかけたな」と。「俺ならたいしたことないよ。数日洞窟にいただけだ。でも江澄は何日も俺を捜して大変だったはず」「よくやった」と褒める江宗主。

少し嬉しそうな顔になる江澄。ほら、やっぱり認めてくれるだろ、というように顎を軽く江澄の方にしゃくる魏無羨。

しかし江澄は「手柄だな」と。「それが何だよ。お前もあの場にいたら大手柄だった。お前なしじゃ話し相手もいない。あの藍湛と一緒だと退屈すぎる」というと「英雄を気取るからだろ。お前が奴をかばうから」という江澄。

江宗主は「江澄、今の言葉のどこに非があると?」「分かりません」と俯く江澄。

「江おじさん、気にしないで。江澄もつい憎まれ口をたたいただけだ」ととりなす魏無羨。

魏無羨も立場が微妙で、気を遣うんだろうなぁ。魏無羨と江澄は仲良しだけれど、江宗主に可愛がられる魏無羨と、実の息子に厳しい江宗主。魏無羨のほうが自分よりも能力が優れていることは江澄にとっては自慢でもあり、コンプレックスにもなる、というか。

「腹が立っても口にしてはならぬことがある。言え雲夢江氏の家訓を理解していないも同然」と厳しい口調で言う江澄。

そこへ「そうね。阿澄に無理なら魏嬰が理解すればいい」と虞夫人が乗り込んできました。

「”成せぬを試みてこそ成せる”のおかげで面倒事を招くと分かりながら騒ぎを?」と言われ俯く魏無羨。

「なぜここへ?」と江宗主に聞かれたものだから「はっ!笑わせないで。私を責められるの?江宗主、覚えている?私も蓮花塢の主で、ここのあらゆる場所が私の縄張りだとね。そして、その2人のどちらが息子か」

「当然承知だ」「分かっているだけでどうなる?」押し黙る男性3人。

「魏嬰ときたら騒ぎを起こすばかりよ。外出を禁じるべきだったわ」

虞夫人がまくし立ててるシーンで、魏無羨が右手で左脇腹を押さえているんですが、江宗主が大丈夫か?という感じで魏無羨の太ももを叩いたので笑顔を見せる魏無羨というシーン。好きだなぁ。

「あの温晁でも姑蘇藍氏と蘭陵金氏の若君には手を出せない。たとえ、ひと悶着起きたとして魏嬰が英雄ぶること?言っておくわ。いつか魏嬰は必ず災いを持ち込むわよ」

「やめぬか」と立ち上がる江宗主。「こちらで話を」と虞夫人を部屋から連れ出そうとしますが「どこへ連れて行くの。ここで話すわよ。恥じることはない。江澄、来なさい」と。

自分の側に来た江澄の腕を引っ張り、「江宗主、言わせてもらうわ。よく見るのよ。蓮花塢の未来の主である我が子の姿を。私が生んだから気に食わずとも、あなたの実の子よ。噂を知らないとは言わせないわ。”江宗主は何年も某散人を忘れられず忘れ形見を我が子と見なす”」

某散人とは、明らかに魏無羨の母親・蔵色散人のことですよね。切なそうに虞夫人を見つめる魏無羨。

「それどころか”魏嬰は江宗主の”」と言いかけた虞夫人に、さすがに堪忍袋の緒が切れる江宗主。

「虞紫鳶!」「江楓眠、声を荒げたら黙るとでも?分かっているのよ」「お前は」と言いかけて部屋を出ていく江宗主。

「まだ話は終わってない!」と追いかける虞夫人。

そんな両親を切なく見送る江澄。振り返って魏無羨を一瞬見ると、部屋を出ていきます。

慌てて靴をはいて追いかける魏無羨。

「江澄、江澄!聞こえてるなら返事しろ」「戻って寝てろ!」「寝てられるか。あんなでたらめ信じるなよ」

「どんなでたらめだ」「離せば口が汚れてしまう」(つまりは、魏無羨が江宗主と蔵色散人の子供、という噂があるってことですかね)

ずんずん歩いていってしまう江澄に「待てよ。自分の両親くらい分かる。勝手に憶測されてたまるか」

ようやく江澄を掴まえることができる魏無羨。

江澄の腕を掴みながら「よく聞け。話があるなら全部ぶちまけてくれ。お前は江おじさんの息子で未来の家主だ。おじさんも厳しくて当然だろ。でも俺は違う。別の家の子で両親はおじさんの友達だ。おじさんも俺には遠慮する。それは分かるよな?」と江澄の肩を抱く魏無羨。

あぁ、どっちも立場が切ない。

「厳格というより嫌いなのさ」と軽く魏無羨を押し返す江澄。

「実の息子を嫌うわけないだろ。誤解するな。噂を流す奴はボコボコに殴ってやる」「誤解じゃない。母上と私を嫌っている。こんな性格の私を後継者にしたくはないのだ。家訓も分からず気骨もないからな。そうとも。お前は藍忘機と共に屠戮玄武を倒した。だが私は?」

江澄の隣に座る魏無羨。ぺったりくっついて座ります。

「私とて何日も奔走して少しも休んでいない」「家訓が何だよ。誰が家訓を必ず守れと言った。姑蘇藍氏の家訓は3000条以上だぞ。守ってたら死んじまう。それに家主は必ず家訓を守れなんて誰が決めたんだよ。雲夢の歴代の家主が全員同じわけがない。姑蘇藍氏にも藍翼のような家主がいたけど誰が実力を否定した?藍氏の中で藍翼を軽んじ弦殺術を認めない奴が?」

江澄の顔をのぞきこみつつ、また肩を抱く魏無羨。

「だからバカなことは考えるな。お前が家主になれば俺は配下。お互いの父親のようにな」

ようやく魏無羨の顔を見る江澄。

「姑蘇の双璧が何だ。雲夢は双傑だぞ。お前を認めないなんて俺が許さない。異論のある奴は俺が仕置きしてやる」「その体で偉そうに」と肘で軽く魏無羨を小突く江澄。

軽く咳き込みつつ「お前って奴は」という魏無羨に、「痛いだろ。英雄ぶるからだ。少しは懲りるんだな」「あの状況で仕方ないだろ」

しばしの沈黙。

「江澄、また奴らと会うことに?」「…知るかよ」

 

アニメで、この先の展開を知っているだけに。だけに、今回も切なかったです。嵐の前の静けさ、というか。

そして江澄って不器用というか、プレゼンが下手というか。魏無羨が持つ天性の人たらし(いい意味で)な部分を少し分けてあげて欲しいぐらい。真面目で、考えすぎちゃってる部分があるような。

優しい子だし、頑張りやさんなのになぁ。実の父親からは頼りないと思われてるんだろうなぁ、とか。母親からも不甲斐ないって思われてるんだろうなぁ、って自分で自分のハードルあげちゃってて。はぁ……江澄、幸せになって欲しい。

 

相関図、用語など

相関図

顔写真付きの相関図が公式ホームページにあります。ありがたい!!

用語

陰虎符(いんこふ) 夷陵老祖(いりょうろうそ)の魏無羨が発明。邪悪なものらしい。皆、こぞって欲しがる。でも”不夜天の戦い”で破壊されたらしい。
禁言術(きんげんじゅつ) この術をかけられると、喋ることができなくなる。害はなく抵抗しなければ自然と解けるらしい。
仙門(せんもん) 妖魔などを退治する仙師(せんし)たちが属する。仙師たちは、それぞれ属する仙門があるらしい。
舍身呪(しゃしんしゅう)

血で陣を描き、自分の命と引き換えに邪神などを再び世に復活させる術っぽい。

舍身呪によって蘇った者は、自分を蘇らせた人物の願い(復讐)を叶えること。1つの傷につき1人の命。傷の本数分だけ復讐することが出来なければ、その傷は永遠に癒えない。

アニメ『魔道祖師』では”献舍(けんしゃ)の術”と呼ばれていました。

召陰旗(しょういんき) 魏無羨が発明した。召陰旗のエサは人の気(き)だとアニメでは説明されていました。この旗を持っていると、邪祟の標的になってしまう。
奪舎(だっしゃ) 他人の体に自分の魂を移すこと。つまり無理やり体を乗っ取ることですね。舎身呪とは違う、と。
風邪盤(ふうじゃばん) 食魂獣(しょっこんじゅう)や食魂殺などがいる方角を教えてくれるっぽい。
問霊(もんれい) 姑蘇藍氏に存在した秘伝の技。琴を弾くことで先人と交流できるんだとか。

 

五大世家(ごだいせいか)

仙門のなかでも優れている5つの仙門。

最初の2文字・雲夢、姑蘇、蘭陵、清河、岐山はすべて地名。

江、藍、金、聶、温は、すべて名字。

  ホームグラウンド 家  紋
雲夢江氏(うんむジャンし) 雲夢・蓮花塢(れんかう) 蓮の花
姑蘇藍氏(こそランし) 姑蘇・雲深不知処(うんしんふちしょ) 雲紋
蘭陵金氏(らんりょうジンし) 蘭陵・金麟台(きんりんだい) 牡丹・金星雪浪
清河聶氏(せいがニエし) 清河・不浄世 獣頭
岐山温氏(きざんウェンし) 岐山・不夜天 太陽

 

『陳情令』全50話ネタバレ記事を書こうと挑戦中です

半年ぐらいかかりそうです。その前に、記事を書かずにドラマだけ全話見てしまいそう……。

中国ドラマ『陳情令』第1話「目覚め」ネタバレとか用語とか感想とか
中国ドラマ『陳情令』第2話「再びの大梵山」ネタバレとか用語とか感想とか
中国ドラマ『陳情令』第3話「運命の邂逅」ネタバレとか用語とか感想とか
中国ドラマ『陳情令』第4話「異端の仙師」ネタバレとか用語とか感想とか
中国ドラマ『陳情令』第5話「湖の怪」ネタバレとか用語とか感想とか
中国ドラマ『陳情令』第6話「志の継承」ネタバレとか用語とか感想とか
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中国ドラマ『陳情令』第12話「静粛の始まり」ネタバレとか用語とか感想とか
中国ドラマ『陳情令』第13話「二人だけの夜」ネタバレとか用語とか感想とか

 

原作

電子書籍で購入しようかなぁ、と思っています。

 

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うさかめ
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