2010年に日韓共同制作されたドラマ『赤と黒』。第16話をネタバレしつつ感想を書きたいと思います。
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Contents
あらすじ
貧しいながらも両親の愛情を一身に受け育ってきたゴヌク。ある日突然、ヘシングループの後継者として育てるべく会長夫妻の元へと行くことに。大切に育てられるも、DNA鑑定で会長の子供ではなかったことが判明し、着の身着のまま追い出されてしまう。
数十年後。
会長の末娘モネは婚約をしているが、偶然会ったゴヌクに惹かれていき……。モネの姉・テラは最初からゴヌクを怪しみモネから遠ざけようとしていた。モネの父親はゴヌクに仕事を持ちかけ、息子ホン・テソンを日本から韓国に連れ戻したゴヌクの手腕に感心し社員としてヘシン建設に入社させる。
ゴヌクに代わりホン・テソンとして育てられたテソン。家族との関係性、特に母親との関係性に絶望を感じている。日本で知り合ったジェインに特別な感情を抱くように。
モネの美術の家庭教師をつとめたジェインは、ホン・テソンとの玉の輿結婚を狙っている。
主な登場人物
役 名 | 役どころ | 俳優さん |
ゴヌク | 育ててくれた両親から引き剥がし、自分に酷い仕打ちをしたヘシングループ会長一族へ復讐をしようとしている | キム・ナムギル |
モネ | ヘシングループ会長の末娘 | チョン・ソミン |
テラ | ヘシングループ会長の長女 | オ・ヨンス |
テソン | ヘシングループ会長の二男。ただし、正妻の子ではない | キム・ジェウク |
ジェイン | モネの家庭教師をつとめたこともある。貧しい暮らしから抜け出す結婚を夢見ているところもある | ハン・ガイン |
第16話『明かされた真実』ネタバレしつつ感想
シム・ゴヌク | 命を狙われ、現在行方不明中。 |
ムン・ジェイン | アートコンサルタント。貧しい暮らしから抜け出そうとホン・テソンとの結婚を狙っていたが…。 |
ホン・モネ | ジェインと知り合い。ゴヌクのことが好きだったが姉とゴヌクの関係に気づき失意のまま海外へ。 |
ホン・テラ | モネの姉。妹を狙うゴヌクを警戒していたが自分が恋に落ちてしまう。離婚しゴヌクとの再婚を考えている。 |
ソダム | モネの姪っ子ちゃん。ゴヌクを「天使のおじさん」と呼ぶ。 |
ホン・テソン | モネの2番目の兄。ただし母親が違う。ジェインの優しさに惹かれている。 |
ホン・ジョンス | テラやモネの父親。ヘシングループ会長。現在、意識不明で入院中。 |
シン・ミョンオン | テラやモネの母親。ギャラリーのオーナー。 |
ホン・テギュン | テラやモネの兄。株価操作疑惑でアメリカに左遷されるも、事故死。 |
チェ・ソニョン | ホン・テソンの恋人。ビルから飛び降り自殺。 |
クァク班長 | ソニョンの死因を部下のイ刑事と捜査中。甘いものが好きみたい。 |
イ刑事 | ソニョンの死因を捜査中。当初は捜査に熱の入らない様子でしたが、最近はやる気をだしています。 |
ムン・ウォニン | ムン・ジェインの妹で高校生ながらにタバコもビールの味も知ってる子。ゴヌクが自分の姉と結婚してくれればいいな、と思っている。 |
病院
ゴヌクの過去を班長から教えてもらうジェイン。ゴヌクは子供の時、会長の家に間違って養子に迎えられ容赦なく追い出されたこと。そこで背中に傷を負ったこと。ソニョンはホン・テソンのせいで死んだこと。
そして、ゴヌクがなぜあんなにヘシンを憎んでいたのか。何があっても最後まで自分を信じてくれ、と言ったのか。
ギャラリーディディン
捨てても戻ってくるライター。誰の仕業なのか考える夫人。
病院
先生と新米看護師さんが揉めています。先生は、ゴヌクが搬送された日は事故患者はいなかった、と言います。自分はそんな患者は診ていない、というし、新米看護師さんはメガネも髪型も先生そっくりだった、のにと。実際、書類にサインをしたのは明らかにその先生ではなかったようです。
班長はジェインに電話をし、最近ゴヌクに変わった様子はなかったか?と。殺されたのかもしれない、と言い出します。
シン夫人はゴヌクの正体を知っていたようだから、ヘシングループの誰かが関わっている可能性がある、と。
会社
ゴヌクの旅行先をテラに聞きに行くジェイン。みんなでゴヌクを消す計画でも?と問い詰めます。
ゴヌクが追い出された子?それは初耳だわ、ととぼけるテラ。いくらテソンと付き合っていても、家族のことに口を出すのは早いのでは?というテラ。
ジェインは「ゴヌクは死んだそうです」と。そして遺体も行方不明だ、というジェイン。さすがに驚くテラ。
そしてテラは母親の元へ。そこにはライターの件で呼び出されたキム室長が。うかつにもゴヌクを消したことを話しています。そこへ踏み込むテラ。
母はゴヌクが行方不明になったこととは無関係なのか?と。すると、会社の人間が事故にあったから夫人が対策したのだ、と答えるキム室長。
会社
ぼーっとしているジェイン。テソンにはモネから荷物が届いたようです。
ファミリープルコギのチャンからテソンへ電話が入ります。(チャンさんって、あの元アクション監督です)。へー、お店の名前はファミリープルコギなんですね!お店の名前らしきものは今まで何度か映ったのですが私はハングルが解読できず。
そして、ゴヌクから連絡がないので何か知ってるのではないかとテソンへ電話したチャンに対し「連絡がないなら連絡してくるな」と電話を切ってしまうテソン。
空き部屋
ジェインに車も空き部屋も提供したいというテソン。色々してあげたいんだ、と。急にこんなことをされて、警戒するジェイン。
最近ジェインが変なのはゴヌクのせいか?と問うテソン。ジェインは、ゴヌクが”追い出されたテソン”であることを教えます。そもそも、なぜ知っているのか?と。
そして班長の言葉を、ゴヌクの言葉を思い出すテソン。ゴヌクが自分を殺そうとしたんじゃないかと疑ってた自分。人を信用するな、というゴヌクの言葉。
病室
ゴヌク、動いたと思ったら、様子が変です。あの、できる、ゴヌクが、いない。
今度は会長の病室。テソンが意識不明の父親に話しかけています。ゴヌクは自分にすべてを奪われ、姉貴としたっていたソニョンも奪われ、なのに自分を手伝ってくれた、と。自分を殴るなり殺すなりすればいいのに何を考えている、と。
ちょ、うしろで、お父さんが動いてますよー!!
そこへテラもお見舞いに来ます。
ゴヌクの望みを知っているか?とテラに問います。そして、今もゴヌクを愛してるのか?と。ええ、今も愛してる。復讐のためでも、ヘシンを奪う目的でも構わない、と答えるテラ。
おとーさんの、ゆび、がー!
テラがようやく気づきました。お父さん、とテソンと2人で呼びかけます。意識を取り戻しました!お父さん、早く、真実を、話して!!
ゴヌクの自宅
シャツ一枚でテソンに追い出された時にゴヌクが履かせてくれた靴を整え、テラが落としていったゴヌクと自分の写真を拾い上げ、早く戻ってきて、と泣くジェイン。
会長宅
無事に退院できたようで車椅子に乗る会長。テラと自分でヘシンを守るから、という夫人。
そこへ現れるゴヌクの子供時代の姿の幻影。大声でウン部長を呼びます。ずーーーっと何も言わない会長。
テラの職場
テラはゴヌクの行方を探しているようです。そこへ荷物が届きます。入っていたのはボイスレコーダー。
母親の声で、キム室長にゴヌク殺害を命じる声が録音されていました。同じものが、夫人にも届いたようです。なんとしてでもゴヌクを探し出せ!彼は生きている!と誰かに命じています。
テラはボイスレコーダーを持って、どこかへ。と思ったら母親のところでした。キム室長に殺害を命じたんでしょ?と。そして自分が一番多くのものを失ったのだ、と。自分が一番彼を憎んでいる、と。
そんな娘に、いちばん大事なのはヘシンだ、という母親。
ジェインは辞表をゴヌクの机の上に。そこへ班長からゴヌクが見つかった、という連絡が入り、班長とジェインはゴヌクの元へ向かいます。
うなされるゴヌク。記憶も繋がっていないようで、怯えています。
病室に入ってくるジェイン。でもジェインのことはわからないようで、ジェインの髪をひっぱってきます。なぜ、全部話してくれなかったのか、と泣くジェイン。
ペンがでない、というゴヌクにあの万年筆を渡すジェイン。放り出すゴヌク。ジェインに向かい「母さん、泣いてるの?」と。抱きしめるジェイン。「母さんは泣いてないわ、私の坊や」。
ゴヌクの様子を病院の人に聞く班長。ゴヌクは交通事故でかなり出血していたものの命に別状は無く、頭部の怪我も軽かった、と。ただ精神的なショックで、今のような状態なのだ、と。家族の方が精密検査を希望されたので別の病院に移ります、と。
家族とは?って、後ろにー、班長、後ろにー。いつもゴヌクに調査報告していた、あの人がー。
ジェインの自宅近く
ジェインを待ち伏せしていたテソン。退職届を返す、と。
ジェインはゴヌクの側にいたい、と。でもゴヌクが急に消えたから会いたくなっただけだけだ、というテソン。
ゴヌクはテソンを傷つけ、自分はゴヌクを傷つけた、だから彼には自分が必要だ、と。
諦めきれないというテソンに、好きにならないでというジェイン。
ソニョンの時は、彼女が傷つくと思って遠ざけた。本当は自分に掴まえていて欲しかったはずなのに、できなかった。だから、もし別の誰かを愛せたら絶対離さずに何でもしてやろうと思ったのに諦めろと?と。
テソン、諦めてくれ。頼む、と念じる私。
ジェインを抱きしめていた腕を力なくほどくテソン。
テソン、頼む。変なことはしないでくれ。
会長宅
会長は相変わらず無口です。そして、一点を見つめています。そして、急に夫人の首を掴むのです。そして床に倒れ込む会長。
ジェインの自宅
時計しないの?という妹。それ、テソンからもらった時計だからー。
ゴヌク推しの妹は姉がゴヌクを選ぶのが嬉しそうです。そして、ゴヌクの血液型はAB型だそうです。なぜか納得する私。
会長選挙
テソンとテラ、どっちが会長になるか選挙が行われ同数でした。が、モネからの委任状によりテソンが次期会長と決まりました。テソンにモネから荷物が届いていましたが、あれは委任状だったようですね。
案の定、大絶叫の母親。
そして、テソンには最初から相続を受ける権利がない、と言い出す夫人。会長の子じゃないから、と。
DNA鑑定の結果があるそうですよ。とりあえず、会長専任は次回に持ち越し、となり閉会。
DNA鑑定鑑定書をみると、不一致の文字。
本物のテソンは20年前に死んだ、という母親。随分捜したけれど、見つけたときには、すでに死んでしまっていたそうです。それを知りながら、他人の子を、しかも2人の子を養子にしたなんて。2人の人生を狂わせたのに……。
テラは、家族の崩壊は母さんのせいよ。疲れたわ、と。そしてテラは会長の座は母親に譲る、といって部屋を出ていきます。
テソンの自宅
呆然と床に座っているテソン。
病室でご飯を食べているゴヌク。自宅でご飯を食べているジェイン。ゴヌクにご飯を作ってあげたときのことを思い出します。
ゴヌクの部屋へ行き、食材を冷蔵庫へ仕舞うジェイン。
夫人の実家
心を病んでいるがゴヌクは生きている、と報告を受ける夫人。でも、もとに戻ったら困るから、とゴヌクを消すように命令します。
テソンは、せめて父親の世話をしたいといいますが母親は許さないようです。テソンは、ここまで育ててくれたのに身勝手だった、気づくのが遅かったよ、と母親に謝ります。
なんで、君が、謝るんだよっ。謝るのは、目の前の、そいつの方なのにーーーー!
自分が誰からも愛されない、家族として認められないのは分かっていた、と。前のテソンがいたから仕方ないと思って待っていた、と。
父さんは愛したわ、と。今までで母親からもらった一番温かい言葉だ、と。一筋の涙を流して去っていくテソン。
おじいちゃんに歌を歌っているソダム。
気持ちを整理して別の道を進む、というテソン。それを黙って見つめる会長。
ジェインの自宅
お弁当を作っているジェイン。ゴヌクのところへ行くのかな?
テソンが待ち伏せしていて、ゴヌクのところへ一緒に行きたい、と。あいつに話がある、と。ジェインは、彼が本当のホン・テソンじゃないこと知ってるのかな??
会長の席に座り、会長の座はテラかモネに譲る、と。「結果が良ければ、過程は関係ない」と言っていた自分の父親に語りかけているようです。必ず会長の座を守る、と。
そして、ゴヌクの命を再び狙う実行犯から電話が。確実に処理して、と。
そしてそして、その彼の後ろからテソンとジェインが到着。
寝ているゴヌク。暗殺者の足音に目を覚まします。ってか、このゴヌクの目、あれ?
ジェインとテソンが病室へ到着すると、ゴヌクはいないのでした。会長夫人がギャラリーへ戻ると、自分の席に座っている男性の後ろ姿が、こ、これは。
いよいよ、次回、最終回!!!
各話ごとの流れとネタバレしつつ感想を書いています。
第1話 | 天使の羽 |
---|---|
第2話 | 復讐の始まり |
第3話 | 恋病み(こいやみ) |
第4話 | 日本へ |
第5話 | 二人のテソン |
第6話 | ガラスの仮面 |
第7話 | 愛と憎しみ |
第8話 | 墓前の誓い |
第9話 | 仮装ゲーム |
第10話 | モネの家出 |
第11話 | 傷あと |
第12話 | 亀裂 |
第13話 | 告白 |
第14話 | DNA鑑定 |
第15話 | ゴヌク遭難 |
第16話 | 明かされた真実 |
第17話 | 天国か 地獄か |