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中国ドラマ『陳情令』第18話「ずっと三人で」ネタバレとか用語とか感想とか

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温逐流(ウェン・ジューリウ)によって江澄(ジャン・チョン)の金丹は失われてしまいました。

今までの修行の成果も、両親の敵を討つことも叶わないと嘆く江澄(ジャン・チョン)のために、必死に方法を探る魏無羨。

どんな方法を見つけたのでしょうか?

 

アニメについては、アニメ『魔道祖師』前塵編 第1話「禁断の召喚」を見始めたら、一時停止ばかりしてた話から羨雲編まで全話ネタバレを書いています。

 

よし。全50話、頑張って見てみよう。

 

公式ホームページ、公式ツイッター

 

 

登場人物

魏無羨(ウェイ・ウーシエン) 雲夢江氏(うんむジャンし)に引き取られ育てられる。江澄の兄弟子。温晁に目をつけられてしまう。
江澄(ジャン・チョン) 雲夢江氏。宗主の息子。
江厭離(ジャン・イエンリー) 江宗主との娘。江澄の姉。魏無羨からは師姉と呼ばれている。
温若寒(ウェン・ルオハン) 温氏の宗主であり、各仙門を統括する仙督の地位についている。
温晁(ウェン・チャオ) 温若寒の息子。手柄を立て父親に認められたいと必死。
温逐流(ウェン・ジューリウ) 温晁の部下。
王霊嬌(ワン・リンジャオ) 温晁の正室の侍女だったが、色目を使って温晁の愛人に。
温寧(ウェン・ニン) 魏無羨に命を救われ、その恩返しをしたいと思っている。
温情(ウェン・チン) 温寧の姉。その医術の腕は温若寒も認めている。
薛洋(シュエ・ヤン) 温若寒に頼まれて陰鉄を探している。自分自身は陰鉄には興味がない(と言っている)。現在、行方不明中。
宋嵐(ソン・ラン) 薛洋を櫟陽(れきよう)で捕まえる時に魏無羨たちと協力した。

 

第18話までで分かったこと

 

  当時最強の国師・薛重亥(シュエ・チョンハイ)が陰鉄に怨念を吸わせ人々を犠牲にする。また妖獣・屠戮玄武(とりくげんぶ)を操り仙門の宗派を虐殺した。そこで五大世家が協力して薛重亥を倒す。
  陰鉄を四分割して霊脈の豊かな地に隠し、後世に陰鉄を伝えないよう五大世家で決める。
  藍啓仁(ラン・チーレン)と魏無羨の母親・蔵色散人は学友だった。
  姑蘇藍氏で唯一の女性宗主・藍翼は陰鉄を浄化し、藍氏の門派を広げるために利用しようと考えるも浄化できず自身も深手を追う。藍翼と魏無羨の母親・蔵色散人も知己。
  4歳で両親をなくした魏無羨(ウェイ・ウーシエン)を雲夢江氏(うんむジャンし)が引き取って育てる。
  舞天女に埋まっていた隕鉄を温若寒が取り出したせいで舞天女が人間の霊識を吸うようになってしまった。霊識を座れた温情の弟は病気になってしまった。
  姑蘇藍氏で行われる座学に参加するため魏無羨、江澄たちは姑蘇へ。そこで魏無羨と藍忘機が出会う。
  各世家の弟子が誘拐される事件が頻発。どうやら術をかけて傀儡にしようとしている人物がいるらしい。
  姑蘇藍氏で行われる座学に岐山温氏が参加。温氏の本当の目的は姑蘇藍氏が持っている陰鉄を探すこと。
  碧霊湖にでる”水の怪”を藍氏双璧、魏無羨、江澄たちでやっつける。
  破壊し隠蔽したはずの陰鉄の欠片が、誰かによって利用されようとしていることが姑蘇藍氏、雲夢江氏の宗主たちに分かる。誰か、って温若寒(ウェン・ルオハン)なんですけどね。
  座学を終え蓮花塢へ帰るはずだった魏無羨。しかし藍忘機を追って一緒に陰鉄を探す旅にでる。
  魏無羨と藍忘機が大梵山の舞天女を封じた。ちなみに聶懐桑もいたが、見ていただけだった。
  清河聶氏の本拠地へ行く魏無羨たち。陰鉄を持って姑蘇へ帰った藍忘機と入れ替わるように、温晁たちが清河聶氏の本拠地を襲う。薛洋が逃亡。孟瑶も清河聶氏を追われる。
  温氏が姑蘇藍氏を焼き討ちにする。仙門の弟子たちが温氏の訓学に無理やり参加させられる。
  暮渓山の洞窟に住む妖獣を倒す魏無羨と藍忘機。四大世家と温氏との対立が決定的になる。
  温氏の王霊嬌(ワン・リンジャオ)が蓮花塢へ乗り込んできて魏無羨の右腕を切り落とすこと、蓮花塢を観察寮にすることを勝手に宣言。虞夫人を激怒させる。温氏vs江氏になるも江氏は宗主をはじめほぼ滅亡寸前まで追い込まれてしまう。
  魏無羨(ウェイ・ウーシエン)が大勢を敵に回したせいで雲夢江氏は滅亡寸前になる。
16年前 魏無羨(ウェイ・ウーシエン)=夷陵老祖(いりょうろうそ)死去。殺したのは雲夢江氏(うんむジャンし)。遺体は見つかっていない。
現在

莫玄羽(モー・シュエンユー)は13歳から数年間、蘭陵金氏(らんりょうジンし)で過ごしたが結局我が子と認知されず莫家に戻ってきている。

莫家に戻ってくると顔を塗りたくったり、仮面を着けたりしはじめた。

 

莫玄羽は自分の恨みを果たすため、魏無羨を召喚し自身は命を落とす。左腕に4本の傷を残すことで、4人の命を奪うよう魏無羨にお願いする。

安らかに死んでいたはずの魏無羨、いきなり莫玄羽として生きることになる=復讐を依頼されちゃうし、目覚めた途端に蹴られるし、いきなり色々と大変。

  莫家のお祓いをするため、姑蘇藍氏の仙師たち8名が到着。
  邪祟を呼び込む旗を盗んだ莫子淵(モー・ユーズエン)が邪祟に取り憑かれて暴れる。次に取り憑かれたのは父親、下僕の阿童、そして母親までもが取り憑かれる。
  魏無羨は自分だとばれないように莫玄羽を装いながら、密かに藍氏の仙師たちをアシストしつつ邪祟を倒すのを手伝う。
  金凌が、自分の師姉・江厭離の息子であることを知る魏無羨。しかし江厭離は魏無羨に恩を仇で返され死んでしまったらしい?金凌の父親も魏無羨のせいで死んでしまった??

 

第18話「ずっと三人で」の流れ

医書のある部屋

一生懸命に医書を読み続けた魏無羨は、ついに金丹の再生方法について探し当てたようです。

「分かるだろ。江澄(ジャン・チョン)は負けず嫌いで損得を重んじる。修行の成果は命も同然。何の変哲もない普通の人間になれば人生終わりだ」

「でもあなたは?」と怒ったように聞く温情。

弟も姉に手助けして欲しいと願います。

しばらく考えた温情。「可能性は5割よ」「5割でも十分だ。半々だろ」

これで江澄が助かると嬉しそうな温情。

泣き出しそうな温情に「ありがとう」という魏無羨。

雉狩りをしている魏無羨。

何か不穏な気配を感じ、草深い山道を進み始めます。すると、男性が一人倒れているのを発見。

それは宋嵐(ソン・ラン)でした。

えーっと…どなた様でしたっけ?

あ。第10話で薛洋(シュエ・ヤン)を捕まえた時にいた人か!

魏無羨たちは薛洋を連れて清河へ向い、宋嵐と暁星塵(シャオ・シンチェン)とは別れたんでした。

どうやら宋嵐(は目を怪我しているようで包帯をしています。

夷陵の観察寮

温情が宋嵐(ソン・ラン)を治療したところ、数日で目は回復するそうです

良かった、良かった。

数ヶ月前、自分の師匠が誕生日なのでお祝いするため白雪(はくせつ)閣へ戻った宋嵐。

しかし弟子たちはすべて殺害され、師匠も虫の息でした。

師匠は「奴に気をつけよ」と宋嵐に告げます。奴というのは、なんと薛洋(シュエ・ヤン)でした。

どこかで見ていたのか走り寄ってくると、宋嵐に向かい白い粉を投げつけます。痛みに苦しむ宋嵐に笑いながら「暁星塵(シャオ・シンチェン)に伝えよ。俺からの贈り物だとな」と。

暁星塵は、彼の師匠である抱山散人(ほうざんさんじん)のところへ宋嵐を連れていき目を治すと言ったようです。

抱山散人というのは死者を蘇らせることもできる伝説の隠逸(いんいつ)仙師なんだそうです。抱山散人は魏無羨の母親の師匠でもありますね。

宋嵐は暁星塵と夷陵に来たけれど気を失ってしまい、魏無羨に助けられたんだとか。

魏無羨は自分は抱山散人の居場所を知っているから、江澄も治せる、といって江厭離(ジャン・イエンリー)を安心させます。

江澄の部屋

江澄(ジャン・チョン)に刺されている根銀(こんぎん)針を抜いてあげる魏無羨。ほどなく江澄が目覚めました。

持ってきた食事を食べ始める魏無羨。江澄が目を覚ましたのが分かったようです、後ろ向いてたのに!

「目覚めたら飯でも食え」という魏無羨。

反応がないので「江澄、そんなに死にたいか?」と聞くと、敵討ちもできないなら死ぬし、そうすれば怨霊になれるかも、という江澄。

「幼い頃、安魂礼(あんこんれい)を受けたから死んでも怨霊にはならない」

安魂礼(あんこんれい)というのは、死後、悪霊化を防ぐ儀式のことだそうです。

死んでも敵は討てないなら、生死に何の違いがあるのか、と。

「だけど体力も回復しないで、金丹を取り戻せるか?」

???という顔をする江澄。

「そうさ、聞き間違えじゃない。確かに言った”金丹を取り戻す”と」

自分の母親である蔵色散人(ぞうしきさんじん)は抱山散人の弟子で、抱山散人は何百年も生きてる伝説の人。死者を生き返らせる。自分はどの山に抱山散人がいるかも分かっているという魏無羨。

驚いてベッドから降りてきた江澄に、まずはご飯を食べないと教えないといいます。一生懸命にご飯を食べ始める江澄。素直で可愛い。

今日行こうという江澄に、まずは姉上の落ち着き先を決めること、それから抱山散人のいる山には禁忌がたくさんあるから明日だ、という魏無羨。

山に登ってからはあたりを見回したりせず、山の景色や相手を見ないこと。相手から何者かと尋ねられたら蔵色散人の子(つまり魏無羨になりすます)と言うこと、傷の具合などについては正直に答えること。そして、このことは自分と江澄だけの秘密だと。

魏無羨に何を言われても”分かった”と答える素直な江澄。

 

夜になり、温情の元を訪ねる魏無羨。

宋嵐(ソン・ラン)も順調に回復しているので、視力が戻ったらすぐここを去ること。また宋嵐に頼んで姉上を金氏へ送り届けてもらい藍湛と合流させるとも。

本を読む手が一瞬止まる温情。

魏無羨は、1日眠らせるほどの量の安神(あんしん)粉が欲しいと温情に頼みます。

すぐに差し出す温情。きっと欲しがるだろうと思っていたのねぇ。

お礼を言って部屋を出ようとする魏無羨に「万一、彼が知ったらどうする気?」

「万一はない。知られるものか」

「そうかしら。今はともかく一生隠せると?」

「同じことが温寧(温情の弟)に起これば君も俺と同じ道を選ぶはずだ」少しだけ微笑むと部屋を出ていきました。

江澄(ジャン・チョン)の部屋

姉上が江澄の看病をしています。

しかし疲れもありふらついてしまったところを支える魏無羨。

「師姉」と言いかけると、シーーっとされちゃう魏無羨。いま、寝ついたばかりなんですって。

「十分寝ただろ」って拗ねる魏無羨。「阿羨」「分かったよ。小声ならいいでしょ?」

くっ。可愛い。

そして座って話すことにした2人。

温情からよく眠れるお香をもらった、と安神(あんしん)粉を手渡しました。さっそくお香の器に入れる姉上。

午後はどこにいたのか?ご飯は食べたのか?と心配する姉上。

魏無羨は「師姉、この香りって…」と机の上にあった小鍋の蓋を開けました。魏無羨の大好きな蓮根と骨付き肉の汁物だったようです。

残しておいたのよ、とよそってくれる姉上。

雲夢ほどいい材料がないから味が違うかも、という姉上に「おいしそう。覚えてる?初めてこの汁物をつくってくれた時を」と聞く魏無羨。

江宗主が魏無羨を引き取ったばかりの頃だそうです。

「そうだよ。初めて蓮花塢に来て俺はおびえてたっけ。特に江澄の飼ってた犬が怖くて。師姉、江澄は昔からあの調子だったな」

回想・蓮花塢

「腹が立つ!なぜさ!なぜだよ!なぜ僕の犬を人にあげちゃったのさ!」と怒りながら物を壁に投げつけている子供の頃の江澄。

えーーーー!あげちゃった?!

「ひどすぎるじゃないか!」

ひどすぎるよ!!それは、ひどいよ!私も犬を飼っていたので、思わずおチビちゃん江澄の気持ちになってしまいました。

「どうしてなんだよーーー!」

その声を外で聞いているおチビちゃん魏無羨と、江宗主。ってか、魏無羨と宗主は手をつないでますね。

宗主は魏無羨の側にしゃがむと「阿羨(アーシェン)怖くないぞ。阿澄(アーチョン)はいい子だ。数日で機嫌も直る」

いや、そういう問題じゃない。そういう問題じゃないですよ、宗主。

「迷惑をかけてごめんなさい」と謝る魏無羨。「阿羨、自分に非がなければ謝ることはないのだぞ。よいな?」

しっかりと毛布を抱えつつ、うんとうなずく魏無羨。

いやぁ、ここまで江宗主好きだったんだけどなぁ。ちょっと、これは個人的に許せないなぁ。あげなくてもいいじゃない。魏無羨に近づけないようにすればいいんだし。自分の子供が大切にしている犬をあげるって……いくら、次期宗主で厳しく育てなくちゃいけないんだとしても。と、もう故人になってしまっている宗主のことを悪く言っちゃだめですかね。

その様子を、こっそり見ている姉上。

でも魏無羨は部屋には入りづらいようです。

しばらく外に居たようですが寒くなり部屋の扉を叩きます。

「師兄(しけい)だよ、眠るから入れてくれる?」という魏無羨に、部屋の扉を中から押さえながら「誰が師兄だ。僕の妃妃(フェイフェイ)や小愛(シャオアイ)を返せ!お前が犬を怖がるから僕が犬を手放すのか?ここは僕の家なんだぞ。なぜお前が住む?」

あー。江澄が蓮花塢を”自分の家”と表現したときありましたよね。

「観察寮だと?ここは私の家だ!」と叫んだ第15話で。自分の居場所である大切な家が、誰かに奪われるって特に子供にとっては辛いだろうなぁ。自分は宗主の子供なのに、よそから来た子のために犬も遠ざけられ、居場所ももしかしたら奪われるかも、ってなりますよねぇ。江澄……。魏無羨は悪くないんだけど。

「お前なんか出ていけ!犬に噛ませてやる!」そういって魏無羨の布団を外に投げ出す江澄。

「出ていくよ、犬はやめて」と逃げ出す魏無羨。「戻ってくるな!」と扉を閉める江澄。

森の中

姉上が魏無羨を探しています。

木の上にしがみついている魏無羨を発見し近づいていきます。

「阿羨、なぜ木に登ってるの?隠れても無駄よ。履物だって落ちてる」「僕の履物が」「早く下りて帰ろう」「嫌だ、犬がいるから下りないよ」「犬なんていないわ。阿澄の嘘よ。ずっと登ってる気?手が痺れてしまうわ。早く下りたら?」「戻っていいよ。落ちたりしない」

そう言って、もっと上へと登ろうとした魏無羨でしたが足が滑り地面へと落下してしまいます。

「すごく痛いよ、脚が折れた」という魏無羨。「折れていないわ。動かないでおぶってあげる」「犬は来てないよね?」「いたら追い払うわ」「すごく痛いや」

魏無羨の靴を履かせてあげる姉上は「履物が足に合わない?」と聞くと「そんなことないよ」「少し大きいわ」「おじさんからの初めての贈り物なんだ」「寸法を直してあげる」「そんなこといいよ」

うっ。魏無羨、おじさん大好きだよね。

「阿澄に何を言われても気にしちゃダメよ。気の強い子で、いつも1人で遊んでる。大好きな犬たちを父上に取り上げられてすごくつらいだけ。本当は誰かそばに来てくれてうれしいのよ。さっきも阿羨が戻ってこないからと阿澄に起こされてね。それであなたを捜しにきたのよ」

すると、どこからか泣き声が。

江澄も魏無羨を捜しに来たけれど転んでおでこを擦りむいてしまったようです。

姉上は手巾で血を拭きながら「阿澄、泣かないで。なぜ1人で出てきたのよ。泣かないで」と。

「阿羨に何か言うことは?」「ごめんなさい」「気にしなくていいよ」「阿澄、まず阿羨の布団を」「もう拾ってきたよ」

なかなか泣き止まない江澄を立たせる姉上。照れたように頭をかく江澄。

♪かつての日に戻る 蓮塢(れんう)のほとり 碧潭(へきたん)に浮かび上がる面影

少年のよう 時は移りゆく はかない夢 幻ばかりを追いかけ 筆を執り 雲夢に託す故人の念

諦めきれず 笑って蒼天(そうてん)に問う 振り返れどいまだに色褪せず 別離なく

恨みなし 聞こえる?阿羨と呼ぶ声が ♪

 

江澄が灯りを持ち、姉の足元を照らしてあげます。

部屋に戻ってきた2人。魏無羨は「心配ないよ、江おじさんに言いつけたりしない。僕が突然木に登ってケガしたんだ」と江澄に話しかけます。

「僕も今度、犬を見たら追い払うよ」

そう言って握手を交わした二人。握手といっても、いわゆる西洋式ではないけれど。

♪夢はさめ いつの間にか 秋は深し 明滅する蛍の光 輝く月

そして、ふざけはじめる2人。

姉上は楽しそうな2人を見てそれでいいの」と。そして「夜作った汁物が残ってたわ。熱いうちに食べて」と。

「姉上の蓮根と骨付き肉の汁物は最高だよ」そう言って魏無羨の手を握り座らせる江澄。

そうかぁ、魏無羨にとってこの汁物は温かいお家に迎え入れられたときの思い出の味でもあるんですね。うう。

現在

「あの時の汁物の味は今でも覚えてる」

寝たふりを続けながら、江澄の目からは涙がこぼれています。

「阿羨。あなたと私、そして阿澄。私たち3人はずっと一緒にいるのよ。永遠に離れない」と魏無羨の手を握りながらいう姉上。

「うん、永遠に離れない」

 

姉上が机によりかかって寝てしまいました。

江澄も寝台からそっと下りてきます。

温情からもらった安神(あんしん)粉が効いたのでしょうか。

「香粉を嗅がせれば気づかれずに運び出せる」という魏無羨に、黙ってうなずく江澄。

観察寮の外

馬車の側で待っている宋嵐(ソン・ラン)。

魏無羨は姉上を馬車の中に寝かせます。

「姉上、金丹を取り戻したら蘭陵(らんりょう)へ迎えに行く」という江澄。

魏無羨は何も言わず、姉上を見つめると馬車の外へ。

「宋兄、姉が目覚めても何があろうと蘭陵へ連れて行ってくれ」とお願いする江澄。

「俺が勝手に決めたと責めるだろうな。きっと簡単には許してくれないはず」という魏無羨。

「今まで姉上が怒ったか?」と江澄に言われ、ちょっと笑って「そうだな」と答えます。

宋嵐は自分の命に替えても姉上を送り届けると約束してくれました。

そして、もし星塵(シンチェン)に会ったら「あの時は…」と言いかけますが、「まあよい」と言葉を飲み込みました。

去っていく馬車の中で一筋の涙を流す姉上。

ああ、分かっていたのですね。でも、さすがに魏無羨が何を考えているかまでは……。

 

そして江澄と魏無羨も旅立ちました。

堅苦しい挨拶を温情にして去ろうとする江澄。温情は魏無羨に、自分も同じことをされたらきっと許さないだろうからいいのだ、と庇います。

そして「本当にいいのね?」と。「迷いはない」という魏無羨。

江澄と魏無羨を見送りながら、そろいもそろって自分の命は顧みない、と思う温情。

 

蘭陵金氏の本拠地

「温氏を討伐し江氏の無念を晴らすぞ!」と叫ぶ人々。

ナレーション「雲夢江氏の惨劇により各仙門の温氏討伐はついに口火を切った。三大世家は共同で決起。これを”射日の征戦(しゃじつのせいせん)”と呼んだ」

清河を取り戻す聶宗主。

倒れた温氏の旗を踏みつける白い着物の、こ、これは?!

藍忘機!!藍忘機!!久しぶり過ぎる!!

抱山散人(ほうざんさんじん)の居場所を求めて山をのぼる魏無羨と江澄。

そして、ここから先は1人で行くようにいう魏無羨。江澄に目隠しをすると、ふもとの町で待っていると告げます。

「江澄!最後の機会だ。二度と無茶はするなよ」と叫ぶ魏無羨に、後ろ手に手を振る江澄。

絶対に目を開けないこと、山に猛獣はいないこと、ゆっくり歩いて倒れても目隠しは取ってはいけないこと、好奇心を持たず何があっても自分は魏無羨だと言うことなどを予め言っておいたようです。

枝を杖代わりにし、手探りで恐る恐る前に進む江澄。

すると鐘の鳴る音が聞こえてきました。

「立ち止まれ」という女性の声。江澄には見えませんが、刀を構えています。

自分は抱山散人の弟子・蔵色散人の子で抱山仙師に会いたいという江澄。

女性は蔵色散人は山を出たので師弟ではないから戻るようにと答えます。

自分は父と母を亡くしてから江楓眠(ジャン・フォンミエン)に引き取られ弟子となったこと。岐山温氏の横暴で各仙門は滅亡の危機に瀕しており、雲夢江氏のも災いが降りかかり蓮花塢が襲われた。江宗主と夫人は犠牲になり、自分は温逐流(ウエン・ジューリウ)に金探を消されてしまったと説明。

女性は、父親の名前を聞きます。「江宗主の下僕・魏長沢(ウエイ・チャンゾー)です」

両親が死んだのは、十数年前に夜狩で。ここの場所は母親から教わったのだ、と。

「もうよい、これも縁だろう」そういうと女性は江澄に向かって細長い布を放りました。それに掴まってついてくるように、と。

 

簡単な感想

アニメだと回数と時間の関係で結構サラっと描かれていた部分が。やはりドラマだと、じっくり見られますね。

魏無羨が「迷いはない」と言っていること。温情が最初は激しく拒否していたこと。魏無羨が見ていた書物に描かれた人体の図。これは、これは……これはもしかして……。

 

相関図、用語など

相関図

顔写真付きの相関図が公式ホームページにあります。ありがたい!!

用語

陰虎符(いんこふ) 夷陵老祖(いりょうろうそ)の魏無羨が発明。邪悪なものらしい。皆、こぞって欲しがる。でも”不夜天の戦い”で破壊されたらしい。
禁言術(きんげんじゅつ) この術をかけられると、喋ることができなくなる。害はなく抵抗しなければ自然と解けるらしい。
仙門(せんもん) 妖魔などを退治する仙師(せんし)たちが属する。仙師たちは、それぞれ属する仙門があるらしい。
舍身呪(しゃしんしゅう)

血で陣を描き、自分の命と引き換えに邪神などを再び世に復活させる術っぽい。

舍身呪によって蘇った者は、自分を蘇らせた人物の願い(復讐)を叶えること。1つの傷につき1人の命。傷の本数分だけ復讐することが出来なければ、その傷は永遠に癒えない。

アニメ『魔道祖師』では”献舍(けんしゃ)の術”と呼ばれていました。

召陰旗(しょういんき) 魏無羨が発明した。召陰旗のエサは人の気(き)だとアニメでは説明されていました。この旗を持っていると、邪祟の標的になってしまう。
奪舎(だっしゃ) 他人の体に自分の魂を移すこと。つまり無理やり体を乗っ取ることですね。舎身呪とは違う、と。
風邪盤(ふうじゃばん) 食魂獣(しょっこんじゅう)や食魂殺などがいる方角を教えてくれるっぽい。
問霊(もんれい) 姑蘇藍氏に存在した秘伝の技。琴を弾くことで先人と交流できるんだとか。

 

五大世家(ごだいせいか)

仙門のなかでも優れている5つの仙門。

最初の2文字・雲夢、姑蘇、蘭陵、清河、岐山はすべて地名。

江、藍、金、聶、温は、すべて名字。

  ホームグラウンド 家  紋
雲夢江氏(うんむジャンし) 雲夢・蓮花塢(れんかう) 蓮の花
姑蘇藍氏(こそランし) 姑蘇・雲深不知処(うんしんふちしょ) 雲紋
蘭陵金氏(らんりょうジンし) 蘭陵・金麟台(きんりんだい) 牡丹・金星雪浪
清河聶氏(せいがニエし) 清河・不浄世 獣頭
岐山温氏(きざんウェンし) 岐山・不夜天 太陽

 

『陳情令』全50話ネタバレ記事を書こうと挑戦中です

半年ぐらいかかりそうです。その前に、記事を書かずにドラマだけ全話見てしまいそう……。

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原作

電子書籍が発売されたら、電子書籍で購入しようかなぁ、と思っています。

アニメ『天官賜福』も見始めました

『陳情令』の原作者・墨香銅臭(モーシャントンシウ)が書いた『天官賜福(てんかんしふく)』。アニメ(日本語吹替版)も見始めました。

中国アニメ『天官賜福』第1話「太子の嫁入り」のネタバレ感想

 

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