2010年に日韓共同制作されたドラマ『赤と黒』。第2話をネタバレしつつ感想を書きたいと思います。
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第1話の感想は、こちらです。
Contents
あらすじ
貧しいながらも両親の愛情を一身に受け育ってきたゴヌク。ある日突然、ヘシングループの後継者として育てるべく会長夫妻の元へと行くことに。大切に育てられるも、DNA鑑定で会長の子供ではなかったことが判明し、着の身着のまま追い出されてしまう。
会長の末娘モネは婚約をしているが、偶然会ったゴヌクに惹かれていき……。モネの姉・テラは最初からゴヌクを怪しみモネから遠ざけようとしていた。
モネの家庭教師をつとめたジェインは、現在モネの母親のギャラリーを手伝っている。モネの義理の兄であるテソンと結婚し、会長一族に加わりたいという密かな野望を抱く。だが、ジェインがテソンだと信じているのはゴヌクだった。
主な登場人物
役 名 | 役どころ | 俳優さん |
ゴヌク | 育ててくれた両親から引き剥がし、自分に酷い仕打ちをしたヘシングループ会長一族へ復讐をしようとしている | キム・ナムギル |
モネ | ヘシングループ会長の末娘 | チョン・ソミン |
テラ | ヘシングループ会長の長女 | オ・ヨンス |
テソン | ヘシングループ会長の二男。ただし、正妻の子ではない | キム・ジェウク |
ジェイン | モネの家庭教師をつとめたこともある。貧しい暮らしから抜け出す結婚を夢見ているところもある | ハン・ガイン |
第2話『復讐の始まり』ネタバレしつつ感想
シム・ゴヌク | 撮影でアクションの代役をつとめてるらしい |
ムン・ジェイン | ギャラリーを手伝ったり絵に造詣が深いらしい |
ホン・モネ | ジェインと知り合い。済州島でお誕生会がある。 |
ホン・テラ | モネの姉 |
ソダム | モネの姪っ子ちゃん。ゴヌクを「天使のおじさん」と呼ぶ。 |
ホン・テソン | モネの2番目の兄。ただし母親が違う。 |
ホン・ジョンス | テラやモネの父親。ヘシングループ会長。 |
シン・ミョンオン | テラやモネの母親。ギャラリーのオーナー。 |
オム常務 | チョンスグループの常務で、モネの婚約者。 |
チェ・ソニョン | ビルから飛び降り自殺? |
ヘジュ | 女優 |
タリム | ヘジュの付き人 |
ムン・ウォニン | ムン・ジェインの妹 |
済州島のホテル
ヘシングループ会長である父親と、会長夫人である母親に挨拶する娘のテラ。会長は孫のソダムにめろめろのようです。
ここでテラの旦那様が検事であること、仕事が忙しくモネの誕生会には出席しないことが分かります。
ロケ地
映画のロケ中にスカイダイビングをしていたものの、ロープがからまり命を落としかけた女優ヘジュとゴヌク。
女優は救急車で搬送されますが、ゴヌクは自分は病院へ行かなくて大丈夫だとアクション監督に言います。それを離れたところで見ている女優の付き人・タリム。
タリムは恐る恐るゴヌクに近づき、自分のせいで事故が起きてしまったことを謝ります。なぜならスカイダイビングに使うロープを切ろうとしているところをゴヌクに見られていたので。しかし、ロープの点検をせずにゴヌクは飛んだってことですよね?一歩間違えたら、自分も死んでいたのに?!わざと??
別れ際、ゴヌクはタリムに小さい箱を託しヘジュへ渡すよう頼みます。ゴヌクはヘジュのことが嫌いなんじゃないのか!と怒りつつ、こっそり小箱の中を盗み見すると折り鶴がはいっているだけでした。
モネの誕生会
モネはホテルを飛び出したまま、自分が主役の誕生会に姿を現しません。
どこぞのベンチに座って音楽を聞いています。そこへ、ゴヌクが現れます。
モネはゴヌクが昨日誰とスカイダイビングをしたのか確かめます。そして自分の婚約者が女優チェ・ヘジュと付き合っていると確信を深めました。
誕生日が台無しだ、というモネに公園に咲いていた花を摘みロウソクに見立てるゴヌク。そして花に向かって息を吹きかけるよう促します。そこへ、モネの二番目の兄テソンが登場。
そう、その人物こそがゴヌクの代わりにヘシングループへ迎え入れられた本物のホン・テソン。テソンとモネは誕生日会場へと向かいます。
20歳の誕生日を祝ってもらうモネ。その様子を窓の外から見ているゴヌク。
テソンは年の離れた男性と自分の妹が婚約させられたことを残酷だ、と。そこから家族大喧嘩。どんどん人が減るテーブル。まだご飯残ってるのに。もったいない。
ゴヌクの自宅
ゴヌクは偶然か必然かテソンと同じ飛行機に乗って済州島からソウルへと帰ってきたようです。空港ではテソンが刑事たちに任意同行を求められているのをゴヌクは見届けていました。
ゴヌクの部屋はあまり物が置かれていない感じできれいに片付いています。どうやら隠し部屋もある様子。そこにヘシングループの人たちの写真や情報を集めているようです。
留守電には英語でヘシングループが進めようとしている仕事のことでメッセージが残されていました。詳しくはメールで送った、と。さて、ゴヌクは何を企んでいるのでしょう?
部屋に流れているのはオペラ『カルメン』で歌われているアリア「ハバネラ」でしょうか。「私があなたを好きになったら、せいぜい用心することね」という歌詞が気になります。さて、この曲が流れている意図は?
過去
テソンが会長の子供として引き取られ、どれぐら経過したのでしょう?テソンの誕生日の日、会長はテソンのDNA鑑定を見て自分の子供ではないと知ります。(テソンが連れてきた子犬の大きさが、まったく変わっていないのでそんなに時間は経過していない??)
テソンのために購入したと覚しき家具、テソンと一緒に来た子犬、そしてテソン自身も大雨のなか追い出されてしまうのです。ひどくない?
せめてDNA鑑定してから引き取ればよかったじゃない。仕事、荒すぎない?なのに「よくもだましたな」ってテソンに言う会長。いや、自分の仕事ぶりを恥じて。そして、雨に濡れ続ける子犬が可愛そう。
ここから先のシーンは個人的に辛すぎて…。
夜になると本物のテソンが会長夫妻に連れられて家へ入っていきます。そこですれ違う2人。
家に入ろうとするテソンを部下が突き飛ばし、家具のガラスの上に倒れてしまうテソン。すんごい血が出てるのを知りながら「もうすぐ両親が迎えに来る。薬を持ってくる」という部下。一応、怪我を負わせた責任は感じているらしい。
両親が来ると聞き、玄関前を離れてしまうテソン。子犬のトルドルを連れて行きます。
警察
取り調べを受けるテソン。テソンの彼女が自殺した日、テソンは別の女性と部屋にいたようです。
警察署にきた、その名無しの女性さんはテソンの彼女からビンタをくらったようです。
過去にテソンは自分の家族に彼女チェ・ソニョンを紹介し、結婚すると言っていたそうなんです。ただし、自分より年上だし、短大卒、両親がいない、条件がよくない、ともんのすごい馬鹿にして。
さすがにテソンの姉テラもソニョンに失礼だ、と言います。あら。テラが下々の者を庇うこともあるんですね。
するとテソンは「プライドがないから傷つかないんだ」とか「自分の本当の母親に似てる」とか、そうすると、また家族が食事の席を次々と立っていくという。この家族、一緒に食事しても意味がないのでは??
挙げ句、家族にそういう口を聞かない方がと言うソニョンに「家族がいないくせに」的なことを言うテソン。この一族、ダメすぎる。
こんな俺でも結婚したいのか?というと、ソニョンは「だからこそ結婚したい」と。本当はテソン、いい人ってこと??
そして激高するテソン。二度と顔を見せるな、と捨てゼリフ。泣いてるソニョン。
そんな過去のことを思い出しながら自分のマンションへ戻ったテソン。ソニョンが死亡した場所で泣き崩れます。こんなはずじゃなかった、って。じゃあ、どんなはずだったんだ、と怒る私。
過去
両親が迎えに来ないかと大雨のなか待っている少年テソン。持っていたトリドルの綱を離してしまいます。そこへ車が……
トリドルは車に轢かれててしまい、両親が乗った自動車も事故で横転。帰らぬ人となってしまったようです。
最初、良心の車がトリドルを轢いてしまったのかと勘違いしてしまったのですが。事故は別々の場所で起こった、ということでいいのかしら。
バス停
ジェインの妹がバスを待っていると財布を忘れたことに気づきます。隣りにいた男性に1000ウォン貸して欲しい、と頼みますが反応がありません。勝手に男性のポケットから1000ウォンを抜き取る妹。ちょっと、ちょっと、今度返すとか言って犯罪じゃない??
その男性こそがゴヌクなのです。
ジム
ゴヌクがマラソンをしていると女優ヘジュが待ち構えています。
スカイダイビング中の事故で助けてくれたお礼に、と食事に誘うのですがゴヌクは折り鶴の意味が分からないのか?と、けんもほろろ。そういえば、済州島で付き人からヘジュに小箱を渡すよう頼んでいましたね。
どうやら、その折り鶴は小切手だったようです。そもそも、この小切手はゴヌクが自動車にはねられたときにオム常務が口止め料というか治療費兼バイク修理代にくれた小切手でした。
そーいえば、ゴヌクはなぜ折り鶴を折れるんでしょうか?きっと、いつか判明するに違いない。
会社
ホン・テソンが自分の父親に会うため会社を訪れますが、入口で断られてしまいます。息子だ、といっても彼の存在は世間には公表されていないからでしょうか、それともガードマンたちは忖度したのでしょうか。公然の秘密だったとしても、テソンの顔を知る人は少ないのかも知れませんね。
でもテソンは警備のすきをついて社内に入り込み、放送室へと閉じこもります。そしてマイクを通じて自分は会長の子供であること、日本へ行って戻ってこないつもりだ、という館内放送をします。結局はビルを追い出されてしまうテソン。
ちょうど、ビル内に絵を収めにきていたジェインもその放送を聞いていました。元カレの姿を見ることにもなりましたが。
テソンの義兄テギュンは本部長で、現在欧州出張中。今度、韓国内で作るロボットテーマパークにとりかかるそうです。
路上
モネが車を運転中に信号待ちをしていると、突然助手席にゴヌクが乗り込んできます。
なぜ居場所が分かったのか?とモネは聞きますが、何も答えずシートベルトをするゴヌク。ほんと、どうやって居場所が分かるんだろう。済州島でモネが一人思い悩んでベンチに座っていたときもそうだった。まさかモネにGPSでも??嘘です。
モネと運転を代わったようで、また信号待ちをしていると隣のレーンにジェインの車が止まります。モネは気づきませんでしたが、ジェインは運転席の男性に見覚えがあるような?と。
モネは大学まで自分で運転して通学しているようですね。ゴヌクはモネの行動パターンを徹底的に調べ、きっと信号待ちする可能性の高い交差点で待ち伏せをしていた、ってことで。
モネの実家
モネの母親でありヘシングループ会長夫人のギャラリーで行われれる初めての企画展を手伝うジェイン。
済州島で作家から入手したお面をモネの母親へ届けに来ます。
モネとジェインは、モネの母親のすすめで去年の冬に欧州へ美術旅行へ行ったそうです。その間、テラはニューヨークにいた様子。それは旅行へ行っていたと言う意味なのか、住んでいたのかは不明ですが。いや、旦那様は検事だから海外赴任はないのか。じゃあ、旅行かな。
ジェインが帰っていくと、モネの母親はジェインが庶民で、でも頭が良くて、飲み込みが早いこと。何より身の程をわきまえて出しゃばらないの、と。下々の者はでしゃばるな、ってことですよね。
もう、いやだー、このドラマに出てくる上流階級のお母様いやだー。ジェインの元カレのお母さんもひどい人だった。
モネのレッスン室
モネは楽器を習ったりする専用のレッスン室を持っているようです。しかも自宅内ではなく!!
レッスン室へ来たジェインはモネが羨ましい、と。やりたいことは全部できて、好きな物も手に入る、と言います。
モネはモネで、嫌だけどしなきゃいけないこともある、と。そして、ずっとジェインが羨ましいというのです。そうだよねぇ、好きな人とも結婚できないんだものねぇ。まだ20歳なのに。
ジェインは、この間、モネの自動車に一緒に乗っていた男性は誰か?と聞くと、モネはとっさに2番めの兄だと答えるのでした。
そして人が来る予定がある、とモネに言われたジェインはレッスン室をあとにします。が、入口で2番めのお兄さん(本当はゴヌク)の姿を見かけるのでした。
モネちゃん、やるなぁ。ゴヌクを呼び出しましたか。まぁ、ゴヌクは自分を好きにさせようとしてるところだろうし。でも、純真なモネちゃんを……。
ゴヌクはモネちゃんとも子供の時に会ってはいるんですよね。会長宅の庭で、家族写真撮ってましたよね。そのとき写真を撮ったことがないからなのか、どこを見ていいか分からないテソン(ゴヌク)に前を見るように言ったのがテラなんだろうな。
すると、レッスン室に姉のテラとオム常務が突然来てしまい。慌ててゴヌクを小部屋へ隠すモネ。
結局はゴヌクが物音を立てテラを引きつけたところで自ら登場。ハーモニカの先生だ、というフリをしてました。
エレベーターホールまでゴヌクを追いかけ、問い詰めるテラ。するとゴヌクは「会いたかった。傷つけられた相手は忘れがたいものだ」と。一瞬、意味がわからないテラ。自分が済州島でゴヌクの顔をひっぱたいたことだと思い出します。
でもまぁ、本当はもっと深いキズ(過去)の話をゴヌクはしているわけですが。
挑発するゴヌクに、またも平手打ちしようとするテラ。でも今度は大人しくは殴られないゴヌク。エレベーターに乗り帰ろうとするゴヌク、そこへ乗り込むモネ。
1階のボタンを押したものの、途中で1階のボタンを再度押し、10階のボタンを押し直すゴヌク。知ってました?ボタン2度押しで行き先がキャンセルできるんですね!!日本のエレベーターでも、その機能が搭載されていることが多いとか。(2度押しではなく長押しの場合もあるようですし、その機能が搭載されてないこともあるそうですが)。いやぁ、知らなかったなぁ。
10階で降りるゴヌク。ゴヌクを追ってモネもエレベーターを降り、期待通り自分に抱きついているモネをテラに見せつけるのでした。テラがエレベーターの動きをみて、10階へ来るだろうと見越しての、あれ!恐るべき計算。
テラの顔を見ながら、ぐっとモネを抱くときのゴヌクの顔!悪いー(褒めてます)!原題の『悪い男』通り!
喫茶店
ジェインは喫茶店にいます。レッスン室のあるマンションからテソン(本当はゴヌク)が出てくるのを待っていました。
彼の姿をみると、慌ててアメリカンコーヒーをテイクアウト。先回りすると、わざと彼にぶつかってコーヒーをこぼします。典型的なナンパテクニック。でも熱いし、危険。
そして、すかさずテソンかどうか確認。困惑するゴヌク。モネが自分を2番めの兄だとジェインに言ったことを知ります。
ジェインはテソン(本当はゴヌク)に名刺を渡し、ゴヌクは名刺を受け取ると去っていきます。
各話ごとの流れとネタバレしつつ感想を書いています。
第1話 | 天使の羽 |
---|---|
第2話 | 復讐の始まり |
第3話 | 恋病み(こいやみ) |
第4話 | 日本へ |
第5話 | 二人のテソン |
第6話 | ガラスの仮面 |
第7話 | 愛と憎しみ |
第8話 | 墓前の誓い |
第9話 | 仮装ゲーム |
第10話 | モネの家出 |
第11話 | 傷あと |
第12話 | 亀裂 |
第13話 | 告白 |
第14話 | DNA鑑定 |
第15話 | ゴヌク遭難 |
第16話 | 明かされた真実 |
第17話 | 天国か 地獄か |