『キミはロボット』というドラマのあらすじを読んでみて、面白そうだったので1話ずつ話の流れと私の感想を混ぜ込んで書いていきたいと思います。
Contents
『キミはロボット』あらすじ
天才ロボット工学博士オ・ローラは韓国へ一時帰国し講演を行なった。講演後、突然夫が亡くなったことを知らされ、しかも自分の息子ナム・シンがさらわれてしまう。
息子をさらった相手は夫の父親。PKグループの会長である義父ナム・ゴンホはナム・シンを後継ぎにすると勝手に決めてしまったのだ。夫も息子もいなくなってしまったローラは息子にそっくりな人工知能ロボット、ナム・シンⅠを作り上げる。
その後、ナム・シンⅡ、ナム・シンⅢを完成させ人工知能ロボットを進化させるローラ。
現在、韓国で暮らす本物のナム・シンは好き放題やっており、挙げ句に突然会社を去るといいだす。母を捜しにチェコに向かったシンと、偶然出会うナム・シンⅢ。果たして彼らの運命はどうなるのか?
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『キミはロボット』全18話のタイトル
各話のタイトルをクリックしていただくと、話の流れ&感想を書いた記事へジャンプします。
第1話 | AIナム・シンの誕生 |
第2話 | 死んだはずの男 |
第3話 | 炎の中のヒーロー |
第4話 | 形見のネックレス |
第5話 | 秘密の共犯者 |
第6話 | 証明のキス |
第7話 | 嘘にまみれた中で |
第8話 | 子分の解散 |
第9話 | 君は君のままで |
第10話 | 初めての友達 |
第11話 | 最大のピンチ |
第12話 | ロボットへの嫉妬 |
第13話 | 本当に望むもの |
第14話 | 会長の目的 |
第15話 | 操り人形 |
第16話 | 涙の温度 |
第17話 | 君だけのロボット |
第18話 | 2人の息子 |
登場人物
ナム・シン | PKグループ御曹司 |
オ・ローラ | ナム・シンの母親。ロボット工学博士。 |
ナム・シンⅢ | オ・ローラが自分の息子そっくりに作った人工知能ロボット |
ナム・ジョンウ | ローラの夫。シンの父親。 |
ナム・ゴンホ | PKグループ会長。息子とローラの結婚を認めていなかったが息子の急逝によりナム・シンを後継者とすべく母親から引き離す。 |
ソ・ジョンギル | PKグループ専務 |
ソ・イェナ | 専務の娘であり、キム・シンの婚約者 |
チ・ヨンフン | ナム・シンの秘書 |
カン・ソボン | PKグループのSP。ナム・シンを警護する。 |
秘書役のイ・ジュニョクさん、どこかで見たんだけど、どこかで、えーっと。そんなに韓国ドラマや映画見ているわけじゃないけど、どこかで……
ぁぁああああ。そうだ、そうだった。『神と共に』。なぜ、こんなにも人の顔が覚えられないのか私。
第1話『AIナム・シンの誕生』あらすじ
1997年、一時帰国していた天才ロボット工学博士オ・ローラは、自分の夫が急逝したことを知らされる。義父ナム・ゴンホは息子ナム・シンを後継者にすると一方的に決めて連れ去ってしまう。
失意に沈むローラは、息子にそっくりな人工知能ロボット、ナム・シンⅠを作り上げる。その後も開発を繰り返し、今はナム・シンⅢと一緒に母子として暮らす。
本物のナム・シンは仕事を一生懸命こなすでもなく、御曹司としてワガママ気ままに暮らしていた。
第1話『AIナム・シンの誕生』話の流れ&感想
1997年
少年型のロボットが完成し、ロボットを抱きしめる女性。
話は1年前、1997年のソウルに遡る。
”人工知能界のアインシュタイン”として紹介されるオ・ローラ工学博士。今日は講演のため登壇したようです。
壇上でスライドを使いながら説明をしていると、「僕はロボットじゃない」と叫ぶ子供の声。ローラの息子キム・シンです。
自分の顔がロボットに使われているのを見て、自分はロボットじゃないと異議を唱えました。当時7歳。でも、韓国は数え年なんでしたっけ、だから日本でいえば5歳とか6歳なのかな。
「従順なロボットの方が良かったわ。静かにしている約束でしょ」と言われると、「人間だから仕方ないよ」と笑顔です。
「そっくりのロボットを作って可愛がろうかしら」といえば、「大丈夫、僕パパのほうが好きだもん」ってこれまた笑顔なのでした。
講演が終わり、父親と合流し帰ろうというローラ。シンが父親の携帯電話を鳴らすと、すぐ近くで着信音がしました。
しかし携帯電話を持っていたのは別の男性。そして黒スーツの男性が8人ほど現れます。引き離される母子。
シンは車で連れ去られてしまいます。
会長はシンを連れてくるように、と。会長というのはローラの旦那の父親で、ローラと息子の結婚を認めていなかったはず。なのに、なぜ急に孫を手元に置こうとしたのか?そもそも、なぜ夫の携帯電話をその男性は持っているのか?
男性は1通の封筒を取り出し、ローラへ手渡します。中身は死亡診断書。夫は自殺し、昨日葬儀も済ませた、と。会長へ会いに行っただけなのに、なぜこんなことに、というローラ。
会長は自分の孫だから引き取るのは当然だ、代わりにお金は十分支払う、と言ったそうです。ひどい。今まで無視してたのに、突然自分に必要だからって。
納骨堂で1人泣き崩れるローラ。あなたも、息子もきっと1人で寂しい思いをしている。きっと取り戻す、と決意を語るのでした。
車で鉄柵を壊して突破し、会長宅へ乗り込むローラ。
「高級車を買ったら、これしか残らなかったわ。壊れたから買い替えないと」といって、お金の入ったバッグを地面に投げ出すローラ。
息子の連れ去りを指示した男がでてきました。
ローラが息子を探していると、シンが近づいてきます。シンは自分がおじいちゃんと暮らしたいこと、パパが死んだのはママのせいで、ママのせいでパパは苦しんでいた、と。二度と来ないで欲しいと拒絶されてしまうのです。
けれど、やはりそれはキム・シンの本心ではなく。おじいちゃんから、そう言わないと母親に危害を及ぼすと脅された様子。
1998年
そして、ローラはシンにそっくりな人工知能ロボットを作り始めるのでした。1年後、ついに完成したようです。
ナム・シンⅠに「ママ」と呼びかけられ「会いたかった、とても」と涙を流すローラ。
するとナム・シンⅠは「ルール1:泣いたら抱きしめる」といってローラを抱きしめてくれるのでした。
ナム・シンⅠは、家の前にある10段ほどの階段を降りようとしています。
ローラが見つけた時は、階段の下で機能停止になっていました。首の後の部品を交換すると、また動き出すナム・シンⅠ。あー、良かった。まだ運動能力は完璧ではないようです。
2004年
時は流れ、6年後のソウル。
乗馬クラブでしょうか?柵に座って馬が走るのを見ている少年。耳にはヘッドホン。
同じころのチェコ。
その少年の写真を見ているローラ。なるほど、この少年はソウルにいる本物のキム・シンなのですね。
そして彼女は新たな人工知能ロボット、ナム・シンⅡの製作に取り掛かります。完成したのは2006年。
2006年
目を覚ました彼は、ママが小さくなっちゃった!と驚きます。そう、シンⅡは本物のキム・シンの成長と同じようにサイズが大きくなったようです。そして、以前は転んでしまった階段もスムーズに降りられるようになりました!
それを見て喜ぶローラ。彼女に「笑い方を教えて。ママみたいに笑ってみたい」というのです。自分もあなたの笑顔がみたいから、いつか笑えるようにしてあげる、というママなのでした。
2015年
シンを作る設備は、どんどん進化しています。機械の上に神経のようなものや筋肉のようなものまで出来て……ついにナム・シンⅢが完成しました。
笑ってる!!!笑ってる、ナム・シンⅢ!!良かったね、ママと笑えるね!!
ママは「ある人を思い出してたの」といって泣いています。ルール1に従い、そっと抱きしめるナム・シンⅢ。
1998年 | ナム・シンⅠ誕生 |
2006年 | ナム・シンⅡ誕生 |
2015年 | ナム・シンⅢ誕生 |
2018年
後部座席に座りながら、足を助手席に乗っけてる態度の大きな青年。これが現在の本物のナム・シンのようです。
携帯電話で、”20年前に消えた工学博士は?”という記事を読んでいます。母親の消息を気にしているようです。
キム・シンが空港へ到着する直前にSPが7人ほど配置につきました。空港へ到着したキム・シンを狙うパパラッチ。SPの女性1名がパパラッチを取り押さえに行きます。
が、実はパパラッチとSPの女性はグル。SPが写真を流してるなんて、世間は思わないだろう、と。そして今度はSPの女性に腕時計をつけるパパラッチの女性。その腕時計には隠しカメラ機能が搭載されているようです。
キム・シンは最近恋人を乗り換えたから、新恋人を激写したら金額2倍だ、といわれSPの女性は張り切って空港内へ戻ります。
空港内では上司の男性に「カメラを壊して、口止め料を払っておきました」と虚偽報告。そして再びキム・シンの警護をする、ふりをして、写真を撮るチャンスを狙っています。
ラウンジにいるキム・シン。そこへフードを被り、サングラスをした女性が来てキム・シンの横に座りました。アイドルのセヒだそうです。
「VIPの私生活を守るのが私たちの仕事よ」とかキリっとした顔で同僚の女性に言いつつ、腕時計で写真を撮るSP女性。
新恋人との録画と写真撮影にも成功し、同僚にはトイレへ行くと言って、そそくさと持ち場を離れます。
嬉しげに時計を持って歩いていると、時計を取り上げる男性。まさかのキム・シン。
腕時計はパパラッチから取り上げたものだ、と言い訳しますが。時計を床に叩きつけるキム・シン。自分の写真を、まさかSPが売り飛ばしていたとは、と。さっきのアイドルは、犯人を探し出すための囮だ、と。しらばっくれる気か、とSPの女性を殴り飛ばすキム・シン。
その様子を撮影する乗客たち。
そこへSPたちが駆けつけ、野次馬を追い払おうと必死です。
SP女性のもとには1人の男性が近づき「この件はあとで」と。
機内へ
本部長(キム・シンは本部長のようです)はLAの搭乗口へ向かったと聞き、この男性は本部長のあとを追い機内へ。
そこへ「だ〜れだ」と電話かかってきます。
キム・シンは別便で、どこかへ飛び立ったあとのようです。(え、そんなに早く??さっきまでいたのに??というツッコミは飲み込みまして)
キム・シンは自動運転車のプレゼンを任される予定でしたが、「女を殴るような最低の男がプレゼンしたら主力商品が台無しになるだろ。会社のために消えてやる。会長もソ専務も大喜びだろう。俺の尻拭いもこれが最後だ」と言って一方的に電話を切るキム・シン。
なるほど、キム・シンと電話をしていた男性はキム・シンの秘書のようですね。
空港の出入り口
パパラッチの女性に、壊れた腕時計型カメラを返すSPの女性。責任を感じるパパラッチの女性。しかしSPの女性は「お金に釣られてやったことだから解雇されても仕方ない」といいます。
ここで初めて、SPの女性の名前がソボンであることが分かりました。次はセレブの犬の警護でもやる、といって去っていきます。
そこへパパラッチの女性に電話がかかってきます。相手は、なんと、本部長。
どうやら本部長自ら自分の写真を隠し撮りするよう依頼していたようです!ソボンは、それを知らずにパパラッチに協力したあげく、キム・シンに殴られちゃったのね。しょぼん。
ソボンは何も知らないまま仕事を失ってしまった、とキム・シンに訴えるパパラッチの女性。
しかし、またしても一方的に電話を切ったキム・シン。
その彼を新聞の陰からのぞく、いかにも怪しい人物。身なりからして、申し訳ないけれどファーストクラスに乗るような感じではないので、怪しさマシマシです。
プレゼン会場
キム・シンはチェコへ向かった、と報告する男性。
報告相手は専務。本部長はなぜチェコに向かったのかは分からにようです。専務から、絶対キム・シンを逃すなという指令が出ます。
どうやら、専務は会長に代わりグループを仕切るのが夢のようです。
会長室
テレビでは”御曹司が女性を殴った”というニュースが流れています。
会長と、若い女性が座っています。
専務、別の若い女性、キム・シンの尻拭いをしている男性が立たされています。
専務は、本部長が国外へ逃げたのはプレゼンの重圧からだろう、心労を察するべきだった。どんな罰でも受けます、といって床に正座します。
隣に立っていた女性に「ソ専務の責任に違いないけど(そんなにハッキリ言って大丈夫なのかしら!)時代劇じゃあるまいし」と言われ、おどおど立ち上がる専務。
専務の隣に立っている女性は、キム・シンの婚約者のようです。婚約者の居場所も分からないのか?と座っている女性に言われ「お互い干渉しないクールな関係なんです」と反論してました。
廊下に出た専務が婚約者を呼び止めます。
「お前は俺の娘だったよな」
あー!!親子でしたか。だから、あんなにズバっと言えたのね。そして、シンさんのいない間に変なことを企まないで、と釘を刺される専務。
会社の入口にて
男性が1人騒いでいます。取り囲むSPたち。
どうやらソボンのお父さんのようです。テレビで自分の娘が殴られたのを見て、会長に謝罪を求める、と。
ソボンは母親を亡くしグレたこともあったが誠実な子に育ってくれた、SPの仕事に就いたのもお金ではなく使命感があったからだ!と。
そこへソボンが駆け込んできて、父親を連れて帰ろうとしますが抵抗されます。今まで何も言わずに見ていた元上司の男性が、本部長を隠し撮りして殴られたことを明かしてしまいます。
呆然と出口から出ていく父親。そして振り向きざまに娘の頭をはたくのでした。
会長と娘
会長室で座っていた女性は、どうやら会長の娘だったようです。わざわざ離婚して戻ってきた、と言っています。
キム・シンは好き勝手やっているが、父さんには自分がいるからと慰めると。
会長は急に怒り出します。お前の兄・ジョンウがいる、と。彼を勘当にはしたが死んだことにするなんて!と。それを聞いていた秘書が間に入り、娘に会長を病院へ連れて行くよう言います。
遠くから、その様子を見ていた専務。会長はショックが大きいので、自宅へ戻られますと取り繕う秘書。
チェコ カルロヴィ・ヴァリ
チェコの空港へ降り立ったキム・シン。尾行者も、がっつり付いてきています。
母親の写真を取り出し、少し笑うキム・シン。そうだよね、おじいちゃんが「言うことを聞かないと母親に手を出す」というから仕方なく母親と別れて暮らしてきたんだものね。会いたいよね。
ローラの自宅
パンが美味しいからもう1枚焼いて、といえば「カロリー超過」。
コーヒーお代わりと言えば「体に悪い」というキム・シンⅢ。
キム・シンⅢは、デービッドという人と3人で市場へ行きたくて仕方ないようです。
ホテル
チェコではローラ・オと名乗っているはずの母親を探しているキム・シン。目撃情報があるから市場に来て欲しい、と情報提供者から電話がありました。
尾行者には、キム・シンが二度と帰国できないようにしろと専務から指示が出されました。旅行中の事故を装え、と。
「殺せ」とは言わず、ワインをグラスに注ぎ「今日はこれがいい。血の色に近い」という専務。やれやれ。娘さんが言うように芝居がかった人だなぁ。
市場
キム・シンがイヤホンをしながら歩いて市場へ向かいます。どうやら、途中で尾行されていることに気づいたようです。イヤホンをはずします。
そして、環境保護に関する署名でしょうか。署名をすると帽子とジャケットが配布されるというので白いフード付きジャケットと帽子をもらって変装?します。
民族衣装をつけた男女が踊るのを大勢の人が輪になって見ています。そこへ紛れ込むキム・シン。完全に尾行者を確認しました。
そこへ、キム・シンⅢも同じ格好をしてやってきます。本物のキム・シンからは数メートル離れています。
踊りが終わると、尾行者の注意が切れたのをみて逃げ出す本物のキム・シン。
尾行者は本物のキム・シンを見失いますが、キム・シンⅢの姿を見つけあとを追いかけます。帽子をとり、手に花束を持って嬉しそうに歩くキム・シンⅢ。
ふと止まって、道路の反対側にいる男性と目が合います。このときの、キム・シンⅢの表情が絶妙ですね。解析中、という感じ。ちょっと感情がないところがロボットぽい!
道路の反対側にいるのは本物のキム・シン。こちらも表情が絶妙。明らかな戸惑いを感じる表情。1人2役だからこそ、演じ分けるのも大変そうだなぁ。
そして互いに道路の真ん中へ歩みを進めたところに……トラックが本物のキム・シンをひき逃げして去っていきました。
大量の出血をしているキム・シン。それを見ているキム・シンⅢ。
初めて出会った2人が、出会って早々こんなことになるだなんて……。